髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

XL883N アイアン ディーラーに到着。

2009-07-29 | XL883N
一昨日、教習所帰りに納車の日取りなどを聞こうとディーラーに向かった。
すると、ディーラーの前にトラックが停めてあって、次々とハーレーが降ろされていた。

すると、その中に、ナンバーのない銀色のハーレーが…。



ネット上に画像があまりないので、必死に画像収集して毎晩眺めていた憧れのハーレーだ!

「そそそそっそそれはおおお俺の俺俺の俺俺のハーレーでですか?」
突然に現れてチャリンコを投げ捨ててスタッフににじり寄る36歳。
「そーですよー」












私のハーレーXL883Nブリリアントシルバーデニム!!!!!





まったく予想だにしない、当然の出会いになった。
ヒャッハー!と喜び車体を触りまくる私であったが、なんだか微妙な空気を感じた。

「いやあ、本当はぴかぴかに磨いてから連絡しようと思っていたんですけどね…船便で到着したし、ホコリまみれで…まさか、こんなにタイミング良く現れるとは」
とのこと。

空気読めなかったー。
確かに、車体はホコリにまみれて、決してキレイとは言える状態ではなかった。
本来ならば、きっちりと整備して完璧に磨いてから、「感動のご対面」となるのがスジなのだろう。
しかし、そんなことは本質とは無関係だ。
私はそういったことは気にしない。

が。

私も長い間接客業を経験してきたので、「未完成の商品をマジマジと身近で見られる気持ちの落ち着かなさ」は理解できる。
最終的なデザインが決定し、プロが製作している途中(つまり未完成状態)で素人が口出しすると、割と残念な仕上がりになる場合が多いのだ。
「餅は餅屋に」という言葉は真実だ。
もちろん、ここで不具合を見つけたとしても今は何も言わない。

ずーっと眺めていたい衝動に駆られたが、ここはぐっと我慢して家路についた。
来週デジカメ持参で行こうかな。

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「普通二輪」第二段階1~2時間目

2009-07-29 | 大型自動二輪への道
5時起床、食事

6時仕事開始

17時仕事終了

18時教習開始

20時教習終了

21時夕飯

22時就寝(目標)

23時半就寝(現実)

という生活スタイルが数日間続いたが、やや疲れた。

さて、調子に乗って2段階も二時間連続で教習を受ける。
が、初めはシミュレーターなので、割と気が楽だ。
私一人だけだったので、ついでに怪しい自分の交通法規について色々と質問できて良かった。

「昨日渡したコース図は暗記してきましたか?」
「いいえ、昨日は最後の時間だったので、コース図を書き写す時間がなかったのでコース自体知りません」
「えー!まいったなあ~」

教習所は、最終の教習が終わった瞬間に営業を停止する。
いったい、いつ書き写す時間があるのだろうか。

「しょうがないな~。コース図は私が書いておきましたから」

とてもありがたい。

そして2時間目。
コース図を暗記していなかったので、けっこう苦戦した。
2種類あるコースを覚えるだけで精一杯で、運転の練習をする余裕はなかった。
なんだか一時間を無駄にしたような気がする。

疲れきって自宅に帰り、早速コース図をひっぱりだして復習。
…教官…書いてもらったコース図と、教えてもらったコースが違うよorz…。
↑たぶん、走ったコースが正解だと思われる。
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「普通二輪」第一段階8~9時間目

2009-07-29 | 大型自動二輪への道
さてはて今回は18時から1時限だけの教習の予定だったが、かなりの雨のためか、19時からの教習に空きがあるとのことで、2時限の教習を受けることになった。

つまり、「第一段階見きわめ」である。
事前に一時間乗れるので、なかなか良いタイミングだ。

教官は2時間ともH教官。
この教官は丁寧で的確にアドバイスをくれる。

基本的には前回の7時間目に教えてもらったコースをぐるぐると回る。
見きわめの直前なので、一つ一つのポイントを丁寧にクリアする感じで回った。
一本橋は、粘ることはせずに、きっちりと10秒程度で渡りきるように心がけた(粘ってるじゃないかw)。

そして、ここにきて今回の教習で初めて「恐怖」を味わった。
「ビッグスクーターの体験乗車」だ。
すっかり教習車のCB400に乗り慣れてしまっていたので、このスクーターの大きさと、コントロールの難しさには恐怖した。
教官の後について走るので精一杯だった。
スラロームに入らなくて助かった。

ここで8時間目は終了。
さて次は「見きわめ」だ。

再び同じコースをぐるぐると周回する。
どうやら、その間に教官が後からついてきて採点するようだ。
誰も見ていないときでも、確認するように慎重に走った。
途中、2回ほど教官が後ろについた。
ちょうど晴れ間が出てきて、夕日がキレイだったので、夕日を眺めてリラックス。
そして、何も言われることもなく見きわめは終了。

「じゃ、次から2段階頑張ってくださいね~」

ハンコもらって終了。
見きわめ合格。

学生時代は、後ろから数えていったほうが早いくらい(というか、一番後ろ。自分より後ろがいると腹が立った)の成績だったが、試験(というほどのものでもないが)に合格するのはとても気持ちがいい。

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「普通二輪」第一段階6~7時間目

2009-07-26 | 大型自動二輪への道
今日も6時起床で教習所へ。
ここまでは拍子抜けするほどスムーズに進行した。
教官は毎時間交代したが、一人を除いて皆教え方が的確で理解しやすい。

しかし、その快進撃も今日で止まるのだろう。
今日は「スラローム」と「一本橋」が待ち構えている。

スラロームは、見ていて明らかに難しそうだと分かる。
そして一本橋は、ネット上でその難しさを散々読んだ。

慣らし運転が終わると、まずは教官の後ろに乗って説明を受ける。
まさか、スラロームがアクセルワークのみで切り抜ける場所だとは思わなかった…。
これは出来る自信がない。
一本橋は思っていたよりは速いスピードで通過していた(規定は7秒以上で通過)。

「ではどうぞ」

って、できねえよwwwww

と思いながら挑んでみたら、出来た!
明らかに昨日の「リーン・アウトで八の字グルグル教習」が効いている!

