髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

大型自動二輪への道「卒業検定」

2009-08-31 | 大型自動二輪への道
さてはて。
大型自動二輪への道もいよいよクライマックスに差し掛かってきた。
というか「卒業検定」なので、もう「最終話」だ。
学科は免除されるので、これをクリアすることが「取得する」ことと同じ意味を持つ。

8月28日は、朝から晴天で、気温もぐんぐん上がった。
この日は、「卒業検定」という大切な日でもあるが、「Perfumeのライヴを見に仙台まで遠征する」という、もっと大切な用事がある。
しかも、タイムマネージメントにやや失敗していて、Perfumeのライヴ開演の15分前に会場に到着する予定になっている。卒検が終了したら、一刻も早く移動を開始して、この問題に取り組まなくてはならない。
さらに、本日8月31日の仕事が午前中に終了することが確定しているので、もしも卒検に合格したら、免許の交付に行くことができる(免許の更新は土曜日曜でもできるが、交付は平日にしかできない)。
ライヴにも気持ちよく参加したいし、スムーズに交付までこぎつけたい。
前回の自動二輪の卒検では、何の気負いもなく気軽に挑戦できたが、今回はそんな理由もあって、プレッシャーは最高潮に達した。
過度な緊張が何も良いものを生み出さないということは十二分に理解していることだが、どうやったって緊張してしまう。

タバコを持つ手の震えが止まらない。

卒業検定は、練習走行などなく、いきなりぶっつけ本番でバイクに乗る。
既に最後の教習から一週間も過ぎているし、相変わらずコースが頭に入っていない。
急制動でラインをオーバーしたことや、スラロームでパイロンに接触したことや、一本橋から脱輪したことなど(すべて一発で不合格になる)、悪いことばかりが思い起こされる。
この自分の肉体から、ごっそりと「緊張」だけを取り除けるのであれば、楽に合格すると思う。
それくらい「緊張」が邪魔だ。
「緊張」が憎たらしい。

前回の卒検と打って変わって、今回は私を含めてたったの5名。
大型自動二輪を受験するのは私一人だけだった。
凄まじい暑さの中、ロングTシャツに着替え、プロテクターを装着する。
既に汗だくになった。

「それでは髑髏さん、1番のゼッケンをつけてください」

またトップバッターorz…。

「今日のコースは1番を走ってもらいます」

はわわ。長いほうのコースだ(若干予測できることだけど)。

ほんの少しの時間でコース図を見て最終確認。
「また一番最初に走るのかよ!」
という、強い不満が功を奏したのかも知れない。
再び神が舞い降りてくれたようだ。

       *'``・* 。
        |     `*。   
       ,。∩∧_,,∧   *    もーどうにでもな~れ~
      + (´・ω・`) *。+゜
      `*。 ヽ、  つ *゜*
       `・+。*・' ゜⊃ +゜
       ☆   ∪~ 。*゜
        `・+。*・ ゜

もういいわ。
どうでもいいわ。
こんなモンさっさと落ちて、さっさと仙台に移動してやるわ。
ていうかエンジンかけてこのまま仙台に行ってやろうか。

全員で、待機するための小屋に移動して、前回と同じく、一息つく間もなくヘルメットを着用。
さっさとバイクにまたがる。
ミラー調整。
キーをオンにしてニュートラルを確認。
クラッチをにぎってエンジンスタート。
一速に入れて右ウインカー。後方を確認して発進。
すぐに左折で内周を走行。
S字に入ってから外周に出て、直線40キロ走行。
ポンピングブレーキでしっかりと速度を落としてカーブを通過。
再び外周の直線に差し掛かって、ここで急制動。
規定のラインを超えたら一発終了。
見事にライン前で止まった。
すぐに坂道に入り、坂道発進。
まあこりゃ簡単だ。緊張はしない。
クランクに入り、いつもよりもゆっくりと走る。
再び内周を一周。
ここでコース図が頭から消えた。
素直に教官に次のコースを尋ねる。
確か、コースを尋ねるのは減点にならないはずだ。
そうだった。次は波状路だ。
5秒以上のタイムで通過するのだが、たぶん10秒くらいで通過したかもしれない。
波状路大好きなのか。
左折が連続する。左折小回りが難しい。
半クラでエンジンが唸る。
問題なく踏み切りを通過し、最終関門であるスラロームと一本橋へ。
ここまでは着実にできたと思う。
ぶっつけ本番で、このバイクの感覚はつかめてきた。
突っ込むしかない。
いつもより遅かったが(規定は7秒以下)、パイロンに接触することなく通過!
深呼吸を一回。
後方を確認して、いざ一本橋へ。
10秒以上のタイムで通過なので、心の中で10秒を数えつつ、後半はブレーキングで時間を稼いだ。
脱輪することなく通過!
まあ落ち着け。
外周を半周してスタート地点に到着。
バイクを降りた。
汗だくになっていた。

「はいお疲れさ~ん!」
教官はさっさと走って中型のバイクを取りに行ってしまった。

とりあえず、現状で出来ることはやったと思う。
思いつく限りでのミスは、コースを忘れてしまったことくらいか。
あとは大きな減点はなかっただろう。

しかし不安で胸が詰まる。

前回と同じく、ぐったりとしながらも待合室で待った。
前回は10名ほどの受験で、今回は5名だから、待ち時間は短いかと思いきや、前回とぴったりと同じ時間待たされた。
教官が入室して一言。

「今日は全員合格です~」

緊張が解けて、どっと疲労が押し寄せた。
終わった。
ボケッと「バイクにでも乗ろうかな~」と思い立ち、いきなりハーレーを購入してしまってから約2ヶ月。
当初は、もっとスムーズに予約が取れると思っていて、1ヶ月くらいで取れると考えていたが、上手く予約が取れずにずるずるとここまで引き延ばしてしまった。
そもそも、今回の仙台行きも、ハーレーで行こうと考えていたくらいだった。
それが2ヶ月。
長かった~。

嬉しい教官のお言葉。
「髑髏さん、まったく問題なく走れていましたよ。このまま安全運転を心がけてくださいね」
はあ~。そりゃもう安全に運転しますよ~。
教習車のCB750とはかけ離れたバイクだが、ハーレーに乗っても安全に運転する技術を身に付けなくてはならないと感じた。

そして、楽しすぎて頭がおかしくなりそうなPerfumeライヴが終了して(現在ライヴレポート鋭意執筆中です。まあ、この記事を読む人には関係ないことか)、仕事を速攻で片付け、本日府中試験場にて免許の交付を受けた。
地下の高価で美味しくないラーメンを食べても何の不満も感じない。
ちょうど良いタイミングでディーラーから連絡が入り、今週末の納車について確認した。
いよいよ我が家にXL883Nアイアンがやってくる!
毎晩画像を眺めている日々は終わるのだ!


