髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

渋谷HMV閉店とタワレコとPerfumeと

2010-08-30 | Perfume
フライングゲット祭りに参加できなかった私は、とりあえず翌日の発売日にはPerfumeの「VOICE」を購入することができた。

購入先は、もちろん「聖地」である渋谷のHMVだ。

知っている方は十二分に知っていて、知らない人はまったく分からないことだが、このHMV渋谷には、いい感じで光っているスタッフさんがいる。
Twitter上の@HMV_Shibuyaさんだ。

HMV_Shibuya:『Perfumeのシングル発売が嬉しすぎてフリーペーパーを作ってしまいました。明日商品と一緒に店頭出し予定。“ペーパー(=紙)の意味を回復する”A4片面カラー印刷です。(PTA)』
(前回のシングルのとき)

HMV_Shibuya:『Perfume新曲の件、今知りました…本当に良かった。何か泣きそうです。感謝を込めて、心を込めて売らせていただきます。#prfm (PTA)』
(今回)

上記の「PTAさん」(PTA=Perfumeファンクラブ会員)が、かなり熱烈にPerfumeをプッシュしてくれているのだ。
以前のブログで紹介したが、愛情たっぷりのフリーペーパーを作成してくれて、Twitter上でも、Perfumeを推してくれている。

この愛情には、やはり愛情で返さなければならない。
HMV渋谷で購入することを決めていた。

ニヤニヤしながら渋谷に到着すると、韓国のKARAさんというアイドルグループの強烈プッシュの洗礼を浴びる。思わずPVを食い入るように見てしまった。

さっそく店内に入ると、Perfumeコーナーに向かう。



フリーペーパーと、CDがズラリと並んでいた。



レジ裏にも大きくたまらんちょ!
ちなみに、閉店セールで、レジの下に並んでいるビタミンウォーターと、閉店感謝タオルをいただきました。



このポップは、あ~ちゃん直筆でよろしいのでしょうか?



コーナーの隣りでは、歴代のパネルがズラリ!素晴らしい!

興奮しながらも、ここで「VOICE」初回限定盤を華麗にゲットした。
新曲はCDで聴くまで聴かないプレイをしている最中だったので、ヘッドフォンでは「OMAJINAI★ペロリ」を爆音で再生しながらの購入だった。
テンションが異常に上がる。

そして、次は第二の「聖地」である渋谷タワレコに。

ここでは、Perfumeファンが書き込むことができるノートが置いてある。
このノートは、3人に手渡されるそうだ。
私も、この燃え上がるような愛情を、ノートに叩き付けなくてはならない。
私が到着すると、キレイなお姉さんが、熱心に1ページにびっしりと文章を書いていた。
しばらくすると、その隣りにはまたキレイなお姉さんがノートを書き始めた。

二人とも、真剣に書いている。
Perfumeファンなら誰でも思うのだろうが、Perfumeが愛されているところを見ると、なんだか嬉しくなってくる。
ウキウキしながら私もお姉さんに近づいて、二人に挟まれながらノートに愛情を叩き付けた。



けっして、かしゆかを侮辱しているものではない。
それは、頭の上にちょこんと乗った帽子を見れば明らかだろう。

ここで私は「VOICE」の通常盤を華麗にゲットした。



こちらは歴代のタワレコポスターの展示!大きすぎて引いて撮れない!



ここでは、かしゆかとのっち直筆のポップを見ることができた。



かしゆか好きっス!



のっちのち~の、のっちらほい♪

この日には別の予定があったので、すぐに渋谷を後にしたが、HMV渋谷が22日の日曜日に閉店するので、前日の土曜日に再び渋谷を訪れた。
というか、それを理由にTwitterのPerfumeクラスタの皆さんと会って飲みに行った感じになった。

もちろん、タワレコのファンノートに愛情を書き込むことは忘れない。



それにしても酷い…。

名古屋から来たフォロワーさんと、仲良しのHさんと3人で、かしゆかの魅力について徹底討論をしながら楽しく飲み、閉店時間を忘れそうになりながらも、22時半ごろにHMV渋谷に到着。

HMVスタッフ「PTAさん」の予告どおり、閉店の音楽は「蛍の光」から、Perfumeの「wonder2」に変更してくれている。

サラッと書いているが、これは凄いことである。

HMVの20年の歴史の幕を閉じる音楽が、Perfumeなのである。

そして「wonder2」は、Perfumeファンにとっては特別な楽曲だ。
ファンにしか理解できないが、出かけた直後にこの曲がヘッドフォンから聴こえてくると、すぐに家に帰りたくなる楽曲なのだ。