続いて、生まれてはじめての一本橋へ。
ネットで勉強したイメージを広げる。
「ニーグリップはしっかりと保持」
「目線を固定する」
「遠くを見る」
「ハンドルを常に左右に振る」
「後半のブレーキで秒数を稼ぐ」
まあしかし、まずは秒数よりも、脱輪しないで通過することだけに集中するか。

深呼吸。

9秒で通過。
脱輪なし。

正直に書く。
全然余裕じゃないか。
その後、何度も一本橋に挑戦し、最終的には14秒までタイムを伸ばせた。
しかし、そこまで粘る必要はどこにもない。
一本橋は、大型二輪でも余裕があるだろうと予測する。
逆に、スラロームの方が感覚をつかむ前に終了してしまった。

ここで6時間目は終了。
続いて7時間目は、このスラロームと一本橋、そして「坂道発進」を加えたコースをグルグル回るというもの。
この時間はわりと自由に放置プレイされ、やはり昨日と同じく直線では加速して、カーブでは思い切り減速する「メリハリ」のある運転を心がけた。

気が抜けてきた証拠だろうが、ここにきて発進でエンストを二回も起こした。
気を引き締めなければならない。

個人的にはスラロームの練習をもっとしたかったが、時間終了。

そして帰路である考えが頭をもたげた。

「ひょっとして、この自動二輪の免許が取れたら、府中の試験場で『一発』で大型二輪が取れるんじゃないのか?」と。
このブログのネタ的には最高のアイデアだ。
まあ、そこから色々と考えたが、結局は「平日のみ」という壁に阻まれた。
教習所での運転作法を身につけているのならば、恐らく「一発」は無理かもしれないが、「三発」くらいで取得できるかも知れない。

「教習所で自動二輪所得」

「試験場で大型自動二輪所得」

平日に休みが取れる人は、この方法はお勧めかもしれない。
過去のブログに書いたが、私は普通自動車免許を試験場で2回取得している。
技能は2回とも「一発」で合格した(学科は厳しかった~)。
技能は、ほとんどが「作法の確認」だといえる。
あとはコースをしっかり頭に入れておく。
つまりは、事前に完成させられる部分が多い。
あとは強力な心臓を持っていれば、合格率は上がるだろう。

夏休みの日にちがうまく噛み合えば、挑戦してみるか(ほとんど無理だが)。

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足りないものは、お前だ。

2009-07-26 | Perfume
iTunes調べによると、私はPerfumeのニューアルバム「⊿」(トライアングル)をすでに113回聴いたことになっている。
さすがにこれだけの回数になれば、いちいち「正装」(全裸に蝶ネクタイ)して聴いているわけではない。
しかし、礼を失うわけにはいかないので、トランクスだけは着用しているが、なるべく全身の毛穴から「心の粒子」が流入しやすいようにそれ以外は何も身に着けていない。

しかし。

聴き始めから感じていた「物足りなさ」が、ずっと付いて回った。

ニューアルバム「⊿」には、何かが足りていない。

いったい、何が足りていないのか?

ずっとそれを考えながら、さらに何度も聴き込んでみた。

ちょっと疲れた。

そして、気分転換に前作「GAME」でも久しぶりに聴いてみようとプレイリストを開き、シャッフル再生をした。

一発目に「チョコレイト・ディスコ」が再生された。

全身に広がるバードスキン。

あ~ちゃんの「いぐよ~っ!」

私たちの「うぉ~!」

が脳内で同時再生される。

その後は「GAME」のどの曲を聴いても、観客の熱い歓声が脳内で同時再生された。

やっと理解できた。

ニューアルバム「⊿」に足りないものは、「観客の声」だ(あとはダンスパフォーマンスだね)。
思えば、「GAME」だって同じだ。
ライヴを見て度肝を抜かれたが、その後に発売されたライヴDVD「Perfume First Tour 『GAME』」を見た後に「GAME」の完成度が飛躍的に上がった。

ニューアルバム「⊿」に足りないもの。
それは、来月の頭から始まる「直角二等辺三角形TOUR」で補完されていくのだろう。

「観客の声を以ってアルバムを完成させるアイドル」

格好良いじゃないかPerfume。

今回のツアーに参加される方は、出来るだけ多くの声援を送って欲しい。
↑勝手に声が出ると思うが。
その声援の一つ一つが折り重なり、アルバム「⊿」はより鋭利に仕上がるだろう。
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「普通二輪」第一段階4~5時間目

2009-07-25 | 大型自動二輪への道
夏休みに突入したので、教習所は混雑しているのかと思いきや、二輪の方は意外と空いている。
しかしながら、土曜日曜はさすがに朝の2コマしか教習は空いていなかった。

ほとんど眠ったような状態で教習所に到着。
8時5分から開始の4時間目は、教官一人に教習生二人。
外周を慣らし運転で数回回った後、急制動の教習。
前回は作法そのものに慣れずに苦労したが、今日は調子が良い。
教官がどこかに行ってしまったので、何度もチャレンジしてみた。

その後、私は教官にコースを説明され、ほとんど一人でグルグル回って教習は終了した。
教官はもう一人の教習生に付きっ切りで教習していた。

誰にも見られていない気軽さで(実際には教官がしっかりチェックしているが)、車体に慣れるようになるべく多くの回数を走った。
最高速は40キロ、ギアは3速までが上限だったので、しっかりと加速し、ポンピングブレーキを使って「メリハリ」のある運転を心がけて走った。

速度を出す場面では、しっかりと速度を出した方が運転技術の向上には近いような気がする。
クルマの教習でよく見かけるが、安全第一にノロノロ走るのは誰にでも出来る。
「リズム」と「メリハリ」って、運転だけじゃなく万事に共通するものだと思う。

相変わらず「ニーグリップ」と「クラッチとブレーキに指をかけっぱなし」が頭から離れてしまう。
教官から「足の指先を内側に向けると自然とニーグリップになる」と教えられた。
「かなり良いですよ」と言われてハンコを押してもらった。
一瞬だけニヤニヤするが、困難はまだ先だろう。

ほとんど時間を空けずに5時間目がスタート。
教習開始と共に、もう一人の教習生が派手に転倒。
私は「リーン・アウト」での八の字走行を教えられ、「これは出来そうにないな」と感じた。
しかし、いざやってみると意外にも車体のコントロールが出来る。
そして再びの放置プレイ開始。
ずーっと馬鹿みたいにグルグルと八の字走行を繰り返した。
色々と試すことが出来て良かった。
2速のアイドリングで行けるか行けないかのギリギリ。
なので、微妙なクラッチとアクセル開放が必要だ。
そして「視線を先に向ける」。
これは今後の課題になるだろう。

