一口馬主の収穫日記

がんばれ!愛馬達

裸足のフォルトシュリット

2009-12-03 01:29:17 | フォルトシュリット(引退)
フォルトシュリット

09/11/3 グリーンW

周回と坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。「先週、装蹄をエクイロックスに切り替えたのですが、それでもまだ落鉄が気になります。もう少し経てばなじんでくるとは思いますが、それまでは蹄の状態をしっかり見ながら、ケアをおこないつつ乗り進めていきます。ゲート練習も並行していますが、そちらは問題がありません」(GW担当者)

09/11/10 グリーンW

周回コースと坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。「相変わらず落鉄が多く、なかなかペースを上げられません。エクイロックスでの装蹄なので蹄自体にダメージはありませんが、気を使う箇所でもありますから、慎重に様子を見ています。今後の状態次第では、別の装蹄師さんに見てもらって装蹄してもらうかもしれません。調教の動き自体は良く、素質を感じる走りをするので、そこだけ気をつけていきます」(GW担当者)

09/11/17 グリーンW

周回コースと坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。「落鉄が多いことで先週末にトレセンで見てもらっている装蹄師さんに来てもらって相談しましたが、エクイロックスと言っても何度も付け替えるのは蹄に負担がかかるだろうということで、一度蹄鉄を外して裸足で乗ってみることになりました。その結果、歩様も問題なく乗り進められたので、こちらでは蹄鉄を履かずに調整していくことにしました。入厩後についてはさらに対策が必要ですが、現状は裸足で蹄が鍛えられる可能性もありますし、このまま進めていきたいと思います」(GW担当者)

09/11/24 グリーンW

周回と坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。「10日ほど前から蹄鉄を外して乗り出していますが、ここまでは脚元が気になるようなこともなく、むしろ順調に乗り込めています。今週末からは15-15も取り入れていこうと思っています。普段のキャンターを見てもいい素質を持っている馬ですので、蹄に気をつけてしっかりと調整を進めていくつもりです」(GW担当者)

09/12/1 グリーンW

周回と坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。「ハロン17秒程度の調整に加え、15-15も取り入れ始めました。相変わらず蹄鉄は履いていない状態ですが、蹄や脚元に問題なく、スムーズにペースを上げることができています。徐々に体力もついてきて、やんちゃなところを見せるようになってきましたし、このまま乗り進めていきたいですね」(GW担当者)


へー、裸足で調教できるもんなんですねー。
今は裸足でもいいと思いますが、トレセン・競馬場では、そうはいかないでしょう。
なんとか裸足で乗ることによって、蹄が強くなってくれることを願ってます。

フォルトシュリット 蹄に不安

2009-10-28 00:29:59 | フォルトシュリット(引退)
09/10/5 グリーンW

3日にグリーンウッドへ到着しました。

09/10/6 グリーンW

常歩運動を行っています。「今日から乗り出しています。まだこちらについて間もないですが、今のところ気になる部分もなく問題ありません。体調を見ながら、ゲートを含め少しずつ進めていきたいと思います」(GW担当者)

09/10/13 グリーンW

坂路で軽めのキャンター調整を行っています。「馬体をチェックしながら乗り出しを開始しました。生まれつき蹄が薄いようで、そこだけは気をつけていますが、現在乗り進める上で特に問題はありません。こちらではまずトレセンに入って競馬に向けての調教を積めるよう、基礎体力をつけることを主眼にして乗っていきます。併行してゲート練習も進めていきます」(GW担当者)

09/10/20 グリーンW

周回と坂路で軽めのキャンター調整を行っています。「もともと気になっていた蹄なども今のところ問題なく、順調に調教を消化しています。通す程度のゲート練習も継続して行っていますが、落ち着きがあっていい精神状態を保っていますね。気性的にはむしろおとなしすぎるくらいで、もっとガツガツしてもいいのではないか思っています。とはいえ、いずれトレセンで速い調教を積んでいくことを考えれば、今はこれくらいでいいのかもしれませんね」(GW担当者)

09/10/27 グリーンW

周回と坂路でキャンター調整を行っています。「蹄の薄さが気になっていたのですが、そのせいなのか落鉄をしてしまったので、先々を考えて装着装蹄に切り替えました。その後は変わりなく順調に乗り込んでいます。ゲート練習も進めていますが、おとなしい馬なので特に問題ありません。このまましっかり乗り込んでいくつもりですが、この状態ならそう遠くなく入厩できそうです」(GW担当者)


1歳馬に追い出されるかたちでグリーンウッドにやってきたフォルトシュリット、蹄に不安があるそうです。
むむ…、牧場ではそんなことは言ってなかったような気がしますが。
今は装蹄技術も進んでいることでしょうし、大きな不安が出ないことを祈ります。

