食糧や水の備蓄はしてあるのですが、盲点になっていたのがトイレです。
実際に被災した場合、断水&下水道管の破損などにより「流せるという保証がない」ということに改めて気づきました。
お風呂には常に水を張ってあるので大丈夫、と思っていたのですが、「配管の破損」が盲点でした。
マンションやアパートなどの集合住宅で建物の損傷が激しかった場合、配管に損傷があるのに流してしまったら階下のお宅に大迷惑をかけてしまうことになります。
また戸建の場合、建物に損傷がなくても浄化槽や途中の配管に損傷があった場合、やはり流せないということになります。
配管や浄化槽に問題がなかったとしても、下水処理場自体が被害を受けていた場合、やはり流せないということになります。
ちなみに以下は、今回トイレについて色々調べた際に見つけたサイトです。
学校トイレ.com
日本トイレ研究所
色々調べた結果、"トイレは流して大丈夫と確認が取れるまでは使えない"と思った方が良さそうなので、万が一に備えて簡易トイレ(使い捨てトイレ)を購入しました。
今回購入したのは、袋に吸収体が一体となったタイプなのですが、実物を見たら"本当に簡易トイレだな"と。
これで大人の1回分を処理できるのか・・・?不安になってしまったので、いざという時困らないよう実験してみました。
■■実験-Part1(小編)■■
(1)簡易トイレ。
(2)袋の口を切り取り、セット。(左手前にあるのは"疑似尿"。酢でキツめに臭いを付けてあります)
※成人の1回の排尿量は350~500mlと情報に幅があったため、MAXの500mlで試しました。
(3)いっきに流してみました。
(4)直後にどれだけ吸い取ったか、ななめにしてみたところ。※少しにじみ出ています
(5)口を縛って終了。
■感想■
試した量が多すぎたのか、500mlを吸わせるには少し能力が足らなかったです。
⇒(4)の写真で吸収体に吸わせきれなかった分が写ってます。(分りづらくてスミマセン)
今回臭いの再現には、台所にあった酢を使いました。
酢の臭いはアクリル絵の具と反応してしまって"硫黄"のような臭いにかわってしまったのですが・・・。
臭いの点で言うと、思った以上に臭いませんでした。
全く臭わないわけではないのですが、袋の口をしっかりしめれば外に臭いが漏れることはありませんでした。
簡易トイレ(使い捨てトイレ)を利用する場合、猫砂を併用すると吸いきれなかった分の水分を吸収させるのに良いかもしれません。
(※猫砂ネタ提供:ネドベド様)
今回使った簡易トイレは袋ごと燃やすゴミに捨てることができます。
実際の場合、ゴミ収集が始まるまでは自宅保管になるので保管場所等も考えておく必要がありそうです。
ビニール袋は余分にストックしておいた方が良いかもしれません。
とりあえず今回は「小」のみを簡易トイレ(使い捨てトイレ)で試してみました。
皆さんから寄せられた案(猫砂、シュレッダーの紙、新聞紙等)については、後日同じ方法で試してみるつもりです。
⇒1回の処理にどれくらいの量が必要か、確認しておきたいので。
また「小」だけじゃなくて「大」も気になるところ・・・。
こちらについては「何で試したらよいか」思いついたら試すつもりです。
とりあえず今日はココまで。