髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

生まれて初めて味わう恐怖。初の名古屋ツーリング!

2009-09-30 | ツーリング
2009年9月26日。
翌日のPerfumeの名古屋公演に参戦するために、生まれて初めてハーレーXL883Nでの長距離ツーリングに出かけた。

結論から書こう。

見通しが甘かった。
甘すぎた。

「厳しいだろう」とは予測していたが、それを上回るほどに厳しい結果だった。
元々長距離のトラックを運転していたこともあり、東京~名古屋は何度も往復したので、道は知っている。
それが過剰な自信につながったようだった。
のんびりと座って移動するクルマと、身体をむき出しにして移動する2輪は、同じ距離を移動しても、そこで感じる感覚はまったく違うものだった。

まあ、大型二輪を所得して、ハーレーが納車されて一ヶ月も経たないうちのチャレンジだから、当たり前か。
画像が携帯で撮影した一枚だけだった(デジカメは一度も使わなかった)ことで、この旅の過酷さが証明される。
ちなみに、私のXL883Nは、900キロを越えた段階で初回点検は受けていないが、オイルだけは交換してもらった。
では、以下にレポートする。

まずは、当日の仕事を高速でこなした。
夜明け前から仕事をし、午前11時には終了して帰宅して、適当なものを腹に入れてシャワーを浴びる。

前日に用意した持ち物を厳重にチェックして、指差し確認もしつつ、サイドバッグに詰め込む。
今回のツーリングの持ち物は、テグナーの10リットルのサイドバッグと、ポーターのウエストバッグだけだ。
はっきり言って詰め込める量が少ない。
特にウエストバッグは、できるだけ少量に抑えたかった。
タンクバッグ一個でもあれば万事解決なのだが、それは私の経済が許さない。
天候は入念に調べて、雨には遭遇しないと判断。
雨合羽も装備から切り離す。
それでもサイドバッグはパンパンに膨れた。

今日は予定が色々とあるが、ライヴ自体は明日なので、時間がかかっても、移動だけでも終了すればいい。

そんな気軽さもあって、ゆるゆると12時に出発した。
目標は16時ごろに到着かな~。

午前中の渋滞はすっかり解消して、中央高速は空いていた。
東名で向かったほうが気が楽なのだが、せっかくだから中央高速も走っておきたい。
何より、自宅が調布のインターから近かったこともある。

とりあえず高速に乗っかり、80キロ巡航で身体を慣らしていく。
身体を慣らしていく。
身体を慣らしていく。
あれ?いくら走っても身体が慣れない。
風圧の恐怖心が薄まらない。
結果、80キロ巡航のまま、身体が疲れを感じる手前の初狩PAにて昼食をとる事にした。

もうこの時点で予定が狂っているのだが、そのときにはあんまり考えていなかった。
しかし、昼食をとって身体はほぐれたのか、その後はなんとか90キロ巡航で、時には100キロまで出したり、80キロまで落としたり、色々な走り方を試していた。
こういった気まぐれな走り方は、長距離を走るにはもっとも不向きな走り方だ。疲労が溜まりやすい。
しかし、楽しさも感じられるので、体力や集中力のことなどは考えずに走る。
それが祟り、すぐに疲れと集中力の欠如が襲い掛かってきた。
ケツの骨も痛く感じてきた。

双葉SAで、一回目の給油と、痛くなってきた左ヒジ、ヒザ、ケツの骨を休めるために休憩。
座ったりせずに、歩き回るほうが良いとの情報があったので、サクサクと歩き回る。

この時点で、連続走行40分が限界になってきていた。
特にケツの骨の痛さが厳しい。
それに、集中力が切れると、走っている時に地面に足を着いてしまいそうな恐怖感がずっと続く。
それによって足に必要以上に力が入ってしまい、ヒザの痛みにつながる。

八ヶ岳PAでも、ほんの一瞬だけでもと思い、バイクを停めてタバコ休憩をした。
もうすでに敗者の貫禄十分である。

その後は、
諏訪湖SA
駒ケ岳SA
と、細かく休憩しながら進む。
諏訪湖SAでは、素晴らしい景色が見れた。
しかし、感動とこれからの不安が混ざって複雑な心境だった。
駒ケ岳SAでは、無料できのこ汁が配布されていて、それがめちゃくちゃ美味しかった。
温かくて心に染みる。

やっとの思いで岡谷JCTを通過した。
ここから先もまだ長い。

そして、休憩を挟みつつも。行きのメインイベントととらえていた「恵那山トンネル」に挑む。
全長が8キロ以上もあるトンネルだ。
私は、長距離トラッカー時代は、このトンネルが嫌いだった。
視覚が狂って、もの凄くトンネル内が狭く感じて、ハンドル操作に慎重になってしまっていた。
二輪だと、さぞ恐怖心が倍増するだろうと思っていた。
このトンネルは、危険物を積載したトラックは走行できない。
「危険物積載車は高速を降りろ」
という標識がたくさんあって、恐怖心はうなぎ登りに。
しかし、いざトンネルに入ると、巡航速度は70キロくらいに落ちて、安心して通過できた。
こんなものか。やや拍子抜けした。

しかし、ここで日が傾き始める。
谷あいの道はかなり暗くなっていた。
心が焦り始める。
その焦りがさらに状況を悪化させる。
地図をチェックする余裕もなく、「確かこの次のJCTで左方面に舵を切ればいいんだよな」と、土岐JCTを左方面に入り、東海環状自動車道に入る。
しかし、そこは見慣れない高速道だった(いつもは小牧JCTから名古屋へ入っていた)。
しかも、周囲の巡航速度が急に高くなり、意思に反して100キロ以上で走行した。
薄暗くなった視界と、厳しい風圧に、再び恐怖心が全身を襲う。
自分の進路が間違っていないことは分かっているが、それを確認したかった。
時計は17時を回っていて、もうほとんど「夜」といってもいいくらいに暗くなった。
せと赤津PAに入って地図を確認しよう。
PAは、本当に駐車してトイレを済ませるだけの設備で、心細い私の気持ちに追い討ちをかける。
サイドバッグを開けて地図を…。

地 図 を 忘 れ た 。

まあ、タバコを吸って落ち着こう。
やってしまったミスに、いつまでも執着しても状況は好転しない。
それよりも、これからの未来について考えたい。
ホテルまでのルートは、ぼんやりと覚えているので、まあ大丈夫だろう。
とにかく、今自分が走っているルートが正しいと確認したい。
PAエリアを歩いてみても、特に有効な案内は存在しなかった。
なんとか携帯で地図情報を引き出し、時間をかけて現在位置を把握した。
ルートは間違っていない。
次に遭遇するJCTで、伊勢湾岸道に入れるはずだ(分かってないじゃないか!)。
燃料の枯渇問題も抱えつつ、発進した。
燃料ランプが点灯したらすぐに下に降りよう。
もしかしたら、人生初のガス欠も体験できるかもしれないさ。

心はボロボロに砕け散っている。

100キロ以上の巡航速度に耐えて、無事に伊勢湾岸道に入れた。
安堵する気持ちと、ほとんど燃料が枯渇しているだろう不安感。
刈谷PAの存在を忘れていた自分に歓喜!
ここで給油ができるぞ!

無事に給油ができて、目的ICである豊明で降りてホッとできた。

しかし、ここからも記憶を頼りにホテルまで移動しなければならない。
私が目指すホテルは、名和(なわ)という所だ。
確か、23号線を走って「北頭」だったかという交差点を左折だ(会場に行くための地図と混同している)。
そして、知ってはいたが23号線には信号が無い。
どんどん進んで、いよいよ自信が無くなり、適当な場所で左折して、コンビニで地図を確認した。
中々いい場所で地図を確認したようで、そこからルートを変更して、ライヴ会場は見ないでホテルに直行した。

やっと18時近くにホテルに到着した。
東京を出発して6時間。
荷物を降ろして、息つくヒマも無く友人と飲みに行くために出かけた。
それ以降は「ライヴレポート」をご参照ください。

明けて翌日。

楽しい楽しいライヴが終了した瞬間にバイクにまたがり、名古屋を後にした。

行きとは違い、復路は翌日に仕事を控えているために、時間制限がある。
翌日は5時起床で仕事だ。

ライヴは19時過ぎに終了した。
往路の時間オーバーを頭に入れて、東京着はぶっ飛ばして24時着と考えた。
走りなれた東名だ。
それくらいで到着できるだろう。

しかし、中々の渋滞で、思うように走れなかった。
身体は疲れていたが、脳内は疲れていなかった。
どんどんと時間は過ぎていく。

帰りは完全な「夜」なので、きっちりと「巡航速度」を意識して、100キロ巡航のトラックにスリップストリームをかけて巡航しようとプランしていたが、100キロ巡航のトラックがいない。

90キロか、80キロ巡航だけだ。

とりあえず80キロ巡航の大型トラックの背後について、風圧を軽減しながら走った。
バイクのライトによって銀色に輝くトラックの後ろ姿以外は、真っ暗闇で何も見えない。
しかし、その暗闇は凄まじいスピードで後方に流れている。
トリップメーターを時計表示にして、時間を確認しながら帰ることにした。

