加山到のハマッ子雑貨飯店

おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい雰囲気が伝われば嬉しいなっと。08年11月6日開店!

日系俳優サントラ盤

2010-09-10 | レコード
アメリカ日系人俳優の先駆者と言えば「早川雪洲(はやかわせっしゅう)」がいますね。今から約100年前(!)にハリウッド映画に出演してその名を映画史に残しました
その後も日本人のアメリカ移民的歴史背景に伴い、多くの日系人俳優が誕生しています。オリジナル『ベストキッド』のノリユキ・パット・モリタ、かのブルース・リーと闘ったマコ岩松、ブルース・リーの息子・ブランドンと交戦したケリー・タガワ、『SHOGUN』のショー・コスギ&ケイン・コスギ親子などなどなどなど・・・

さて、中古レコード店で見つけたのがこの2枚。いわゆる“ジャケ買い”です(笑)。実際に映像は見た事がありません(涙)



『フラワー・ドラム・ソング』(1961年頃)
ジェームス・シゲタ、ミヨシ・ウメキの名前が見えますが中国人役として登場しています。元々はミュージカル舞台作品だったようで、映画版でもスクリーン狭しと歌って踊っているのでしょう 音楽もミュージカル特有のオーケストラ演奏で楽しめますが、そこにドラや弦楽器を駆使しての“チャイナメロディ”でその風情を出しています。ミヨシ・ウメキの歌声も聞けます



アメリカにやって来た中国娘とアメリカ娘を交えた恋物語。それなりの複雑な背景もあるのでしょうが見てみたい作品です。ビデオとか探してみようかな



『サヨナラ』(1957年)
ヒロインにミイコ・タカ、そして準主役としてここにもミヨシ・ウメキの名前が見えます。主役はのちに「ゴッド・ファーザー」で人気を得るマーロン・ブランド。朝鮮戦争時期の日本を舞台にした米軍少佐と日本人歌劇団女優の許されざるもはかない恋物語・・・だそうです 日本ロケゆえに当時の京都や神戸の町並み、米軍に接収されていた大阪伊丹空港での戦闘機離着陸シーンなどが見られるようです



さてさて、別々に購入したサントラ盤に偶然にもミヨシ・ウメキの名前が出て来たのでちょいと調べてみたら・・・昭和4年、北海道・小樽生まれ。戦後は“ナンシー梅木”の名前でジャズ歌手として活躍。昭和30年に音楽の勉強のため渡米、以降は活動の拠点をアメリカにしたようですね



この『サヨナラ』でアカデミー賞助演女優賞を受賞しています(東洋人初)。2007年に鬼籍に入られました。写真はYoutubeで発見 色々な出演作品があ・る・ら・し・い・・・





コメント (12)
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