閉店間際まで、大勢の客でにぎわっていた。
上記スタッフの「PTAさん」に感謝のご挨拶をした。



正直に書くと、私はここでCDを購入したことは、そんなにない。
Twitter上で誰かが「普段から買っていれば、こうにはならないんだよ」的な発言をしていたが、そのとおりだと思う。

日々の応援が少なかったから、閉店に追い込まれたのだ。

寂しくはないか?と問われれば、もちろん寂しい。

購入はしていなかったが、渋谷で働いていたときにはしょっちゅう寄っていたし、秀島史香さんを見に行ったことも何度もある。
こういう場所があるから、新しい音楽と出会うし、新しい風を感じることができる。
そんな場所がなくなれば、それは寂しい。

しかしそれは、CDというメディアが消えていく、時代の流れの中の一つの風景なんだろうと思う。

いずれは、映画や音楽や小説なども、ネットを伝わって表現される比率が高くなるのかもしれない。

だけど、映画や音楽や小説などのコンテンツが消えてなくなる訳ではない。
人間が楽しもうと思う限り、そういったものは消えない。
逆にネットの普及によって、面白いこと、楽しいことを発信している人は見つけやすくなったと思う。

問題は、その「面白いこと、楽しいことを発信している人」を、どうやって応援するのか?ということだ。

私の知人は「今どきCDなんて買う奴いるの?そんなモン全部タダで落とせるじゃん!馬鹿じゃねえの?」と私の目の前で言った。
自分で自分の首を絞めていることに気づかない、こういう人間が増えてきているのだ。

私は、面白いことをしているアーティストを見つけたら「面白いよ!」という意味を込めて、そのアーティストが発売している作品を購入する。
お金を払えない場合は「面白いね!」と素直に声をかけるようにしている。
そうすれば、再び自分が楽しさを感じたり嬉しさを感じたりする可能性が高くなるからだ。
自慢にもならないが、今回のPerfumeのシングルだって2枚購入した。
先日のGPF(ガールポップファクトリー)でも、グッズを購入した。
Perfumeの活動が、自分に感動を与えてくれるし、これからも感動を味わいたいからだ。
自分にできる範囲で応援したい。

何だか当たり前なことを書いているけど、そういった「応援」ができない無粋な人間と、円盤回転記録メディアの衰退がもたらした「閉店」だったのだろうと思った。
冷静に考えれば「合理的な流れ」なんだろうけど、個性のある店がどんどんと潰れて、その後にコンビニや大型スーパーが次々と作られていくような、どこに行っても同じ味しか食べられないような、強制的に同調を促される一抹の寂しさを感じた。

結論。
かしゆか好きっス!

最近バタバタしてブログが更新できニャイ!
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「VOICE」を聴いたよかしゆか

2010-08-19 | Perfume
[フル] Perfume「VOICE」 2010.8.11リリース!


毎度のことで、当たり前なのだが、新曲がリリースされるたびに、Perfumeはメディアに宣伝にやってくる。私はCDを手に入れるまでは新曲を聴かないプレイを楽しんでいたので、TVやラジオは完全にスルーしていたが、雑誌関連はだいたい読んだ。

その中でも「音楽と人」でのインタビューは、かなり読み応えがあって、面白いものだった。

「Perfumeの『面白さ』って、ココなんだよなあ!」と、改めて感じることができた。
この「面白さ」があるから、私はPerfumeのファンを辞められないのだろう。

「音楽と人」のインタビューでは、カップリング曲である「575」(ごーしちご)のレコーディングの時の話が印象的だった。
唐突にラップを歌うことになり、愕然とする3人。
何とか回避したいが、受け入れざるを得ない展開になる(仕事だからね!)。
そして、勇気を振り絞ってラップに挑戦するあ~ちゃん。
そのあ~ちゃんの声を聴きながら笑う中田ヤスタカ。
それを告げ口するかしゆか。

