スキースクールでの事 品格パートⅢ

品格話に相乗りしたマネージャー高木です。

　ここの所、クラブスタッフは小出祭の準備に大忙しです。アームレスリング大会・民謡流し参加ですが、参加者がどれほどあるのかも気がかりです。

　スキースクールのイントラをしていたときの話です。３日間コースを受け持ったのですが、参加者は実に多士済々。お医者さん・銀座のクラブママ・主婦・学生・商店主他etc.etc.

このお医者さんは某国立大学病院の外科部長、パイプをくゆらしながら常に上からものを言い、特別扱いを要求してきます。一方クラブママは、私達の想像も付かない収入を得ていると聞きました。ところが上からも下からもものを言うことはありません。参加者全員と同じ目線で話をし、細かい気配までもさりげなくしてくれます。

　当然、参加者はママを中心に和気あいあい。お医者さんは浮き上がります。ママは、自分に対し見下しさげすんだ態度を見せるそのお医者さんに対しても変わりない応対を最後まで通しました。

　スクールは楽しみながら技術を習得するところ。ほとんどの参加者もそれはわきまえ、その時だけは年齢、地位に関係なく付き合います。それをわざわざ望んでくる人もいます。レッスンが終了して何年経ってもその関係が続くグループも出てきたりします。スポーツの素晴らしい一面だと思います。

　品格、まざまざと違いを見せ付けられました。