goo

京都迎賓館

8月の最終金曜からの京都の旅。
10年前、国公賓などの賓客の接遇の場として建築された「京都迎賓館」。
これまでは事前のハガキ抽選だけでしたが、今年?からネット予約もだけでなく空きがあれば当日でも参観出来るようになったのは、まだあまり知られていないかもしれませんね。

京都御苑の中央に位置する禁裏・京都御所の東側、築地塀の向こうに数寄屋と入母屋2棟からなるSRC造平屋建ての趣きのある建物で、建設に当たっては、数寄屋大工、左官、作庭、截金(きりかね)など、数多くの伝統的技能を活用し、京都を代表する伝統技能者の技が生かされています。
また、調度品についても西陣織や蒔絵、漆工芸などの伝統的技能の粋が活かされた素敵な建物です。
ただ、チョッと気になるのは、伝統技術を継承するのも大切なことですが、建設や毎年の維持費にどれほどの税が投入されているか…


池の奥の建物は見学コースには含まれない宿泊棟


最も大きな「藤の間」。写真では伝えられませんが、西陣織の緞帳も素晴らしい


藤の間の一角にはテーブルがセットされていました。


藤の間の左側に設えられた舞台の扉には精緻な截金の装飾


和のもてなしが行われる「桐の間」。全長12m。一枚板の漆仕上げのテーブルが見事


意識的に低く設定された庇と御簾の向こうには赤松などの日本庭園


池に掛けられた橋の先に設けられた舟屋には和船が舫っていました。

橋の小屋裏の四隅には 蜻蛉や鈴虫などの透かし彫り










コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 鱧はお終い 「京ダイニン... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。