さてはて。
大型自動二輪への道もいよいよクライマックスに差し掛かってきた。
というか「卒業検定」なので、もう「最終話」だ。
学科は免除されるので、これをクリアすることが「取得する」ことと同じ意味を持つ。
8月28日は、朝から晴天で、気温もぐんぐん上がった。
この日は、「卒業検定」という大切な日でもあるが、「Perfumeのライヴを見に仙台まで遠征する」という、もっと大切な用事がある。
しかも、タイムマネージメントにやや失敗していて、Perfumeのライヴ開演の15分前に会場に到着する予定になっている。卒検が終了したら、一刻も早く移動を開始して、この問題に取り組まなくてはならない。
さらに、本日8月31日の仕事が午前中に終了することが確定しているので、もしも卒検に合格したら、免許の交付に行くことができる(免許の更新は土曜日曜でもできるが、交付は平日にしかできない)。
ライヴにも気持ちよく参加したいし、スムーズに交付までこぎつけたい。
前回の自動二輪の卒検では、何の気負いもなく気軽に挑戦できたが、今回はそんな理由もあって、プレッシャーは最高潮に達した。
過度な緊張が何も良いものを生み出さないということは十二分に理解していることだが、どうやったって緊張してしまう。
タバコを持つ手の震えが止まらない。
卒業検定は、練習走行などなく、いきなりぶっつけ本番でバイクに乗る。
既に最後の教習から一週間も過ぎているし、相変わらずコースが頭に入っていない。
急制動でラインをオーバーしたことや、スラロームでパイロンに接触したことや、一本橋から脱輪したことなど(すべて一発で不合格になる)、悪いことばかりが思い起こされる。
この自分の肉体から、ごっそりと「緊張」だけを取り除けるのであれば、楽に合格すると思う。
それくらい「緊張」が邪魔だ。
「緊張」が憎たらしい。
前回の卒検と打って変わって、今回は私を含めてたったの5名。
大型自動二輪を受験するのは私一人だけだった。
凄まじい暑さの中、ロングTシャツに着替え、プロテクターを装着する。
既に汗だくになった。
「それでは髑髏さん、1番のゼッケンをつけてください」
またトップバッターorz…。
「今日のコースは1番を走ってもらいます」
はわわ。長いほうのコースだ(若干予測できることだけど)。
ほんの少しの時間でコース図を見て最終確認。
「また一番最初に走るのかよ!」
という、強い不満が功を奏したのかも知れない。
再び神が舞い降りてくれたようだ。
*'``・* 。
| `*。
,。∩∧_,,∧ * もーどうにでもな~れ~
+ (´・ω・`) *。+゜
`*。 ヽ、 つ *゜*
`・+。*・' ゜⊃ +゜
☆ ∪~ 。*゜
`・+。*・ ゜
もういいわ。
どうでもいいわ。
こんなモンさっさと落ちて、さっさと仙台に移動してやるわ。
ていうかエンジンかけてこのまま仙台に行ってやろうか。
全員で、待機するための小屋に移動して、前回と同じく、一息つく間もなくヘルメットを着用。
さっさとバイクにまたがる。
ミラー調整。
キーをオンにしてニュートラルを確認。
クラッチをにぎってエンジンスタート。
一速に入れて右ウインカー。後方を確認して発進。
すぐに左折で内周を走行。
S字に入ってから外周に出て、直線40キロ走行。
ポンピングブレーキでしっかりと速度を落としてカーブを通過。
再び外周の直線に差し掛かって、ここで急制動。
規定のラインを超えたら一発終了。
見事にライン前で止まった。
すぐに坂道に入り、坂道発進。
まあこりゃ簡単だ。緊張はしない。
クランクに入り、いつもよりもゆっくりと走る。
再び内周を一周。
ここでコース図が頭から消えた。
素直に教官に次のコースを尋ねる。
確か、コースを尋ねるのは減点にならないはずだ。
そうだった。次は波状路だ。
5秒以上のタイムで通過するのだが、たぶん10秒くらいで通過したかもしれない。
波状路大好きなのか。
左折が連続する。左折小回りが難しい。
半クラでエンジンが唸る。
問題なく踏み切りを通過し、最終関門であるスラロームと一本橋へ。
ここまでは着実にできたと思う。
ぶっつけ本番で、このバイクの感覚はつかめてきた。
突っ込むしかない。
いつもより遅かったが(規定は7秒以下)、パイロンに接触することなく通過!