すぐに集中力が切れて、再び左ヒジと両ヒザ、ケツの骨の痛みが再発した。
たまらず三方原PAに入り、休憩をする。
その時点で20時半を過ぎていただろうか。

それからは、細かく休憩しながら、本線に出ると同時に80キロ巡航の大型トラックを見つけてはスリップストリームしながら距離を稼いだ。
当初の予定では、90キロ巡航のトラックについていく予定だったが、90キロ巡航のトラックが80キロ巡航をしているトラックを追い抜かすときの横風と風圧が恐ろしく感じて、80キロ巡航のトラックについていくことにした。
敗北感をたっぷりと味わう。

もちろん、こんな時間に高速道路を走っているバイクなど、ほとんどいない。
PAやSAに入っても、いるのは行楽帰りのクルマか、大型トラックばかりだ。
小さめのPAなどに入ると、寝ている大型トラックしかいない(懐かしい風景だが)。
その中にするすると入り込み、一人でベンチに腰掛けてコーヒーを飲む。
猛烈に寂しい。

21時半ごろだっただろうか。
もしも、自宅にいれば酒を飲み始める時間だ。
ネットにくだらない書き込みなどをして、のほほんと過ごしている時間だ。
それが、今現在は自宅からははるかに離れた場所にいる。
憧れの自分の部屋に帰るためには、この300キロ近くある鉄の塊を自分で操縦して行かなくてはならない。
長距離トラックに乗っていたときにも感じたことだったが、長い距離を孤独に走っていると、目的地に到達するまでの夢や希望が、どんどんとランクを下げてくる。
「目的地に到着したら、美味いもん食って、シャワーを浴びて、酒でも飲んでゆっくり寝たい」
などといった目標が、凄まじいスピードで降下してくるのだ。
「とりあえずなんか食えればいい」

「寝れればいい」

「寝れなくてもいいから、到着だけしてほしい」

「到着しなくてもいいから、死にたくない」

「ともかく死にたくない」

「生きてるって素晴らしい」

さらに先を進む途中で
「ともかく、何としてでも生きて自宅に帰るのだ!」
と、激しく心に誓う。
大げさな表現だけど、本気でそう思った。

暗闇を走り続け、やっと御殿場まで来た。
このあたりから安堵感が生まれたのか、単独でも高速で走ることができるようになった。

海老名SAで最後の休憩をとる。
時計の針はすでに午前1時を回っていた。
4時間後に起床して仕事に行く予定だが、仕事に行くとか行かないとかは、自分が生きているか死んでいるかに比べれば些細な問題だ。
ともかく、生きて帰るんだよ。

再び単独で大型トラックの車列をぶち抜きながら、感動の川崎ICへゴール!

下の道に下りたときには、感動して涙ぐみそうになった。
最後の最後まで気を抜かずに、慎重に走って自宅に到着した。
時計の針は2時を回っていた。
名古屋のガイシホールの駐車場を出たのが19時過ぎ。
実に7時間もかかった。
アドレナリンが分泌されすぎたのだろうか、興奮してあまり眠れないまま2時間少々の仮眠をとって仕事に出かけた。

本当に有意義な経験ができた。
次回からは、ペース配分などをしっかりと立ててから行動したい。
そして、左ヒジとケツの骨は今でも痛い。
これも対策が必要だ。











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Perfume Second Tour 2009 「直角二等辺三角形TOUR」名古屋公演レポート

2009-09-29 | ライヴレポート
以下の文章には、今回のツアーに関するネタバレがふんだんに書かれています。
これからツアーに参加する方は、読まないほうがいいでしょう。
それと、やっぱり「名古屋で過ごした楽しい日記」になっています。
詳細などは、「Perfume ウィキ」で検索すると、ライヴレポートがふんだんに上がっていますので、そちらでお楽しみくださいませ。


9月27日、Perfume Second Tour 2009 「直角二等辺三角形TOUR」名古屋公演に参戦してきた。
名古屋公演の二日目である。

当日の朝は、まず激しい二日酔いからスタートした。
前乗りで東京から名古屋にバイクで移動して、前日は風来坊金山店にてマイミクと飲み、21時からは初日の公演に参加した人たちとのオフ会に行くために、またもや風来坊錦店に移動して飲んだ。
その日は、生まれて初めてのバイクでの長距離移動をして、疲労が蓄積しているにもかかわらず、調子に乗って飲んだために、完全に酒に飲まれて、周囲の人間に迷惑をかけた(らしい)。

そして、今回の遠征で一番大きなニュースとして、10年間愛用していたメガネを紛失してしまった。

恐らくタクシーに忘れてきたと思うが、記憶がない。

さっぱりとあきらめて、バイクをホテルに停めたまま、とりあえずメガネ屋を探す旅に出る。
腕の皮がざっくりとめくれているなあ。
なにはともあれ、メガネが無いと何も始まらない。
私が停泊したホテルは、名和(なわ)というところで、名古屋在住のマイミクに「なんてマニアックな場所!」と驚かれてしまったが、なるほどマニアックな雰囲気だった。
東京で言えば、飛田給くらいだろうか。
とりあえず名和にはメガネ屋は無さそうだったので、前日に出かけた金山に向かう。
駅に到着しても何も見えません。
壁伝いに手で移動しながら(うそ)、いきなり「メガネプラザ」というお店を発見した。
価格が高そうだったが、現在の視力では何もできないので、そこに決定。

入店するなり、あ~ちゃんを激しく意識して、
「黒ぶちのメガネをください!」
と、元気良く声だしをした。
事情を説明すると、一時間ほどでメガネを作ってくれることに。
フレーム、レンズ込みで67,200円。
67,200円
67,200円
67,200円
こんなモンで許してやろうか。

むしゃくしゃしたので、名古屋名物の「ひつまぶし」を退治してやろうとギラギラした視線で街を舐め回すように眺める。

メガネ屋さんのとなりのお店がひつまぶしの有名店である「三福」だった。

まだ11時だったので、30分を目の前のコンビニで潰して、開店直後の「三福」に突入。
シャッターが開いた瞬間に満席になった。

なんと、待つこと40分!
最初は無臭だったが、次第に香ばしい匂いがしてきて、再び無臭タイム。
その後、激しく香ばしい匂いがしてきて、私が注文した「釜まぶし」(2,500円)が到着した。



メニューに食べ方が書いてあるので、初心者でも安心して臨むことができる。
まず、ここの「釜まぶし」は混ぜないほうが良いらしい。
うなぎが焼けた、カリッとした食感があるそうだ。
なので、そのままお椀によそって食す。

この美味さは書けません。

次に、薬味であるネギとわさびを投入して食す。

この美味さは書けません。

次に、お茶漬けにして食す。

書かない。

目を閉じて食べてしまった。
ボリューム的に、4回目も挑戦できたので、最後は薬味で食べた。
薬味で食べるのが、一番美味しく感じた。
お漬物と肝吸いもいただいて、深呼吸をして店を出る。幸せな1時間を過ごせた。

新しいメガネ(合うように細かく調整をしてくれた)を手に入れて、バイクが停めてあるホテルに戻る。
途中、電車内で10代後半くらいの女の子が酔っ払ったおっさんに絡まれ(手を握られて)ていたので、おっさんに「女の子は迷惑そうにしているが、それに気づかないのは男として恥ずかしいとは思わないのか?」とニコニコ顔で説教。あまりにも私がニヤニヤしているのが気色悪かったのだろう。おっさんは別の車両に移動した。
これからPerfumeを見るというのに、心の曇りは払っておきたいものである。

ホテルに到着し、バイクでガイシホールに移動。
駐車場のおじさんに停めさせてくれと頼んだが、自転車の駐輪場に置けといわれる。
うーん。と悩んでいると、私のバイクの後ろにハーレーが止まった。
サングラスをかけた、いかつい男性が私をにらみ付ける。
「な、何か御用でも?」
と言いかけたところで、その男性のジャケットの胸元から、ファンクラブ公認Tシャツである「青Tシャツ」が見える。
いかついパフュオタだ。
私のナンバーを見て「東京から来たの?」と、しばらく談笑となった。
駐車場に停められなくて困っている、と話すと、「それは地元民としては忍びない」と言って、駐車場のおじさんと交渉し、クルマと同じ金額を支払い、二人とも駐車できることになった。
なので、仲良く二台並べて駐車。



挨拶をして別れ、会場付近をぶらぶらする。

メガネを新調したせいなのか、女の子たちがやたらと可愛く見える。
男性も、お洒落ピラミッドの頂点を極めそうな若者が多い。
小さな女の子を連れたお母さんお父さんの3人組(3枚チケットが確保できたのだろうか?)も数多く見られた。
そういった中に、ツアーグッズであるガチャガチャを袋いっぱいに買い込む50代くらいのおっさんも…。
仙台公演以上にカオスな客層だ。
本当に様々な層からの支持を受けていることがわかる。

今回の私の座席は、もはや「都市伝説」とまでささやかれているほどに当選率の低い、アミューズモバイルでの当選チケットだ。
自慢だが、私はアミューズモバイルは3戦3勝している。
さぞ良席が来るだろうと期待していたが、2階Bブロックって…。
最大1万人収容のガイシホールは、代々木第一体育館をちょうど半分に切ったくらいのサイズだった。
アリーナの左右と、ほぼ中央まで3つの花道が作られたステージ。
前回の仙台公演では、ステージに近すぎて演出を楽しめなかったが、今回はステージに向かってやや右側から見下ろすように全体が見渡せた。
逆に、私のいる場所よりもステージに近い、ステージに対して角度がついたスタンド席の人は、演出が見えなかったのではないだろうか。
私のいた2階Bブロック周辺は、ほとんどが一人で参戦しているようだった。
少なくとも私がいた列は、すべてが一人で見に来ていた。

