
李小龍「なぜ闘い続ける?さあ、私を上階に行かせてくれ!」
私が『死亡遊戯』ラフカットの2つのバージョンを観る度に強く思うのは、あとほんの少しだけリーさんこと李小龍に地上での時間を与えてあげて、リーさん自身の肉声で主人公の声を吹き込ませてあげたかった、との思いです。
リーさん扮する主人公は、五重塔の各フロアの闘いで全ての台詞(5階から下界に叫ぶシーンのみ広東語)を英語で喋っています。
だとしたら、リーさんはもしも『死亡遊戯』の撮影を無事に再開出来て、アフレコで主人公の声を吹き替える時は『燃えよドラゴン』(73)と同じく、必ず自分の声で英語の台詞を吹き込んだと私は確信します。
自らの命を懸けた決死のデスゲーム。それはベイ・ローガンでもジョン・リトルでもない。まさに李小龍本人による自信と説得力に溢れ、かつ闘志と生命力に満ちた英語の台詞でなければならない。そう、私は強く確信するのです。
Why continue?Just let me pass.A climax scene from Game of Death a film which Bruce speaks his own English.