tea's cafe (ぐるまにあんずdiary)

「あれなんだっけ?」っていちいち調べなくても良いように、備忘録・・・・

最期に食べるジンギスカン

2006-08-06 01:59:43 | ジンギスカン
公平な評価が好ましいのだが、先入観に邪魔される事はたくさん有る。グルメ情報もそうである。行列のできる人気店の場合、その行列に惑わされる。食べたい気持ちは時間とともに大きくなる。並んでる間に欲求は膨らみ食欲は増す。

これを巧く利用したのが、話題店作りである。評価が厳しくなると、レッテルとなる。これはつけられると辛い。ぬぐい去るのが著しく困難である。

長くこのレッテルに悩まされた物の一つに「ジンギスカン」がある。確かに小さい頃食べた「ジンギスカン」は臭いもきつく、固くて美味しく無かった。そのため。「ジンギスカン」は・・・というイメージを持つ人が多い。

ところが、ヒットメーカーは大逆転の秘策を考えた。「肉なのに痩せる?」「ラム肉は意外に癖がない」これには参った。古くからの名店は予約が取れなくなり、雨後の筍のごとく新しい店ができた。

「ジンギスカン」の美味さを教えてくれたのは、薄野の名店「だるま」である。以来札幌に行く度に必ず食べに行った。今でもこの味がリファレンスである。そんな自称羊通の僕でもびっくりな店が有った。

「クラブ子羊」・・・・う~ん、なめた名前である。コンセプトは「最高のラム肉を提供する」である。柔らかい上質の霜降りラムロースを食べさせてくれる。しかもこれが標準である。数量限定のラムヒレは必食!

恵比寿駅から歩いてすぐ、ラーメン屋の2階にその店はある。どこにも看板はない。おまけに2階にあがる階段は電気もついてない。初めての時は「ん?ほんとに店が有るの?」って感じだった。

ここが初めてだと、悲しいかな後から行った店にレッテルを貼らざるをえない。つまりこの店は最期に行くのが正解である。予算は飲んで一人5千円程度、予約は必須!お店の電話番号はなんと090で始まる。う~ん、何とも型破りな名店だ・・・・・