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いざ、杜の都へ。

2009-08-28 | Perfume
そんなこんなで、明日はPerfume Second Tour 2009「直角二等辺三角形TOUR」に初めて参戦する。
東京から、杜の都仙台への遠征だ。
以前の日記にも書いたが、仙台へは仕事では何度も行った事があるが、4トン車で行っていたので、毎度観光など微塵もできずに帰ってきていた。
今回、Perfumeのライヴを楽しんだ翌日は、しっかりと食を楽しみ、仙台の街を堪能して帰りたい。

そしてそして。

Perfumeのライヴを楽しむ前に、かなり大きな「仕事」がある。

明日は、仙台への新幹線乗車前に、「大型自動二輪の卒業検定」を受ける。

関東からの遠征組は多いだろうが、こんな特異なスケジュールを組んでいる者はそうそう居ないだろう。

ライヴが楽しみで楽しみで仕方がない気持ちと、卒業検定に向けての緊張感の高まりで、禿げている頭皮から再び毛髪が生産されそうなほど精神状態が不安定になっている。
こんなに精神を揺さぶられる重要な出来事が同時に二つ配置されているのは、36年間生きてきた中でもそんなになかったと思う。

ライヴのことを考えてニヤニヤする

いかんいかん!卒業検定に向けてイメージトレーニングだよ!

かしゆかのことを考えてニヤニヤし始める

いかんいかん!卒業検定に向けてイメージトレーニングだよ!

ライヴのことを考えてニヨニヨする

これのエンドレスループに突入している。
幸いにも、帰宅した翌日、月曜日の仕事が昼までに終了することが確定したので、もしも卒業検定に合格すれば、月曜日に大型自動二輪の免許の交付に行くことができる。
ということは、「絶対に合格しなければならない」ということだ。

こういったときに私が対処する方法は、やはりこれだ。

       *'``・* 。
        |     `*。   
       ,。∩∧_,,∧   *    もーどうにでもな~れ~
      + (´・ω・`) *。+゜
      `*。 ヽ、  つ *゜*
       `・+。*・' ゜⊃ +゜
       ☆   ∪~ 。*゜
        `・+。*・ ゜

とりあえず、大量のアルコール摂取で今夜は乗り切ろう。
何とかなるだろう。
明日の俺、頑張ってね♪
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「大型二輪」第二段階6~7時間目

2009-08-22 | 大型自動二輪への道
いよいよ私の「大型二輪所得日記」も、最終局面に差し掛かってきた。
自動二輪所得から振り返ってみて、「山あり谷あり」などのたいした盛り上がりも無く、ここまで来てしまった。
波乱万丈な教習所日記になるだろうと予測していたのだけどなあ。

「第二段階6時間目」

「この時間は砂地に入って、バランス感覚の練習をします」
おお。ネットで、非常に難しいと読んだことがある。
その前に、2種類のコースをもう一度走る。が、まったくコースが頭に入っていないことを確認した。
何度もコース図を見ながら覚えたはずなのに、すべて記憶から消し飛んでいる。
本気で記憶に障害があるのでは?と不安になった。
思えば、同じ小説を何十回読んでも楽しめる。
そんな私に教官はイライラすることもなく、卒業検定で減点されるポイントなどを詳しく教えてくれた。
大型二輪の教習では初めてだ。感謝。

「砂地」と言っていたものは「ゴムシート」だった。
なので、そんなに車体のバランスが崩れることはなかった。
しかし、立ち乗りで、ほとんど車体を停止させるほどのスピードでバランスを保つ練習をした。
私は、まだまだクラッチ、アクセル、ブレーキの操作が大味だと言われた。
クラッチ操作のし過ぎで、二輪教習で初めて左手の疲労を感じた。

もう一度教官とコースを走って教習終了。
引き続き「見きわめ」に入る。

「第二段階7時間目(見きわめ)」

この時間は、技能教習の最後の時間だ。
このまま卒業検定に進めるか否かの判定が下される。
幸い(?)にも、もう一人の大型二輪教習生がいたので、初めの時間帯は私一人で、気軽にコースを回った。
やはりコースが頭に入っていない。
何度か間違えたりしながらもぐるぐると走り続ける。
そして、教官が背後に現れる。
「では、2コースを走ってください」
緊張しながらも、確実に走った。
途中で合図の出し忘れを指摘されたが、それ以外はまずまず。
教習時間が終了し、バイクを路肩に止めて、ヘルメットを脱ぐ。

「では、卒業検定頑張ってくださいね!」

おお!
見事に「見きわめ」を頂いた!
想像していた以上に嬉しい。
冒頭に「山あり谷ありなどのたいした盛り上がりも無く」と書いたが、決して気楽にここまで来た訳ではない。
コース図は覚えられない貧相な頭脳の持ち主だが、技能教習中は目まいがするほど集中して臨んだ。
乗車するCB750に、思い通りに動いて欲しくて、五感をフルに駆使して、CB750の「声」を聴こうと努力した。
もちろん、CB750の「声」は聴こえなかったが、なんとか私の思い通りに動いてくれたようだ。
この「集中力」を、是非とも本番で発揮したい。

すぐにカウンターで卒業検定の申し込みをした。
当初の計画では、明日(8月23日)に卒業検定を受ける予定だったのだが、すでに締め切りのあとだった。
5秒くらい悩んで、一週間後の8月29日(土)に卒業検定を受けることにした。
そうでなくては、教習終了から卒業検定まで、2週間も間隔が空いてしまう。

8月29日(土)…。
私が参戦するPerfumeの仙台公演の初日である。

11時40分  卒業検定スタート

13時30分  結果発表

15時00分  新幹線乗車

17時00分  仙台到着

17時30分  開場

18時00分  開演    

時間が押し迫って「ハラハラドキドキ」するのを最も嫌う私が、こんな強行軍を組むとは…!
とにかく、どちらとも事前の準備をしっかりとしなければ。
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「大型二輪」第一段階5時間目、第二段階1~5時間目