このくだりで爆笑してしまった。

3人が嫌々ながら従うところも面白いし、やらせておいてそれを笑う中田ヤスタカも面白い。
結果、「新しいよ、これ、新しいよ!」と中田ヤスタカは満足していたようだ。

そんな苦労もあり、「575」は素晴らしい楽曲に仕上がったと思う。
どう評価していいのか分からないが、ともかく「新しい!」と感じた。
3人の「ラップ」は、いつか来るのでは?と思っていたが、こんな形で来るとは思わなかった(あともう一つ来るのは、来年の夏にリリースされる「Perfume音頭」だろう)。

「575」は、歌詞が「五七五」で構成されている。
イントロはゆるゆると始まるが、途中からラップが挿入される。
歌詞の全文を掲載したいがそれが出来ないのが残念だ。PVが無いのも重ねて残念。バックトラックも含めて、本当に素晴らしい!
個人的には「VOICE」よりもはるかに衝撃的だった。
Perfumeではもはや「恒例」とも言えるパターンだが、最高のキラーチューンがシングルのカップリングだったりとか、アルバムの中の一曲に納まったりする(「ポリリズム」のカップリングの「SEVENTH HEAVEN」や「love the world」の「edge」や、アルバム「GAME」の中の「シークレットシークレット」など)。
この「575」もそのパターンだ。
そんなに追いかけていない人には届かないが、届いてしまった人には衝撃を走らせる。

とりあえずは先に「VOICE」が浸透するだろうが、この後に「575」の存在が知れ渡ると思うだけでワクワクしてくる。

今回のシングルは、楽曲も素晴らしいが、中田ヤスタカの「作詞能力」の素晴らしさが際立っている。
もう「中田文学」と言ってもいいようなほど、誰も寄せ付けないオリジナリティを発揮していると感じた。

ともかく気持ち悪い。

「キミのパズル」とか「この恋は負けたくないの」とか「ポチポチボタンをプッシュなう」などの言葉が、三十路男性の脳内辞書にインプットされているところが最高に気持ち悪い。

この場合の「気持ち悪い」はもちろん褒め言葉だ。

それと、毎回感じることだが、分かりやすい、簡単な言葉で深い奥行きを感じさせる。力んだような感じはせず、サラッと読めるが、人によって捉えかたが色々と違って聴こえるような、重さを感じない言葉選びだと思った。

「VOICE」は、恋愛についての歌にも聴こえるし、東京ドーム公演に向けての3人の「想い」にも聴こえる。
PVで3人が最後に手に入れた宝石は、3人の「想い」だろうし、3人を応援し続ける人達の「想い」だろうと思った。
しかし、人の「想い」は、残念ながら宝石のように輝き続くことはない。
いつかは消えてなくなるし、カタチを変えてしまうだろう。
それでも、手に入れた宝石が輝き続けるようにしっかりと磨いていくのだろうと解釈した。なるべく、一日でも長く輝き続けて欲しい。

Perfumeの「面白さ」は、時に見せる「やらされてる感」なんだと思う(中田ヤスタカとの距離感は、奇跡の距離感だ!)。
というよりも、それらを簡単に暴露する「裏の無さ」「ウソの無さ」だろうか?
自らは創作してはいないが、3人がいなければ決して創り出せるものではないし、出来上がった作品には、3人の姿がはっきりと浮き出ている。

バキバキの音を注文したのにバキバキじゃない!ラップは嫌じゃ!などと言いながらも、しっかりと仕事をして、中田ヤスタカが音源を製作し、それを受けて振り付けのMIKIKO先生が仕事を始める。
それを受けてPV撮影の関さん、衣装の研さんが仕事を始める。
ステージ演出のために、舞台関係の方々が仕事を始める。
大勢の人間が、3人のために動き出す。

Perfumeの3人は、多くの人間によって操られている、「操り人形」だ。
3人は、多くの人間たちの操作に従って、誠心誠意、全力で操られている。
しかし、それは悪意のある操作ではなく、愛情がたっぷり含まれた操作だ。

操作を受けた3人は、次に我々を操作する。我々を操り人形にする。

以前にも書いたが、Perfumeの3人は強大なエネルギーの「最終出力装置」だ。

多くの人間の「想い」が3人に集約され、3人を介して「想い」が我々に放出される。
もちろん我々も黙っているわけではなく、全力で「想い」を返す。
このリサイクルが、ビジネスとしてもしっかりと機能しているところが楽しい。

初めは3人で少数の人間にしか届かないエネルギーだったが、それが今では3人で数万人を弾けさせるまでに大きくなった。

11月には、ついに3人が5万人に対してエネルギーを放出する。
恐らく、Perfume史上最大の人数の「想い」を背負って3人はステージに現れるのだろう。

今回のシングル「VOICE」で、東京ドームの屋根を吹き飛ばすくらいのエネルギー放出を期待している。

結論。
かしゆか好きっス!
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俺たちパフューマー!