まとめウィキよりセットリスト。

01.Take off (ロングver)
02.NIGHT FLIGHT
03.エレクトロ・ワールド
04.Dream Fighter
05.love the world

―MC―

06.Zero Gravity
07.マカロニ
08.SEVENTH HEAVEN
09.Kiss and Music

10.Speed of Sound (着替え曲)

11.edge (⊿-mix)
12.シークレットシークレット
13.コンピューター・シティ
14.I still love U

―MC―

15.ワンルーム・ディスコ
16.セラミック・ガール
17.ジェニーはご機嫌ななめ

―声だし(パッと楽しく遊ぼうのコーナー)―

18.チョコレイト・ディスコ
19.ポリリズム
20.Puppy love

アンコール

E01.plastic smile
E02.Perfume
E03.願い (Album-mix)

セットリストは、仙台までのホールツアーとは変更になった。
「Baby cruising Love」が消えて、「コンピューター・シティ」と「セラミック・ガール」が追加された。

「外は暑いから、会場で涼もう」なんて言って入ってきたのに、クーラーは効いておらず、蒸し暑かった。
チラシでパタパタとウチワをする人多数。待っているだけなのに汗をかく。嫌な予感がする。
開演前のアナウンスが流れる。
歓声と拍手。
あ~毎度ながら、この瞬間がワクワクする。
しばらく待って、暗転。
総立ち。

01.Take off
前回の仙台公演が、本当に演出が見えなかったのだと痛感した。
初めて見る感覚。
なるほどこうやって登場していたのかと分かった。
丸い穴の中に3人が登場する。
しかし、何度も書いているが、ステージを縦方向に長く使うと、横から見ている客には見えにくいと思う。
仙台公演では、あ~ちゃんとのっちは見えず、真ん中の穴からかしゆかの姿が見えていた。
うあ~!しかし楽しい。

02.NIGHT FLIGHT
やや地蔵気味ですよ名古屋のみなさん!
この曲は乗りにくいのだろうか?
ここで、ガイシホールの低音の効き方が中々良いなと感じた。
音が良いか悪いかは判断できなかったが、2階のスタンドでもバスドラが腰にがつがつ来る感じだ。
3人の表情は見えなかったが、スクリーンは見ないで、生の3人を楽しもう。

03.エレクトロ・ワールド
やや地蔵気味ですよ名古屋のみなさん!
私がいる周囲は、ノリが今ひとつ。
あ~ちゃん言うところの「お手並み拝見」の姿勢なのだろうか?
それともはじけ飛ぶ私がおかしいのだろうか?

04.Dream Fighter
「こ~のままでいれたら~」の時に「ドーン」とかなりの低音が入る曲だが、それが心地よかった。
ダサいと感じていた曲だったが、おっさんにはジワジワと効いてくる歌詞だ。
2階スタンドだと、ダンスのフォーメーションがじっくり鑑賞できる。
相変わらず切れ味は抜群。

05.love the world
ここまで切れることなく連続で披露される。


そして、MCに入るのだが、全体を通して今日はかなりリラックスしているように感じた。
というかグダグダともいえるほどにゆるい感じ。
「3人合わせて~」をやらずに終わってしまうのかと思った。

そして、いきなりかしゆかが中央で一人MCとなった。
これは予測できなかった。仙台公演ではほとんど喋らなかったので、嬉しい展開。
最近見たBlack Eyed Peasのメンバーが、埼玉スーパーアリーナで「TOKYO!」と50回ほど叫んでいたのが印象に残ったようで、それを名古屋でやってみたかったとのこと。
「埼玉スーパーアリーナは東京じゃないよ」
と心の中で突っ込んだが、それは気にならなかったのだろうか。
「名古屋~!」
「うぉ~!」
のやり取りを数回。

そのときだった。

突然にのっちが現れ「人にはそれぞれ役割があります…。」と、しみじみと説法を始める。
「突然じゃね」とかしゆかに言われるが、のっちにとっては絶好のタイミングだったのだろう。
流れを完全に断ち切り、今一歩飲み込めない話の展開に、周囲からも「何を突然に」と笑いを取っていた。
要約すれば「日常では様々な役割を担っていて、嫌なことや辛いこともあるだろうが、それは今は忘れて、この会場に置いて行け。そしてゴミは持ち帰れ」という内容だった。

MCのことはここですべて書いておこう。

はっきり言って、あ~ちゃんパラダイスとしか言いようがない。
前日は風邪をこじらせていたようだが、復調したようで、宇宙の果てまで行きそうなほどに自由だった。
一番印象に残ったのは、観客を気遣って、エコノミー症候群にならないためのストレッチを観客全員にやらせたことだ。
台本もなく、単なる思いつきで進行していく。

花道先端、アリーナ中央の円形ステージで
「はい全員座って~!」
と号令をかけると、スタンドもアリーナも全員が着席した。
しかし、きっちりと着席したアリーナ前方の観客は、着席した瞬間に前方を向いてしまうので、3人に背を向けることになる。
それに気づいて慌てて正面のステージまで戻る。
この不思議な光景で爆笑してしまった。

あ~ちゃん指導の下、全員がいすの下まで手を伸ばしてストレッチした。
「こっち見んな!」
その光景を見ようとする観客に厳しい指導が飛ぶ。

その他、「おかあさんといっしょ」の話題で盛り上がる。
「パジャマでおじゃま」や「歯磨きじょうずかな」などをみんなで歌った。

果てしなく長いMCを聞いていると、本当に心の底から、今日は何をしに来たのかを忘れる。
Perfumeのライヴを観に来ていることすら忘れそうだ。
トークショウも大いに盛り上がり、本日も3時間越えの公演となった。


06.Zero Gravity
あ~ちゃんがこちら側の花道先端に来てくれた。
表情が読み取れるくらいの距離だ。

07.マカロニ
もはやステージを一切見ないほどに踊り狂える。
やはり会場の音圧が良い。

08.SEVENTH HEAVEN
ダンスのことは詳しくなくて分からないのだが、この曲の後半の振り付けがツボだ。
アイドルっぽい雰囲気がある。

09.Kiss and Music
なんでこの曲で全員が地蔵になるのか不明だ。
踊っているのは周囲では私くらいだったorz…。
ねっとりとしたリズムの「タメ」が分かりにくい曲なのだろうか?

10.Speed of Sound (着替え曲)
この曲でもはじけていたのは私だけさ!
3人がダンスしたら、きっと全員がはじけ飛ぶんだろうなあ。
孤独に盛り上がった。

11.edge (⊿-mix)
やはり、今回のツアーの「肝」はこの曲だ!
前回の仙台公演では見れなかった演出が全部堪能できた!
sugeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee!
この1曲だけで、このツアーに参加した価値のほとんどが詰め込まれていたと思う。
開いた口がふさがらないとはまさにこのこと。
これは、世界中どこを探したってPerfume以外には演出はできません。
圧巻だった。
観ている側が用意していた測定メーターは役に立たなかっただろう。
それくらい、このステージを創り出したすべてのスタッフの情熱が感じられた。
「どれどれ、お手並み拝見」
と観に来た人間の度肝を確実に抜いたはずだ。
不完全だったがすでに一度見ている自分でさえ涙ぐんだほどだw

そして、この楽曲は、後方で上にいる人ほど、全体を観れて楽しめたと思う。
ステージから一番遠い、正面の2階が一番楽しめたのかも。

Perfumeのステージ照明は「松井さん」という女性が担当している。
この「松井さん」の照明がヤバかった。
2階Bブロックから観ても最高潮にヤバかったです松井さん!
目の前に存在する「現実のPerfume」と、モニターに映る「二次元のPerfume」の融合のシーンが個人的に盛り上がった。
そう、Perfumeは「ダブルスタンダード」なんだよ!

楽曲は中田ヤスタカ。
舞台演出、振り付けはMIKIKO先生。
衣装は内沢研。
照明は松井さん。
その他にも多くの人間が3人に想いを託して入力し、それを最大限に増幅させて出力する3人。
本当に素晴らしいパフォーマンスだった!

