超級龍熱

香港功夫映画と共に

ブックマーク欄に相互リンク追加のお知らせ。

2016-01-17 21:39:24 | その他
当ブログのブックマーク欄に、既に皆さんにはお馴染みの飯星景子さんの公式ブログ「ケイコママのバクダン酒場」を追加しました。
飯星さん、快く相互リンクお許し頂き、ありがとうございます(^_^)。皆さんも当ブログをご覧頂いたその足で、是非「ケイコママのバクダン酒場」もチェックして下さいね。
きっとケイコママが“ドニー兄貴の超ディープな最新情報”というとっておきの美味しいお酒で持て成して下さると思います(^_^)。
って私も今は亡きニック・ボックウィンクルのAWA世界王座防衛戦のブルーレイばかり観てないで、何とか早く「葉問3」観なければ!!

「ケイコママのバクダン酒場」→ http://www.bakusaka.net/

追伸:さらに先ほどケイコママのブログを見たら「葉問3」の記事の巻末にドニー兄貴最新作「グリデス2」の衝撃情報が追加されています!!

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「“和製ドラゴン”倉田保昭、激闘!十五番勝負」(3) 唸る九十九拳!!「武道大連合/復讐のドラゴン」

2016-01-17 11:33:20 | 作品レビュー
さてさて、乗って来ました「“和製ドラゴン”倉田保昭、激闘!十五番勝負」、その第3回は歐陽俊導演「方世玉」こと「武道大連合/復讐のドラゴン」(72)でいきましょう。
この映画は1974年4月、つまりはあの“ドラゴン映画ブーム”真っ只中に日本劇場公開を果たしていますし、テレビでも「復讐のドラゴン/少林寺秘伝房~燃える九十九拳」なる題名でプロ野球の“雨傘番組”として何度も放送されている、私の大好きな作品です(^。^)。
まずこの「復讐のドラゴン~」の制作会社である南海影業は張徹導演が出資者の1人だった事もあり、作品のクオリティー(武術指導を劉家榮(劉家良の実弟)と黄培基(唐佳の実弟)が担当)は本家である邵氏公司作品レベルを誇っています。
と言いながら、張徹導演もことお金の事となるとキラーだったようで、後年に今度は戚冠軍が胡恵乾に扮した某作品で邵氏公司相手にそれは超バッチイ事をしでかすのでした(^_^;)。
で、「復讐のドラゴン」ですが、放蕩息子の方世玉(リー・フォアマンこと孟飛)が街の顔役である雷千總(董財寶)の恨みを買った事で、雷の配下である最強の武術家兄弟の譚飛脚(倉田保昭!)と簡鉄拳(王青)に父親を殺され、復讐を誓った方世玉が悪魔の兄弟との壮絶なる公開試合に挑む!という胸躍る展開です。
ただ最初は武術の腕前が只のドラ息子レベルの方世玉は、譚飛脚の必殺技“飛燕蹴り”と簡鉄拳の“雲竜拳”の前に血反吐を吐かされ、悔し涙を流す事となります。
そこに颯爽と登場するのが方世玉傳奇には欠かせないモーレツママ(^_^;)の苗翠花(白虹)で、映画はここから方世玉親子の特訓シーンが延々と映し出されていきます。同じ張徹導演作品「洪拳與詠春」(74)に先駆けること2年、この軟弱だった主人公が厳しい特訓(の細かい描写と共に)によって鍛え上げられ、1度は敗北した強敵に再び挑む、というシークエンスは、後に袁和平導演&成龍主演作品「スネーキーモンキー蛇拳」(78)が、そこにコミカル・テイストを加味させる事で新たなクンフー映画のジャンルとして一気に昇華させる事となります。
こうして強靱な肉体と必殺技“九十九拳(って結局何なんですか?)”を会得した方世玉は、再度、いや今度こそ満を持しての譚飛脚&簡鉄拳ら悪魔の兄弟との公開試合に挑むのだ!!

目の前に立つ方世玉に薄笑いを浮かべた簡鉄拳は「小僧、何度やっても同じだぜ?そおぉれ!雲竜拳!どああああ!」と豪快な正拳突きを放つ!
「ドガァ!」しかし逞しい青年武道家へと変貌を遂げていた方世玉は簡鉄拳の必殺拳を自らの胸板で平然と受け止める!!「!!何だと!?」
唖然とする簡鉄拳を怒涛の連打で弾き飛ばす方世玉!!公開試合に集まった観衆が大歓声を上げる中、譚飛脚が「今度は俺だ!飛燕蹴り!いやあああ!」と強烈な横蹴りを方世玉の胸板に叩き込む!これまた微動だにしない方世玉!!
「馬、馬鹿な!?」呆然とする譚飛脚、そこに駆け寄った簡鉄拳の2人を相手に方世玉は猛然と反撃に転ずる!
テレビ放送版「復讐のドラゴン」では、ここで勇壮な戦闘テーマがガンガン!と流れ、映画はまさに最高潮を迎えるのだ!!
この方世玉vs譚飛脚(足技の達人)&簡鉄拳(拳技の達人)の2対1の変則決闘というシチュエーションは、成龍が「Who Am I?」(98)のクライマックスでロン・スムーレンバーグ&関勇の2人を相手に“タイムリミット”テイストをプラスして再現していましたね。
方世玉の“九十九拳蹴り”の前に簡鉄拳は背中に破損した椅子が突き刺さり、譚飛脚は利き脚をヘシ折られた上に、巨大な柱に腹部を貫かれ壮絶に絶命!方世玉の復讐は成就します。
とにかくこの「復讐のドラゴン」で譚飛脚に扮した倉田さんは辮髪姿も颯爽と、ニヒルな悪役振りが最高にカッコ良くて、それが逆にラストの壮絶すぎる死にっぷりと共に、龍熱少年にとって子供心に強い印象を残した作品でした。
「武道大連合/復讐のドラゴン」、是非とも2ヵ国語音声収録でDVD&BD化熱望です!!そう、合言葉はドラゴォォォン!!

「あの「復讐のドラゴン」はね、実際の殺陣師が劉家良(恐らくノンクレジットで参加)だったんですけど、主役の孟飛が新人みたいなもんだったせいか、よく劉さんに怒られてました。孟飛もまだ中国から出て来たばかりで大変だったと思いますけど、僕らが付けてた辮髪の鬘も芯がない奴だからちょっとアクションで激しく動くと取れちゃう、また直して、って感じでしたね。確か孟飛とは同じ南海影業で「小拳王」って映画でも共演しています。この映画もヒロインが李琳琳で、姜大衛の奥さんになった人です。あと「小拳王」では僕がヌンチャクを使うんですよ。この当時の香港映画でヌンチャクを使った人はまだ殆どいなかったので、映像アクションとしても新鮮だったと思います」(倉田保昭:談)

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