髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

育児休業中の時間割り

2020-01-19 | 育児
「喉もと過ぎれば熱さを忘れる」ということわざがあるが、育児の記憶も同じで、大変だ大変だと思っているうちにその大変さが次々と移り変わり、気がつけば遠い場所に立っていた、ということが多い。
育児休業を取っていた一ヶ月あまりの期間、思うことがたくさんあったが、それを反芻する間もなく次のステージに放り込まれてまた別の忙しい日々に追い込まれている。

この記事を書いているのは2020年の1月19日(日)なのだが、世の中は小泉進次郎環境相が育児休業の取得を表明したことで賛否両論が沸き起こっている(1月17日に男児が生まれ母子共に健康とのこと。おめでとうございます。我が家の三男と同い年だ)。

私としては小泉進次郎環境相が育児休業を取ることには大賛成だしむちゃくちゃ応援している。
見た感じ器用そうではないので、できれば沐浴のやり方やミルクの作り方飲ませ方、げっぷの出し方やオムツの替え方などを教えてあげたい。
自分がそうなのだが、子どもと向き合うことで人生観が再構築されて、まるで新しく生まれ変わったかのように世界の見え方が変わってくるので、たとえ国家運営の要職に就いている人物であったとしても、育児を経験できるのであれば、ぜひ全身で突っ込んでいただきたいよなーと思う。

そして組織のトップがいい手本を見せてくれれば部下も続きやすい。
小泉進次郎環境相ほどに影響力のある人が育児休業を取るのであれば、環境省だけに止まらずに全国のパパ予備軍のケツを叩いてくれるのではないかと期待している。

父親が取る育児休業はまだハードルが高い。
どこの職場もまだ父親の育児休業に対しては逆風が吹いていると思う。
環境相の育児休業取得に関して、ネット上には「金持ちなんだから育休なんて取らなくていい」とか「子どもが2歳になるまで父親にできることは少ない」とか、まあ育児をしたことがないんだろうなーという人たちの意見が散見される。
以下の記録を見ればわかると思うけど、「母乳を出す」以外の育児はすべて男性でもできる。
そして育児休業のあいだに父親がやることは一家が問題なく過ごせる「暮らし」であって、育児だけではない。
男性の育児休業は、取ることが良い悪いの話ではなく、満身創痍の妻をそのまま放置して24時間働かせられますか?ということの回答、と言ったら大袈裟か?

育児休業の約一ヶ月の間、どんな一日を送っていたのかを以下に記録する。

私 :46歳チビデブハゲメガネ加齢臭
妻 :30代(出産後、産院に数日間入院した後に退院)
長男:6歳
次男:3歳
三男:0歳

08:00~09:30

起床して家族に朝食を作る。
息子たちを起こしてご飯を食べさせ歯磨きして着替えて保育園登園の準備。ごみ出しなど。
車で保育園送り。

09:30~11:30

自分の朝食のあと、朝食あと片付け。
場合によっては体調の悪い息子を小児科へ連れて行き、薬局へ寄る(ちなみに期間中はこれが4度あった)。
洗濯1回~2回くらい回して洗濯物干し。ガーゼや肌着など細かい洗濯物が一気に増えた。
掃除機雑巾がけや色々片付け、昼食の準備。

12:00前後

昼食。食事は嫁さんの母乳の出を良くするために3食ともなるべく和食にする(これは我が家の嫁さんの場合であって、和食を食べれば母乳が出るというわけではない)。
昼食あと片付け。
晩ごはんの食材チェック、買出しが必要なもののチェック。

13:00~15:00ごろ

洗濯物を取り込み、たたんで収納する。
その他植物の世話や整理整頓など。
可能であればここで三男の沐浴もやる。

16:30

息子たちを保育園に迎えにいく。
そのままスーパーへ食材などの買出し。
曜日によっては習い事の付き添い。

17:30

夕食の準備。
息子たちは動画を見たりゲームをしたりで各々が楽しむ。
ラジコでラジオを聞きながらビールを飲みつつ料理。この時間が唯一のリラックスタイムとなっていた。

18:30

夕食。
夕食あと片付け。

19:30

風呂の準備。
子どもたちを風呂に入れる。

21:00

嫁さんと子どもたち就寝。
ここから深夜2時まで5時間のあいだ三男の世話をする。
3時間に1回ミルクを作って飲ませる。

21:30

三男ギャン泣き開始。
抱っこして歩けば泣き止むのでずーっとリビングを行ったり来たりする。
センサーの感度が良く、座った瞬間にギャン泣きが再開する。
三男にとっては泣くことが主な業務なのでまあ通常営業なんだねとむしろ歓迎する気持ち。

22:00

三男にミルクを飲ませる。
そのまま寝れば映画など観ながら晩酌。
ギャン泣きなら抱っこでリビングをうろうろ。
それでも泣き止まなければ抱っこしたまま映画の字幕だけを読む。
字幕だけで観終わった映画が何本かある。
春〜夏生まれなら外に出て散歩して気を紛らわせるが、冬なので引きこもるしかない。

23:00~03:00ごろ

時々三男が生きているか確認しつつ晩酌。
起きてきた嫁さんと交代、就寝。

以上、育児休業中はだいたいこんな時間割りで動いていた。
睡眠時間が4~5時間ほどなので、日中ほんの少し気が抜けると睡魔が襲ってくる。
時々は家事をやめて昼寝したり、スーパーのお惣菜で食事の支度を短縮したりして休息にあてた。
「毎日三度の食事を作る」ということがかなりの重労働だということが身にしみてわかった。

お兄ちゃんたちが入れ替わりで発熱し、合計4度小児科と薬局に行ったが、それだけでも半日の時間が消えて(平日の朝に予約して、薬局はなるべく駅から離れた場所にする、などのテクニックを駆使しても)、その間の家事が溜まる。
季節的なものもあるので仕方ないが、予防はしっかりしたいと感じた。

家庭によって様々だろうと思うけど、我が家ではこんな感じだった。

例えば未婚の男性がこの記事を読んだら「結婚して子ども産むって苦労しかないじゃん」と感じると思う。
こちらから言わせて貰えば「そのとおり!」としか言えない。
「育児」ってそのほとんどが苦労でできていると思う。
だいたいが自分の思い通りには進まず、身も心も削って子どもに費やしたにも関わらず、最後には子どもに恨まれて1日が終わったりする。

だけど、他の誰かと人生を入れ替えしたいとは全く思わない。

こんなに苦労する人生だけど、瞬きするくらいのほんの一瞬でも「幸せ」(なのかわからない何か平穏のようなもの)を感じ取ることができるので。

なので、小泉進次郎さんもこれからパパになる予定の人も第二子、第三子と予定がある人も、ぜひぜひ育児休業を取って奮闘してみてください。


2ヶ月くらいの三男。表情のようなものが生まれてきた。たくさん笑わせてやるからな!
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