2009-08-21 | 大型自動二輪への道
疲れた。
仕事と教習所の往復の毎日に。
しかしながら、一日1時間ずつコツコツと教習を進めた(1時間ずつしか予約が取れなかった)。
このままでは毎日疲れて寝ているうちに大型二輪免許を取得してしまいそうなので、書き記す。

「第一段階5時間目」

第一段階の「見きわめ」である。特に問題はなく、華麗に走行できた。
やはり、この段階で「一本橋」「急制動」「波状路」をクリアしているのが大きい。
もう一人の教習生も私と同じく見きわめであったが、波状路が走れないらしく、何度もチャレンジしていた。

「一本橋」は、この時間までは「立って」通過する。
規定では15秒以上で通過しなければならないが、13秒でも可を頂いた。
何度も書いた気がするが、ポイントは「目線を遠くに」「左右に小刻みにハンドルを振る」こと。

「急制動」は、前回の日記に書いたが「ほとんど前輪ブレーキで停止する」ことがポイントだ。
制動が始まった瞬間から段階的に前輪ブレーキを強くかけていく。
スピードに関しては、私は早い段階で40キロまで加速してそのままのスピードを維持する。
直前になってスピードメーターを確認するのは避けている。

「波状路」は、そのまま走ると、ガタガタと惰性で通過してしまう。
ポイントは、「波状路に差し掛かる手前で停止寸前まで減速する」ことだ。
そして、前輪が山に差し掛かったところで半クラで山を越える。
ここも、スピードが出てしまうと次の山を惰性で越えてしまうので、減速するために後輪ブレーキを使う(教官は後輪ブレーキを使っていないので、使わないほど低速で通過するのが正解だろう)。

教官がもう一人の教習生に付きっ切りだったので、何度もコースを走って終了。
問題なく「見きわめ」を頂いた。

「第二段階1時間目」

さてさて。
ここから新しく2つのコースを覚えなくてはならない。これがキツイ。
私は、こういった暗記ものが最高に苦手だ。
「記憶に障害があるのでは?」と自分を疑いたくなるほどに、綺麗に記憶を消去できる。
この時間は主にコースを覚えるための走行だった。
角を曲がるたびに記憶を失う(大げさ)。

「第二段階2時間目」

ここも、コースを覚えるための訓練だった。
しかし、教官がおしゃべり好きな人だったので、長い間話を聞いている内に教習時間が終わってしまった。
なんともったいないことだろうか。
コースはまったく頭に入らなかった。

「第二段階3時間目」

急制動の時間。問題は無し。
途中で懐かしいCB400に乗って急制動を試した。
既に身体がCB750に慣れているので、車体が軽過ぎて恐ろしかった。
この感覚を味わえたのは大きい。

「第二段階4時間目」

危険回避の時間。自動二輪でも同じ教習をしているので、やはり問題は無い。

「第二段階5時間目」

退屈なシミュレーターの時間。
得るものは何も無い。
というよりも、このシミュレーターの教習を予約するために(限られた曜日にしか予約ができない上に、必ず「5時間目」で教習を受けなければならない)、ずいぶんと時間を無駄にした。
このシミュレーターの教習さえなければ、技能教習はもっと以前に終了していただろう。

というわけで、順調に進んではいるが、なにぶん時間を食う。
しかも、このまま進めば、Perfumeの仙台公演とスケジュールが重なり、第二段階の見きわめを頂いてから、卒業検定を受けるまでが2週間も空いてしまう。

2週間のブランクはさすがに厳しいだろう。

うーん。





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夏休みの自由研究 Perfume×「足止め効果」

2009-08-16 | Perfume
ぺろりぺろりとアイスを舐めながらボケっとしていたら、あっという間に私の夏休みは終了した。
と言うわけで、本日は夏休みの自由研究を発表しよう。
お題はもちろん「Perfume」。
新しいアルバム「⊿」が、初動で21万枚も売れた。
その謎に迫りつつも、遠くから気にしないフリ男の子。


私は、長いこと接客、販売の仕事に就いてきた。
様々な立地条件で働いてきたが、やはり「人目につく」ということは重要である。
どんなに良い品揃えをしていたとしても、それが多くの人の目に止まらなければ、その情報は拡散しない。
そして、いやらしいことに、その情報は、「悪い情報」ほど広く拡散し、「良い情報」ほど拡散しにくい性質を持つ。
したがって、立地だけを考えて商売を始めたとしても、品揃えが悪ければ、悪評は瞬く間に拡散する。
逆に立地が悪くても、高品質な品揃えをしていれば、じわりじわりと好評が拡散する。

「好立地で高品質」
これが最強であるが、街を見回すと、どうもそうではない。
やたらに目に入ってくるのは、どう考えても低品質なものばかりだ。
街を歩いている人たちは馬鹿ではないので、すでにこのことは学習している(インターネット上を歩いている人たちも同じく)。
つまり、せわしなく街を歩いている人たちは、基本的には「華麗にスルー」してしまう人たちなのだ。

以下の文章は、「高品質なもの」を販売していることを前提として話を進める。

商品そのものを求めている人たちがお店に集まるのはよく分かる。
しかし、それだけでは十分な売り上げは期待できないし、長期的に考えれば新規顧客は常に発掘して行かなければならない。
つまり、「華麗にスルー」している街の人たちを、どうにかして足止めしなければならない。
そのためにはどういった方法があるのかと言えば、やはり「視覚効果」が大きい。
実際には、まったく見向きもしないで通り過ぎる人が多いが、一瞬でもこちらを見てくれれば、そこでがっつりと興味を引くビジュアルを見せ付けてやれば良い。

ここで二つ気をつけたいことがある。その一つが
「当たり前なことほどつまらないものはない」
という、どこかの漫画にあったフレーズだ。

たとえば、パチンコ店などがそうであるが、どこも単体で見ればとても派手で目を引く。
が、どこに行っても同じように派手な作りになっているので、目新しさはまったく感じない。 
「当たり前なことほどつまらないものはない」
ということを念頭に置いてデザインするのであれば、凄まじく地味で静かなパチンコ店、という方が気になるだろう。