「最新のPerfumeが最高のPerfume」
という言葉があるが、まさにこの日のedgeは、最高のPerfumeだった。

12.シークレットシークレット
早いとこ「見飽きたよ」と言ってみたいものだ。
何度見ても面白さを感じ取れるダンス。
今回は、最後に「コンピューター・シティ」のイントロのポーズを取って終了(暗転)した。

13.コンピューター・シティ
ホールツアーでは消えていた、感激の「シティ」復活!
私をPerfumeへの深い谷へ突き落とした一曲だ。
このダンスパフォーマンスも見飽きることはない。

14.I still love U
あんまり好きではないんだよなあ。

15.ワンルーム・ディスコ
後方から、アリーナ全員の人差し指が上がるのが美しく見えた。
後にMCで、かしゆかは「部屋を片付けて~の腕を伸ばす振りがきつくてウッとなる」と心情を吐露していた。
そうなのかかしゆか。ウッとなるんだねかしゆか。

16.セラミック・ガール
これも、今回のアリーナツアーで復活した曲。
去年のツアー曲の中では「最もむずかしい」といわれていたダンス。
ともかく動きが細かい。虐待だといっても許されるレベルだろう。
先端のステージで披露されたので、「ガガガループ」と呼ばれるパフォーマンスを横から見ることができた。
まあ、正面からみるもんだと思う。

17.ジェニーはご機嫌ななめ
私の経験だと、だいたいこの曲を境にして、常識人の殻を脱ぎ捨てて変態になるか、あくまでも常識人を演じ続けるかの決定が下されると思う。
ここではっちゃければ、以降は自らの心の声に従って行動すればよい。
3人とも均等に応援しなければならないが、どうしても「ゆかぢゃぁぁぁん!」の声が大きくなってしまう。

18.チョコレイト・ディスコ
「ディスコ!」コールも完全に定番になった。
つまらない日常生活の中で、いつもこの曲を聴きながら心の中だけで「ディスコ!」コールをしている。
しかし、今日は思い切り声に出して「ディスコ!」と叫んでも許される日だ。
その後のオフ会でも「ディスコ!」と叫んでもいい日だ。
声がつぶれるまで叫ぶ。

この曲の照明も。際立って美しかった。

19.ポリリズム
「ポリリズムはさすがに聴き飽きたし、もう見飽きたよ(笑)」
と毎度思うのだが、毎度「ポリループ」で抵抗をやめてしまう。
やはり、楽曲の持つパワーを感じる。

20.Puppy love
この曲をもって、本編は終了する。
何回か書いているが「上下上上~」の振り付けは三十路越えには少々厳しい。
お隣の50代くらいの先輩は、何度もタイミングを失っていたようだ。
3人の笑顔が素晴らしい。
きっと私たちの笑顔も気持ち悪く輝いているのだろうな。

E01.plastic smile
文字通り鳴り止まぬアンコールを受けて登場した。
あ~ちゃんはアンコールの歓声をずっとイヤーモニターで聴きながら着替えをしているという。
手の震えが止まらずに、うまく着替えができないそうだ。
「けんけんぱ」のダンス。

E02.Perfume
お隣の先輩と一緒に飛ぶ。
現実社会では、様々な役割を背負っているだろう老若男女たちが、飛ぶ。
悲しいことや辛いこと、苦しいことや切ないことを忘れて、飛ぶ。

E03.願い (Album-mix)
何かしら観客が取るべきリアクションがないので、思い思いに楽しんでいたようだ。
「ああ、終わるんだな」
という気持ちがよみがえってくる。

曲が終わり、3人がステージに並ぶ。
そのまま3人は黙ってこちらを見ている。
凄まじい歓声と拍手が続く。
3人はまだ黙ってこちらを見ている。
この時間はかなり長く感じた。
そして、あ~ちゃんが
「それでは、Perfumeでした!」
と、半ば叫ぶように発して、3人が深々と頭を下げた。
さらに音量が上がる歓声と拍手。
「ありがとう!」という声が周囲に聞こえる。
私も手がちぎれるほどに拍手をしたし、叫び声をあげた。
それが、「ありがとう」の代わりだった。

長く長く、頭を下げてから、3人はステージ袖に消えていった。

今回も本当に心の底から楽しめた公演だった。
ありがとうPerfume。


2階Bブロックから観た感じだと、8,000人収容した今回のガイシホールくらいの規模が、Perfumeの公演での、参加者が全員楽しめるギリギリの最大規模だったのではないかと思った。
1万5千人収容の代々木第一体育館レベルになると、後方はやはりキツイ。
ガイシホールくらいだと、花道中央が中心位置になり、どの場所にいても「正面にステージ」という構成になる(観る方向は様々だが)。
そして、3人は見事にこの大きなステージと、8,000人の観客を支配していたと思う。
上にも書いたが、照明の演出や、ステージ全体の演出を楽しめるのは、後方や上の方の客席だろう。
そこまで考えて演出されているのも素晴らしいことだと思う。

次回は、横浜アリーナの2日目だ。
それが私の参戦の最終日になる。
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「SCHOOL OF LOCK! LIVE TOUR "YOUNG FLAG 09"」ライヴレポ

2009-09-23 | ライヴレポート
9月20日。
「SCHOOL OF LOCK! LIVE TOUR "YOUNG FLAG 09"」
に参戦してきた。

Perfumeの対バンは以下の通り。

・間々田優
・9mm Parabellum Bullet
・Dragon Ash

会場はZepp東京。
オールスタンディングだ。

整理番号2300番台なので、のんびりと開場時間に到着。
すでに行列が数百メートルを越えていたが、自分には関係の無い話なので、ゆっくりと物販などを冷やかしつつ、カオスな参戦者たちを眺めていた。
やはり対バンがアレなので、ライヴ慣れしてそうな猛者ふうの若者が目立つ。
というか、ここにいるおっさんは確実にPerfumeファンだ。
相も変わらず、ファンクラブ会員限定の「青Tシャツ」で目立っていた。
↑他のバンドのファンのほとんどが「黒Tシャツ」なので、とても目立つ。
私は、Perfumeへの忠誠を示すために、最新のツアーTシャツ白を着込み、ツアータオルで参戦した。

当日は見事な快晴で、気温も上がったが、夜になれば寒くなるとの予測を立て、しっかりと防寒着を用意した。
その予測は見事に的中したのだが、着替えを持ってくるのを忘れていたことに気づき、仕方なくヤンフラのTシャツを購入。
共に参戦するAさん(今回のチケットを用意してくれた)と「2300番なんてまだまだ先だよアハハ」などといいながら小便をしたり散歩したりして過ごしていたら、すでに1階席の入場は終わっていて、2階の指定席入場が始まっていた。
完全に乗り遅れたorz…。

まあ、今回は番号も番号なので、後方でじっくり観戦するかと思っていたので、焦らずに入場した。

そして、何を思ったのか、私は最前列近くの扉から会場内に侵入した。

何度も何度も書いているが、私の身長は163センチです。
体重は50キロを割っています。
戦闘力は1200前後です。

「最前 or Die」

の道を突然に選択してみた。

やはり、頭のどこかで、「これがPerfume最後の『圧縮経験』になるかもしれない」という思いがあったのだろうか。
前回のツアーを最後に、Perfumeは単独ではオールスタンディングでの会場ではライヴを開催していない。
そして、それは今後も開催されるのかは分からない(色々な意味で)。
もう一つ。
Perfume First Tour 『GAME』
に収録されている会場の映像は、そのほとんどが今回の会場、Zepp東京だ。
あの映像で見られる、凄まじい圧縮っぷりを一度この身で体験してみたい、という思いもあったのかもしれない。
ちなみに私が経験した圧縮は、ZAZEN BOYSの最前列と、自慢だがフジロックの第一回目だ。
フジロックのことは、いつか別に書こうと思う。
あれに参加して生きて帰ってこれたのは今でも奇跡だったと思う。
死者が出ていないということが、未だに信じられない。

ぬるりぬるりとかしゆかサイド(ステージに向かって左側)壁際を伝って、ステージ前方10メートルほどに陣取る。

首に巻かれたタオルから判別するに、相当数のパフュオタが確認される。
後ろにいた他アーティストファンの若者は「俺はあのバーに乗って飛び上がるわ」などと話している。
なんて凶暴な若者だろうか。

15分ほど落ち着かない時間を過ごし、会場が暗転した。

と、そのときに民族大移動が始まった。

流れに乗り、凄まじいスピードで最前3列目を確保。
幸いにもそこはステージに向かって前方がすべて女性だったので、視界は良好だ。
最前列ではないが、死ななくても良さそうだった。

まったく覚えていないが、なんだか泣きそうになる映像がスクリーンに流れ(今になって書くが、これは「SCHOOL OF LOCK!」というラジオ番組のイベントだ)、DJであるやましげ校長とやしろ教頭が現れる。
正直に告白すると、私はこのラジオ番組をラジオで聴いたことがない。
意味が分からないやり取りを経て、やましろ校長が客席にダイブしやがった。
美しくクラウドサーフしてステージに帰着する校長。
嫌な予感がする…。

そして、会場を盛り上げに盛り上げて、トップを切る間々田優が登場。

今回の対バンは、大変に申し訳ないが、そのすべてが聴いたことも見たことも無い。
すべて初見だ。予習もしていない。

盛り上がった会場のボルテージを最低限にまで引き下げる間々田優の1曲目。
緊張感が漂って素晴らしかった。
2曲目以降は
「Perfume姉さん!先にダンスさせていただきやす!」
の奇声と共に、どう捉えればいいのか分からないパフォーマンスを披露。
目指す方向が本人のキャラクターと若干ずれているようなところに好感が持てた。
もう一度どこかで見ることがあれば、注目してみたいと感じた。

間々田優のステージが終了し、次のセッティングに入るスタッフたち。
見ているだけで楽しくなるほど、素早い動作で機材を片付けて行く。
そして機材は片付けられ続け、新しい機材はステージには運び込まれない。

