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粗にして野だが卑ではない―石田禮助の生涯 @城山三郎


城山三郎が書いた石田禮助・元国鉄総裁の物語。

先日、評論家の佐高 信さんがこの内容に触れていて 図書館にリクエストを入れました。

佐高氏は文春文庫版の解説で、
 『石田の三井物産の先輩である山本条太郎が、「大臣になろうと思うが、君の意見は」と尋ねたのに対し、
 「あなたの眉間にはシーメンス事件のキズがある。日本人は極めてケッペキ。おやめなさい」と言い切ったのである。
 石田の言うように「日本人は極めてケッペキ」であるかどうか、疑わしくなることが多いが、石田禮助という人がいたということは、日本人の誇りを回復させてくれることは確かである。
 日本人に欠けているのはパブリックの観念であり、石田はパブリック・サービスを何よりも重視した人だった』と述べている。

詳しい背景などは本書に譲るが、改めて噛みしめることの出来る好著。
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