明日はお楽しみの「一本橋」だ。
ここまでは拍子抜けするほど楽に到達できたが、ここからが山場なんだろうな。
身体が覚えているうちにサッサと済ませたい。
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大型自動二輪への道

2009-07-24 | 大型自動二輪への道
という訳で、ふとした勢いでハーレーダビッドソン「XL883アイアン」を購入してしまった訳だが(ディーラーに車両が到着するのは今月末)、肝心かなめの「大型自動二輪免許」がない。

私は「普通自動車免許」しか持っていないのだ。

それなのにハーレーを先に購入してしまった空気の読めない36歳射手座。
身長は163センチ。体重50キロ。
ハゲていることは薄々バレているようだが、仮性包茎だということは皆は知らないようなので安眠するAB型。
今日は雨の中ずっとゴムじゃない地下足袋をはき続けて気持ち悪かった髑髏フラワーです。

こうなったらやるしかない。
一気に「自動二輪免許」→「大型自動二輪免許」に向かって駆け抜けてやる。

目標は「8月中に大型自動二輪を所得する!」である。
もう一丁、「そしてPerfumeの仙台公演初日に東京からハーレーで参戦する!」である!

という訳で、購入の翌日に早速自動車学校に入学してきた。
現在は「自動二輪免許」第一段階の3時間目(適正検査含む)。
仕事帰りに2コマずつ教習を受けようと算段していたのだが、そのためには17時50分には教習所に到着しなくてはならない。
間に合わない訳ではないが、仕事をしている最中に気が散るので、ここは大人しく一日1コマずつ進めていくことにした。

運転に関しては、過去にモンキーに乗っていたので、クラッチやギアチェンジなどは問題はない。
自虐的な自慢だが、私は「普通自動車免許」を運転免許試験場で2回も所得した経験があるので、教官もうなるほどの「安全確認ポーズ」は得意だ。
そして、普段の仕事の時にも安全確認はしつこいほどしている。

しかし、やはり車体が大きいと感じる(当たり前だ)。
どれだけ重いのかとドキドキしていた「引き起こし」は、拍子抜けするほど軽かった。
日本男児だったら、あんなモン片手で起こしなさい。

しかし、現段階でも問題点は浮かび上がる。

・意識しないと「ニーグリップ」(タンクをヒザで挟む)が出来ない。
・カーブ通過時に目線を先に向けられない(だって雨で路面が…)。
・ブレーキとクラッチに指をかけたまま。
・急制動で無意識にギアダウンしてしまう。
・前後輪のブレーキを同時に使わなくてはいけないこと。
・停止するギリギリまでクラッチを握らないことに慣れない(エンストします)。
・ギアの上に足を乗っけて走る人っているの?
・教官の声が小さい。

以上が、現段階での課題だ。
仕事もプライベートも忙しいが、粛々と進行していきたい。

土日は朝6時起きで教習に行ってくる。





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XL883N アイアン

2009-07-19 | XL883N
一週間くらい前に、ふと突然にバイクに乗りたくなってきた。
250ccくらいの、軽快なバイクで良い。

しかし、免許は持っていない。

どうすれば自動二輪の免許が所得できるのかネットで調べたら、なんと自動二輪よりも、大型自動二輪の方が教習代金が安かった(完全な見間違えだったけど、この見間違えが功を奏した)。

「こりゃ大型自動二輪を取った方がいいな」
と判断し、脳内は自然と大型二輪検索モードに突入した。
そして、ハーレーダビッドソンのHPにたどり着いた。

「まあ、見るだけ見てみるか」といった感覚だ。

私は、プロフィール欄にもあるように、身長が163センチしかないチビだ。体重は50キロしかないガリだ。
友人がハーレーに乗っているので、以前に触らせてもらったりしたが、足は届かなそうだし、ハンドルに手が届いても、とても遠い。
しかも、あの巨体を取り回しする自信はまるで無かった。

そして「価格」だ。
ある程度の頭金を用意しなければ、かなり厳しいローンを組まなければならないだろう。

しかし、ハーレーダビッドソンHPの、「ご購入をご検討の方へ」の中に「魔の手」は潜んでいた。

「ハーレーが身近になる!4つの事実」
と称して、私が心配している上記の2つの問題は、あっさりと解決してしまったのである。

簡単に記すと、「足や手が届かない問題」は、シートとハンドルのカスタムで対応できる。
しかも、2009モデルの「XL883N」は、足つき性が非常に高い。
「値段が高い問題」は、驚くべきことに、150回のローンを組むことが出来る。
「XL883」だったら、なんと月々3,000円台からの支払いで乗ることが出来る。
しかも、現在は大型自動二輪取得キャンペーン中で、もしも「XL883N」を購入した場合、50,000円のキャッシュバックがある。

先に断っておくが、私はハーレーの回し者ではないよ。

免許を所持していない、と言う問題以外、私がハーレーに乗らない、乗れない理由がなくなってしまった。

まずは落ち着いて、資料を請求してみた。資料は、請求後2日目に届いた。
なかなか迅速で良い反応速度だ。
もしも、これが一週間後だったりすれば、その間に他の候補に目が向いていたかもしれない。
おまけにシールも付属されていた。カワイイじゃないかw

カタログをぺらぺら見たり、様々なサイトを巡回するうちに、私の希望車種は「XL883N」の黒に絞られてきた。
「足つき性の良さ」と、「他のハーレーとは一線を画したデザイン」が魅力に感じられた。
「ハーレーでござ~い!」といった感じには見えない。

そして一週間後の一昨日、地元のディーラーに足を運んだ。
どんなにカタログやサイトを見回っても、実車を見てみないと何も分からない。
特に、私の場合は体格が小さいので、不安が大きい。

事前の電話で、「XL883N」の黒は、日本に入荷した分はほとんどが売り切れてしまい、実車は無いが、ほとんどサイズが変わらない「XL1200N」だったらあるとのこと。

休日ということもありディーラーは混み合っていた。
私は一人で「XL1200N」を探し当て、じっくりと見回していた。
他のモデルに比べれば確かに小さいが、改めて見ると、やっぱり大きすぎるようだ。
こんなに大きな鉄の塊を動かすことは出来そうに無い。
「やっぱり無理だな…」
と一人落胆を開始したところで、スタッフが声をかけてくれた。