この、何もない平面のステージ。これはPerfumeのステージだ。

俄然、心拍数は跳ね上がり血中酸素濃度が低下していく。

「3人以外に何もない」

なんて素敵なステージだろうか。
「畳2畳で再現可能なステージング」
なんて経費を削減するユニットだろうか。

SET LIST

1.edgeイントロ
2.ワンルーム・ディスコ(ショートVer)
3.I Still Love U(ショートVer)
4.Night Flight
5.Love The World
6.Dream Fighter
7.ポリリズム
8.チョコレイト・ディスコ

ステージ前面に垂れ下がるスクリーンに
「Perfume」の文字。

雄叫びと共に背後から強力な圧力がかかり、周辺の酸素が一気に少なくなった。
これを機に前方に割り込もうとする男たちが、必死に引き剥がそうと肩に手を回してくる。
その手を払いのける。
私の前にいた女の子の頭部は、私の胸部に凄まじい圧力をかける固形物と化した。

edgeのイントロが流れ、うねるように上下運動が始まる。

さらに少なくなる酸素。
その代わりに立ちこめる生臭いにおい。

そして、ステージに3人が現れ、ワンルーム・ディスコで幕を開ける。
1曲目にして全力で臨んだので、体力を大幅に消費。

それからはあまり覚えていない。
ただ、ひたすらに踊り狂った。
威勢の良かった隣のおっさんが、「のっち。のっち。のっち」とつぶやいてから、後半に行くにしたがって、死んでしまったかのように無言で揺れていたのが印象的だった。
彼が「のっち」とつぶやいたのは、MCのときだった。
3人がバラけてステージに広がったとき、我々のほうにはのっちが来たのだ。
なんと言いましょうか。
手を伸ばせば届きそうなほどに近くに感じた。
もちろん、こんな至近距離でのっちを見たのは初めてだ。
陳腐な表現しか思いつかないが、凄まじい美しさだった。

どうでもいい情報だが、前回参戦した仙台公演はのっちサイドほぼ最前列。次に参戦する名古屋公演はのっちサイド。今日はかしゆかサイドなのにのっちサイド。
神はなんと気まぐれなのだろうか。

そして、注目のかしゆかだが、仙台に引き続き至近距離でダンスパフォーマンスを凝視した。
やや確信に近づいた感があるが、私はかしゆかのダンスパフォーマンスを至近距離で見ると、ほのかな「恐怖心」が沸き立つようだ。
なぜ「恐怖心」などが発生するのかは目下研究中だが、大まかに言えば、かしゆかがダンスをしている動作が、あまりにも人間離れして見えていることが原因だと思われる。
それと、ダンスしているときと喋っているときのギャップも埋められない。

自分の中で正確な評価が下せない。これが「恐怖心」のポイントだと思う。
やはり人間は、「理解できない」ものに恐怖を感じる。
簡単に言うと、意味が分からんほどに可愛かった。

そしてあ~ちゃん。
ワンマンではないのに、相変わらずの天才的MCを惜しげもなく披露してくれた。
勢いに乗って「セイホー!」のコール&レスポンスを始めたときに、のっちが「うへえ。それやんの?」という表情をしたので、MCはあ~ちゃんのアドリブ部分が多いのだと分かった。
それに、前方で圧縮の波に揉まれていると、あ~ちゃんの長いMCがとてつもなく効く。
本人たちも息を整える時間に使うのだろうが、最前列のおっさんたちも酸素が必要だ。

ライヴ後のオフ会でも意見が出ていたが、今回のセットリストには不満の声が多かった。
あ~ちゃん「今日はアウェイという気持ちで来ました!ところで、アウェイって意味知っとる?」
かしゆか「『居心地悪い』って意味じゃろ」
というやり取りがあったが、アウェイに殴りこみをかけるには、もっと最適な楽曲があったはずだ。
「エレクトロ・ワールド」や「GAME」や「シークレットシークレット」や、それこそ「edge」のフルバージョンなどを披露していただきたかった。
Perfumeを初めて見る人が多かっただろうが、行儀のいい連中ではない。
あまりにも無難にまとめられたセットリストだった。

が、ポリリズムで終わると読んで最後に思い切りはっちゃけた直後に来たチョコレイト・ディスコにはやられた。
そして、やっと最後にかしゆかがこちらに煽りに来てくれた(涙)。
最後に、校長と教頭が出てきて、のっちの21歳の誕生日をみんなでお祝いした。
のっち21歳の誕生日おめでとう!
お風呂からざばっと出た直後のように汗だくになってライヴ終了。
最後まで最前で見ようなどという気は粉みじんに砕け散って、一気に離脱の波に乗った。
次々に離脱していくパフュオタを、鼻をつまんで見送る他アーティストのファンの女の子が印象的だった。

そして、初めて最前列付近でPerfumeの圧縮を経験したが、今後は機会があっても後方でまったりと見ることにすると決めた。
そうやってじっくりとステージを見るほうが、自分には向いているようだ。
そのことが確認できただけでも大きな成果だった。

一気に会場の外まで出て、通路にへたり込む。
肉体労働をしているくせに、我ながら情けない体力だ。
放心状態でタバコを吸っていると、隣のおっさんに声をかけられ、しばらく話し込んだ。
お互いに、仕事の合間をぬってライヴに参戦している。
ちょっとの間だったが、楽しい会話が出来て、嬉しかった。

「次のライヴが始まりますよ~」
というアナウンスがあったが、腰が重く、中々動き出せなかった。
おっさん頑張れ。

9mm Parabellum Bulletの演奏途中で会場に戻る。
もちろん最前に行く気は無く、次は一番後ろの扉から入った。
「音が悪い」と評判のZepp東京だが、最後方は音が悪いというか、届いていない。
数メートル先に、見えない壁でもあるかのような印象だった。

すべての曲が初見の9mmだったが、がっつり頭を振れた。
というか、頭を振りやすく作ってあるように感じた。
最前列付近では人間が飛び上がったり、ごろごろと転がっているのが見える。
「もしもPerfumeがトリだったら…」と考えると恐ろしい。
しかし、最近の若い人は演奏が上手いなあ。
汗が引かない内に冷房直下だったので凍える。

再び外に出て、汗だくのシャツを着替える。

さて。
今宵のトリであるDragon Ashの登場だ。
次はスタート前から会場に入って、開演を待った。
同じ場所で見ようと思ったのだが、先ほどよりも人が増えている。
やはり、Dragon Ashの客が一番多かったのだろうか。

会場が暗転し、メンバーが登場する。
中央で華麗に赤い旗を振り回す男性が確認された。
「お。降谷さん、ダンス上手いんだなあ」
などと思っていたら、降谷さんは中央のギターを持った小柄な人で、赤い旗を振っていた男性は、ダンサーだった。
まず始めに衝撃を受けたのは、この「ダンサー(アジテーター?)がいる」ということだった。
パフュオタのくせに、悪い言い方で恐縮だが、「踊っているだけの人がいる」ということが衝撃だ。
私は終始右側のダンサーさんのダンスに目を奪われ続けた。
うーん。
わざわざアジテートしなくてもいいような気がするのだけど…。

それともう一つびっくりしたのは、もの凄くラテン寄りな楽曲だったことだ。
後に聞いた話では、2000年以降に音楽性に変化があったようだ。
かつてCDが擦り切れるほどに聴いたSublimeが脳裏に思い起こされる。

馬場育三さん発光しているのも気になった。

しかし、生まれて初めてのDragon Ashは、とても楽しめた。
飛んだり跳ねたり、コールは分からなかったが、熱というか、エネルギーは感じられた。
Dragon Ashの演奏中に、今日の4組のパフォーマンスをどれも楽しめた(一つは突出しているが)自分が嬉しくなった。

やっぱり音楽は楽しいね。

その後、アンコールがあったのかどうかは分からないが、オフ会の時間が迫っていたので、本編が終了した後に会場を出た。
後悔しても仕方ないことだが、体力を消耗しすぎて、歩き方がおかしくなっていた。

新橋にてオフ会に参加させていただき、こちらも存分に楽しめた。
私は翌日に仕事を控えていたので、きっかり終電を逃した時間にオフ会を退散し、タクシーに乗車して1万円を消費した。

そして、今度の日曜日は再びPerfumeの名古屋公演が待っている…。
これは、往復600キロ以上の、人生初のロングツーリングとセットで楽しむ予定だ。
人間は、楽しすぎて死ぬことはないと思うが、こんなにも楽しいことが連続すると、どこか知らないところで不幸の種が大きく大きく育って、突然に目の前で発芽しそうで恐ろしい。
もしも不幸の種が存在するのであれば、できれば小出しでお願いします。














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もげそう。肩が。

2009-09-14 | ツーリング
どうでもいいことだけど、Perfumeのことを書くためにブログを復活させたのに、ハーレーのことばかり書いてしまっています。
まあ、Perfumeは今はツアーの中休みでネタもないのでね…。
とりあえずは20日のヤングフラッグには参戦しますので、そのレポまでは何も書かないだろう。
たぶん。