そしてもう一つが
「そこそこの程度でね」
ということだ。

かつて、お店があまりにも暇だったので、燃やしてしまおうかと考えた。
燃え盛る炎の中で、自身も火に包まれながら叫ぶ。
「さあ!やってきました炎のタイムセール!どれでも全品20%オフだよ~ん!」
あっという間に周囲に炎は燃え移る。
集まる野次馬、消防車やパトカー、報道陣、上空にはヘリが旋回する。
メラメラと火に包まれても、カメラに向かって店名を連呼する。
これで、一瞬にしてお店の名前は全国区になるだろう。
しかし、そのアイデアは未遂に終わった。
「ねえねえ~。私ったらこのあいだの『炎のタイムセール』見逃しちゃったのよ~。また今度やってくれるでしょ?」
「ねえねえ~。今度は『炎』じゃなくて『爆発』でセールやってちょうだい。その方が面白いわあ~」
と言うおばちゃんたちの顔が思い浮かんだからだ。
人間は、本当に欲が深い生き物だ。

と言うわけで、どうやってビジュアルで視線を誘導するか。
ビジュアル、といっても派手な色彩やまばゆいネオンだけではない。
私が頻繁に採用したビジュアルは、ずばり「言葉、文字」だ。
いわゆる「ポップ」と呼ばれるものだ。

本当かどうか分からないが、人間は目の前に文字があると、読まずにはいられないそうだ。
確かに私が売っていた商品に限っては、特に男性にこの傾向が多かった。
「スペック」が好きなのか、気になるのだろう。
「そんなこと知ってどうなるんだ?」ということでも、ずらずらと書いておくと、熱心に読む。
そして、商品についての知識が深まれば深まるほど、財布の紐が緩んでくる。

そこに行くまでが勝負で、問題はその入り口に立たせること。

ここで、やり方は2種類に分かれる。
あくまでも私の流儀なのだけど。

「マスに対してはコアに攻める」
「コアに対してはマスに攻める」
という2種類だ。

「マスに対してはコアに攻める」
とは、どういったことなのかと解説すると、再び「当たり前なことほどつまらないものはない」というフレーズが出てくる。
つまり、「暑い夏に冷たいものが欲しくなる」のがマスの考えで、そんなのは誰でも思いつくので、目新しさはまったく感じない。しかし、「暑い夏にあえて熱いキムチチゲを喰らう」という考えはどうだろう。
簡単で緩やかに説明すると、「マスに対してはコアに攻める」とはこういった感じだ。
「多くの人間に同調することなく、ほんの少数のマニアに標準を合わせる」感じだろうか。
広い範囲では効果が出ないが、狙いを絞った対象には、面白いほど効果がある。

「コアに対してはマスに攻める」
とは、上記の逆のこと。
「原点回帰」といった感じか。
「夏は絶対に熱いキムチチゲを喰らうものだ!」という凝り固まった思想に、「いや、熱い夏には冷たいカキ氷が美味しいんですよ」と、基本的な路線に軌道修正するやり方だ。

上記二つに付け加え、もう一つ重要なスパイスがある。
それは、「ギョッとさせる」ことだ。
「おや?なにか変だぞ?」と思わせる。
「気になる」ことはとても重要だ。それが快でも不快でも(もうちょっと掘り下げると、「不快」のほうが印象に残りやすい)。
あ~ちゃんは、「好きか嫌いかの、どっちかがいい。一番いやなのは『関心がない』こと」と、どこかで話したと思うが、まったくその通りである。

この辺で眠たくなってきたので、Perfumeの話につなげても良いですか。

私が分析するに、Perfumeは、上記二つの
「マスに対してはコアに攻める」
「コアに対してはマスに攻める」
に付け加え
「ギョッとさせる」
効果を、視覚だけではなく、聴覚にも訴えることに見事に成功したと言える。

「マスに対してはコアに攻める」
部分では、あのダンスパフォーマンスが挙げられるだろう。
あのダンスパフォーマンスが、一朝一夕で作れると思い込んでいる人の目はマカロニだ。
中田ヤスタカの作る楽曲によるものも大きい。
「へ~。こんなのが最近流行ってるのか~」とYouTubeで発見してしまった人は多いと思われる。

「コアに対してはマスに攻める」
部分では、膨大な数の「過去動画」の存在が挙げられる。
現在はそのほとんどが削除されてしまったが、2年ほど前は、彼女たちが寮生活を送っていた中学生時代の動画がかなりの数存在していた。
私は、この動画群を見て、アイドル云々以前に彼女たちの「人柄」に惚れ込んでしまった。
ここでも、中田ヤスタカの楽曲が効果を上げていると思う。

上記二つは、その人の居る場所や状況によって様々に変わるかもしれないが、これらが上手くブレンドされて、インターネットという「大通り」に陳列されたのだ。
商品はずいぶんと少なくなってしまったが、それは今でも新しく陳列され続けている。
↑でも、もう探さなくなったなあ。

だらだらと書きなぐってきたが、私は、2年前からずっと「なぜPerfumeはブレイクしたのか?」ということを真剣に考えてきた。
キモイよおっさん。とかそういった問題ではなく、自分の仕事に役立てたいと考えたからだ。
「好きになる」には、必ず「理由」があるはずだ。というか、ある。
しかし、考えても分からなかった。

「なぜPerfumeはブレイクしたのか?」

「奇跡です」

これが正解だろう。

そして最後。
「ギョッとさせる」
「おや?なにか変だぞ?」と思わせる。
これも見事に成功させている。
これがPerfume成功の最大の要因かもしれない。
これは書かないでおくかな…。
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「大型二輪」第一段階1~4時間目

2009-08-16 | 大型自動二輪への道
自動二輪免許の交付と同時に再び教習所に入学した。
次からいよいよ待ちに待った「大型自動二輪」の教習である。
教習時間の空きがなく、多少待たされたが、昨日と本日で第一段階の4時間目までコマを進めた。

「第一段階1時間目」

手馴れた動作ですっかりとプロテクターとゼッケンを装着した私を見て、教官が驚いていた。
「最近までココに来てたの?」
「はい、先日まで自動二輪でお世話になってました」
「ああなるほど。じゃあ、やり方とかわかってるよね(目がギラリ)」
「はい…」
「じゃあ、これコース図。覚えといてね」
「はあ…」
1分ほどでコースを頭に叩き入れる。
自動二輪で走っていなかったら絶対に覚えられないだろう。