入厩が近いとの話もありますが、この1ヶ月、時計らしいところは出していなさそうなのでまだ時間はかかるでしょう。

あんまり期待させんといてね。

フォルトシュリット 進歩その1 グリーンウッドへ移動

2009-10-04 20:34:54 | フォルトシュリット(引退)
09/9/7 NF空港

屋外坂路コースでハロン16~18秒のキャンター2本を行っています。「左前脚の症状は順調に回復していますので、この中間も徐々にペースを上げることができています。焦ることなく、今後も慎重にチェックしながら進めていきます。馬体重は479キロです」(空港担当者)

09/9/14 NF空港

屋外坂路コースでハロン16~18秒のキャンター2本を行っています。「脚元の不安は少しずつ解消してきていますが、あくまで状態に合わせた調整に終始して進めていきたいと思っています」(空港担当者)

09/9/28 NF空港

屋外坂路コースでハロン15~16秒のキャンター2本を基調に、週2日はハロン14秒を計時しています。10月1日にグリーンウッドへ向けてNF空港を出発する予定です。「脚元の状態は安定していますので、調教師とも相談して木曜日に出発することになりました」(空港担当者)

09/10/1 移動中

1日にグリーンウッドへ向けてNF空港を出発しました。

09/10/2 山元TC

2日に山元トレセンを出発し、3日にグリーンウッドへ到着する予定です。


8月の牧場見学時のトーンからも移動はまだまだと思っていたところに、まさかのグリーンウッドへの移動。
牧場では早いところはほとんど乗れていないので、グリーンウッドで鍛えるんでしょうかね。
なにはともあれ、名前のとおり、まずはひとつ「進歩」してくれたことを喜びたいと思います。

フォルトシュリット ~8月の近況~

2009-08-29 21:52:50 | フォルトシュリット(引退)
09/8/14 NF空港

馬体重:466kg

900m屋内坂路コースでの調教をこなしていましたが、再度左前の歩様に違和感が生じた為、ペースを落としました。現在は騎乗運動を再開しており、1200m屋外直線坂路コースをハロン18~20秒のペースで1本軽く上がっています。左上腕頭筋には再びショックウェーブ治療を施して、患部の回復を促しています。なかなか順調に行きませんが、慌てずじっくり進めていきます。

09/8/28 NF空港

屋外坂路コースでハロン17~18秒のキャンター2本を行っています。入念にケアを施したことから、左前の患部は徐々に回復してきていますので、少しずつペースを上げています。今後も慎重に様子を見ながら進めていくことになるでしょう。


先日の牧場見学時と特に変化はありませんね。やはり時間がかかるのか…。

北海道馬紀行⑩ フォルトシュリット ~ノーザンファーム空港~

2009-08-28 02:00:37 | フォルトシュリット(引退)
2日目の最後に訪れたのは、ノーザンファーム空港牧場。ここでは、フォルトシュリットが育成されています。
募集時の華奢な体が嘘のような立派な馬体に成長、この時で480kgまで増えていました。



5月末に出た不安は回復しつつありますが、まだ元のペースには戻っていないということです。
もう少し現状程度のペースで乗る必要があるようで、移動はまだまだ先とのことでした。










毛艶も今ひとつな感じで、まだまだ好調時には戻りきっていませんね。
もともと目立つような血統でもないので、なにか強調材料がないと調教師も連れていこうとは思わないでしょう。
委託予定の厩舎は初めてで良くわかりませんが、年内一杯はこのままのような気がします。
幸いにも大きな怪我ではないので、あせらず良くなるのを待ちたいと思います。


この馬が順調じゃないからというわけではありませんが、ここでは他の馬も何頭か見せていただきました。

その中でも良かったのはこの馬。

「ヴェルバーノ(母マリアマッジョーレ)」です。喉鳴り手術の影響もなく、順調にペースアップしています。調教師は慎重な方なので、すぐに移動というわけではなさそうですが、兄と違って500kgを超える雄大な馬体、残口馬では南半球の2頭とこの馬がお勧めとのことでした。

もう1頭、良かったのはこの馬。

こちらは1つ年下の1歳馬、サンデーTCで募集中の「プロテクトレス08」。今年から始まった地方入厩予定の1頭です。
まさしく父の産駒らしく典型的なダート馬。母もタフな馬だっただけに数も多く使えそうで、いかにも楽しめそうなタイプです。
来年6月の北海道競馬でデビューするつもりだそうです。