前回の日記の予告どおり、千葉は房総半島まで足を伸ばしてみた。
昨日とは打って変わり、空は青。
バイクシートを颯爽とはらうと、私のXL883Nはビシャビシャに濡れていた(これが仕様なのだろうか?)。
まだまだ車体のコントロールに自信がないので、首都高は抜けずにすべて下道を選択(ここで調子に乗っちゃうか否かで運命が変わるのだろうね)。
今日もゆるゆると10時出発。
相当の渋滞を覚悟して出かけたが、都心は華麗にスルーできた。
千葉はトラックドライバー時代に縦横無尽に走り回ったので地図チェックもせず、地図も持たずに出かけた。
ぼんやりと、木更津あたりから127号を回って丸山町あたりから410号で上ってくるかとイメージ。
全然手前の君津のあたりで迷子になった。

道がわかんないよママン。

コンビニに入って地図チェック(申し訳ないです)。
地図持ってくれば良かったorz…。
やはり、ライディングポジションがキツイので、それ以外でもちょくちょくコンビニで休憩しながら。
少しずつお尻も乾燥してきた。

何とかかんとか127号に復帰して、とりあえず道の駅を見つけてお昼にしなければ。
ツーリングの食事は道の駅で食べなければならないという強迫観念に駆られている。
これは、恐らく多くのツーリングレポを読んだ影響があると思われる。

ともかくお腹がぺこぺこなので、予定よりは全然手前だったが、「道の駅きょなん」で食事をした。
「マグロ丼」だったかな?1,100円というスペシャルプライスだったが、それに見合う価値はあったと思う。
「さてはて。先を急ぐか…」
と考えたが、14時近くになっていたのと、薄っすらと疲労の影がちらついたので、ここから先には向かわず、家路につくことにした。

国道410号線は、トラッカー時代に真っ暗闇の中を何度も走ったいい思い出があるので、ここは絶対に走りたかった。
なので、県道184号線を経由して410号につないだ。
ここは適当に走っても目指す方向は間違えなかった。
そろそろ給油だろうとは分かっていたが、いざガソリンランプが点るとあせる。
すぐにガススタが見つかったから良かったが、これからはもっと慎重にならなければ。

そこからは、「やっぱこれが千葉の県道だよなあ」と気持ちよく走れた。
しかし、突如左ヒザに激痛が走った。急いで路肩に停めてバイクを降りた。
やはり、慣れないポジションで同じ姿勢を長く続けた影響かもしれない。
「このまま痛いのが続いたら家に帰れないな」
と不安になったが、軽く屈伸をしたら症状は治まった。
言うまでもなく、肩も痛い。
一瞬、高速を使って帰ろうかと考えたが、細かく何度でも休憩しながら下道で帰ることに。

都心部にいたらきっと暑いのだろうが、山の中の日陰を長く走ると、相当に寒いことも分かった。
帰路につく判断が遅かったと悔やみながらも、くねくねと16号を目指す。
行きとは違って、気が狂いそうな千葉の渋滞に巻き込まれて、20時過ぎに帰宅。

ヒザの痛みはなかったが、肩がもげそうなほど疲れた。
走行距離はたぶん300キロ。
とてつもなく楽しい一日だった。
来週はどこに行こうか?


これが県道です。
初めて走ったときは「あらら。地図見間違えちゃった」などと思ったけど。
虫の声と鳥の鳴き声、風の音だけ。
コメント

チビが支配するアイアンホース。

2009-09-11 | XL883N
名古屋行きで一気に600キロ走って初回点検に出そうと思っていたのに、名古屋行きの前に300キロ以上走ってしまった…。初回点検は1000キロオーバーで出すかも知れない(800キロで出せと言われている)。

で、300キロほど走ってみて感じたのは、「ハンドルの遠さ」だ。
「慣れますよ」とは言われたものの、これは慣れないと判断した。
ほとんど全開で腕を伸ばし続けないと走行できない。30分ほど走るだけで肩が痛くなる。
ハンドルを交換するか、シートで対応するか考え中。
幸いにも、純正から社外まで、パーツは山のように存在する。

という訳で、今回は恥ずかしながら自分の姿を全世界に公開する。
「低いシートで万全の足つき性」とか
「小柄な女性でも安心できるライディングポジション」とか
「両足が地面につくから安心だ」とか
書かれていながらも、その「画像」はネット上にほとんど存在しない。
「小柄な日本人に売る」ということにメーカーも腐心しているようだが、このように実際の画像なり動画なりを公開すれば、購入希望者もより具体的な絵が描けると思うのだけど…。

何度も書いているが、私は身長163センチ、体重50キロ未満のチビだ。
そんな器の小さい、矮小で卑屈で卑猥な男性がXL883Nにまたがると、こうなる。
私のように身長が低くて、ハーレー購入に今一歩踏み出せない人の参考になれば幸いです。
ちなみにXL1200Nは、もうちょっとハンドルが近かったように思う。


コンバースのオールスターでも、両足はべったりと地面に着く。


肩が思い切り引っ張られているのが分かるだろうか。


後姿。

それにしても、最近は朝晩がグッと冷え込んできた。
生まれて初めての、二輪での名古屋遠征…。
服装やら荷物のまとめ方やら、色々と考えなくてはいけない。
天気が良ければ、この連休の間に房総半島を一周してみよう。
そのときに色々と考えてみる。
コメント (2)

納車と小旅行。

2009-09-07 | XL883N
2009年9月5日。
ついに念願の(2ヶ月だが)ハーレーダビッドソンXL883N、ブリリアントシルバーデニムの納車。

午前中の仕事をさっさと済ませて、ワクワクテカテカしながら、ヘルメットを持って徒歩でディーラーに。
しかし、暑すぎて不快指数120パーセントで店内に入った。
すぐにバイクにまたがって帰れると思っていたので、てっきりバイクは外に停めてあるのかと思っていたら、バイクは店内に置いてあった。
しかも、よく見てみると「髑髏様!納車おめでとうございます!」と書かれた看板があるう!

嫌な予感がする…。

まずは、営業のスタッフから書類などの説明を受ける。
なるほどなるほど。分かりました。ではさようなら…。
とは行かずに、次は担当のメカニックから、懇切丁寧な説明を受ける。
両方合わせて、けっこう時間がかかった(重要な説明なんだけど)。
想定の範囲外だった。
「説明を聞き終わるのは暗くなってからかな…」
と不安になったが、やや日が傾いたくらいで終わったので安心。
一つ、印象に残ったメカニックさんの一言。
「慣らし運転といっても、乗る人が慣れるのが先決ですよ。だから、あんまり難しいことは考えずに楽しく乗ってください」
まったくその通りだと思う。

予想通り、看板の前で記念撮影したw
それをプリントアウトしたものを、記念のアルバムに入れて渡してくれた。
しかし、これはとても良い記念になるな、と後で感じた。
どうもありがとうございました。

さて。いよいよ俺のハーレーを俺が運転する瞬間が近づいた。

スケジュールでは、
1・このまま発進して正面のガードレールに衝突して転倒。
2・左折に失敗し、エンストして転倒。
3・ウイリーしながら反対車線に飛び出して人生終了。
この3つの中から選ぶ予定だったが、俺のハーレーは俺の運転によって見事なラインを描いて左折した。
両足をばたばたと地面につけながら…。

教習所で仲良くなったCB750とは、まったく別次元の乗り物だよママン。

ともかく、曲がれない。
倒せないというのだろうか?

ともかく、納車初日だ。
それこそ、乗る人間の「慣らし」が必要だろう。
ビクビクと怯えながらも近所を20キロほど走って家路についた。
途中、近所の渋滞に巻き込まれ、早速渋滞の苦痛を味わう。
いやあ、これは苦しいです。エンジンが凄まじく熱い。
しかも、エンジン周辺から白煙がもうもうと立ち上がる(初めてエンジンに熱が入ったための初期症状だと思われる。色々なパーツが焼けているのだろう)。
ともかく、乗り味を語れるほど冷静な状態ではなかった。
恐らく、ギアは3速までしか入れていなかったと思う。

明けて翌日。
凄まじく快晴。



ゆるめに起床して、まったりと出発する。
ブルルン!と震えて目を覚ますエンジンが可愛い。
昨日は静かだな、と感じていたエンジン音は、東京の田舎ではやはり大きい。
二日目にして、ずいぶんと車体に慣れてきたようで、余裕を感じる。
色々なところで書かれているが、本当にこのバイクは
「ゆっくりと走りたくなる」
バイクだと感じる。
ドコドコと、心地よい振動をしっかりと確認しながら走る。

ぐるぐると近所を走りながら、ふらりと中央道の入り口へ。
乗っちまえ。財布に金はあったはずだ。
人生初の高速二輪走行。
今月末の名古屋遠征の練習だ。

「中央フリーウェイ♪」

と口ずさみながら進入した中央道は、渋滞していた。
途中から渋滞も解消し、80キロまで速度を出してみる。

恐ろしい…。時速80キロでこの風圧なのか。

とりあえず、サービスエリアごとに休憩しながら進んでみる。



時速80キロまではなんとか慣れたが、90~100キロになると、やはり恐怖を感じる。

楽しいのは時速80キロか。
色々なことを考えながら(楽しいことオンリー)、楽しく走れた。
まったくの普段着で乗っかってしまったので、反省もした(バタバタするシャツとかじゃダメだ)。
本日残っている仕事と疲労度と給油などのことを考えて、勝沼で降りて、初給油。
すぐにUターンして、帰路についた。
合計200キロくらい走った。