2010-08-10 | Perfume
最近、やたらと創作意欲が湧く。一体、何なのだろうか?
Perfumeを応援し続けて早3年…。「ココロの粒子」が蓄積してきたということだろうか?
私も中田ヤスタカのような「神」の足元に近づけた、ということなのかも知れない。
もしくは、本日のフライングゲット祭りに参加できなくなった腹いせなのかも知れない。

そんな訳で、泉のように溢れ出る創作意欲を利用して、生まれて初めての作詞、作曲に挑んでみた。もちろん、歌うのはPerfumeの3人を想定している。
Perfume史上、かつてないほどのコール&レスポンス作品に仕上がった。
キラーチューンである「チョコレイト・ディスコ」を凌ぐ楽曲になることは間違いないだろう。

恥ずかしながら、ここに発表する。

タイトルは「俺たちパフューマー」である。

(ドンツードンツー)(ドンツードンツー)
(ドンツードンツー)(ドンツードンツー)

俺たちパフューマー(俺たちパフューマー)
君たちパフューマー(君たちパフューマー)

(ドンツードンツー)(ドンツードンツー)
(ドンツードンツー)(ドンツードンツー)

てれってってってー てれってってってー
てれってってってー てれってってってー

てれれれてれれれー てれれれてれれれー

(ドンツードンツー)(ドンツードンツー)
(ドンツードンツー)(ドンツードンツー)

かっしかしーのかっしかし!(かっしかしーのかっしかし!)
あ~ちゃんあ~ちゃん!ぴったんこ!(あ~ちゃんあ~ちゃん!ぴったんこ!)
のっちのちーの、のっちらほい!(のっちのちーの、のっちらほい!)

てれってってってー てれってってってー
てれってってってー てれってってってー

てれれれてれれれー てれれれてれれれー

(ドンツードンツー)(ドンツードンツー)
(ドンツードンツー)(ドンツードンツー)

俺たちパフューマー(俺たちパフューマー)
君たちパフューマー(君たちパフューマー)

かしゆか好きッス!(かしゆか好きッス!)
かしゆか好きッス!(かしゆか好きッス!)
かしゆか好きッス!(かしゆか好きッス!)
かしゆか好きッス!(かしゆか好きッス!)

てれってってってー てれってってってー
てれってってってー てれってってってー

(ドンツードンツー)(ドンツードンツー)
(ドンツードンツー)(ドンツードンツー)

てれれれてれれれー てれれれてれれれー

今何時?(そーねだーいたーいねー!)
今何時?(ちょーっとまってーてー!)
今何時?(まーだはーやーいー!)

てれれれてれれれー てれれれてれれれー

ほ~いほい♪(ほ~いほい♪)
ほ~いほい♪(ほ~いほい♪)
ほ~いほい♪(ほ~いほい♪)

(ドンツードンツー)(ドンツードンツー)
(ドンツードンツー)(ドンツードンツー)

上の歯(上の歯~)下の歯(下の歯~)前歯(前歯~)奥歯(奥歯~)
ぐりぐりしゃかしゃか、ぐりぐりしゃかしゃか、しゅっわ~ん!

食べたら磨く、約束げんま~ん!

きらり~ん♪

(ドンツードンツー)(ドンツードンツー)
(ドンツードンツー)(ドンツードンツー)

てれってってってー てれってってってー
てれってってってー てれってってってー

俺たちパフューマー(俺たちパフューマー)
君たちパフューマー(君たちパフューマー)

かしゆか好きッス!(かしゆか好きッス!)
かしゆか好きッス!(かしゆか好きッス!)
かしゆか好きッス!(かしゆか好きッス!)
かしゆか好きッス!(かしゆか好きッス!)