取り回しと引き起こし、センタースタンド掛けをさっさと済まし、いきなりコースに。
自動二輪の教習は、手取り足取り丁寧に教えてくれたが、大型二輪はやはり違う。
「乗れて当たり前」
が前提でスタートした。

CB750…。でかい…。足が届かないよママン…。
クラッチの感覚もCB400とは違い、発進も難しい。

教官と一緒にコースを回る。
死ぬ気でスラロームに突っ込んだが、思っていたよりは上手く走れた。
そして一本橋。
「ココは立って通過してね」
「は?」
「ココは立ち乗りで走って」
「…」

出来ません。
まったく出来ません。
バランスが取れず、真ん中辺で落ちてしまう。

CB400ではあんなに華麗に通過していた一本橋が、ここに来て大きな壁となって立ち塞がった。

続いて急制動に。
ここも、CB400とは違う。全然止まらない。

そして、大型二輪で初めて登場する「波状路」。
惰性でそのまま通過。ダメだこりゃ。

教官は厳しい雰囲気の人だが、的確にアドバイスをくれる。
CB400では感じなかった大パワーの制御が、一番の肝らしい。

まあ、初回だから仕方なし。
しかし、最初からずいぶんと走らせてくれるものだ。
汗だくになって終了。

「第一段階2時間目」

1時間目は教官と一対一の教習だったが、2時間目からはもう一人教習生が増えた。
始めに教官の後に続いてウォーミングアップ走行をするのだが、教官が飛ばす飛ばすw
私はほとんど全開で後に続いた。もう一人の教習生はついてこれず。

この時間はほとんど放置プレイでコースを走っていた。
やはり、何度チャレンジしても一本橋が渡れない。急制動も止まらない。波状路は意味がわからない。
そして、今回の教習で初めて転倒した。
左折で内周に入ろうと発進するつもりで車体を傾けたらエンスト。そのまま倒れる。
これがもし、自分のハーレーだったら、と考えると恐ろしい。
それ以外の部分では、着実に車体には慣れてきた。
ここで、2時間目は終了。
第二段階でのコース図を書き写して帰る。

うーん。「立ち乗り」の根本的なやり方が違うような気がする。

「第一段階3時間目」

再びコースをぐるぐる回る。
「一本橋と急制動が上手くできない」
と教官に伝えると、ポイントをいくつか教えてくれた。
なるほど!何度もチャレンジするうちに段々と出来るようになってきたぞ(後述します)!

そして、再び登場の「八の字」!
前回の自動二輪の教習では、これを真剣にやったお陰で、その後の教習がずいぶんと楽になった。
特に左折の「小回り」はすべてここで教わる「リーン・アウト」が身についていないと上手くいかない。
S字やクランクでも活用できる。やはりCB400よりは難しい。
「いやあ、八の字をこんなに乗りこなす人は居ないですよ!」
と、教官から優しい声をかけられた。
嬉しい気持ちでここは終了。

「第一段階4時間目」

この時間は嬉しいことに、自分でコースを考えて走って良いと言われた!こんなチャンスはないぞ!
言うまでもなく、
「外周」

「スラローム」

「一本橋」

「急制動」

「外周」
というコースを走れる限り走った。
この時間のお陰で、一本橋、急制動の感覚はまずまずつかめたと思う。
まずは「一本橋」(立ち乗り)。

・タンクの中央部分をヒザで挟む。が、あまり力まない
・上半身は動かさずに、下半身でバランスを取る
・頭は絶対に動かさない
・目線は遠くを見る
・ハンドルを小刻みに左右に動かしながら進む

このアドバイスを忠実に守り、なんとか落ちないで通過することが出来た。
通過タイムは13秒ほど。

続いて「急制動」。
CD400では、いいかげんなブレーキングでも止まったが、ここは工夫しなければ止まらない。

・後輪ブレーキはほとんど「飾り」程度に使用する。主役は前輪ブレーキ
・ブレーキをかけて、制動が始まったら心の中で「1、2、3!」と声を出して段階的に前輪ブレーキを強くかける
・ハンドルを押して、前のめりになる身体を抑える

「心の中で1,2,3!」は自分で考えたオリジナルw
ともかく「前輪ブレーキ」が基本だ。少しずつ強く掛けていく。
通常の街乗りだったら、こんなに強く前輪だけをブレーキすることはないだろうけど。

しかし、この時間は貴重だった。
次はいきなり第一段階の「見きわめ」だ。




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Perfume×音圧

2009-08-11 | Perfume
元々このブログは、Perfumeのことを中心に書いていく予定だった。
がしかし、最近は思いがけずにハーレーを購入してしまい、ハーレーを運転するための「大型二輪免許」所得のブログになってしまっている(それはそれで、アクセスを稼いでいる)。

ブログを更新すると、アクセスが倍増するが、もしPerfumeについての更新を期待しているのであれば、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
ということで、明日から夏休みだし、Perfumeについてのオナニー文章を開陳したい。

2chでも専門のスレッドが存在するほどのPerfume関連話題。

「中田ヤスタカと音圧」についてだ。

さて。
皆さんは、Perfumeの楽曲を聴くときには、どういった経路を通してCDのデータをアウトプットしているのだろうか。
かつて私は、部屋全体に音楽が行き届くようにスピーカーを配置し、近所迷惑も考えずにオジー・オズボーンなどを爆音で聴いていたが、三十路を超えて常識が身についたのか、今ではひっそりと聴くようになった。
私は、自室にいる場合は、そのほとんどの時間をPCが置いてあるデスクに向かって過ごす、ネットジャンキーだ。そして現在は、CDはiTunesに飲み込ませてPCにて再生している。なので、部屋全体に音楽が回る必要はなく、自分がいるPCの前でだけ音が鳴れば良い。

そう思って、3年ほど前に、大きな失敗をした。
無○良品で、PC接続の卓上スピーカーを買ってしまったのだ。
「最近の家電は、安いものでもそこそこ高品質だ」
と過信してしまった結果だった。
帰宅して、PCに接続した瞬間に「騙された!」と感じた。
まあ、詳しくは書かないが、2年くらいで壊れたので、次はじっくりと下調べをしてPC接続のスピーカーを探した。