地元のコンビニに立ち寄って、各所をチェックしたが、異常なし。
まだ乗り始めたばかりのバイクだが、この機械は、乗れば乗るほどに味わいが深くなると思う。
職場が徒歩圏内なので、通勤に使えないのが残念だと心底思った。
「週末が待ち遠しくなる」
というのは本当だ。


↑「後ろ姿だけかい!」
というツッコミを頂きそうだが、XL883Nの美しさは、この細身な後姿にあると思う。
ディーラーの営業さんに、有無を言わせずに勧められたデグナーのサイドバッグは、納車初日から役に立った。
予定では、ちょうど一ヶ月で800キロを走り、初回点検に出そうと考えていたが、あっという間に800キロを越えそうな気がする。
それくらい楽しい。







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Perfume Second Tour 2009 「直角二等辺三角形TOUR」仙台公演レポート

2009-09-01 | ライヴレポート
以下の文章は、Perfumeの仙台公演のライヴレポートです。
ネタバレを避けている方はお読みにならないでください。
そして、「ライヴレポ」というより、「仙台で過ごした楽しい夏休み日記」になっています。
ご注意ください。

8月29日(土)、Perfume Second Tour 2009「直角二等辺三角形TOUR」に初参戦してきた。

当日に大型自動二輪の卒業検定を受けてから仙台に向かうという、中々の強行軍だった。
上手い具合に時間を切り詰めて、開演15分前に到着する予定を一気に1時間前に到着する予定に変更できた。
しかし、こんな綱渡りはもうしたくはない。

本来は昼過ぎくらいに到着して、仙台の街をゆっくり歩いたりしながらのんびりとしたかったが、ホテルに到着して、荷物を投げ出して速攻で会場に向かった。
せっかくメルパルク仙台を予約したのに、ホテルを楽しむ時間はなかった。

仙台サンプラザホールは、想像していたよりもはるかに小さく、そしてやや老朽化した印象だった。
不吉な印象の表示に目をむく。



すでに会場の前には青いTシャツを着込んだ連中がたむろしている。



到着したころには、ちょうど物販の販売が終了したようで、テーブルの撤収作業をしていた。
入り口の広場では、中央でコスプレした人たちがフリコピを披露していて、それを取り囲むように人が輪になっている。
残念ながらコスプレとフリコピにはまったく興味はないので、周囲の人間を観察した。
女性と、わりとカッコいい男性が多い印象だ。
私が初めてライヴに参戦したPerfume First Tour 『 GAME 』のときの印象とは大きく違っている。
親子での参戦も目についた。「良いPerfume」が着実に広がっている証拠だ。

会場周辺をウロウロしていると、Perfumeのライヴでは必ず見る顔を何人か見る(自分もその一人だけど)。
「今日のオフ会は?」と訊ねると、「まあ、惰性で」とのことだった。
私はとあるスレッドのオフ会の幹事をすると書き込んでしまったので、今夜の予定がまったく見えない。

程なくしてパフュ友のAさん、Hさんと合流。
今回の公演のチケットは、Hさんがゲットしてくれたものだ。
持つべきものは真のパフュ友。

間に合わなかった物販が、会場内で購入できるということで、水分を購入してから(重要)早速行列に並んで入場。
早々とグッズを購入できて良かった。
物販は、武道館や代々木体育館などに比べるとさすがにスムーズだった。
今回はTシャツ2枚、パンフレット、キーホルダー、水筒、ステッカー、それを収納するためのトートバッグ(しっかりと購入したものが収まったのには驚いた)。
しめて14,000円也。
アイドルのグッズを嬉々として購入する36歳の独身男性は、非常に不気味な存在ではあるが、公演するアーティストにとっては貴重な存在といえる。
一般的に、ライヴを開催する場合、チケットの売り上げだけではアーティストはあまり潤わない。
会場でアーティスト公認(これ大切です。屋台の生写真などは、アーティストに1円も入りません)の物販を利用することで、やっと儲けが出る。
別にPerfumeに限った話ではなく、私は気になるアーティストがいたら、応援する意味合いで、必ずそのアーティストが作製したものを、新品で購入するようにしている。
それで資金を得て、再び楽しめるものを創造してくれるのなら、安い買い物だと思う。

Aさんと別れて、早速座席に向かう。
途中で扉の中からステージが見えたが、あまりの会場の小ささに興奮。最後列でもかなり近い!
私の座席は、ステージに向かって右側の端っこ。いわゆる「のっちサイド」と呼ばれるゾーンだ。
そして、かなりステージに近い。
Perfumeのライヴは7度目の参戦だが、今まで見た中で一番近かった。
しかし、端っこなので、ステージ右側がスピーカーの影になりステージ全体の半分ほどしか見えない場所だった。
まあこれは近さとの引き換えかと思う。まだこれから2公演に参戦する予定なので、今回は「近さ」を楽しもう。
会場は3階建てで、振り返ると、後にあ~ちゃんがMCでも言っていたが、まさに「プチ武道館」といった印象だった。

満席の会場に諸注意のアナウンスが流れ、盛大な拍手と歓声に包まれる。
毎度のことながら、ここでゾクゾクとする。
小さめで流れているSEのバスドラ部分を拾って全員が手拍子開始。
関東の人間が多いとは思うが、中々ノリが良いぞ仙台。

暗転。

「Take Off」が流れて始まる。
しかし、ステージ上で何が起きているのか見えないwww
右の端っこからは、かろうじてかしゆかが見えたwww
そうか、今日はこういう日なんだと理解した。

セットリスト:(まとめウィキより)

01.Take off (ロングver)
02.NIGHT FLIGHT
03.エレクトロ・ワールド
04.Dream Fighter
05.love the world

―MC―

06.Zero Gravity
07.マカロニ
08.SEVENTH HEAVEN
09.Kiss and Music

10.Speed of Sound (着替え曲)

11.edge (⊿-mix)
12.シークレットシークレット
13.I still love U
14.Baby cruising Love

―MC―

15.ワンルーム・ディスコ
16.ジェニーはご機嫌ななめ

―声だし―

17.チョコレイト・ディスコ
18.ポリリズム
19.Puppy love

アンコール

E01.パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
E02.Perfume
E03.願い (Album-mix)

それこそまとめウィキを読めば、詳細は書きつくされているので、個人的に印象に残ったことを書く。

03.エレクトロ・ワールド
前回の代々木公演ではカットされたこの名曲の復活が嬉しかった。
Perfumeの楽曲群の中で、最もこぶしを振り上げるのに向いている曲か。
現在の中田ヤスタカは、もうこういった曲は作らないと思われる。
しかし、3年も前にこの楽曲が存在する、というところがPerfumeの懐の深さだろう。

07.マカロニ
何度か書いたかもしれないが、この曲はがっつりとしたファンクだ。
あまりにもノリ過ぎて、ステージを見ていないことが多い。

08.SEVENTH HEAVEN
これも何度も書いたかも知れないが、これほどの名曲が「ポリリズム」のカップリング、という懐の深さ。
代々木公演での評判が良かったのだろうか。
前回のツアー、武道館では披露されなかったナンバーが復活。

09.Kiss and Music
「マカロニ」と同じ理由でがっつり腰を入れて聴ける。
しかし、多くの人にはノリにくいのか、会場全体は静かになっていた。
前回のツアーで披露していた「Take me Take me」に代わるセクシー路線のダンスだった。

10.Speed of Sound (着替え曲)
予想通り「着替えの曲」になってしまった。
う~ん。
かなり好きな曲なのになあ。
幸いにも隣の知らない男性もガンガンにノッていたので、私も遠慮することなく弾けまくった。
いつかダンスパフォーマンスが付けられることに期待する。

11.edge (⊿-mix)
今回のツアーの大きな目玉となる部分だと感じた。
ステージ上の演出をすべて使ってのパフォーマンス。
音圧も十分で弾けとんだ。
「かっこえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
と叫んでしまった。

まあ、見えてないんですけどねw
次回の参戦でじっくり見てみたい。

12.シークレットシークレット
何度見ても素晴らしいダンスパフォーマンスだと思う。

13.I still love U
実のところこの曲のダンスパフォーマンスはろくに見たことがなかった。
今回じっくりと見たが、なるほど面白いダンスパフォーマンスをしている。
しかし、やっぱり歌謡曲だ。
残念ながらこの曲では踊れない。

15.ワンルーム・ディスコ
14.Baby cruising Loveも同じだが、家で聴いているのとライヴ会場で聴く印象がかなり違う。
BPMが若干上がっているのでは?と疑いたくなるほどにグルーヴを感じる。

16.ジェニーはご機嫌ななめ
写真週刊誌に掲載されてこの曲をやっちゃうPerfumeはもはや無敵か。
全力でコール。

17.チョコレイト・ディスコ
楽しすぎる。

19.Puppy love
アルバム「GAME」が出たときには違和感を感じた楽曲だったが、見事にライヴで定着した。
「上下上上!」「下上下下!」と、腕を上下に振る振り付けがあるのだが、三十路を半ば越えたおっさんには少々厳しい。

E01.パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
先ほどまで、まったく知らなかったのだが、このアンコールの一曲目は、公演によって「plastic smile」と交互に披露されているようだ。
私はこちらの曲のほうが好きなので良かった。
この曲での振り付けがツボに入っているようだ。
特に3人のフォーメーションが美しいと感じる。