てれれれてれれれー てれれれてれれれー
すーちゃかすーちゃかすーちゃかすーちゃか


以上である。
残念ながらダンスパフォーマンスまでは頭が回らないので、そこはMIKIKO先生に依頼するしかない。

※中田ヤスタカ氏へ
もしもこれを見ていた場合、この作詞作曲を使用していただいても構いません。もちろん無料です。
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Perfumeを聴くことによって流れる脳内映像について

2010-08-08 | Perfume
先日、PCに向かって作業している時のこと。
iTunesからやたらとノリの良い音楽が流れ続けるので、身体がピクンピクン反応してしまって作業が進まなくなった。

「何なんだよこれはよう!」

とiTunesを開くと、やはりPerfumeだった。
アルバム「GAME」が再生されていた。

仕方が無いので、私はデスクから立ち上がり
「ヤスタカ、やっぱりアンタは神だよ!」ダンスを素早く踊りだした。

ダンスも佳境に入り、部屋の中で汗だくになった頃に、ふと思い付いた。
「ヤスタカも神だけど、MIKIKO先生も神じゃない?」と。
そこで、急遽「MIKIKO先生、あなたもやっぱり神だよ!」ダンスに変更した。
実に忙しいことだが、神に感謝を捧げるのは忘れてはならない。

全裸になって首をカクカク。手首をフリフリ。腰を前後に。くるくる回って手拍子パンパン!MIKIKO先生好きッス!好きッス!ヒャッハー!
アルバム「GAME」を流しながら、ヨダレをたれ流しながら踊りに熱中していたが、その時に、あることに気づいた。

「Perfumeを聴いていると、確実に脳内に映像が流れる」ということに。

ともかく、アルバム「GAME」は最高なアルバムだ。
「⊿(トライアングル)」だって最高なんだけどね。

1曲目の「ポリリズム」。一発目のサビに入った時の爆発と、間奏部分の「ポリループ」に突入した時の客席の熱い盛り上がりが脳内に流れる。仕掛けられた爆弾が爆発し、次々と暴発していくようだ。
音源で聴くとそれほどでもないが、ライヴではかなり暴力的な楽曲。

2曲目の「plastic smile」は、去年のツアー大阪公演で見たときの「ケンケンパ」の振り付けが流れる。はぁん。

3曲目の「GAME」は、私が生まれて初めてPerfumeを見た、2008年6月1日の横浜での風景が思い起こされる。
ニヤニヤしながら開演を待っていて、いきなり「あの」ステージだった。
「か、かしゆかが怖い!怒ってるよ!」と度肝を抜いたものだ。
ライトセイバーを抜いた時の怒涛のような歓声、そこからの華麗な演出が脳内を駆け巡る。
武道館公演での美しすぎる照明と、取り憑かれたようなのっちの表情も、しっかりと脳裏に焼き付いている。

4曲目の「Baby cruising Love」は、私が初めてPerfumeの「初回限定盤」を購入したシングルだ。
個人的なことでアレだが、大病を患い、退院した日が発売日だった。
この曲は、風景よりもPVの映像と、寒い季節の記憶が頭に流れる。

5曲目の「チョコレイト・ディスコ」は、文句なしのPerfumeのキラーチューンだ。
あ~ちゃんの「いぐよぉ~!」という煽り声と、会場が割れんばかりの「ディスコ・コール」が同時に再生される。
床が上下しているように全員が縦に動き、何万本もの人差し指が天を指す映像。

6曲目の「マカロニ」は、Perfumeの楽曲の中でも、相当に「成長」した曲だと思う。
当初は、引っ掛かりの少ないミディアムテンポの楽曲だと思っていたが、今では、3人が前後に広がるフォーメーションと共に、ライヴではしっかりとアクセントになる曲になった。
歌詞のせいかもしれないが、この曲をダンスする3人の表情が、たまらなく切なく見える。

7曲目の「セラミックガール」は、去年の全国ツアーが最後だっただろうか?
全体的に細かすぎるダンスだが、「ガガガループ」と呼ばれる、間奏部分の変態的なダンス!
特に「GAME DVD」での、照明とマッチした演出と、3人の赤いTシャツ姿が脳内に現れる。

8曲目の「Take me Take me」は、GAMEツアーと、武道館公演で見ることが出来た。
GAMEツアーの時には「おいおい!お前ら地蔵かよ!音楽分かってねえな!」と思いながら完璧に地蔵を決めた思い出がよみがえる。
セクシーだが、素人目に見ても難しそうなダンス。かしゆかの手足の長さと指先の演技が光っている。

9曲目の「シークレットシークレット」は、もう完全にPVが脳内に流れる。
曲だけでも十分にカッコいいのに、PVで打ちのめされた。
ありとあらゆる想像を超えたPVだった。衣装も、映像の中で繰り広げられる物語も、ダンスパフォーマンスも。
このPVを見た瞬間に、「Perfumeは消えない」という感触を得た。