そこで浮上してきたのがBOSEのPC接続スピーカー「コンパニオン2 シリーズ II」だった。
定価が12,600円…。
予算は30,000円ほどと考えていたのと、前回の「安かろう悪かろう」という記憶があるので、多少不安だったが、当時勤務していたショップがBOSEのスピーカーを使用していて、安定した低音を吐き出していたので、ここは思い切ってBOSE社を信用してみた。

結果は、笑えてくるほどの高音質&低音圧だった。
前任の無○良品のスピーカーと比較しては可哀想だが、空気が震えるほどの音圧だ。
特に「4つ打ち」の音楽に関しては、俄然聴くのが楽しくなった。
そこで気を良くした私は、もう少し音質を変えようと、次はオーディオキャプチャー、EDIROL「UA-4FX」も購入した。確か16,000円前後で購入したと思う。そんなに高い買い物ではなかった。
これもどんぴしゃでハマった。
「UA-4FX」には、「真空管アンプシミュレーター」という機能が付属していて、音の太さ、音の明るさ、コンプレッサーの効き、コンプレッサーの音量、を調節できる。
これによって、単純に音圧が増すだけでなく、立体的に温かみのある音質になった。



もう個人的にはここでオーケー!
自室のPCの前だけで聴くには、十分な再生環境。
しかも、3万円以内で作り出せた。

と、満足していたら、今度はヘッドフォンの具合が悪くなってきた(実はここからが本題です)。
当時の使用ヘッドフォンは、SONY「MDR-Z500」で、そこそこの名機だとは思うが、かれこれ10年近く使用していたのでボロボロ…。
「えーい!この際ヘッドフォンも交換だ!」
と気合が入り、次はヘッドフォンを調べ始めた。

予算は30,000円で、やはりBOSE「on-ear headphones」と、SONY「MDR-XB700」が浮上してきた。
ここでBOSEは苦戦。デザインが格好悪い。なんというか、オジサンぽい…。
これでは、街で繰り広げられる「ヘッドフォン対決」では簡単に負けてしまうだろう。
しかし、SONY「MDR-XB700」も、「いかにも」という雰囲気がしてしまう…。
聞き比べた感じでは、BOSE「on-ear headphones」が圧勝だと思ったが、あのデザインは…。

しばらく悩んでいると、ネット上の検索の果てに

「KOSS」

という聞きなれない言葉を見つけた。
さらにググってみると、熱狂的信者が多数存在する、アメリカのヘッドフォンメーカーのようだ。
ありえないほどの低音を吐き出すそうだ。
ということで、3つ目のヘッドフォン候補が挙がった。

KOSS「Stereophone PORTAPRO」

http://www.tascam.jp/list.php?mode=99&mm=9&c2code=11&c3code=38&scode=0719PORTAP

なんと、20年前に発売されて、今まで一度もデザインを変更していない、ロングライフデザイン、というか変更するのが面倒くさかっただけかも知れない、懐かしいデザイン。
コピペなのかも知れないが、過去2chに投下されたレスも発見。
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528 名前: 名無しさん┃】【┃Dolby [sage] 投稿日: 05/02/12 17:55:46 ID:jsQYM3eM0
流れぶったぎってすまんけど
ポタプロは使いこなすヘッドホンじゃないよ。
使われるヘッドホンだ。
おまえがポタプロの音を気に入ったとしたら、それは気に入ったのではなくて、気に入られただけだ。
極端に言うとおまえはポタプロの奴隷だ。
だから使いこなすとかそういう偉そうな減らず口は二度と叩くなよ。オーケー?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
うーん。
これは中々面白いかもしれない。
この不気味なデザインは、街での「ヘッドフォン対決」でもそこそこの戦いをしてくれそうだ。
しかし、定価が10,000円ちょっとで、実売価格が6,000円ほど…。
これは正直に言って恐ろしい価格だ。

散々迷った挙句に、泥酔した時を見計らってアマゾンでポチってみた。
到着した商品を見て、
「失敗したぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」
と叫びそうになった。



あまりにもチャチなヘッドフォンだ。
もう、ともかくヘボイ。そして、小さい。コードが細い。やっぱりダサいw
今にも壊れそうな雰囲気。



「やっぱ、値段が値段だからなあ。まあ仕方ないか…」

と思いながら、iPodに装着(PCは、上記2種のブースターがはさまれているので、正確な測定はできない)。
再生。

「ぷふぉ!」

と、笑いがこみ上げるほどの低音の放出。
キック音の音圧と、全体的なベースの鳴りかたが、今までとはまったく違って再生される。
「これはユダヤの陰謀だ!」
と考えたくなるほどの低音。
その分、高音が弱いかというと、高音もちゃんと聴こえる。低音の向こう側だが。
「え?高音も聴きたいの?ちぇっ!」といった感じ。
この小さなボディの中に、よくぞここまで音圧を閉じ込めたものだと思う。

これは、一度聴いてしまったら、以前の愛機には申し訳ないが、他のは使う気にはなれない。

装着感は、ともかくチャチで軽いので、疲れることはないと思う。

ちなみに、音漏れは盛大。
極小の音量でないと、電車やバスなどでは使用できないレベル。
まあ、通勤ラッシュなどを経験しないアメリカ人が作ったのだから、当たり前だとは思う。
「音楽に包み込まれる」という感覚はない。
逆に言えば、外部の音が聴こえるので、安全性は高いかもしれない。

KOSS「Stereophone PORTAPRO」
見た目はアレだが、けっこう頑張ります。
たったの6,000円なので、一度お試しあれ。
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「普通二輪」卒業検定

2009-08-10 | 大型自動二輪への道
昨日、やっとこ自動二輪の卒検を受けてきた。
職場の同僚から風邪をうつされて、意識が朦朧とする最悪のコンディションだった。
鼻が完全に詰まっている上に、くしゃみと咳が止まらない。
それに追い討ちをかけるようにギラギラと太陽が照りつける。

「今日は棄権しようかな…」
と一瞬頭をよぎったが、そうすれば予定が再び一週間先に伸びてしまう。
今回の卒検だって、5日間も待ったのだ。行くしかない。

11時半。教習所に到着しただけで汗が吹き出る。意識が遠のく暑さだ。
プロテクターを装着して、さらに暑さ倍増。
集合場所に行くと、なんと、10人くらいの受験生がいたので驚いたが、自動二輪の受験者は私を含めて4名で、残りは大型二輪と、スクーターの受験生だった。

ぼーっとした頭で説明を受けて、ゼッケンを渡される。
ゼッケンには「1」の文字が…。
私が自動二輪の一番手だ…。
「今日は『2番コース』で走ってね」
2番コース…苦手だ…というか覚えているのか俺?