深呼吸を一回。
後方を確認して、いざ一本橋へ。
10秒以上のタイムで通過なので、心の中で10秒を数えつつ、後半はブレーキングで時間を稼いだ。
脱輪することなく通過!
まあ落ち着け。
外周を半周してスタート地点に到着。
バイクを降りた。
汗だくになっていた。
「はいお疲れさ~ん!」
教官はさっさと走って中型のバイクを取りに行ってしまった。
とりあえず、現状で出来ることはやったと思う。
思いつく限りでのミスは、コースを忘れてしまったことくらいか。
あとは大きな減点はなかっただろう。
しかし不安で胸が詰まる。
前回と同じく、ぐったりとしながらも待合室で待った。
前回は10名ほどの受験で、今回は5名だから、待ち時間は短いかと思いきや、前回とぴったりと同じ時間待たされた。
教官が入室して一言。
「今日は全員合格です~」
緊張が解けて、どっと疲労が押し寄せた。
終わった。
ボケッと「バイクにでも乗ろうかな~」と思い立ち、いきなりハーレーを購入してしまってから約2ヶ月。
当初は、もっとスムーズに予約が取れると思っていて、1ヶ月くらいで取れると考えていたが、上手く予約が取れずにずるずるとここまで引き延ばしてしまった。
そもそも、今回の仙台行きも、ハーレーで行こうと考えていたくらいだった。
それが2ヶ月。
長かった~。
嬉しい教官のお言葉。
「髑髏さん、まったく問題なく走れていましたよ。このまま安全運転を心がけてくださいね」
はあ~。そりゃもう安全に運転しますよ~。
教習車のCB750とはかけ離れたバイクだが、ハーレーに乗っても安全に運転する技術を身に付けなくてはならないと感じた。
そして、楽しすぎて頭がおかしくなりそうなPerfumeライヴが終了して(現在ライヴレポート鋭意執筆中です。まあ、この記事を読む人には関係ないことか)、仕事を速攻で片付け、本日府中試験場にて免許の交付を受けた。
地下の高価で美味しくないラーメンを食べても何の不満も感じない。
ちょうど良いタイミングでディーラーから連絡が入り、今週末の納車について確認した。
いよいよ我が家にXL883Nアイアンがやってくる!
毎晩画像を眺めている日々は終わるのだ!
大型自動二輪への道もいよいよクライマックスに差し掛かってきた。
というか「卒業検定」なので、もう「最終話」だ。
学科は免除されるので、これをクリアすることが「取得する」ことと同じ意味を持つ。
8月28日は、朝から晴天で、気温もぐんぐん上がった。
この日は、「卒業検定」という大切な日でもあるが、「Perfumeのライヴを見に仙台まで遠征する」という、もっと大切な用事がある。
しかも、タイムマネージメントにやや失敗していて、Perfumeのライヴ開演の15分前に会場に到着する予定になっている。卒検が終了したら、一刻も早く移動を開始して、この問題に取り組まなくてはならない。
さらに、本日8月31日の仕事が午前中に終了することが確定しているので、もしも卒検に合格したら、免許の交付に行くことができる(免許の更新は土曜日曜でもできるが、交付は平日にしかできない)。
ライヴにも気持ちよく参加したいし、スムーズに交付までこぎつけたい。
前回の自動二輪の卒検では、何の気負いもなく気軽に挑戦できたが、今回はそんな理由もあって、プレッシャーは最高潮に達した。
過度な緊張が何も良いものを生み出さないということは十二分に理解していることだが、どうやったって緊張してしまう。
タバコを持つ手の震えが止まらない。
卒業検定は、練習走行などなく、いきなりぶっつけ本番でバイクに乗る。
既に最後の教習から一週間も過ぎているし、相変わらずコースが頭に入っていない。
急制動でラインをオーバーしたことや、スラロームでパイロンに接触したことや、一本橋から脱輪したことなど(すべて一発で不合格になる)、悪いことばかりが思い起こされる。
この自分の肉体から、ごっそりと「緊張」だけを取り除けるのであれば、楽に合格すると思う。
それくらい「緊張」が邪魔だ。
「緊張」が憎たらしい。
前回の卒検と打って変わって、今回は私を含めてたったの5名。
大型自動二輪を受験するのは私一人だけだった。
凄まじい暑さの中、ロングTシャツに着替え、プロテクターを装着する。
既に汗だくになった。
「それでは髑髏さん、1番のゼッケンをつけてください」
