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日本維新の会が躍進

昨日投開票が行われた第49回衆議院選挙。投票率は推計値で55.33%と、若手タレントらがYou-Tubeで投票を呼び掛けるなど期待感はあったものの、史上3番目の低投票率の中、日本維新の会が11議席から41と4倍近い躍進となりました。


自民党は単独過半数(233議席)を確保し、国会運営を有利に運べる「安定多数」(244議席)も押さえ、自公両党では293議席で、国会を安定的に運営できる「絶対安定多数」(261議席)も上回る結果になりました。

他方野党では、立憲・共産が109→96・12→10と共に議席を減らす結果となりました。「政権の選択肢を示す」と期待された野党統一候補は、自民党の甘利幹事長が小選挙区で落選した他、東京8区でも新顔の吉田晴美さんが自民党の石原氏元幹事長を破るなど一定の効果はあったものの、効果は限定的でした。

TVの街頭インタビューなどで多くの若者が「誰に投票していいか分からない」「政治のことはあまり話題に出来ない雰囲気がある」などを応えていましたが、開票結果をみると前回と比べ多くの議席を得たのは「維新」1党。この2年余りのコロナを巡る報道で吉村大阪府知事が非常に多くマスコミに取り上げられ、また彼の主張が「分かり易かった」ことが今回の議席増になったのだと思います。

「N党」が議席を得るに至らなかったことは不幸中の幸いでしたが、政治と云うのは「ワンイシュー」で切り分けられるものではないのは自明のことですが、「維新」の躍進は少なくない有権者が今の政治は分かり難いと感じていることも事実。
今後、他の野党も含めて自公に替わる「政権の選択肢を示す」ことが出来るか否か、混とんとした状況が当面は続きそうです。
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