不安と緊張が一気に押し寄せる…間もなくもう本番が始まる。

        *'``・* 。
        |     `*。
       ,。∩      *    もうどうにでもな~れ
      + (´・ω・`) *。+゜
      `*。 ヽ、  つ *゜*
       `・+。*・' ゜⊃ +゜
       ☆   ∪~ 。*゜
        `・+。*・ ゜

ここで、緊張も不安も消し飛んだ。
たぶん、大丈夫だ!俺!

幸いにして、一番手は教官が色々と用意をしている間にバイクに跨れた。
後輪ブレーキをかけたままミラー調整。
キーをオンにしてニュートラル確認。
クラッチを握ってエンジンスタート。
右後方を確認して右足を地面について、左足で一速に。
左足は地面に、再び右足はブレーキを踏んで、右ウインカー。
右後方をミラーと目視で確認。
発進。

右折で外周に出て、ストレートは40キロ近くまで加速して、ポンピングブレーキで20キロまで減速。
コーナーを回り、再びストレートでしっかり加速、コーナーで減速。
右折で坂道に入る。ギアは一速にして停止。
右後方を確認し、坂道発進。
そのまま山を越えて、見通しのよい交差点を左折。
大回りしないように一速で、かなりゆっくりと曲がった。
そのまま次は左折で内周へ。どこでも左折は大回りすると減点の対象になる。
すぐに左折でクランク。ここは全然楽勝。
クランクを左折で出て(ここも大回りしやすい)、交差点を過ぎて、右折で外周に。
そして、外周のストレートで「急制動」だ。
ここで、はっきりとしたミスを犯した。
後輪のタイヤがロックしてしまった。
しかし焦らず焦らず。

そのまま右折で内周に入り、6番のコーナーを左折で入る。
見通しのよい交差点を、しっかりと左右確認しながら通過。
踏み切りに入る。一速で一時停止。左右確認して発進。
再び左折で内周に出る。
すぐに障害物があるので、右ウインカーを出して、右後方をミラーと目視で確認。車線変更。
左ウインカーを出して、左後方をミラーと目視で確認して、車線変更。
左ウインカーは出したまま、そのまま2速でしばらく走って、左折でS字に進入。
途中でウインカーを右に変更し、一速に入れて、再び外周へ。
もちろんしっかり加速、しっかり減速。
左ウインカーを出して、2速であることを確認して、スラロームへ。
ぶっつけ本番はやはり怖い。だが上手く切り抜けた。
そして一本橋に。深呼吸させてもらった。
膝が痛くなるほどのニーグリップで、10秒で通過。
これで終わりだが、気を抜かない!
左ウインカーを出して、左右確認し、内周を走りすぐに右ウインカー、右後方をミラーと目視で確認。
センターラインに寄って右折し、発着点に戻る。
ギアをニュートラルに戻し、エンジン停止。
右後方を確認し、降車。
サイドスタンドをかけて、ハンドルを左いっぱいに切って終了。

汗だくになった。

「急制動」で後輪が滑ったこと以外は、まずまずの出来だったと思う。
後輪が滑ったのは初めてだった。いつもは無意識にやっていて、特に難しさは感じなかった場所だ。

しかし、後々に、この「急制動」が中々の鬼門だったことが判明する。

「やりきった感」いっぱいでクタクタになって、とりあえず一服をするためにベンチへ。
次の受験生が走っている。
何度か一時停止で右足を地面に着いているが、大丈夫なのかな?
彼は、私とは違って、「急制動」でラインをオーバーして停止していた。
しかし、それ以外は中々スムーズな走りだった。

その後は小柄な女性。
なんと、その女性は「急制動」で停止後に転倒した。

やっぱり何かおかしい。

普段の教習で、「急制動」で転倒する光景などは見たことがない。
やはり、教習では生まれない特別な緊張感が操作を誤らせるのだろう。
しかし、「緊張するな」というほうが無理だ。
私は、いきなり一番手で走らせられて、緊張を育む暇がなかった。

その後も女性。
頻繁にエンストをしているように見えた。

検定待合室にて、放心状態で教官を待った。
重苦しい空気が立ち込める。

大型二輪と、スクーターの受験生が全員呼び出されて、室外に出て行き、再び全員戻ってきた。
何をしたのかはまったく判らない。
そして、我々自動二輪組が呼び出され、となりの教室に移された。

「え~。髑髏さん。合格です。急制動がちょっとアレでしたけど、ほぼ完璧な走りでしたよ。これからも安全運転でお願いしますね」









そして、私以外の3名は、不合格だった。
それぞれ、どの部分で減点されていたのかを詳しく説明してくれた。

「では、髑髏さんはまた検定待合室に戻ってください」

なるほど。
先ほど呼ばれて戻ってきた大型とスクーターの受験生は、全員が合格だったのだ。

アンケートと、免許交付についての説明を受けて、13時半に解散。

嬉しい気持ちが半分、まだまだ先があるんだよなあ、という気持ちが半分の、複雑な心境だ。
しかし、振り返ってみると、この「まだまだ先があるんだよなあ」の心構えがあったからこその合格だったような気もする。
私のゴールは、「大型自動二輪の免許」だ。
今回の「自動二輪の免許」は、通過点の一つにしか過ぎない。
教習中もずっと頭に思い描いていたのは大型自動二輪のことだ。
ハーレーも買ってしまったことだし、是が非でも大型の免許をもぎ取らなくてはならない。
「こんなところで立ち止まらないぞ!」
という気持ちが、ほんの少しの集中力になったのかもしれない。

Perfumeのあ~ちゃんの、「高いところに目標を設定して、そこにたどり着くまでに低い目標を設定し、それを着実に越えていく」という教えをしっかりと実践した格好だ。
「遠くに高い目標を描き、それをクリアするために、近くに低い目標を置く」
判ってはいるが、中々普段意識するのは難しいことだ。
ご利用は計画的にしなければならない。