そこにあった「XL1200N」は、「売約済み」の札がかけてあったので、触れないと思っていたが、スタッフが「まだこれから整備、洗浄するので、またがって良いですよ」と言ってくれた。
この「XL1200N」のオーナーさん、申し訳ないです…。

恐る恐るまたがって、スタンドを払って立ち上げてみた。
驚くべきことに、両方の足がべったりと着地した。
重ね重ね書くが、私は身長163センチである。
ハンドルはやや遠くに感じたが、操れないほどではない。
そして、重心が低いために、260キロの重さは感じられなかった。
重ね重ね書くが、私の体重は50キロである。

これだったら乗れる!と確信した。
「XL883N」の黒は売り切れたが、シルバーだったら現在は沖縄に在庫があるとのことで、ここで軽く見積もりを出してもらうことにした。

私にとっては、ここからがヤマ場だ。
なんせ、ローンの審査に通る自信がまったく無い。
まったく信用できない36歳独身射手座のABなのだ。
ほぼ確実に引っかかるだろう。

月々に支払う金額などを確認して、購入の意思を示してみた。

しかし、あっさりと審査はパスした。

購入決定。

諸経費込みで

1,287,020円

買ってしまった…。

ローンは2022年まで…。

で、免許がない。
普通自動車免許があれば、大型二輪免許が取れるだろうと勘違いしていたのだが、そのときにスタッフに聞いたら、普通自動車免許があっても

自動二輪

大型自動二輪

というコースになるらしい(学科は免除だが)。
知らなかったorz…。

という訳で、ほとんど勢いだけで購入してしまったハーレーダビッドソン「XL883N」シルバーデニム。
今月末にはディーラーに届くとのことだが、肝心要の免許は無し!
本日、教習所に入学してきた。

ヘルメットもグローブも持っていない。
任意保険のことも忘れていた。

さてはて、どうなることやら…。
コメント (4)
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Perfume new album「トライアングル」現時点では評価不可能。

2009-07-11 | Perfume
Perfume new album「⊿」(トライアングル)を購入したは良いが、怒涛のラジオ出演を追いかけたりしていて、じっくりと聴くことが出来なかった。

しかも、そのラジオ出演では、あ~ちゃんの具合が悪そうで、そちらの方に気が行ってしまった。

あ~ちゃんは、フライデー報道や、捏造記事のことで、今回のアルバムの支持率が急降下すると心配していたのだろう。
先日の「HOT STUFF 30th Anniversary」出演時のガラガラの客席も不安を煽ったのかも知れない(しかし、ガラガラの中にも異常な人数の「青T軍団」を見てくれなかったのかな?)。

先日は、東京FMに丸一日出演していたのだが、朝一番からのっちとかしゆかがしゃべりまくって、あ~ちゃんが後ろに下がる、いつもとは逆の配置でスタートした。
以前から言われていることだが、あ~ちゃんがピンチに陥った時の、のっちの張りきりぶりは凄まじい。
「セリフを噛まない」というだけでも、驚異的な戦闘力の飛躍がスカウターを通さずとも感じ取れる。
そんなのっちと、いつもは絶妙な相づち要員のかしゆかが、前面に出てしゃべりまくっていた。

まあ、ラジオで初めてPerfumeの声を聞いた人には、「なんだか1人だけテンションの低い人がいるんだな」と思われてしまうかもしれないが、今回はあ~ちゃんを守りきる、そのチームワークの威力を感じ取れた。

私はかしゆかが飼育しているモモンガが食べるドッグフードに生まれ変わりたいと日夜考えている36歳の変態だが、あ~ちゃんの存在の大きさ、貴重さは充分に認識しているつもりだ。
あ~ちゃんはPerfumeの動力源だ。

少し前の話になるが、フライデー報道に対しても、完全スルーと見せかけておいてから、かなり遅れたタイミングで公式HP内でコメントを発表した。
応援してくれるファンに対し、改めて感謝の気持ちを伝えるコメントだった。
想像に過ぎないが、これはあ~ちゃんが一歩も引き下がらなかったのではないかと思う。
批判や中傷なども多かっただろうが、この逆風の中でも応援してくれているファンは存在する。
その応援の声を聞きながらも、まるで何事もなかったような顔でPerfumeを続けて行くことは出来なかったのだと思う。

と、そんな妄想と心配をよそに、アルバム「⊿」は前作「GAME」を軽々と越えるスピードで売れているようだ。
売り上げ枚数が多いのは嬉しいが、それよりも重要なのはその中身だ。

1.Take off
2. love the world
3. Dream Fighter
4. edge(⊿-mix)
5. NIGHT FLIGHT
6. Kiss and Music
7. Zero Gravity
8. I still love U
9. The best thing
10. Speed of Sound
11.ワンルーム・ディスコ
12.願い(Album-mix)

■初回限定盤DVD特典映像
『I still love U』Special Video Clip
『NIGHT FLIGHT』LIVE@代々木第一体育館 May 10,’09
『edge』LIVE@代々木第一体育館 May 10,’09 ⊿-version
『love the world』TV-SPOT
『Dream Fighter』TV-SPOT
『ワンルーム・ディスコ』TV-SPOT

ざっくりと感想を述べると、前作「GAME」と比較すると、「とても柔らかい」印象だ。
「女性的」とも言えるかもしれない。
前作「GAME」の男性的な部分を継承したのは

4. edge(⊿-mix)
だけだと思う。

そして今回は、しっかりと「アルバム」として楽曲が配置されていると感じた。

正直に言うと、私は前作のバキバキな楽曲を期待していたので、今回は若干の肩透かしを喰らった。
耳が引っ張られることなく、するっとアルバムを聴き通してしまい、前作で感じた「衝撃」は感じられなかった。

いや、衝撃を感じたのは

8. I still love U
だ。

なんというダサさ!
曲を聴いた瞬間に80年代の匂いが立ち込めてきた。
こういうメロディーは、今の若い人には新鮮に聴こえるのだろうか…?
しかし、この曲は不気味な存在である。
初回限定盤には、Special Video Clipと称して、特典映像が付いている。
この内容が、どう評価していいのか分からない。

