髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

パパ、僕はみんなのことが大好きだよ

2018-04-15 | 育児
先日の寝かしつけで4歳11ヶ月の長男が

「パパ、僕はみんなのことが大好きだよ」

と言った。

「みんなも君のことが大好きだと思うよ」

そう返すと、安心したのかしばらくして長男はすーすーと寝息を立て始めた。

まるで恋愛中の男女のようなシーンだけど、長男は寝かしつけのときに「パパ、僕はパパのことが大好きだよ」などと愛をささやき、こちらも「パパも君のことが大好きだよ」と返し、互いに愛情を確認することが度々ある。

大人になればいろいろな経験を積んで、愛情というのは色々なカタチになって現れるんだな、と学ぶことができるけど、4歳児に対してはハッキリと言葉にしたり、抱きしめたりして「発表」しないと愛情というものは理解されない。
もちろん「心の内」なんて伝わらない。

例えばお風呂上がりなど、息子たちの身体を優先して乾かしてあげて、こっちは最後の最後まで濡れたフルチンで過ごすことがある。

鳥肌がたった濡れフルチン。

この姿を見て、大人であれば「ああ、パパは自分の寒さをこらえて子供たちを先に暖かくしてやってるんだな」と、私の愛情をヴィジュアル的に認識することができる。

しかし、すでに暖かいパジャマに着替えてAmazonプライムでアニメを見ている息子たちには、なぜいつまでも父親が股間を露出して震えているのかが理解できない。
股間を露出しつつも優しく微笑みながら「パパは君たちのことが大好きだよ」と、言葉にしないと愛情が伝わらないのだ。

正しいのか正しくないのかわからない表現だが、たぶん息子たちは愛情を「ザル」で受け取っているのだと思う。
どんなに親が愛情を注いでも、ザルで受け取るのでタンクの中はいつまでも愛情で満たされることはない。
それに自分たちも常に周囲に愛情を振りまいているので、いつでも燃料が足りなくてガス欠状態だ。
なので、一度愛情を感じてもすぐに乾きがやってきて寂しさを覚えるので、愛情の確認を求める。

「物心がつく」というのはいつ頃のことなのかよくわからないが、きっと物心がつく頃には愛情を受け取っていたザルがちゃんとした器になり、親の愛情も息子たちの方から汲み取ってくれるのではないかな、と期待している。
そしてザルからどばどばこぼしていた親の愛情も、どこかの隠しポケットにきちんと収納してくれていると願う(現に自分も親から注いでもらった愛情を30年くらい経過してから隠しポケットに見つけることがある)。

なので、今のところはザルだろうが何だろうが求められた分だけ精一杯の愛情を息子たちに降り注ぎたい。


Cargo | Finalist of Tropfest Australia 2013


この動画の存在はまったく知らなかったのですが、2013年のオーストラリアで作られた短編動画で、近く長編映画になるそうですよ。
ゾンビに噛まれて自分もゾンビ化することが避けられなくなった父親が、愛する娘を守るために命をかけて行動します。
セリフなしの7分間ですが、愛がたっぷり詰まっています。

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アウトドアを取り入れる

2018-04-12 | アウトドア
キャンプに行きたいな、という願いはたぶん20代の半ばくらいからあったと思う。
それは大勢で行くにぎやかなキャンプではなく、1人で荷物を背負い1人で設営をし、1人で調理して1人で眠るソロキャンプだ。

しかしそこから10年くらいは仕事が忙しすぎて休日になれば一日中寝てるだけの日々が続いた。

30代半ばになって少し落ち着いてきて、大型バイクも購入して、バーナーやランタンなど小さなものはちょこちょこ買ったりして、すこーしは夢に近づいたのかな、なんて思っていた。
しかし仕事がうまくいかなかったり自分が大病になったり親の介護があったりで、あっという間に5年が過ぎた。
そこからは結婚、出産、育児とめまぐるしい日々が続き、キャンプという言葉さえ忘れてしまう毎日。

しかし昨年末に、急激に「キャンプ」というキーワードが我が家に浮上した。
ああ行きたいなと願ってから20年だ。

・4歳長男がしっかりお手伝いに参加できるくらいに成長したこと
・1歳次男も生活のサイクルが安定したこと
・2人の息子たちにとって良い教育効果が見込めること
・車を購入する計画が立ったこと
・嫁さんもやる気
・早くやらないとパパの体が動かなくなる

などの条件が重なったためだ。

行ける!

そう判断してからは、この機運を逃すまいと4月の初テント張りに向けてあれこれ買うものを探したり計画をする日々。

・最終的な目標は「ソロキャンプ」なので、車への積載を基準とはせずに、装備は最小限で済むようにデザインしたい。
・長男は割と積極的に料理のお手伝いをしたがるので、これを機にキャンプにまつわる様々なことができるように教えてやりたい。
・そして自分も何もできないので勉強したい。

こんな感じで大まかな骨格を決めて、始めは練習もかねて近所のキャンプ場からのデイキャンプ、そこから道具を買い揃えてキャンプ場デビューにしようかと考えている。

テントを張って日帰りでバーベキューしよう♪

たったこれだけのことなのだが、調べること考えること学ぶことが膨大にあってびっくりする。
持っていくものや買うべきものや何を調理するのか。時間配分は?誰が何をする?自転車に積載する方法は?などなど。
45年間生きてきた経験がまったく役に立たず暗中模索することが多く、これが中々に楽しい。

「自分で考えなければ前には進まず、考えずに進めばほぼ間違いなく失敗する」

こういった経験が、子供にも良い影響を与えるのではないかな?などと思っている。

そんなこんなで追々色々なことを書きたいと思い、この「髑髏フラワー」に新しいカテゴリー「アウトドア」を追加した。

最終的には1人で山に入って静かにサッポロ一番などを食べる動画がアップできればなーなんて考えている。



過酷なアウトドア環境でサヴァイヴするために、七輪を購入して夜な夜な炭火をおこして食事をとる訓練を怠らなかった。
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