髑髏フラワー

ママの口ぐせお花はドクロ!

【ネタバレあり】JPNツアー静岡に行ってきたよかしゆか。【ご注意!】

2012-03-28 | ライヴレポート
【ご注意!】以下には公演に関する「ネタバレ」が書かれています。
まだこれから「JPNツアー」に参加される人で、ネタバレを回避したい方は読まないでください。


『キリンチューハイ 氷結 Presents Perfume 3rd Tour 「JPN」』静岡公演に参加してきた。
私にとって4回目の「JPNツアー」だ。

今回のツアーでは唯一、バイクでの遠征を考えていたのだが、あいにくの空模様で急遽新幹線での往復となった。
また、新潟や名古屋のようなグルメレポートをする食事の機会は一度もなく、この日に食べたのはお惣菜屋さんのおつまみと、ちーカマだけだった…ビールはたくさん飲んだけど…。


今回の遠征で新幹線の車内で食べた唯一の「ごちそう」。まさかコレだけになるとは…。


車窓に広がる田園風景。日々殺伐とした都会で暮らしていると、本当に癒される。ちなみに東京は雨模様だったが、小田原を過ぎた辺りからとてつもない快晴となった。


会場がある愛野駅の周辺。スーパーとコンビニしかなかった…何もないとは聞いていたがまさか本当に何もないとは思わなかった。グルメを楽しむには浜松か掛川辺りが良かったようだ…。


右側に大きく見えるのがサッカースタジアム?で、私が用があるのは左側の体育館だ。


会場の入り口の様子。

座席は「直角二等辺三角形ツアー」仙台公演以来の良席(?)で、アリーナ5列の71番。ステージに向かってほぼ一番右側の5列目だった。
ステージに近いことは嬉しかったが、3人のダンスはほとんどが花道の中央のステージで行われるので、終始後ろを見ていなくてはならないんじゃないか?という不安と、レーザーを使った演出が楽しめないんじゃないか?という不安があった。

まあ結果から言うと、5列目の一番右にいても、3人の後ろ姿を見ていても最高に楽しめる座席だった。
メインステージまで約20メートルほどの距離で、ステージの高さはおおよそ目線と同じくらい。
右側に伸びた花道は本当に目の前だった。

01.The Opening

もう4度目なのに、この段階で息を飲むとは思わなかった。とてつもない音の圧力を感じた。
食道から胃にかけて低音が伝わり、ブルブルと震える。
音圧に関しては名古屋のガイシホールが最強だとは思っていたが、これは凄まじい。
当然のごとく、スピーカーに近い座席だからだとは思うが、それを差し引いても強力だ。

04.エレクトロ・ワールド

何度も同じことを書いているが、漆黒の中に浮かび上がるイントロの青空の映像が心に深く突き刺さる。
低音がバキバキに効いていて、日常では聴くことのできない音量を全身に浴びると、一気に非日常であるPerfumeWorldへ突入出来る。最新作「JPN」の作品群に埋もれることのない6年前の名曲!

05.ワンルーム・ディスコ

この曲は3人の笑顔を確認するような曲だ。
東京ドーム公演に続き、この曲が来るまで割とシリアスな表情でダンスをしてきた3人が、一気に笑顔に変わる。
この笑顔を見に来るために毎度遠征をしているのかも知れない。

―MC―

やっとここで前髪がパックリと割れているかしゆかが一人でMCを担当してくれた!
ツアーの期間が少し空いて、久しぶりのワンマンなので緊張していると言う。
それに、この期間に太って衣装がキツくなっていないか心配だったそうだ(かなりキツい衣装らしい)。
一人で喋るのが厳しくなったのか、のっちに応援を依頼して、駆けつけたのっちを置いてステージ袖に戻るのが実にかしゆかしいと感じた。
のっちの「えっ!戻るの?」と言う場面で爆笑。

「皆さんの顔を見に行きましょうか~♪」と3人が花道を歩く時に、のっちが「皆さん!あ~ちゃんの足首!あ~ちゃんの足首が見れますよ!ほら!」みたいなことを言っていたのも印象に残った。
のっちは、Perfume内の「おっさん」の座を完全にキープしている。

あとは、あ~ちゃんの「事件」の話しが面白かった。
当日の朝、余裕で支度を整えて品川に向かい、新幹線「こだま」に乗り込む予定が、いつも乗り馴れている「のぞみ」のホームで待っていたために「こだま」に乗ることが出来ずに、メンバーやマネージャーとは別に、一人で静岡を目指したらしい。
そして車内で緊張しながら各駅を確認している途中、西野カナさんの曲が聴きたくなり、聴いているうちに掛川を通り越して浜松まで行ってしまったそうだ。
この説明の中であ~ちゃんは始めから浜松のことをずっと「小田原」と言っていたので観客は皆ポカーン状態(通り過ぎていないじゃん…)で面白かった。
この日もMCは快調で、イヤーモニターには「巻け!巻け!」と指令が飛んでいたそうだ。

06.Have a Stroll

私の位置から見る限り、3分の1程度の人がこの曲のサビの振り付けを一緒になってやっていた。
このツアーで初めて披露された曲なのだがはて…?