10曲目の「Butterfly」は、衣装を着替えるためのBGMとして使用された。
休めばいいのに、踊り狂っていた。
武道館公演でのカッコいいVJがよみがえる。

11曲目の「Twinkle Snow Powdery Snow」は、「GAME DVD」でのダンスパフォーマンスが特に印象に残っている。指を指す3人のシルエットが浮かぶ。
最近やっていないのでやって欲しい。

ラストの「Puppy love」。曲の内容云々の前に、この曲がパフォーマンスされた時の3人の満足気な表情が思い浮かべられる。
自分も、この曲では笑っていたことが多かったかもしれない。
「上下上上~」の振り付けは、最初から最後までやってると疲れる。というようなことは3人の前では絶対に言えない。
腕がちぎれ飛んでも、肩だけでも上下して応援したい。
この曲は、公演に参加したオーディエンスの熱い姿が思い起こされる。


というように、Perfumeの楽曲を聴くたびに、映像がはっきりと脳内に再生される訳だが、答えはシンプルだ。

「それだけの数を見ている」

からだ。

しかし、音を聴いて映像が鮮明に脳内に広がるのは、Perfumeが初めてだった。

私は音楽にそれほど疎い訳ではない。
詳しい訳でもないが、雑食で何でも聴く(ここ数年はPerfumeからの情報入力が多く、出力の余裕が無いのであまり探してはいないし、自然の音が好きになってきたので、無音で過ごすことが多い)。
それなりの音楽体験はしてきたつもりだ。

なのに、Perfumeの楽曲を再生すると、すぐに脳内でも映像が始まる。

元々アイドルグループなどが好きな人にとっては、これが当たり前の感覚なのかも知れないが、自分にとっては初めての体験なので、かなり新鮮に感じている。

思い出を「刻む」と言うが、Perfumeの新曲を聴いたり、ライヴに足を運ぶたびに、こうした、後に脳内再生される映像が次々と脳に刻み込まれていく。
それはもちろん、Perfumeの楽曲やパフォーマンスだけではなく、その時に感じたことや、ライヴの日に仲間と楽しんだことや、各地で食べた美味しいものなどの記憶も含まれる。

それが、どんどんと積み重なり、蓄積されていくのだ。

これが、Perfumeのファンをやめられない、一つの理由なのだろうと思う。

私のパソコンは、そろそろ爆発しそうなほどにメモリーが少なくなってきた。
しかし、私自身のメモリーは、まだまだ容量はある。
都合の悪いことはサクサクと削除もしている。
これからも新しい記憶を刻んでいきたい。
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GIRL POP FACTORY 10 ライヴレポート

2010-08-07 | ライヴレポート
8月1日(日)Zepp Tokyoにて、GIRL POP FACTORY 10に参戦してきた。

ステージに向かって左側。いわゆる「かしゆかサイド」の6~7列目に陣取った私は、「ポリリズム」が終わった時点で「汗だく」というレベルを越えていた。

パンツからくつ下に到るまで汗でビショビショになっていた。
それに、後方から殴られたり、前の女の子の後頭部がアゴにヒットしたり、横からエルボーを食らったり、足を踏まれたりと、肉体的にもダメージを負っていた。

しかし、凄まじい幸福感に包まれていた。
基本的に私は後方からまったりと見るのが好きなのだが、やはりPerfumeの音楽に圧倒されながらファンのみんなと押し合いへし合い踊り狂うのは楽しい。
殴られたり、エルボーされたり、足を踏まれたって、楽しい。
「こいつ!」と思って殴ってきた奴の顔を見ると、満面の笑顔でステージに向かって応援をしているのだ。
こっちも負けてられない。

そして、最後の曲。

「Puppy love」

が始まった。

いつものことだが、私は背が低いので、いつも他人の頭の間から、振り上げた腕の間からステージを見上げることになる。
この日ももちろん、3人のパフォーマンスはまともに見ることは出来なかった。
ただ、時おり近くに寄ってくるときだけ、かしゆかや、あ~ちゃんや、のっちのことを至近距離で見ることができる。