3人が切ない表情で、しっとりと歌い上げる映像が始まるのだが、途中から様子がおかしくなる。

3人とも、ニヤニヤしたり、ピクンピクンするのである。

何か痛いことをされているらしく、あ~ちゃんの口は「痛い痛い痛い!」と動いているように見える。
見てもらえれば分かると思うが、なんともいえない「不思議感」が漂う映像だ。
「意図」が、まったく見えない。
某雑誌で、「ちょっと遊んでみようと思いました」と「意図」と「仕掛け」が説明されているが、意味がまったく分からない。
意味不明の嵐で、逆に心地良かった。
いっそのこと、この不思議なパートに関しては一切のコメントをせずにスルーして欲しかった。

「あのビデオで、ちょっと不思議なシーンがありますよね?」

あ「え?どこも不思議じゃないですよ?」
か「そんなシーンはありません」
の「何がですか?」

これくらいの勢いで通して欲しかった。

こういった映像を制作するだけの精神の余裕があれば、まだまだPerfumeは私たちを楽しませてくれるのだろうと確信できた。
「経費削減ユニット」と呼ばれて久しいが、こういった予算のかからない方法で最大の効果(何の効果だよ)を上げる手腕は相変わらず冴えている。

あと、ざっくりと私の耳に引っ掛かった楽曲陣。

1.Take off

アルバム導入曲。
3人がカウントダウンするだけの内容だが、このアルバムではかなり重要な役割を果たしている。
私は、この曲があるお陰で、新曲だけをつまみ食いせずに、ずっとアルバムを通して聴くことになった。

2. love the world

導入曲を受けての「離陸」。
まるで、このアルバムを見越して作られたかのような座りの良さ!
しかし、私はライヴではいまいち乗り切れないんですよね。
この曲は、部屋でヘッドフォンして聴きたい曲。

3. Dream Fighter

「離陸」の後の「加速」と「飛翔」。
この並びで聴くと、この曲のベース音の動きが気持ちいい。

4. edge(⊿-mix)

ここで一息入れましょうか。と、「耳の掃除」に聴こえる楽曲。
edgeはこれで3パターン目。ついに8分を越える大作となった。
しかし、8分を感じさせない。「やりすぎ感」が楽しい。
アイドル/アーティスト論はさておき、こんな楽曲がアルバムに収録されることも楽しい。

5. NIGHT FLIGHT

ネット上では大絶賛?の楽曲だが、私にはいまいちピンとこなかった。
が、目下評価急上昇中。これはヤバイかもしれない。
中田ヤスタカ氏のオリジナリティーが発揮されていると思う。
このアルバムの中枢を担う、Perfumeの「新基軸」かと。
このアルバムが、昔のように殺害塩化ビニールで製造されていたのであれば、この曲がA面の最後の曲か。

6. Kiss and Music

B面はドラッギーに開始する。ちょっと地表に近い谷を低空飛行。
「動」から「静」へ。シンプルながらも充分に腰に来るリズム。
手抜きなんだか、極限まで絞りきったトラックなのか。
田舎の小娘の分際で、生意気な歌詞が歌えるようになったPerfume。

7. Zero Gravity

浮遊開始。
ルー大柴が作詞したのではないか?という疑惑が脳裏をよぎる。
歌詞の内容的には、アムロ・レイ准尉に聴かせてやりたいところだ。

8. I still love U

前の曲で「無重力」と歌いながらも、この曲は凄まじく「重力」を感じさせる楽曲と歌詞w
さっきまでは高い高度を保っていたが、この時点で高度はゼロ。
カラオケボックスではなく、カラオケがあるカウンターバーの一席。
35歳以上のおっさんには、若かりし日々が想いおこされるだろう。

9. The best thing

うーん。
このアルバムの中では、最も引っ掛かりがなかった一曲。

10. Speed of Sound

歌詞が英語の単語を並べただけのこの楽曲を気に入っている人はあんまりいないかもしれないが、私にはがっつりと来た。
しかし、この曲はいかにもツアー中に「着替え中のBGM」にされそうな気がして辛い。

11.ワンルーム・ディスコ

この曲も、アルバムに見事に溶け込んでいる。

12.願い(Album-mix)

Perfumeの代々木公演を見た中田ヤスタカ氏が、興奮してその晩にリミックスしたとされる楽曲。
期待していたのだが、さすがに一晩で作ったな、と思われるレベルだったw
「付け足しました」という印象がぬぐえない。
中途半端な音の追加で、原曲の実直さを失ってしまったと感じた。
しかし、好きな曲だ。
アルバムの最後を飾るのにはふさわしい。

今のところの評価はざっとこんな感じだ。
つまり、「まったく聴き込んでいません」といったところか。
ごめんなさい。
一つだけはっきりと言えるのは、あれだけ評価の高かった「GAME」の路線を、まったく踏襲しなかったその心意気の良さ。一切立ち止まらない姿勢には感服した。これだけは評価できる。

現時点では、BOSEのスピーカーから近所迷惑にならない程度の音量で聴いている。
これからヘッドフォンで聴き、「GAME」ではほとんど見なかった(未だに歌詞が分からない曲がある)歌詞を読みながら聴いてみたい。

しかし、以前の日記に書いたが、Perfumeの楽曲の評価は、「ライヴを体験して」初めて下されるものだ。
これは前作「GAME」で散々思い知った。
アルバムは完成したが、Team Perfumeを構成する最後の重鎮、MIKIKO先生が新曲に施すダンスパフォーマンスは未だに披露されていない。
アルバム「⊿」は、このダンスパフォーマンスが楽曲に付随し、それを3人がライヴで出力して、初めて「完成」するといえるだろう。

慌てることなく、じっくりと聴いていきたい。



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Perfume new album「トライアングル」買って家に帰った。

2009-07-07 | Perfume
世間にとって本日は単なる七夕だろうが、Perfumeファンにとって本日は「NEWアルバム『⊿』(トライアングル)のフライングゲットの日」である。
申し上げるまでもなく、私は2ヶ月前から今日この日を目標に人生をサヴァイヴしてきた。

具体的に申し上げれば、クルマに轢かれないように交通に注目したり、危険な仕事はなるべく先輩がするように仕向けたり、様々なウイルスを殺害したりして暮らしていた。

そして、やっと本日の仕事が無事に終了し、細心の注意を払ってCD店にてアルバムをゲットし、帰宅できた。

やや略式ではあるが、私は全Perfumeファンの約7割が実践しているという、Perfumeの新譜を初めて聴くときの儀式に移る。
これを機に、Perfume初心者の君も是非、実践して欲しい。