07.時の針

自分の座席からはほぼ真後ろ。かなりの至近距離であ~ちゃんの後ろ姿を見ることになった。
のっち自慢のあ~ちゃんの足首…本当に細い。
そしてふくらはぎの筋肉がやはりトップアスリートのそれを見ているようだった。

08.微かなカオリ

この曲だったかな…3人の生の声を強く感じた。
それ以外でもいくつかの曲は生の声が大きく聴こえることがあった。
「時の針」で絡繰り人形になった3人が、ここでは柔らかく歌う。

09.スパイス

花道の中央で、正面に向かってパフォーマンスする3人を斜め後ろから見る、という貴重な機会だった。
私はどうしてもかしゆかを目で追ってしまうという運命を背負っているので、かしゆかばかり見てしまうが、一分の隙もないようなダンスでも、かしゆかは余裕の仕草で髪型を直したりイヤーモニターを直したりしている。
なんと言うか、「余裕がある」とでも言えば良いのだろうか?
前回の「直角二等辺三角形ツアー」では、日本刀のような切れ味のダンスを披露したかしゆかだが、今回はかしゆかに限らず3人ともどこかしらにチカラの抜けた「余裕」のようなものを感じた(もちろん良い意味で)。
シンクロ率を競うような、パワーでねじ伏せるダンスから、一歩上へ上がったパフォーマンスに移行したのだろうか?なんて思った。

10. JPNスペシャル(仮)(music by Yasutaka Nakata)

この曲が一番の音圧だったと思う。
3人の圧倒的なパフォーマンスもライブの魅力の一つだが、この、箱ごとぶっ壊しそうなほどの大音量と重低音もPerfumeの魅力の一つだ。
「私たちに出来ること」と言うメッセージが流れ、3人はひたすらにダンスをする。
日本を未曾有の危機に陥れた天災に対して、自分たちに何が出来るのか?という問いに対する解なのだろうか。
「踊ることしか出来ない」と言えばそれまでだが、3人が元気にダンスをしてくれることで救われる人もいるだろう。私だって3人にどれだけ助けられているか分からない。

11.GLITTER(アルバムver.)

レーザーの洪水のような光の演出は、最後には天井とステージを繋ぐ一本のレーザー光線になって終わる。
これが本当に美しかった。
「時の針」の時にも感じたが、やはり「光り物禁止」のアナウンスが作り出した漆黒の闇の効果が大きい。
演出側が光も闇もコントロール出来ると、ここまで繊細な視覚効果が作り出せるのだと感心した。

今回は座席の関係で、演出に関しては全体像を見ることができなかった。
しかし「時の針」に続いて、GLITTERを踊るあ~ちゃんの後ろ姿をじっくりと堪能することが出来た。

―MC―(P.T.A.のコーナー) 「夏色のナンシー」

このとき、我々の目の前にのっちメンバーが現れた。
もうなんと言うか…本当に目の前だ。
この女性があの東京ドームで5万人を相手に堂々と「Perfumeの掟」を踊ってたとは思えないほどに華奢だ。
こうして近くで見ると、ひょっとしたら素手で殴り合えば勝てるかも知れない…などと思ってしまう。
もちろん、のっちに戦いを挑むなどと言う無謀なことは避けたいが。

14.FAKE IT

目の前で客を煽っていたのっちがフラッシュの閃光の中、イントロで暴れながらステージ中央に戻るのが見えた(このライブレポだけを読んでいたらまるでのっちが野獣のようだ・笑)。
比較的大人しいかと思っていた私の周辺もどかんどかんバウンドする。

15.ねぇ

花道中央のステージがほんの少しだけ上昇するのだが、これだけで3人の姿がよく見える。
特に私のような背の低い人間には助かる。

18.MY COLOR

と、ここからアンコールに入るのだが、私は新幹線のチケットの関係でこの時間に退出した。
ずっとステージと客席を見ながら後ろに下がっていったのだが、最後方の最後の一列までみんなが笑顔でジャンプしているのが見えた。
出口から出る瞬間、壁際から最後にステージを見た。
まぶしいくらいに輝くステージと、熱狂する客席が本当に美しかった。
こんな場所から眺めることはそうそうないと思うので、貴重な体験が出来た。