またトップバッターorz…。
「今日のコースは1番を走ってもらいます」
はわわ。長いほうのコースだ(若干予測できることだけど)。
ほんの少しの時間でコース図を見て最終確認。
「また一番最初に走るのかよ!」
という、強い不満が功を奏したのかも知れない。
再び神が舞い降りてくれたようだ。
*'``・* 。
| `*。
,。∩∧_,,∧ * もーどうにでもな~れ~
+ (´・ω・`) *。+゜
`*。 ヽ、 つ *゜*
`・+。*・' ゜⊃ +゜
☆ ∪~ 。*゜
`・+。*・ ゜
もういいわ。
どうでもいいわ。
こんなモンさっさと落ちて、さっさと仙台に移動してやるわ。
ていうかエンジンかけてこのまま仙台に行ってやろうか。
全員で、待機するための小屋に移動して、前回と同じく、一息つく間もなくヘルメットを着用。
さっさとバイクにまたがる。
ミラー調整。
キーをオンにしてニュートラルを確認。
クラッチをにぎってエンジンスタート。
一速に入れて右ウインカー。後方を確認して発進。
すぐに左折で内周を走行。
S字に入ってから外周に出て、直線40キロ走行。
ポンピングブレーキでしっかりと速度を落としてカーブを通過。
再び外周の直線に差し掛かって、ここで急制動。
規定のラインを超えたら一発終了。
見事にライン前で止まった。
すぐに坂道に入り、坂道発進。
まあこりゃ簡単だ。緊張はしない。
クランクに入り、いつもよりもゆっくりと走る。
再び内周を一周。
ここでコース図が頭から消えた。
素直に教官に次のコースを尋ねる。
確か、コースを尋ねるのは減点にならないはずだ。
そうだった。次は波状路だ。
5秒以上のタイムで通過するのだが、たぶん10秒くらいで通過したかもしれない。
波状路大好きなのか。
左折が連続する。左折小回りが難しい。
半クラでエンジンが唸る。
問題なく踏み切りを通過し、最終関門であるスラロームと一本橋へ。
ここまでは着実にできたと思う。
ぶっつけ本番で、このバイクの感覚はつかめてきた。
突っ込むしかない。
いつもより遅かったが(規定は7秒以下)、パイロンに接触することなく通過!
深呼吸を一回。
後方を確認して、いざ一本橋へ。
10秒以上のタイムで通過なので、心の中で10秒を数えつつ、後半はブレーキングで時間を稼いだ。
脱輪することなく通過!
まあ落ち着け。
外周を半周してスタート地点に到着。
バイクを降りた。
汗だくになっていた。
「はいお疲れさ~ん!」
教官はさっさと走って中型のバイクを取りに行ってしまった。
とりあえず、現状で出来ることはやったと思う。
思いつく限りでのミスは、コースを忘れてしまったことくらいか。
あとは大きな減点はなかっただろう。
しかし不安で胸が詰まる。
前回と同じく、ぐったりとしながらも待合室で待った。
前回は10名ほどの受験で、今回は5名だから、待ち時間は短いかと思いきや、前回とぴったりと同じ時間待たされた。
教官が入室して一言。
「今日は全員合格です~」
緊張が解けて、どっと疲労が押し寄せた。
終わった。
ボケッと「バイクにでも乗ろうかな~」と思い立ち、いきなりハーレーを購入してしまってから約2ヶ月。
当初は、もっとスムーズに予約が取れると思っていて、1ヶ月くらいで取れると考えていたが、上手く予約が取れずにずるずるとここまで引き延ばしてしまった。
そもそも、今回の仙台行きも、ハーレーで行こうと考えていたくらいだった。
それが2ヶ月。
長かった~。
嬉しい教官のお言葉。
「髑髏さん、まったく問題なく走れていましたよ。このまま安全運転を心がけてくださいね」
はあ~。そりゃもう安全に運転しますよ~。
教習車のCB750とはかけ離れたバイクだが、ハーレーに乗っても安全に運転する技術を身に付けなくてはならないと感じた。
そして、楽しすぎて頭がおかしくなりそうなPerfumeライヴが終了して(現在ライヴレポート鋭意執筆中です。まあ、この記事を読む人には関係ないことか)、仕事を速攻で片付け、本日府中試験場にて免許の交付を受けた。
地下の高価で美味しくないラーメンを食べても何の不満も感じない。
ちょうど良いタイミングでディーラーから連絡が入り、今週末の納車について確認した。
いよいよ我が家にXL883Nアイアンがやってくる!
毎晩画像を眺めている日々は終わるのだ!