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西新井大師の栄螺堂


昨日、母の見舞いがてら立ち寄った 「西新井大師の栄螺堂」。 子どもの頃から見慣れた塔で、妙に庇が短く「珍気な形の三重塔」と思っていましたが、改めて案内書きを読んだら、都内に唯一現存する「栄螺堂」だったんですね!
(巣鴨の大正大学に新しいものはありますが、栄螺堂が多くたてられた江戸後期のものではここだけのようです)

区の教育委員会が設置した銘板には、『この堂は一見三重塔に見えるが江戸時代に流行した三匝堂(さんそうどう)で、俗に栄螺堂と呼ばれる仏堂の一形式である・・・都内では明治17年改築とはいえこの堂のみで、貴重な建築物である…』とあって、堂の内部には初層に本尊の阿弥陀如来と88体の祖像(大師像・現在、本尊は新本堂に安置)、二層・三層に諸国の霊場・諸仏が祀られ、今は中には入れませんが、かつては さざえの殻のような堂内を巡拝できたようです。

チョッと耳慣れない「三匝堂」という言葉ですが、仏教のお参りの仕方(礼法)に「右繞三匝(うにょうさんぞう)」というのがあって、仏さまに対して右回りに三回回る(匝る・めぐる)やり方があるそうで、こういったお堂の形を正式には「三匝堂」と呼ぶそうです。

暦の上ではもうすぐ大寒、その次は、立春
山門には節分の追儺式を知らせる扁額がかかっていました 

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