E02.Perfume
ここで「ぐるぐるユー」をやらずにどこで「ぐるぐるユー」をやれというのか。
そうか、自宅ですればいいのか。
かしゆかの「You乱れ打ち」は、中央ブロックに連射されていた。
中央ブロックからの血しぶきを確認できた。

前述したが、ステージの右側半分が見えない場所だったので、演出自体は楽しむことができなかった。
また、床に照明が仕込んであるようだったが、それも確認はできず。
しかし、今回のステージセットは、前回のツアーと比べると格段に向上している。
ステージの上下を利用して、遠い客席にも近く感じられるような配慮が見られた。
これは、是非とも次の名古屋公演で確認したい(座席の場所がどこなのか分からないけど)。

それとは引き換えに、やはり「近さ」を堪能できた。
「のっちサイド」であるから、のっちはもちろん近くで見れた。
そして、予想通りにのっちに睨まれた。
かしゆかも、あ~ちゃんも、こちらに来たときには信じられないほどの至近距離で見れた。

近くで見た3人は、そこにいるのに何故か現実感が乏しい。
「どこにでもいるような女の子」
などと形容される3人であるが、こんな女の子はまずどこにも居ないだろう。
居たらまず紹介してほしいし、できれば結婚を前提としたお付き合いを始めたい。
武道館や代々木体育館では距離がありすぎて感じなかったが、初めて体験したPerfume First Tour 『 GAME 』のとき以来の「凄み」を体験できた。
やはり第一線で活躍している正真正銘の「プロ」だという「凄み」だった。
月並みな表現だが、やはりあのパフォーマンスは凄まじい。
一朝一夕で仕込める芸ではない。人間離れしている動きをしていると思う。
そして、かしゆかが大好きなおっさんなのだが、今回のライヴを見て、改めて3人の良さを感じられた。
それが大収穫だったと思う。

あ~ちゃん。
MCが長い!とてつもなく長かった!
汗は完全に乾き、何のためにここに集まっているのかを忘れさせるくらいに長かった。
黒い報道以来、かなり調子を崩していたようだけど、もう完全に復活しているようで良かった。
グッズの押し売りや、果てしなく遠い方向に向かっていく話題、本人にしか理解できない表現。
私がいた場所から見ていると、時折MCを熱心に話すあ~ちゃんの後姿しか見えない時があった(のっちや、かしゆかに向かって一生懸命に喋っているとき)。
その姿が、もう完全に井戸端会議の「おばさん」にしか見えない。
しかし、それが完璧にはまって、たまらなく愛おしく感じさせるのがあ~ちゃんの魅力だろう。
こんな雰囲気を持つアイドルは他には居ないと思う。
居たらまず紹介してほしいし、できれば結婚を前提としたお付き合いを始めたい。
ともかく、天才的なMCのセンスは、さらに磨きが掛かったようだ。
19.Puppy loveのときに、こちらのコーナーに来て、全員で「上下上上」をやっているときに、感極まったのか、泣く寸前の顔になった。
本当に心を込めてパフォーマンスしているというのが、痛いほど伝わった。

のっち。
前から薄々思っていたが、やはりのっちは基本的に怒っている。
どうも、我々のはしゃぎっぷりがまだまだ足りないようだ。
本日もライヴにおける暴れ方について説教が始まったが、開始早々にセリフを噛んで会場を和ませた。
そして、本当にあ~ちゃんを見るときの目と、我々ファンを見るときの目が違う。
あ~ちゃんには優しい視線を送るが、我々を見るときには、文字通り「見下す」視線で見る。睨む。
今にもダイブしてきて殴られそうな勢いだ。
それくらい、ライヴでは気合いがみなぎっているのだろう。
「この本が面白かったから読め」と薦めながらもタイトルを失念するあたりにも気合いが感じられた。
ともかく、ライヴでは一番血がたぎっていると思われるので、頼りになる存在だ。
こんな雰囲気を持つアイドルは他には居ないと思う。
居たらまず紹介してほしいし、できれば結婚を前提としたお付き合いを始めたい。
敵地に侵入する際は、是非とも前衛に置きたいタイプだ。

かしゆか。
他の公演に比べると、今回は「聞き役」に回っていて、そんなに喋ることがなかった。
近かったので、とりあえず脚を嘗め回すように見たが、エロティックなことは考えられなかった。
そういった想像を打ち消すほどの圧力を感じた。やはり「プロとしての凄み」なのだろうか。
3人の中では一番、現実感が乏しい。本当に人形か、ロボットのように見えた。
しかし、パフォーマンス中にニコニコとしているのが何度も見られた。
ステージサイドのスタッフにまでニコニコと視線を送っているのも確認できた。
やはり「気配り」のきくタイプなのだろう。
かしゆかと結婚したい。

大満足で汗だくになってライヴ終了。
毎度のことだが、とてつもない多幸感に包まれるも、私にはもう一つの「仕事」がある。
とあるPerfume関連スレッドのオフ会の幹事になっているのだ。
「やります」と書き込んだからには、一応責任を果たさなければならない。
ライヴ終了時点では参加表明は一人だけだったが、もしかすると大勢が参加するかもしれない。
「~スレオフ会」と書いた封筒を持って会場そばのファミマに立った。
初めて見るのか、ダフ屋のおっさんに注目されたので、現在のネット社会の構造について軽く説明をしたら、えらく感心されてしまって、危うく参加されるかと思い気をもんだ。
結果、AさんとHさん、呼びかけで集まったMさんとDさんの5名でささやかなオフ会となった。
大勢集まったら困ったことになるところだったが、小規模に開催できて良かった。
たった5名でも、予約なしの居酒屋確保はギリギリだった。

全員で本日のライヴの感想を言い合い、常駐するスレッドの話題で大いに笑い、盛り上がった。
通常は、顔も見えずに名前も分からない文章だけのつながりだけど、同じものが好きな同士、盛り上がらないわけがない。
初めて出会う人とのメールを交換。
持つべきものは、真のパフュ友。
近くのテーブルで開催されていたパーティーにも挨拶をする。
いつもは日が出るまで語りつくすのだが、翌日の参戦を控えている人もいたので、2時くらいに解散。
ホテルに戻り、幸せな気分で爆睡できた。

翌朝、ふくらはぎの激痛と二日酔いで起床。しかし、爽やかな仙台の朝。
今日は一人で仙台観光を楽しもうと、さてどうするかと仙台駅のペデストリアンデッキで考えていたら、Aさん発見。Hさんがすでに牛タン行列に参戦しているとの話。
まだ朝の10時半だけど…。
なんとなく流れで我々も仙台駅3階の「牛タンストリート」へ。
他の牛タン屋はまだ行列は発生していなかったが、「利久」だけは行列が発生していた。
約20分ほど待って入店。
私はタンシチューが大好きなので、やや邪道かとも思ったが、「牛タンシチュー定食」を注文した。



「柔らかいので箸で切れますよ~」
といって持ってこられた牛タンのシチューは、確かに箸で切れるほどに柔らかかった。
最高に美味かった~。
テールスープの長ネギが存在感を放っていた。
これがなければ多少は胃にもたれていたかも知れない。
まあ、値段も普段だったら絶対に食べない値段なんですけどねえ。
お昼ごろにもう一度この店の前を通りかかったら、大行列に発展していたので、朝に食べて正解だったかも。

その後は、単独では行動せず2ちゃんねらーらしく(?)、3人でグダグダと観光して回った。
仙台城跡に行くと、ファンクラブTシャツを着込んだ中学生くらいの男子3名が、交互に伊達政宗像のところで記念撮影をしていたので、「私が撮りますよ~」と声をかけた。
私はツアーTシャツを着ていたので、同じくファンだ、ということが分かる。
すると、「では、『3人合わせて?』と声をかけてください」ときた。
引き受けたことをやや後悔したが、ここはノリの良い反応を示したい。
「3人合わせて~?」「Perfumeです!」と3人でポーズを決めやがった。
むしゃくしゃしたので、「もう一枚撮るよ!」と号令し、「チョコレイト?」「ディスコ!」と仕返してやった。
後悔はしていない。
もちろん、こういった行為も楽しい。
「家に帰るまでがライヴです」とはよく言ったものだ。
私のライヴはまだまだ終わっていない。




その後、二日目も参戦する二人を見送って、私は慎重に帰りの弁当を選び、帰路についた。
脳内麻薬が分泌されているのだろうか。「心の粒子」を浴びすぎたのだろうか。
このときに感じた寂しさすらも楽しめた。
これが遠征する者の気持ちなんだと実感した。
身体は完全に疲れきっていた。
言うまでもなく、心地よい疲労だ。

帰宅すると、AさんとHさんから、本日のライヴも最高だった!とのメールが届き、一人ニヤニヤする。

私がPerfumeのライヴに参戦してすでに3日が経過しているが、未だにライヴの余韻が続いている。
ライヴが楽しかったのは言うまでもなく、仙台にいた2日間は、日常とは完全に切り離されていて、「楽しい」という感情しか沸かなかった。その2日間の余韻。

あ~ちゃんは、相変わらず感謝の念を爆発させていたが(レーザー光線やLEDに対しても感謝をしているのだ)、感謝をするのはこちらのほうだ。
本当に楽しい、楽しく感じられる2日間を過ごせた。

ありがとうPerfume。











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