中田ヤスタカ氏が「漢」なのは、皆さんも御存知のとおり。
QJ75号の、マネージャーである「もっさん」の発言からその「漢」っぷりがうかがえる。
ブレイクのきっかけとなったシングル「ポリリズム」の「ポリループ部分」を削ってくれとの依頼に、自らアミューズに乗り込んで説得に当たったという話はあまりにも有名である(ホントか?)。
もし、中田ヤスタカ氏が依頼どおりに「ポリループ部分」を削って楽曲を仕上げていたら、今現在のPerfumeの立ち位置には若干の違いがあったと思われる。いや、若干どころか、大きく変わっていたかもしれない。
「常識的に考えてNG」
という枠組みを破壊して、強行突破した中田ヤスタカ氏のこの業績が持つ意味はあまりにも大きく、それ以降のPerfumeの進むべき道を開拓したと言えるだろう。
Perfumeが「創造のための破壊」への道に歩き出した第一歩だと思う。
まさしく「破壊は創造の神」といえるイベントだった。
そして、その「創造のための破壊」は、今でも根底に脈々と流れ続けている。
Perfume Second Tour 2009 『直角二等辺三角形TOUR』DVDを編集した関和亮氏の変態的カメラワークとカット割りだ。
この編集については、すでにメンバーの口やブログでも「異色である」と語られている。
アマゾンのレヴューでも批判的な意見が多く見られた。
私も初見のときには、その内容にびっくりした。
しかし、発売から半月を越えて何度も見返してみると、このDVDの「鮮度」がまったく落ちていないことに気づく。
何度も見ているのに、イントロが始まるときにドキドキしてしまうのだ。
表情のアップや、客席越しに見える映像など、ドキュメント風にまとめられていて、3人のパフォーマンスを遠巻きに見る今までの編集とは全く違った仕上がりになっている。
このDVDの編集も、「常識的に考えてNG」だったと思う。
喧々諤々の議論があったものと想像できる。
しかし、それを乗り越えて強行突破した関和亮氏の「漢」っぷりに敬意を表したい。
上記の「ポリループ削除」の件で、「ずいぶんと間奏が長い」というアミューズの指摘に、「あれは間奏ではなく『歌』です」と切り返した中田ヤスタカ氏のことを、最終的に信頼したことによって「ポリリズム」は完成してリリースされた。
今回のDVDも同じように、アミューズ、徳間ジャパン、Perfumeの3人が、関和亮氏を信頼して編集を任せたのだと思われる。
このDVDは、確実に何かを破壊したと思う。
「破壊は創造の神」という言葉は、ずいぶん昔に、誰かロックミュージシャンの伝記を読んでいたときに拾った言葉。
それ以来、この言葉は真実であると経験を通して感じることができた。
築きあげた城の天辺にいても、何も新しいものは生み出されない。
城が根元から崩れ去ることによって、バラバラになった破片の中から、新しい芽がひょこっと伸びてくるのだ。
逆風が予想できる状態で、あえて嵐の方向に舵を切った関和亮は、パーフェクトな漢だ。
QJ75号の、マネージャーである「もっさん」の発言からその「漢」っぷりがうかがえる。
ブレイクのきっかけとなったシングル「ポリリズム」の「ポリループ部分」を削ってくれとの依頼に、自らアミューズに乗り込んで説得に当たったという話はあまりにも有名である(ホントか?)。
もし、中田ヤスタカ氏が依頼どおりに「ポリループ部分」を削って楽曲を仕上げていたら、今現在のPerfumeの立ち位置には若干の違いがあったと思われる。いや、若干どころか、大きく変わっていたかもしれない。
「常識的に考えてNG」
という枠組みを破壊して、強行突破した中田ヤスタカ氏のこの業績が持つ意味はあまりにも大きく、それ以降のPerfumeの進むべき道を開拓したと言えるだろう。
Perfumeが「創造のための破壊」への道に歩き出した第一歩だと思う。
まさしく「破壊は創造の神」といえるイベントだった。
そして、その「創造のための破壊」は、今でも根底に脈々と流れ続けている。
Perfume Second Tour 2009 『直角二等辺三角形TOUR』DVDを編集した関和亮氏の変態的カメラワークとカット割りだ。
この編集については、すでにメンバーの口やブログでも「異色である」と語られている。
アマゾンのレヴューでも批判的な意見が多く見られた。
私も初見のときには、その内容にびっくりした。
しかし、発売から半月を越えて何度も見返してみると、このDVDの「鮮度」がまったく落ちていないことに気づく。
何度も見ているのに、イントロが始まるときにドキドキしてしまうのだ。
表情のアップや、客席越しに見える映像など、ドキュメント風にまとめられていて、3人のパフォーマンスを遠巻きに見る今までの編集とは全く違った仕上がりになっている。
このDVDの編集も、「常識的に考えてNG」だったと思う。
喧々諤々の議論があったものと想像できる。
しかし、それを乗り越えて強行突破した関和亮氏の「漢」っぷりに敬意を表したい。
上記の「ポリループ削除」の件で、「ずいぶんと間奏が長い」というアミューズの指摘に、「あれは間奏ではなく『歌』です」と切り返した中田ヤスタカ氏のことを、最終的に信頼したことによって「ポリリズム」は完成してリリースされた。
今回のDVDも同じように、アミューズ、徳間ジャパン、Perfumeの3人が、関和亮氏を信頼して編集を任せたのだと思われる。
このDVDは、確実に何かを破壊したと思う。
「破壊は創造の神」という言葉は、ずいぶん昔に、誰かロックミュージシャンの伝記を読んでいたときに拾った言葉。
それ以来、この言葉は真実であると経験を通して感じることができた。
築きあげた城の天辺にいても、何も新しいものは生み出されない。
城が根元から崩れ去ることによって、バラバラになった破片の中から、新しい芽がひょこっと伸びてくるのだ。
逆風が予想できる状態で、あえて嵐の方向に舵を切った関和亮は、パーフェクトな漢だ。