さすがに、ホイホイ追加出資はできませんが、今後も動向を見守っていきたいと思います。

以上で牧場見学2日目は終了。3日目は新ひだか町に向かいます。

フォルトシュリット ~7月の近況~

2009-08-04 21:48:07 | フォルトシュリット(引退)
09/7/15 NF空港

馬体重:463kg

現在は屋内坂路でハロン18~20秒のキャンター1本を行っています。調教を進めても懸念された左前脚の歩様はいい意味で変化はなく、しばらくは現状程度のペースになると思いますが、この先も休みなく乗り進めていくことができそうです。併行してゲート練習を行っていますが、ゲートへの入り、中での駐立ともに問題ありません。

09/7/31 NF空港

屋内坂路でハロン18~20秒のキャンター1本を行っています。調教を進めても、左前の歩様に変わりはありません。変に気負わすことのないよう、しばらくはゆったりとしたペースで乗り込んでいきます。



あまりペースが上がってきませんね。

このままだと年内デビューは厳しいかな。

フォルトシュリット ~6月の近況~

2009-07-02 22:55:29 | フォルトシュリット(引退)
09/6/15 NF空港

馬体重:453kg

屋内坂路でハロン15秒のキャンターを重ねてきましたが、この中間、左前脚の歩様に違和感が出たため、乗り運動を休止し、ウォーキングマシンのみの運動で様子を見ています。経過を観察したところ歩様の違和感は左上腕頭筋に疲れが溜まったことから来ているものと推察されるので、定期的にショックウェーブ治療を施しています。運動量を抑え、併行して治療を行っていることもあり、歩様は回復傾向にありますが、まだ万全とはいえないため、もうしばらくは現状のメニューで様子を見ていくことにします。

09/7/1 NF空港

楽をさせたことで左上腕頭筋の疲れは抜け、歩様に安定感が出てきたことを受けて、乗り運動を再開しました。現在は屋内坂路でハロン18~20秒のキャンター1本を行っています。まずは現状程度のキャンターで経過を観察した上でペースアップのタイミングを図っていくことにします。



6/15のレポートを見た時には長引きそうな予感がしていましたが、月末には良くなったようでホッとしました
1ヶ月ちょっとの休みは良い休養になったと考えましょう。来月にはハロン15秒程度まで戻っていればいいですね。

フォルトシュリット ~5月の近況~

2009-05-31 22:02:16 | フォルトシュリット(引退)
09/5/15 NF空港

馬体重:459kg

屋内周回コースでハロン18秒のキャンター1400mを基調に、週2日は屋内坂路でハロン16秒(終いハロン15秒)のキャンター1本を行っています。またここ最近は坂路でハロン14秒を計時する日も設けています。ここまで丹念に乗り進めてきたことが功を奏し、馬体も着実に出来てきて、動きにも機敏さが出てきました。小柄ではあるものの筋肉の張りも出てきており、馬体重も理想的な増加を見せています。毛ヅヤが冴えているように体調はよく、飼葉量を増やしてもペロリと平らげているので、今後は乗った分だけ変わり身が見込めるでしょう。

09/5/26 NF空港

屋内坂路でハロン15秒のキャンターを継続してきましたが、左前脚にハ行を発症したため、現在はウォーキングマシン調整のみとしています。「左前脚の歩様に違和感が出たため、乗り運動を休止しました。原因を特定するため検査を行ったところ、骨や腱に異常は見られず、左肩の筋肉に疲れが溜まったことによるものと判明しました。実際に休ませてからは歩様は順調に回復しています。もうしばらく経過観察が必要かと思いますが、そう長い休みにはならないと見込んでいます」(空港担当者)



ここまで毎月のように調教を進めつつ、馬体重が増加して順調だったのですが、ついにペースダウン

他のキャロット馬は順調に入厩の声がかかってきているので、この仔にもそろそろ声がかからんかなぁと思ってたとこだったので、余計に残念でした。
レポート通り、長い休みにならないことを願います

フォルトシュリット ~4月の近況~

2009-05-03 01:57:37 | フォルトシュリット(引退)
09/4/15 NF空港

馬体重:446kg

屋内周回コースでハロン18秒程度のキャンター1400mを基調に、週2日は屋内坂路でハロン16~17秒のキャンター1本を追加しています。休みなく乗り込むことで普段から程よい闘争心を表に出すようになり、調教時は気合の入ったキャンターを繰り出せています。乗りながら馬体重が増えているようにしっかりと実が入ってきている感じです。芝向きと思われる手先の軽いキャンターは確実に進化を遂げており、今後速いところを行った際は一段上の走りを披露してくれそうです。

09/4/30 NF空港

屋内周回コースでハロン18秒程度のキャンター1400mを基調に、週2日は屋内坂路でハロン15~16秒のキャンター1本を追加しています。速目を開始しましたが、馬体重は453キロと増加の一途を辿っているように内面の充実が手に取るように分かります。今後も負荷を徐々に高め、理想的な成長を促していきます。