たまらんちょたまらんちょだ。

何度も書いていることだが、この「Puppy love」は、サビの部分で「上下上上~」と腕を上下にする振り付けを、Perfumeの3人と我々が一緒にやる。

何度目のサビだったかは忘れた。

サビの直前で、のっちが我々の目の前に煽りに来た。
かしゆかを応援する気マンマンの「かしゆかサイド」に、ワザワザのっちさんが煽りに来てくれたのだ。
これは全力で返さなければ失礼に当たる。

「のっちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~!」
「のっちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~!」
「のっちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~!」

と叫びながら、私は全力で「上下上上~」をのっちさんに披露した。
女性の後頭部がアゴにヒットし、隣りの男性のヒジが顔面に入りメガネがずれる。背後からも女性に殴られる。のっちさん!見ていますか!ボロボロッス!
恐らく、回りの連中も、「上下上上~」を全力でやっていたと思う。

その時、のっちが突然に泣き顔になった。

のっちが、泣き顔になった。

「泣いた」とまでは言わないが、「泣きそう」になった。

なんと言っていいのか分からないが、私はその瞬間に「うえしたうえうえ!したうえしたした!」と泣きながら全力で叫んでいた。

Perfumeで「泣く」といえば、やはりあ~ちゃんだろう。
熱狂する我々の姿を見ると、感極まって泣く。
かしゆかも、ステージ後半になると涙もろくなるようだ。

しかし、のっちは泣かない。
上手く表現できないが、「職人」に近いと言えばいいのだろうか?
キッチリと自分に課せられた仕事をこなすことに集中しているように見える。
ステージ後半になって、涙もろくなっているあ~ちゃんやかしゆかとは違って、男っぷり全開で客席を煽り、切れ味鋭いダンスパフォーマンスを披露し、完璧な仕事(MCは除く)をして、さっさとステージを後にする。

そんなイメージののっちが、我々を見て涙ぐんだ。

今回のイベントは、テレビ局主催のもので、他のアーティストさんは

・ねごと
・SPEED
・LOVE LOVE ALLSTARS
・中川翔子
・ノースリーブス
・miwa
・Kylee
・加藤いづみ
・森若香織
・渡瀬マキ

などだ(自分は半分以上知らないが)。
しかし、はっきり言って、会場の半分以上がPerfumeファンで埋め尽くされていた。
「ピンクT」と呼ばれる、Perfumeファンクラブ会員の姿がそれを物語っていた。凄まじく目立つ!
もちろん「ピンクT」を着ていないファンクラブ会員だって大勢いただろう。
それらが、Perfumeのライヴが始まった途端に集結し、気持ちの悪い笑顔を全開にして一緒になって振り付けをしているのだ。

いつも見ている風景なのだろうが、この日は特に目立ったのかもしれない。
のっちは、それを見てしまったのだと思う。

ファンであれば、のっちが「涙もろい」ということは十分に承知していると思う。
自分も武道館DVDや直角二等辺ツアーDVDなどの特典映像で、のっちが豪快に泣いている姿を見たことがある。
しかし、それはどちらもファンの前ではない。
のっちは、ファンの前では、いつでもクールビューティー(風)なのである。

チョコレイト・ディスコ→ポリリズムと流れ、多幸感も絶頂に来て、最後の締めに来た「Puppy love」で、大団円を迎えるその瞬間に見えた、のっちの泣きそうな顔を見て、恥ずかしながら私の涙腺はやや崩壊してしまった。

終わったあとは、ボロ雑巾のようになってしまったが、たまには前で見るのもいいなあ、と感じたライヴだった。

SETLIST

M01 ワンルーム・ディスコ
M02 不自然なガール
-MC-
M03 ナチュラルに恋して
M04 マカロニ
M05 VOICE (Short ver.)
-「P.T.A.」のコーナー-
M06 チョコレイト・ディスコ
M07 ポリリズム
M08 Puppy love

結論。
かしゆか好きッス!
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外では言えないファンクラブ会員だからこその(略)DVD見たよかしゆか。

2010-08-02 | Perfume
やっと…やっとDVDの感想を書ける日が来た。
正直、このDVDを見て、魂が完全に抜かれた。
未だに4回しか見ていない状態で、このDVDの感想を書く。
まだDVDを見ていない方は、ネタバレがあるのでこの先は読まないほうがいいと思います。