誰もいない愛野駅のエスカレーターは、私一人のために動いていた。

今回のツアーでアリーナ5列目から3人のパフォーマンスを見ると言うことは、もちろん正面だけではなく、後ろ姿や横からの姿を多く見ることになる(表情だって読み取れる)。
私が見ていた座席では、主に後ろから3人のパフォーマンスを見ることが多かったが、さっきまであ~ちゃんが居た場所にのっちが現れ、のっちが来たと思ったらすぐにかしゆかが来たりして、改めて3人のフォーメーションの複雑な変化を見ることが出来た(もちろん、このツアーのために細かな修正が加えられていると思うが)。

ステージ上の3人は常に様々な形の三角形を描きながらダンスをする。
ステージに上がるまでは色々な人間の介入を許すが、一度ステージに上がれば、当然のごとくその三角形の中には何人たりとも入ることは出来ない。
あ~ちゃんがMCで「12年かかって静岡エコパアリーナまで来ました!」と言っていたが、まさしく12年もの間、形を崩さずに3人で守ってきた三角形なんだよな、と強く感じた。
アリーナ5列目から見た変幻自在な三角形は、強力な磁場のような、結界のようなオーラを纏っていて、この美しい三角形を取り巻く3人の繋がりと空気感を感じることが出来た。
アリーナ5列という近い座席はもうこれからは無いと思うが、「Perfumeってのは、この3人じゃなければダメなんだよなぁ…」としみじみと感じることが出来た座席だった。
3人が描く美しい三角形は、変幻自在の魔方陣である。

結論。
かしゆか好きっス!
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【ネタバレあり】JPNツアー名古屋初日に行ってきたよかしゆか。【ご注意!】

2012-03-10 | ライヴレポート
【ご注意!】以下には公演に関する「ネタバレ」が書かれています。
まだこれから「JPNツアー」に参加される人で、ネタバレを回避したい方は読まないでください。


『キリンチューハイ 氷結 Presents Perfume 3rd Tour 「JPN」』名古屋公演初日に参加してきた。
私にとって3回目の「JPNツアー」だ。
数日前に、所属していたレコード会社を徳間ジャパンコミュニケーションズからユニバーサルミュージックに移籍することを発表してから、初のライブになった。

今回のツアーでは初めての「平日開催」なので、東京から名古屋まで向かう道中、名古屋でぶらぶらと観光する道中、どこに行ってもガラガラに空いていたので、混雑にまみれることもなく実に快適な遠征であった(と言うより、お仕事されている皆さんを横目にPerfumeを追いかけて遠征する楽しみを充分に味わった)。
名古屋で食べた美味しいものの記述はのっちほど。


東京は大雪だったのだが、名古屋に到着すると春の陽気!

ここガイシホールは、2009年の直角二等辺三角形ツアーで来たことがある。
スタンド席で見たのだが、そこにいてもズンズンと腰にくる低音に圧倒された記憶がある。
音質に関しては定評のある会場のようなので、今回もとても楽しみにしてやってきた。

直前まで名古屋駅の地下街でご当地ものを喰らっていたので、開場ギリギリでガイシホールに入場。
普段からPerfumeに対する信仰心は欠かしたことはないので、座席はアリーナの一番後ろの壁に近い、かしゆかサイド57列目。
花道先端のステージから遠いとは思わないが、背が低いので生の3人の姿を見ることは困難だと判断し、今日は全体の演出や会場の盛り上がりと、音を楽しもうと思った。

いつも通り、開演の19時を迎えると同時に手拍子が始まり、会場の気温は少しだけ上がる。
Perfumeの登場を待つ10,000人もの手拍子はとても暖かい。

19時を少し過ぎたあたりで暗転。絶叫。

SEが流れ、巨大な照明装置がゆっくりと上がり、3人の主戦場であるダンススペースを広げていく。
イントロのSEの段階で着ているシャツと腹がブルブルと震え、軽い恐怖と言っても良いくらいの低音の圧力を感じる。
「会場に小さな子供はいないかな?これから始まる重低音と大音量は大丈夫かな?」と一瞬だけ頭をよぎる。
Perfumeのライブを楽しむために唯一クリアしなければならない壁は、この「音圧に対する恐怖心」なのかも知れない。娯楽といえば娯楽だが、一秒一秒が真剣勝負で、本気で楽しむ娯楽。
「こちらも本気で行くのでそっちも本気でよろしくね」と言われてるように感じた。