まずは、準備以前の段階として、本日の様々な業務をすべて終わらせること。
アルバムを聴きこむのが本日の最終業務だ。
晩酌が好きな人は、おつまみなどは予め用意しておいたほうが良い。
もちろん、携帯の電源は切って、真っ二つに割って窓から放り投げよう。

まずは、部屋全体を清める。
特に、コンパクトディスクを再生する機器周辺は、ホコリ一つないようにしたい。
部屋全体を清めたら、この日のために用意した「かしゆか」「あ~ちゃん」「のっち」の花を活けよう。
花の選択は個人の趣味に任せても良いが、なるべくメンバー個人に似合った花を選ぶこと。

参考までに、かしゆかは「バラとカーネーションが好き」というブログの記述が見られたが、それを無視して、スッとしたカラーなどを活ける。葉物を添えるのを忘れないように。
あ~ちゃんは「ガーベラが好き」と武蔵野美術大学で語っていたので、ここは素直にガーベラを活けよう。
出来れば、ピンクのガーベラにしたい。しかし、ヒマワリとか百合でも可だろう。
どちらにせよ、水は少なめに活けるのが長く楽しむポイントだ。
のっち…。かつて、モンステラの鉢を育てていてそれを枯らしたので、モンステラの葉っぱを活けよう。
モンステラの葉っぱは、割とメジャーなので、どこの花屋さんでも売っているだろう。
部屋の清めが終わったら、今後の儀式がスムーズに進むように、部屋の湿温度を最適な状態にしておくこと。

さて。
部屋を清めたら、今度は自分自身を清めよう。
ここは、もっとも初心者には厳しい局面だが、大切な部分だ。
驚かないで、素直な気持ちで実践して欲しい。

まずは、全身の毛を剃り落とそう。
頭髪もだ。

これは、Perfumeファンの間では「向かい入れ」と呼ばれる作法だ。
あ~ちゃんが発する、「心の粒子」を、CDを通して全身の毛穴から流入させる意味合いがある。
このときに「心の粒子」の流入が少ないと、イザというときに禁断症状が現れて犯罪に走るケースが多い。
出来れば、内臓器官もむき出しにして粒子を受け付けたいところだが、世間一般ではそれを「切腹」と呼ぶので注意が必要だ。

全身の毛を剃り落としたら、生まれたままの姿で浴槽に漬かり、しっかりと身を清めたい。
バスルームの鏡を利用して、剃り残しのチェックも忘れずに。
30過ぎの紳士諸君は、「耳毛」の処理にも気を払いたい。
身体が赤くなるほどにゴシゴシとしごくこと。しごく。
すっかりと身を清めたら、体脂肪のチェックだけを済ませ、服を着てはいけない。
これは、Perfumeファンの間では「向かい入れの向こう側」または「活き穴」と呼ばれる作法だ。
あ~ちゃんが発する、「心の粒子」を、一つも残さずに全身の毛穴から流入させるために、全身の毛穴は常に開放的、刺激的に保っていたい。

主に東北地方で多いという話を聞いたことがあるが、風呂場から自室に戻る際には「love the world」を口ずさみながら戻ると縁起が良いとされる。
ここは細かいルールは存在しないので、思い思いのPerfumeソングを口ずさみながら自室に戻ろう。
もちろん、全裸で常に全身と末端の神経を高潮させること。
発汗によって失われた水分の補給も忘れずに。

自室に戻ったら、腕を肩の高さまで左右に水平に開き、片足立ちになってくるりと一回転する。
これには何の意味もない。

あらかじめ用意してある、卸したてのシルクハット、蝶ネクタイを着用する。
部屋の気を乱さないように、静かに、克つしなやかな動作を心がけること。

着用が済んだら、静かに深呼吸を5回。
床に正座し、右手から先にアルバムを両手に持ち、ジャケットを3分間凝視する。
その後、ビニールをスマートな動作で外し、今度は「嗅覚」でジャケットを楽しもう。
もしも君の手元に「初回限定盤」と「通常盤」があれば、その二つの匂いの違いを確かめよう。
「初回限定盤」の方がちょっとクサイぞ。

「嗅覚」でジャケットを堪能したならば、言うまでもなく今度は「味覚」でも楽しもう。
好きなメンバーの写真をぺろぺろ舐めること。
これは、一見すると変態的な行為に見えるが、ジャケットの紙質を確認する方法としては江戸時代後期から確立しているもので、「鮭舐め」(じゃけなめ)と呼ばれ、主にカブキ者のあいだで流行していたということは一切なく、正真正銘の変態行為だろう。病院に行ったほうが良い。

そして、いよいよ「お初」の儀式に移る。
ここから先は慎重に行動したい。
もう一度自分の姿を鏡でチェックし、自分の肉体に付属しているものは
1・シルクハット
2・蝶ネクタイ
だけだ、ということを確認する。

もしも夜であれば、自室の部屋のカーテンを開放すれば、ガラスに映る自分の姿を手軽に確認できる。

さて、ここでやっとCDをプレイヤーに挿入するのだが、ここで君は突然目の前に現れた大きな問題に直面するだろう。
そう。「CDがケースから取り外せない」はずだ。
ここは落ち着いて行動したい。
無理に引っ張っても、けっこうぐにゃーんとCDがゆがむだけで、決してケースからCDは外れない。
初回限定盤とかマジで取れないよマジで。
床にCDを置き、熱心に中央部分を押す。
これでCDが安全に取り外せるはずだ。

そして静かにCDをプレイヤーに挿入する。
近年はPCにて再生する人が多いとは思うが、基本姿勢は、背筋をピンと伸ばした「正座」である。
椅子に座って聞く場合も、椅子の上でキチンと正座をするように。
住環境の違いがあるので、ここは自由だが、なるべくなら音圧を最大限に楽しめる機器、ヘッドフォンなどを用意しておくこと。
PC再生であれば、最適なオーディオキャプチャ、PC用スピーカーで聴きたい。

さあ。
これで準備は万端だ。
心行くまで「⊿」を楽しもう。
言うまでもないが、曲順を飛ばすなどという無粋なことはしないように。

気をしっかりと持ち、「心の粒子」をビンビンに受け入れられるよう、常に全身の毛穴以外のことは考えないように。
末端の神経もビンビンと刺激的に保ち、赤黒く腫れるくらいの気持ちを持続したい。










逝ってきます。
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木村カエラ∞Perfume 「HOT STUFF 30th Anniversary」