そして、帰宅し、しっかりと寝込んだ。

早ければ水曜日に免許の交付を受け、そのまま再び教習所に入学する予定だ。

あと12時間!
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「普通二輪」第二段階7~8時間目

2009-08-04 | 大型自動二輪への道
7時間目は「シミュレーター」だった。
それに付属してビデオ鑑賞が一時間。

それにしても、この「シミュレーター」はまったく意味がない。
こんな子供騙しな機械に乗って学べることなんて、ほとんどないと思う。
はっきり言って苦痛だ。
合計3時間もこの無意味なゲーム機に乗っかって時間をつぶした。

ビデオ鑑賞では、教官がずっと話しかけてきたので、それに答えるためにほとんどを見なかった。
まあ、見ても(すでに普通自動車免許を持っている私にとって)参考になるものは少ないのだろう。

「見きわめ」の前の貴重な2時限は、かなり無駄なことに消費された。

そしていよいよ8時限目「見きわめ」だ。

かなり気合を入れて望んだが、教官がもう一人の教習生に付きっ切りで、私はまたしても放置プレイにさらされた。

うーん。

放置される、ということは、問題がない走りをしているのだろうか。
教官は「まったく問題ない走りをしていますよ」とは言ってくれるものの、実は忙しいだけのような気も…。

今回は、きっちりと「乗車」と「降車」の安全確認をしながらコースをぐるぐると回った。

あっさりとハンコを頂いて「見きわめ」終了!
さて、今度の日曜日が「卒検」だ!

恐らく、そのときに一番必要なものは「毛の生えた心臓」なんだろうな。

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Perfume×遠征

2009-08-02 | Perfume
Perfumeのライヴを追いかけて「遠征」する。

普通の人から見れば、もうこれだけで十二分に「狂気」を感じるだろう。
36歳の独身男性が、二十歳そこそこの女の子3人組のアイドルのコンサートを見るために地方まで応援しに行くのだ。

自分で書いていても気色が悪いw

私がPerfumeにはまった2年前に比べると、現在は圧倒的に知名度も上がったので、初対面の人に「私はPerfumeが好きでねえ」などと気軽に話せるようにはなったが、さすがに「Perfumeのライヴを観るために遠征するんですよディスコ!」などとは言いにくい。

もちろん、アーティストを追いかけて遠征するのは、生まれて初めてである。
特に今回のツアーは、関東での公演が埼玉、横浜でしか開催されず、チケット争奪戦に敗れることを予想していたので、初めから遠征を射程に入れて考えていた。そして予想通りにチケット争奪戦には敗れた。
Perfumeのライヴを生で体験した方ならば、この、「どうしても参戦したい」感覚はわかってくれると思う。
たったの5千円程度で、あれほどの楽しさを提供してくれるのだ(ライヴももちろん楽しいが、オフ会も楽しい)。
しかも、その「楽しさ」は無限に続くわけではなく、有限で、いつか終わりの日が来る(もしくは変形する)。

話を横道に逸らすが、かつて職場の同僚女性二人(二十代、三十代)に、PerfumeのライヴDVD「Perfume First Tour 『GAME』」を見せた事がある。
私が職場で「Perfumeが!Perfumeが!」とうるさかったので、「じゃあ一発、見せてもらおうか」という流れになった。

一歩間違えば酷評に晒されるかもしれない危険な賭けだ。

幸いにも女性サイドから「いい環境で見たいから、DVDが流せるカラオケ屋にしよう」と提案があり、渋谷の「パセラ」にて上映会が開催されることになった。

結論から述べると、大成功だった。
大音量と大画面での上映で、Perfumeのライヴの魅力が十分に伝わったようだ。
途中で飽きることもなく、最後まで一気に見てもらえた。
「いやあ、この子たちはあと5年は行けるね」
とのお言葉も頂戴した。

もしもこの場面で、自宅のしょぼいDVD再生環境などであったら、こうは行かなかったかも知れない。
特に音量に関しては、自宅ではどうしても難しい問題になるだろう。
もしも、これから誰かにPerfumeのDVDを見せて洗脳しようと考えているのならば、この方法をお勧めする。

さて、話を元に戻す。

そんな訳で、時間と予算が許す限りは、できるだけ多くのライヴに参戦したいのだ。

今回の「直角二等辺三角形Tour」で、私は

8月29日(土)仙台
9月27日(日)名古屋
10月15日(木)横浜

の3公演に参戦する。
横浜公演以外は、遠征となる。

今までは武道館、代々木体育館などと、地方の人たちが東京に「遠征」することが多かったと思うが、今回は関東圏の人たちの「遠征」が多くなる。
2chなどで遠征についての書き込みなどを多く読んだが、今度は自分が遠征する側に回った。

仙台と名古屋は、仕事では何度も足を運んだが、観光はしたことがない。

今のところ、仙台は新幹線で移動してホテル宿泊、翌日はじっくり観光して帰る予定。
名古屋は日帰り、もしくは前泊で、バイクでツーリングがてら楽しむ予定だ(翌日が仕事なので、ちょっと厳しい)。

今は毎日ちょっとずつ、仙台の観光名所、美味しいもの情報、名古屋へのツーリングルート考察などをしている。

遠征がこんなにも楽しいものだとは思わなかった(お金のことを考えなければ)。


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「普通二輪」第二段階3~6時間目

2009-08-02 | 大型自動二輪への道
ここのところ、仕事がかなりハードになっていて、夕方に教習所に着くころには疲労困憊している。
さらに眠気もあり、正直に言って教習内容をあまり覚えていない。
というか、「見きわめ」や「卒検」に関係しない教習だったので、脳内で自動的に削除しているのかも。

とりあえずはダブることもなく、第二段階の6時間目までコマが進んだ。
技能は「見きわめ」を含めてあと2時間、学科が1時間。
それが終了したら「卒検」を受けて、晴れて自動二輪免許が取得できる。

しかし、私の場合はまだ先がある。

今やっていることは、あくまでも「大型自動二輪免許所得」への一つのステップに過ぎない。

こんなにも「波状路」に真剣に取り組む自動二輪教習生はいないだろう。

それにしても疲れた…。
やはり、仕事をしながらの教習は甘いものではない。
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