髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

Perfume×音圧

2009-08-11 | Perfume
元々このブログは、Perfumeのことを中心に書いていく予定だった。
がしかし、最近は思いがけずにハーレーを購入してしまい、ハーレーを運転するための「大型二輪免許」所得のブログになってしまっている(それはそれで、アクセスを稼いでいる)。

ブログを更新すると、アクセスが倍増するが、もしPerfumeについての更新を期待しているのであれば、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
ということで、明日から夏休みだし、Perfumeについてのオナニー文章を開陳したい。

2chでも専門のスレッドが存在するほどのPerfume関連話題。

「中田ヤスタカと音圧」についてだ。

さて。
皆さんは、Perfumeの楽曲を聴くときには、どういった経路を通してCDのデータをアウトプットしているのだろうか。
かつて私は、部屋全体に音楽が行き届くようにスピーカーを配置し、近所迷惑も考えずにオジー・オズボーンなどを爆音で聴いていたが、三十路を超えて常識が身についたのか、今ではひっそりと聴くようになった。
私は、自室にいる場合は、そのほとんどの時間をPCが置いてあるデスクに向かって過ごす、ネットジャンキーだ。そして現在は、CDはiTunesに飲み込ませてPCにて再生している。なので、部屋全体に音楽が回る必要はなく、自分がいるPCの前でだけ音が鳴れば良い。

そう思って、3年ほど前に、大きな失敗をした。
無○良品で、PC接続の卓上スピーカーを買ってしまったのだ。
「最近の家電は、安いものでもそこそこ高品質だ」
と過信してしまった結果だった。
帰宅して、PCに接続した瞬間に「騙された!」と感じた。
まあ、詳しくは書かないが、2年くらいで壊れたので、次はじっくりと下調べをしてPC接続のスピーカーを探した。

そこで浮上してきたのがBOSEのPC接続スピーカー「コンパニオン2 シリーズ II」だった。
定価が12,600円…。
予算は30,000円ほどと考えていたのと、前回の「安かろう悪かろう」という記憶があるので、多少不安だったが、当時勤務していたショップがBOSEのスピーカーを使用していて、安定した低音を吐き出していたので、ここは思い切ってBOSE社を信用してみた。

結果は、笑えてくるほどの高音質&低音圧だった。
前任の無○良品のスピーカーと比較しては可哀想だが、空気が震えるほどの音圧だ。
特に「4つ打ち」の音楽に関しては、俄然聴くのが楽しくなった。
そこで気を良くした私は、もう少し音質を変えようと、次はオーディオキャプチャー、EDIROL「UA-4FX」も購入した。確か16,000円前後で購入したと思う。そんなに高い買い物ではなかった。
これもどんぴしゃでハマった。
「UA-4FX」には、「真空管アンプシミュレーター」という機能が付属していて、音の太さ、音の明るさ、コンプレッサーの効き、コンプレッサーの音量、を調節できる。
これによって、単純に音圧が増すだけでなく、立体的に温かみのある音質になった。



もう個人的にはここでオーケー!
自室のPCの前だけで聴くには、十分な再生環境。
しかも、3万円以内で作り出せた。

と、満足していたら、今度はヘッドフォンの具合が悪くなってきた(実はここからが本題です)。
当時の使用ヘッドフォンは、SONY「MDR-Z500」で、そこそこの名機だとは思うが、かれこれ10年近く使用していたのでボロボロ…。
「えーい!この際ヘッドフォンも交換だ!」
と気合が入り、次はヘッドフォンを調べ始めた。

予算は30,000円で、やはりBOSE「on-ear headphones」と、SONY「MDR-XB700」が浮上してきた。
ここでBOSEは苦戦。デザインが格好悪い。なんというか、オジサンぽい…。
これでは、街で繰り広げられる「ヘッドフォン対決」では簡単に負けてしまうだろう。
しかし、SONY「MDR-XB700」も、「いかにも」という雰囲気がしてしまう…。
聞き比べた感じでは、BOSE「on-ear headphones」が圧勝だと思ったが、あのデザインは…。

しばらく悩んでいると、ネット上の検索の果てに

「KOSS」

という聞きなれない言葉を見つけた。
さらにググってみると、熱狂的信者が多数存在する、アメリカのヘッドフォンメーカーのようだ。
ありえないほどの低音を吐き出すそうだ。
ということで、3つ目のヘッドフォン候補が挙がった。

KOSS「Stereophone PORTAPRO」

http://www.tascam.jp/list.php?mode=99&mm=9&c2code=11&c3code=38&scode=0719PORTAP

なんと、20年前に発売されて、今まで一度もデザインを変更していない、ロングライフデザイン、というか変更するのが面倒くさかっただけかも知れない、懐かしいデザイン。
コピペなのかも知れないが、過去2chに投下されたレスも発見。
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528 名前: 名無しさん┃】【┃Dolby [sage] 投稿日: 05/02/12 17:55:46 ID:jsQYM3eM0
流れぶったぎってすまんけど
ポタプロは使いこなすヘッドホンじゃないよ。
使われるヘッドホンだ。
おまえがポタプロの音を気に入ったとしたら、それは気に入ったのではなくて、気に入られただけだ。
極端に言うとおまえはポタプロの奴隷だ。
だから使いこなすとかそういう偉そうな減らず口は二度と叩くなよ。オーケー?
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うーん。
これは中々面白いかもしれない。
この不気味なデザインは、街での「ヘッドフォン対決」でもそこそこの戦いをしてくれそうだ。
しかし、定価が10,000円ちょっとで、実売価格が6,000円ほど…。
これは正直に言って恐ろしい価格だ。

散々迷った挙句に、泥酔した時を見計らってアマゾンでポチってみた。
到着した商品を見て、
「失敗したぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」
と叫びそうになった。



あまりにもチャチなヘッドフォンだ。
もう、ともかくヘボイ。そして、小さい。コードが細い。やっぱりダサいw
今にも壊れそうな雰囲気。



「やっぱ、値段が値段だからなあ。まあ仕方ないか…」

と思いながら、iPodに装着(PCは、上記2種のブースターがはさまれているので、正確な測定はできない)。
再生。

「ぷふぉ!」

と、笑いがこみ上げるほどの低音の放出。
キック音の音圧と、全体的なベースの鳴りかたが、今までとはまったく違って再生される。
「これはユダヤの陰謀だ!」
と考えたくなるほどの低音。
その分、高音が弱いかというと、高音もちゃんと聴こえる。低音の向こう側だが。
「え?高音も聴きたいの?ちぇっ!」といった感じ。
この小さなボディの中に、よくぞここまで音圧を閉じ込めたものだと思う。

これは、一度聴いてしまったら、以前の愛機には申し訳ないが、他のは使う気にはなれない。

装着感は、ともかくチャチで軽いので、疲れることはないと思う。

ちなみに、音漏れは盛大。
極小の音量でないと、電車やバスなどでは使用できないレベル。
まあ、通勤ラッシュなどを経験しないアメリカ人が作ったのだから、当たり前だとは思う。
「音楽に包み込まれる」という感覚はない。
逆に言えば、外部の音が聴こえるので、安全性は高いかもしれない。

KOSS「Stereophone PORTAPRO」
見た目はアレだが、けっこう頑張ります。
たったの6,000円なので、一度お試しあれ。
コメント (8)
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