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いつ飽きるかわからんけどできるところまで

エジプト時代の北極星

2021-05-24 17:24:14 | 日記

毎月購読している天文雑誌で天文ガイドがありますが最新号の6月号に

5000年の時を経た北極星の見つけ方というのがありました

紀元前3000年というと古代エジプト時代になります

以前何かの書物か何かでこの時代の北極星は誰でも知っている今のこぐま座

のアルファ星でなく他の星だったという事を思い出し早速ステラナビゲータで

調べてみました

その当時の北極星はりゅう座のアルファ星でトゥバーンという星だそうで

3.6等級の星でこぐま座アルファ星ポラリスの2等級よりも暗いですが

当時の真っ暗な空では明るく見えたことでしょう

ステラナビゲータ9でのシミュレーションです

調べてみると古代エジプト時代は大変長くて紀元前4000年から紀元前

2000年と幅がありますのでその真ん中あたりをシミュレーションして

みました

十字で印をつけた星がりゅう座アルファ星トゥバーンです

 

紀元前3000年

 

紀元前2500年

 

紀元前2000年

 

 

 

このような天体シミュレーションソフトは便利なものでかなり過去の空の

模様も再現できるみたいで過去の大彗星を再現してみました

 

1910年のハレー彗星です

ハレー彗星が地球に接近しそのダストテイルの中を地球が通過すると地球の

大気が汚される世界中で大騒ぎとなりガスマスクが売れたとの話も聞きます

今では馬鹿げたような話でも当時は大変真剣だったと思いまわれます

 

ハレー彗星 1910年5月17日 4時

巨大なダストテイルが夜明け前の東の空に60度以上の角度で見えたこと

でしょう

 

百武彗星

次は私もこの目でしっかりと見た百武彗星です

この彗星はそれほど大きくなかったのですが地球に接近して見かけの大きさが

大きく近いために大きく移動する姿が壮観でした。

ダストテイルよりもイオンテイルが刻一刻と変化する姿が凄かった

 

百武彗星 1996年5月26日1時

頭の上を広角レンズでないとその尾の全景を納められないようなイオンテイル

が考えられないくらいの長さ大きさでした

 

 

ヘールボップ彗星

20世紀最大の大きさの彗星で地球との距離は遠かったですがその核の

明るさが凄い彗星でした。7センチの双眼鏡で見ると眩しいほどの彗星核

と薄っすらとスジ状の模様がはっきりと見えるダストテイルが見事でした

 

ヘールボップ彗星

1997年4月4日 20時

 

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