今月から、より詳しいレポートと馬体重を15日、月末には写真と簡単なレポートへと変わったみたいですね。
月末は他の馬は馬体重はわかりませんでしたが、この馬はコメントの中に453キロと入れてくれてくれたのはありがたいです。スタッフも体重を気にしてくれてるのでしょう。しかもまた増加しており、そして調教のペースもとうとう15秒まで入りました。
今のところ出資馬3頭の中では1番順調でもあり、3頭の中ではデビューは1番近いかもしれませんね


それとぜんぜん関係ない話ですが、昨日の青葉賞のアプレザンレーヴ、強かったですね。最後の並ばれてからもう1度突き放した走りは、フジキセキの弥生賞を思い出してしまいました。トップカミングから勝っていた者としては、一瞬もらったと思ったのですが。。トップカミングはあの時のホッカイルソーの走りそのものでした

2歳冬のフォルトシュリット

2009-05-03 01:41:55 | フォルトシュリット(引退)
09/1/15 NF空港

屋内周回コースでキャンター1400mを基調に、週2日は屋内坂路でのハロン17秒のキャンター1本を追加して乗り込んでいます。バランスのよい走りはペースを上げた今においても健在です。この分なら今後も弛まず負荷を高めていくことができるでしょう。



09/1/30 NF空港

馬体重: 435kg

現在は屋内周回コースでダク800m、ハロン20秒程度のキャンター1400mを基調に、週2日は屋内坂路でハロン18秒(終いハロン17秒)のキャンター1本を追加しています。これまでの乗り込みの中で走りの基本はできているのでペースを上げることも検討していますが、基礎体力や走りに対する闘争心をもう少し養ってからの方がよさそうなので現状程度の調整に留めています。今後は更なる上積みを目標に、調教では後ろから前を追いかけてみたり、併せ馬で3頭の真ん中に入れたりと馬の気持ちを引き出すような工夫を施していきたいと思います。

09/2/13 NF空港

現在は屋内周回コースでダク800m、ハロン20秒程度のキャンター1400mを基調に、週2日は屋内坂路でハロン18秒(終いハロン17秒)のキャンター1本を行っています。この中間も闘争心や基礎体力を養うことに重点を置いてますが、ここ最近の様子を見ると確実な進歩が感じられます。



09/2/27 NF空港

馬体重: 428kg

この中間も至極順調でいい形で調教を積み重ねることができています。現在は屋内周回コースでダク800m、ハロン20秒程度のキャンター1400mを基調に、週2日は屋内坂路でハロン17秒のキャンター1~2本を追加して乗り込んでいます。馬体重は減少傾向にありますが、飼葉食いも良好で運動量も十分なことから、絞れた分と解釈しています。牡馬としては小柄な部類に属する本馬ですが、日々の鍛錬の成果で着実に地力を養えており、最近は1日2本の登坂を課すこともありますが、難なくこなすことができています。今後もジワジワ負荷を高めることで競走馬にとって必要な基礎を築いていきます。

09/3/13 NF空港

屋内周回コースでダク800m、ハロン20秒程度のキャンター1400mを基調に、週2日は屋内坂路でハロン17秒のキャンター1~2本を追加して乗り込んでいます。飼葉量を増やしていることが影響しているのか、全体的な肉付きもよくなっています。今後も徐々にペースアップを図っていけば理想的な成長を促すことができそうです。

09/3/18 NF空港

このたび、競走馬名が「フォルトシュリット」(Fortschritt 「進歩」の意)に決定いたしました。



09/3/31 NF空港

馬体重: 443kg

ここ最近は体調のよさ、運動量の増加も相まって登坂本数を2本とする日を増やすなど密度の濃い調教を展開できています。現在は屋内周回コースでダク800m、ハロン18~20秒のキャンター1400mを基調に、週2日は屋内坂路でのハロン16~17秒のキャンター1~2本を追加して乗り込んでいます。攻めを強めながら馬体重が増加しているように全身にいい筋肉がついてきました。その結果、走り自体にパワフルさが感じられるようになり、乗り役をぐいぐい引っ張ってコースを駆け抜けることができるようになりました。良績を残す父の産駒は調教を進める毎に体型がガラッと変わる傾向にありますが、本馬もその例に漏れずいい方向に変貌を遂げており、にわかに走ってきそうな印象を受けるようになりました。


2月くらいから、小柄ですが非常にバランスが良くなりました。そして3月中旬に残口警報が点灯!月末の更新で一気にではありませんでしたが、ジワジワ減って満口となりました