ここ最近、DNRの意味を履き違えているのではないか、と思われる出来事が続いた。
で、改めてこの文章を読み直した。
数ヶ月前のNEJMから。
Burns JP, Truog RD.
The DNR Order after 40 Years.
N Engl J Med. 2016 Aug 11;375(6):504-6. PMID: 27509098.
以前は心肺蘇生をするには開胸するしかなかったけど、1960年に心臓マッサージというものが考え出され、CPRという行為が誰でもできるようになった。そうすると今度は無益な患者さん(癌の末期とか)にCPRが行われるようになり、だんだんCPRしない方がいい場合もある、という考えが生まれてきた。そして1976年に、DNRについての文章がNEJMに掲載され、世間に広まった。あれから40年、今ではDNR、つまり心停止時にCPRを行わないという決定は、終末期になされる決定の一つでしかなくなった。
という歴史が記載された2ページ半程度の文章。
読んでない人は、ご一読を。
それにしても、DNRとかDNARとか、もう言葉として不要だと個人的には思っている。
慈恵ICUではもうこの言葉を使うのはやめよう運動を展開する予定。
勉強会も誰かにやってもらおうかな。
で、改めてこの文章を読み直した。
数ヶ月前のNEJMから。
Burns JP, Truog RD.
The DNR Order after 40 Years.
N Engl J Med. 2016 Aug 11;375(6):504-6. PMID: 27509098.
以前は心肺蘇生をするには開胸するしかなかったけど、1960年に心臓マッサージというものが考え出され、CPRという行為が誰でもできるようになった。そうすると今度は無益な患者さん(癌の末期とか)にCPRが行われるようになり、だんだんCPRしない方がいい場合もある、という考えが生まれてきた。そして1976年に、DNRについての文章がNEJMに掲載され、世間に広まった。あれから40年、今ではDNR、つまり心停止時にCPRを行わないという決定は、終末期になされる決定の一つでしかなくなった。
という歴史が記載された2ページ半程度の文章。
読んでない人は、ご一読を。
それにしても、DNRとかDNARとか、もう言葉として不要だと個人的には思っている。
慈恵ICUではもうこの言葉を使うのはやめよう運動を展開する予定。
勉強会も誰かにやってもらおうかな。