2009-07-05 | ライヴレポート
昨日、横浜アリーナで開催された
「HOT STUFF 30th Anniversary Special Live out of our heads」
に参戦してきた。

異常なほどに客の入りが悪く、ある意味「伝説?」とも呼べるようなイベントになった。

出演アーティストは

ザ・クロマニヨンズ/東京スカパラダイスオーケストラ/浜真心(浜崎貴司+真心ブラザーズ)/
FLYING KIDS/HOME MADE 家族/凛として時雨/
ammoflight/鴉/SCANDAL/のあのわ/moumoon

そして、スペシャルオープニングゲストに
「木村カエラ∞Perfume」(木村カエラパフューム)
15分限定、たった2曲を披露して解散するユニットだ。
言うまでもなく、このオープニングゲストを観ることが今回の最大の目的で、10月にPerfumeがここでワンマンライヴを開催するので、その下見という目的もある。

しかし、それ以外のアーティストもすべて初めて観る面子なので楽しみだ。
特にザ・クロマニヨンズ、スカパラ、凛として時雨には期待したい。

このイベントは、元々チケットの売り上げが少なく、なんというか、ちょっと無理やりにスペシャルオープニングゲストに木村カエラとPerfumeを詰め込んでチケットをさばこうとしたようだ。
残念ながら、当日券も出ているので、それほど売り上げには貢献できなかったのかもしれない。

しかし、会場に到着して、入場待ちの列を見て驚いた。

Perfumeオフィシャルファンクラブ限定の「青Tシャツ」を着込んだ連中がかなり目立っていた。
私は、たった15分のために「青Tシャツ」を着るのはちょっとキモイかと思い代々木公演でのタオルだけを首に巻き、「青Tシャツ」は自重していたのだが、着てこなかったことを後悔した。まあ、その前に購入していないが。
例の「フライデー騒動」が起きてからの初のライヴなので、声援以外にも、目に見える形でPerfumeの3人を応援したい気持ちが大きいのだろう。

それ以外では、スカパラTシャツ、あからさまにクロマニヨンズファンとわかるファッションが目立っていた。

それにしても、他のアーティストのファンは
「この青いTシャツとか、ピンクのタオルを持っている軍団は何なの?」
と思ったかもしれない。

私は、センター席立ち見(一般で言うところのアリーナスタンディング。以降アリーナと表記する)で入場番号が1000番台だった。
入場待ちをしている段階で、人の少なさが気になった。
12時半ごろ、会場に入場した。

私は身長が低いので、他の人に紛れ込むと視界が確保できない。
最前ブロックは華麗にスルーして、アリーナ第二ブロックの最前列を確保した。
ここでもステージまでの距離は充分に近い。
会場を見渡す。
3階のスタンド席はすべてが空席になっていた。やはり、チケットの売れ行きは芳しくなかったようだ。
ここにいると、最前ブロックの混み具合がよく見えるが、最前ブロックはまだまだ余裕のある段階で入場を規制してしまった。
あまり見たくない光景だが、2階スタンド席も6割~7割ほどしか埋まっていない。
私のいるブロックも、スカスカで余裕のある状態で開演時間を迎えた。
Perfumeのダンス指導をしているMIKIKO先生がアリーナ後方に移動していくのが見えた。
恐らくPA卓から、今回のダンスのチェックをするのだろう。

暗転、開演。

ステージ後方から、トラボルタポーズでせり上がってくる4人の影!
「木村カエラ∞Perfume」の、「チョコレイト・ディスコ」が始まった。
生カエラ!
生あ~ちゃん!
生のっち!
生かしゆか!

いつもの3人のフォーメーションではなく、4人用に再構築されたダンスパフォーマンス。
カエラさんは、主にかしゆかとコンビを組んで、ダンスが披露された。
3人は白い衣装、逆にカエラさんは、真っ黒な衣装。

ディスコ!コールが炸裂…というほどでもなかった。
アリーナ最前列の「青T軍団」が気持ちの悪いほどに熱狂している以外は、生温かい目で声援を送ってもらえただろうか。
「4人合わせて『無限大』です!」「名前だけでも覚えて帰ってください!」「あと一曲で解散しますけど!」
あ~ちゃんが毎度お馴染みの「声だし」をするが、しっかりと「3階」はスルーしていた。
「声だし」の声援を聞くだけでも、会場に人が少ないのがはっきりと分かる。

そして、ついに最後の曲。木村カエラの「Jasper」。

ここで、衝撃的なパフォーマンスが披露された。
カエラさんが、素早い動作でかしゆかのスカートをめくった。
なんというグッドジョブなのだろう。
カエラさんは、我々ファンの気持ちをしっかりと把握している。
見えたところで、ただのショートパンツなんだけどさ。
夢を与えてくれてありがとうカエラさん。

この曲では、フリーにダンスをする場面があって、皆楽しそうに踊っていて良かった。
この光景をみて、心の底から安堵したPerfumeファンは多かっただろう。
きっちりと、前座の仕事はしたと思う。

4人がはけると、最前ブロックから、大量の「青T軍団」が離脱してくるのが見えた。
もちろん帰るのではなく、最前列を他のアーティストファンに譲るためだ。
しかし、ごっそりと人がいなくなったので、やや心配ではある。
私の回りも人が入れ替わった。
私は、かなり良い場所を確保していると思ったので、まだまだ陣取るつもりで残った。
ステージセッティングで、次のアクトがスカパラであると判明した。
まさかスカパラがトップバッターとは…!
これを受けて、最前ブロックが再び埋まり始めた。

スカパラの曲は数曲しか知らないが、かなり楽しめた。
やはりスカはどうしても身体が反応してしまう。
どうやら、明日からヨーロッパツアーが始まるそうで、その都合でトップを飾ったのだろう。
スカパラが終了すると、すぐ隣のステージで、「鴉」(カラス)というバンドの演奏が始まった。
しかし、見ている途中で腰が痛くなってきた。
後ろを振り返ると、ごっそりと人がいなくなっていたので驚いた。
ほとんどの人達が床に座り込んでライヴを見ていた。
ア、アリーナですよねここ…。

「鴉」のステージが終了すると、再び長いセッティングの時間が訪れた。
バックスクリーンにはストーンズのライヴ映像が流れているが、長い時間見ていて楽しめる内容でもなく、繰り返しなので、どうしても飽きてしまう。
椅子とアコギが用意され「浜真心(「はまごころ」浜崎貴司+真心ブラザーズ)」の演奏が始まった。
浜崎貴司の声は格好良い。