そしてその後、私は今回の名古屋公演で一番印象に残ったシーンを目撃することになった。

「The Opening」~「レーザービーム」

「The Opening」から、ゆっくりと階段を降りて3人はステージに降り立ち、ひとときの静寂に包まれる。

ちょうど私の座席からは、前の人の肩と肩の間に、かしゆかだけが見えた。

真っ赤な照明を背後に背負い、黒い影になったかしゆかは、ゆっくりと身体を後ろに振りかぶり、エネルギーを溜め込むように一瞬だけ静止した。
そして、振り返って人さし指を会場に向けた瞬間にステージから一斉にレーザービームが照射され、暗闇を切り裂いて「レーザービーム」が始まった。

ほんの一瞬の出来事だったが、あまりのかしゆかの格好よさに全身の血が沸騰するような感覚が走り、鳥肌が立った。
先ほどまで開演待ちをしていたのと同じ空間とは思えないほどの光と音の洪水に、軽いめまいを感じながらも光速でPerfume Worldに引きずり込まれる。

「エレクトロ・ワールド」

「エレクトロ・ワールド」は、前回の新潟に続きやはり低音がヤバい。
Perfumeの楽曲の中ではやや古いグループに入ってしまったが、新たに手が加えられているのかと思うほどに腹を揺さぶる音の圧力を感じる。
オリコン週間最高順位77位の楽曲が、6年の歳月を経ても地中深く埋もれてしまうこともなく、陽の目を見ている事と、イントロの快晴の空の映像が目に青く、語らずに平和を象徴しているようで涙が込み上げてくる。

「MC」

MCのことはここにまとめて書いてしまおう。

MCでは、のっちメンバーの調子が良かった。
いつも通りあ~ちゃんとかしゆかが下がって、のっちメンバーだけがステージに残る。
この時点で会場から笑いが起きるのがのっちメンバーの実力だ。
感謝やお礼や嬉しさを伝えようとして何故かケンカ腰の口調になって行くのっちメンバー。
最終的には演説のような口調で今後の意気込みなどを語った。
喋らせると、ダンスをしている時の切れ味を一切感じさせないところがのっちメンバーの魅力。
最後には「もっと喋りたいんすけど!」と語っておられた。

また、氷結の新しいCM撮影の話がとても面白かった。
のっちメンバーは新曲に合わせてワイルドにダンスしたかったそうだが、雰囲気に飲まれてお遊戯的なダンスになってしまったらしい。
それを何度も繰り返すのっちメンバー(表情がヤバい)。
また、それを何度もやらせるあ~ちゃん。
まだどこにも披露されていない新曲の振り付けをチラッと見れたので嬉しかった。

あ~ちゃんは終始リラックスしていて、とても軽やかだった。
ファンへの感謝の気持ちなど、言っている内容は同じなのだが、毎度聞いている私でさえまるで初めて聞いたかのような感覚に陥るのは、やはりあ~ちゃんが心の底からの気持ちを伝えているからなのだと思う。
数日前にレコード会社を移籍することが発表され、いよいよ我らのPerfumeは世界に向けて作品を発表する。
それに向けて、海外への活動を開始するのだろう。
「私たちは日本が大好きなんです!日本の皆さんを忘れる事はありません!」
と笑顔で言うあ~ちゃん。
もちろん全力で応援するが、まるで自分の娘が海外に嫁いでしまうような寂しさも感じる。

埼玉、新潟、名古屋とMCを見てきて、かしゆかがあんまり喋らない印象を受けた。
やや心配。

「時の針」~「微かなカオリ」

「時の針」で柔らかくなった心に、続く「微かなカオリ」が染み渡る。
「時の針」は、生の姿が見えなかったので、モニターの映像を見ていた。
とんがり帽子(「ねえ」の帽子と同じ?)をかぶって、優しい表情で歌う3人の姿が印象的だった。

「スパイス」

花道中央のステージで、背後からのスポットライトに照らされて始まる。
演出は抑え目で、3人が複雑に絡み合い、一つの生き物になったようなダンスパフォーマンスが際立つ。
これこそ世界に通用するパフォーマンスだと思う。

