12月29日の木星ですこの日以降からは天気も下り坂となる予報で今年最後の木星とな
ります
この夜もシーイングはベストな状態で前回の27日で最後かと思った最良の夜がまたもこ
の夜にやってきました27日ほどでは無いですが確実に今シーズンのベスト3に入る最良
のシーイングで惜しいのはPM2.5の影響かほんの僅かに透明度が落ちている事でした
そんな夜の木星像はピタッと落ち着いていて凄く細かなちぎれるような縞模様の濃淡がは
っきりと見えていてパソコンのSharpCapのモニター画面でもしっかりと確認でき
る状態、動画を取り込んでAutoStakkert!3ソフトでスタックした後Reg
istaxソフトで模様を浮かび上がらせると一瞬にうおっと声が出るほどに鮮やかに濃
い模様が見えていました、撮像しながらその場でパソコンのソフトで画像処理を進めるに
つれ次から次と最良の木星像が浮かび上がり釣りで言う所の入れ食い状態が続きました
それぞれの木星像を見るとどれも良く解像していてバラツキがあまりないので良好なシー
イングが継続してい事が伺われます、大赤斑の右側(木星の東寄り)濃いベルト(南赤道
縞)は普通でもよく見えているのが更に細かなうねりがあるのも見えます、左側(木星の
西寄り)には木星の速い自転で木星の大気ガスが大赤斑に当たり5つの丸い渦巻となった
姿も良く解像して見えています、大きな縞模様の北側にある北赤道縞も複雑にうねってい
る姿が良く見えています、木星はガスの大気に覆われていていつも変化のない模様が大赤
斑くらいで縞模様はころころと形を変えるため毎回違った姿が見えるような気がします
(通常惑星の画像は望遠鏡で見たそのままの姿の南を上にするのですが私は普通に北を上
にしています)
撮影動画データ量も一晩平均100MB消費のところこの夜だけで160GB使ってしま
い容量の少ないラップトップパソコンでは直ぐに満杯になります
望遠鏡 タカハシ FSQ106 D:106㎜ fl:530㎜ F5
カメラ ZWO ASI462MC IR/UVカットフィルター使用
Astro Capure Software SharpCap4.0
Stacking Software AutoStakkert!3
wavelet Software Registax6.0
画像処理Software StellaImage9
FMCショートバロー
2023/12/29 19h19m20s
Gain=220
露出時間 Exposure=16.6560ms
FrameCount=2792
FramePercentage 50%
2023/12/29 19h29m23s
Gain=250
露出時間 Exposure=12.0200ms
FrameCount=6527
FramePercentage 50%
2023/12/29 20h32m31s
Gain=270
露出時間 Exposure=9.4110ms
FrameCount=6867
FramePercentage 50%
パワーメイト5×
2023/12/29 17h44m35s
Gain=300
露出時間 Exposure=6.1760ms
FrameCount=6835
FramePercentage 50%
2023/12/29 18h05m41s
Gain=250
露出時間 Exposure=10.7820ms
FrameCount=2609
FramePercentage 50%
2023/12/29 19h37m04s
Gain=250
露出時間 Exposure=10.4930ms
FrameCount=6622
FramePercentage 50%
2023/12/29 19h50m05s
Gain=250
露出時間 Exposure=10.2110ms
FrameCount=3100
FramePercentage 50%
2023/12/29 20h06m37s
Gain=250
露出時間 Exposure=9.9370ms
FrameCount=6510
FramePercentage 50%