「浜真心」の演奏が終了。ここで私も一時退散した。
再びサイドステージで他のバンドの演奏が始まったが、腰が砕けそうだ。
ロビーに出ると、休憩している人達で溢れかえっていた。
やはり長丁場なので、始めからがっつくのは良くないようだ。

それにしても客が少ない。
信じられない話だが、アリーナもスタンド席も出入りが自由になっている(スタンド指定席の人はこの状態に気付かなかっただろう)。
スタンド席は全席指定なのだが、どこにでも好きな場所に座れたので、次のアクトは席に座って観ることにした。
10月のPerfumeワンマンライヴの下見としては、様々な場所へ移動できるのはありがたい。
次のアクトは「HOME MADE 家族」だ。
うーん。
恐らく、今回のイベントで一番の「アウェイ」だったのではないかと思う。
それでも、気合いも感じられたし、上手に盛り上げていた。
ライヴが始まっていたので声を掛けなかったが、スタンド指定席の熱狂的な「HOME MADE 家族」ファンは、アリーナに移動すれば良かったのにな、と思った。
コール&レスポンスで、客席全体に照明を当てる演出があるが、ガラガラのスタンドを見た彼らは、何を思っただろうか。
単独で武道館を埋める実力がありながら、組み合わせの悪さでこの状態。
この段階でスタンド席は50パーセントほどが空席になっていた。

「HOME MADE 家族」が終了し、次がお待ちかねの「凛として時雨」(りんとしてしぐれ)の順番だ、という話を聞いたので、再びアリーナ第二ブロックへ移動。
やはりアリーナの床に座って待機www
そこそこ人が集まってきたので、前方へ詰める。
「おー!中々人が集まってきたな!」
とか思っていたら、なんとなんと、次のアクトは「ザ・クロマニヨンズ」だった。

クロマニヨンズも、一曲も知らなかったがかなり楽しめた。
バンドの持つパワーが違うのだろう。
一瞬にして場の雰囲気を変えた。
生まれて初めてヒロトとマーシーを見たが、惚れてしまうほどに格好良かった。
ヒロトのMCが、ここまで面白いとは思わなかった。
裏で「時間が余っている」と言われたらしく、だらだらとしているのが面白い。
「Perfumeとカエラちゃんのファンの皆さん、残ってくれてありがとうー」
と、我々を気遣う発言も。
びっしりと汗をかいて終了。
再びロビーで一服をする。

ここで、メインステージで残すところは「FLYING KIDS」と「凛として時雨」のみとなった。
我々Perfumeファンとしては「凛として時雨」のライヴは是非とも観ておかなければならない。
何故ならば、ドラマーのピエール中野氏が、熱烈なPerfumeファンであり、今回の「フライデー騒動」で大変に心を痛めているとの情報を得ているからだ。
ストレイテナーとの対バンに向けて「殺伐としたライヴをお楽しみください」とのMCもあったようだ。
また、技巧派としても名を馳せている彼のドラミングも観てみたい。

なんといいますか。
もう全体の半分以下になったかと思われる観客数の中、私は再びアリーナへ。
最前列ブロックはだいたい埋まっていたが、第二ブロックは10パーセントくらいの入りだろうか。
「凛として時雨」の演奏が始まった。
申し訳ないが、このバンドも曲は知らない。
しかし、クロマニヨンズと志向は違うが、会場の空気感を一気に変えてしまった。
一分の隙もない、鋭利な演奏を魅せてくれた。
ただ、仕様なのか分からないが、聴き取りやすいギターに対しベースの演奏が何をしているのか聴き取りにくいのが残念だった。
しかし、ウワサどおりの堅牢なリズム隊が聴けて楽しめた。
ピエール中野氏のドラミングも気迫がこもっていて、何かどうしようもない苦しさや怒りを誰かに伝えたがっているかのように聴こえたのだが、まあ聞き違いだと思う。
MCは一切なしで、クールに仕事をこなして去っていった。

そして、サイドステージではガールズバンドの「SCANDAL」が演奏開始。
「時雨」のあとにアイドルガールズバンドというのも中々オツなものである。
相当にショボく聴こえるのかと思ったが、それほど悪くもなかった。
ドラムの子が可愛い。

さて。これで残すは「FLYING KIDS」だけなのだが、時計の針は既に20時に近づいている。
今回のライヴを肴に飲みに行く時間などを考慮すると、残念ながらこの場を離れなければならない。
エントランスは、続々と帰る人達が出て行く。
私が帰ったあとのステージがどのようなものだったのかは分からないが、客席は相当に厳しい状態だったのではないだろうか。
「時雨」が演奏している段階で半分以下になっていたのだから、ヘタをすれば三分の一くらいになっていたかもしれない。

正直、今回のイベントは「大失敗」だったのではないだろうか。
私はガランドウのスタンド席を眺めながら、伝説の「ウドー・ミュージック・フェスティバル」を思い出した。

http://www.st.rim.or.jp/~r17953/impre/Other/LIVE/ZZUDO_Main.html
↑これは本当に面白いので、是非読んでいただきたい。

ここまでファンタスティックな状況ではなかったが、これに近いものがあった。
これは、単に景気の悪さなどの問題ではないだろう。
単純にバンドやアーティストを沢山呼んで、パフォーマンスさせただけ。という印象だ。
夏フェスを目前にしてのタイミングの悪さ、アーティストの組み合わせの悪さ、出演数の多さ、それに伴う終了時刻の遅さ(正直、19時には終了すると思っていた。21時まで開催するのであれば、その旨を始めに公表していれば、まだまだ観客は残っていたかもしれない)など。
恐らく急遽決定したオファーなのだろうが、Perfumeも木村カエラも、単体で30分ほどのステージで出演していれば、楽にチケットはさばけたかもしれない。
イベント自体としては、長丁場をしのぐだけの催し(飲食)がない、など。
ステージセッティングの間の待ち時間なども、もうちょっと頭をひねれば、それを楽しむ時間に変えられるのではないかと思った。

ともあれ、ここまで観客の少ない、客席の間を自由に行き来できる、まったりとしたイベントを味わうチャンスは中々無いかもしれない。
チケット代金の6,500円分は充分に楽しんだと思う。



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