北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議で合意された初期段階措置の履行期限を迎えた14日、米中首席代表が北京で会談し、新たな期限は設定せず、北朝鮮の合意履行を「あと数日」見守ることで合意した。米首席代表のヒル国務次官補が、中国の武大偉外務次官の「もう少し忍耐強さを示すべきだ」という提案を受け容れた。イラクで相変わらずの強硬路線を改めないブッシュ政権が東アジアでは、中国を大事にする外交路線を続けている。おかげで「反中国派」の安倍も首相就任3週間後、早々と嫌いなはずの中国を訪問、今年中にもう一度訪中したいと中国側に伝えざるを得なくなっている。軍事力を使わない外交だけでは米軍産複合体はジリ貧になるので、必ず巻き返しがあると思われるが、イラクで行き詰まっているアメリカは当面、北朝鮮問題では、中国を中心とした6カ国協議の枠組みを維持するようだ。「北の脅威」を煽って日本の軍事大国化を進めたい勢力には面白くない事態である。 . . . 本文を読む
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