今朝の「しんぶん赤旗」は一面トップで「在日米軍経費、日本負担 初の7000億円台」と報じている。「戦争という選択肢」自体が「時代遅れ・期限切れになっている」(マハティール・マレーシア元首相)と言われる中で、日本、中国などアジアでは軍拡が続いている。一方、欧州ではすでに、英国が2014年までに25%、フランスは今年度15%、イタリアは10%削減予定であり、ドイツも今後5年間で日本円にして1兆円以上の削減を検討している。アジアではなぜ軍拡がすすむのか。言うまでもなく、在日、在韓米軍が脅威をふりまいているからである。米軍の脅威に対抗するために中国は軍拡を続け、北朝鮮は先軍政治を続けている。中国、北朝鮮の脅威が日本、韓国を米軍にしがみつかせ、米軍基地の軍事的な脅しが相互の軍事力増強を招く癌となっている。私は、アジアにおいて日本が過去にやってきたことを考えても、日本こそがまず軍縮の先頭に立つべきだと思う。財政危機で福祉を切り捨てるぐらいなら、米軍基地の経費負担こそ削るべきだ。
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