このブログのタイトル文字数は50文字までとなっている。なので、今回のDVDタイトル

「外では言えないファンクラブ会員だからこその秘密トークまさかの75分くらいDVD!!~ファンクラブトゥワー本編映像つき(笑)~」

は、入れることが出来なかった。

このDVDは、Perfumeのファンクラブ会員のみが注文できるもので、完全受注生産となっている。
内容は、まず気持ち悪いおっさんの顔から始まり、今年の春に行われたファンクラブ会員向けのツアーから楽曲が4曲と、ツアー中の特選MC集と、結成10周年を振り返った撮りおろしのトーク映像と、それが終わった後の気持ち悪いおっさんの笑顔になっている。

気持ちの悪いおっさんは、最近やや老けてきたようにも感じる。
病気?それともちょっと疲れているのだろうか?心配だ。

結論から述べるのが好きなので、結論から言う(結論というか、感想だけど)。

Perfumeの魅力がすべて収まったDVDだと感じた。
それに、私はこれからもPerfumeの3人を信じ続けるだろうと思った。
以下、気持ち悪い文章が続く。

私が一番心を動かされたのは、収録曲4曲目の「Puppy love」だ。

高知公演ではみなぎっていて気がつかなかったが、3人は「生の声」で歌っている。
いままでリリースされたものや、放映されてきたものの中で、これほどに「生の声」が前面に出た映像はあっただろうか?
たぶんあるのだろうが、私は知らない。

3人が「生の声」で歌っている。

散々「クチパク」「誰が歌っても同じ」と言って叩かれてきた3人が、生の声を客席に届けている。

ここに、たまらなく心を動かされた。

私は別にクチパクだろうが何だろうが、3人が出力するステージが大好きなので、今までも十分に感動していたが、こんなに「生の声」を贈り届けてくれているとは気がつかなかった。

元々、中田ヤスタカが制作する楽曲は、その場での再現を目的としては創られていない。なので、Perfumeのライヴパフォーマンスは再生不可能で、基本的にはやはり「クチパク」だ。
しかし「Puppy love」は、特に深い意味はないだろうけど、生音に近いバンドサウンド風に仕上げられていた。
その間隙を突いてPerfumeの3人は、この楽曲を「生の声」で歌い上げた。

3人が「生の声」で歌う姿を見て、私は3人が、全国のファンクラブ会員に対して、直接顔を会わせて、「ありがとう」と言っているように感じた。
今までは、MCなどで感謝の気持ちを伝えてくれたが、楽曲を歌い、ダンスパフォーマンスをしながら「ありがとう」と言っているように見えた。

3人のキラキラした、満足そうな笑顔から、それを感じた。

そして、そのパフォーマンスに欠かせないのが「熱い観客の姿」だ。
「上下上上~」という振り付けを全員でするのだが、さすがに全員がファンクラブ会員なので、気持ち悪いほどに統制が取れている。
カメラもしっかりと引きでこれを捉えて、会場の熱気を収めていた。

Perfumeの魅力の中心に位置するのは、「リアリティ」だと思う。

どこからか持ってきた外付けのリアルではなく、3人から溢れ出る現実感。
人間離れしたカッコいいダンスパフォーマンスもリアルだし、どうしようもなくグダグダなMCもリアル。中田ヤスタカを「神」と崇めたりするが、中田ヤスタカは「神」ではなく、紛れもないリアル半ズボンだ。

機械的な楽曲、機械的なダンスパフォーマンスを、ものすごく温かみのある、(自称)イモでブサイクな3人の女の子が、一生懸命になって我々に見せてくれる。

このDVDを見て、私はここに「リアル」を感じた。

私が「おっさん」だから感じるのだろうか?
あの手この手で売りつけようとする輩を散々見てきたし、自分もあの手この手で売りつけようと必死になっていた時代もあった(それでも、ウソは言わなかった)。
しかし、Perfumeには「誠意」以外の何も見当たらない。
「顧客満足度のアップ」しか考えていないのが、手に取るように伝わる。
このDVDを見て、Perfumeには「ウソが見当たらない」ということが確認できた。

もう一度書こう。

Perfumeには「ウソが見当たらない」。

Perfumeは、弁当に上げ底を入れたり、過剰なパッケージを作ったり、実力以上の実力を誇示したりはしない。
しっかりと根を張って、根を張った分だけの実力で我々を魅了している(もっとも、根が異常に深く張っているが)。

だから、私はPerfumeを信用できるのだと感じた。

結論。
Perfume大好きッス!
コメント (18)
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