事務局 星です。
今日は4月1日、23年度が始まりましたね。
事務局はプログラムの切り替え作業に追われています。
毎年のことですが張り切ってがんばります。
さて3月29日はベースボールマガジン社さん主催のシンポジウムがあり、役員として参加しました。
「スポーツ未来塾」と題して開催され、近辺の高校生が一堂に小出郷文化会館に集まって盛況な会となりました。
3部構成で以下のような内容でした。
第1部 基調講演「やればできる!!」
講師:谷口浩美氏
※前東京電力長距離・駅伝チーム監督。
世界陸上男子マラソン金メダリスト(日本人男子では唯一の世界陸上金メダリスト)
第2部 ディスカッション「スポーツを職にする」~若者に期待すること~
パネラー:津野 謙一氏(アルビレックス新潟)
大野 公彦氏(アルビレックスランニングクラブ)
小松 佑樹氏(新潟アルビレックスBB)
小野 哲之氏(アップルスポーツカレッジ)
コーディネーター:高橋 克実氏(陸上競技マガジン編集長)
第3部 分野別講習会 アップルスポーツカレッジ講師による分野別講習会
★スポーツテーピング(佐々木先生)
★ストレッチング(佐野先生)
★筋力トレーニング(仲渡先生)
★スポーツ栄養学(伊藤先生)
谷口さんの講演は大変いいお話で印象に残りました。
「高校時代は貧血に苦しんだがそれが今後に活きた。」
「瀬古、宗兄弟は実力に差がありどうしようかと思ったが、絶対にいつかは勝ってやろうと思っていた。」
「31才の時に運良く世界陸上で金メダルを取れたが、マラソンを走って優勝を狙ったのはこの1回だけ。その時以外はまず自分のレースをすることだけ考えて走っていた。相手との駆け引きも大切だがまずは自分のチカラを出し切ることが一番。」
すべてをマラソンにかけて世界の頂点にたった谷口浩美さんの言葉は重みがありました。
内容がよかったので講演後の質問も数多く高校生から上がりましたが、その質問に真摯な姿勢で応えていたところにも感動しました。
1991年東京世界陸上は国立競技場まで観戦に行った私も印象深い大会です。
その大会で金メダルをとった谷口さんはやっぱり人間的にもすばらしい方でした。