「JPNスペシャル」
メロディは少なく、強烈なキックとベースの上にパラパラと効果音を乗せられて構成された楽曲は、もうカッコいいとしか言いようがない。ガイシホールの音響は、まるで巨大な太鼓の中にいるようだった。
「光り物禁止」のお陰で、暗闇に浮かび上がるスクリーンの映像の世界に急速に吸い込まれて行く(全編の演出において「光り物禁止」にしてくれた運営サイドに感謝!)。

埼玉公演の時から気になっていたのだが、この映像の中に、3人が「見ざる言わざる聞かざる」のポーズをしている姿が見られる。これは「love the world」のジャケット写真でも使われているモチーフだ。


コチラは日光の三猿。


ちなみにこのジャケットはPerfumeの中でも1~2番目に好きです。「何も足さない 何も引かない」と言うサントリー山崎のキャッチコピーを思い出すほどに洗練されたデザインだと思います。

「love the world」では、単純にカッコいいポーズだというだけで使用されたのかな?と思っていたが、ここでも登場したので、何かしらの思想を表現しているのかもしれない。

Wikipediaによると、論語の一説として「非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言、 非礼勿動」(礼にあらざれば視るなかれ、礼にあらざれば聴くなかれ、礼にあらざれば言うなかれ、礼にあらざればおこなうなかれ) があり、中国や朝鮮半島では「目は悪色を視ず、耳は淫声を聴かず、口は敖言を出さず」という戒めや、嫁と姑の関係で「見ても見ぬふり、聞いても聞こえないふりをして、言いたくても言うな」と教育されることがあるようだ。

「Perfumeは世の中の悪しきモノを見ず言わず聞かず、悪しき言葉を見ず言わず聞かず」といった所なのだろうか?
このあたりの見解は、頭のいい人に任せよう。

「GLITTER」

私は、ある頃から音楽雑誌の類いを一切読まなくなった。
音楽家がベラベラと言葉によって音を語るのが気持ち悪いと思ったからだ(失礼ながら、菊地成孔さんのように語りが本業よりも面白い場合もあるが)。
格好つけたビジュアルや言葉によって音楽を語るのではなく、「音そのもので語れ!」と激しく思う(ただし、Perfumeは除く)。
Perfumeは、愛想笑いや美辞麗句で飾った言葉や過剰な包装や余計な宣伝もなく、ましてはバックダンサーもバックバンドも従えずに、たったの3人だけでパフォーマンスし、この「GLITTER」で全ての想いを語ったように感じた。

もしも、Perfumeをまったく知らない人に「Perfumeって何ですか?」と問われたら、私はこのJPNツアーでパフォーマンスされている「GLITTER」を見せて「これがPerfumeですよ」と教えてあげたい。
これを見れば、Perfumeについてこれ以上説明する事はないと思う。
現時点では「最高究極のPerfume」が詰まったパフォーマンスだ。
レーザー光線による演出は「もうこれ以上はないよね…」と思っていたのだが、あっさりとそれを上回るレーザー光線の仕掛けを施してきたので、今後にも期待せざるを得ない。

ファンの想いに応えようとする3人のエネルギーが、ここまで凄まじいステージを創り上げたのかと思うと、その想いの大きさに涙が出てくる。
Perfumeの東京ドーム公演のパフォーマンスと演出は、文化庁メディア芸術祭の審査員推薦作品に選ばれた。
今回の「GLITTER」も、これに相当する芸術作品だと私は感じた。

何が言いたいのかと言えば、つまり「見た人にしか分からない素晴らしさ」といった所か…。

「ポリリズム」

照明の美しさをジックリと鑑賞した。
ポリループ部分でシンクロする3人に合わせて光の渦もシンクロする。

「FAKE IT」

3人が「夏のロックフェスでガンガンに上がれるような楽曲を!」と中田ヤスタカ氏にリクエストし、すっかり寒くなった秋にリリースされた「ねえ」のカップリング曲。
これをオールスタンディングの夏のロックフェスで披露したら危険な状態になるだろうと思える。
それくらいにあ~ちゃんの「ジャンプ!ジャンプ!」のかけ声でオーディエンスが激しく暴れていた。

「MY COLOR」

あ~ちゃんの号令でガイシホールに集まった10,000人の手のひらがステージに向かって挙げられる。
何という幸せに満ち溢れた景色だろう。
ステージから見る景色も素敵だと思うが、アリーナの最後方から見るこの景色も最高だ。


これは、中学生の頃に3年間美術で学年トップだった私の画力で軽くスケッチした当時のガイシホールの状況だ。
会場の興奮状態が赤子の手をひねるように簡単に理解してもらえると思う。

「Dream Fighter」

ここで事件は起きた。
スクリーンに映ったかしゆかが、ベロを出したのだ。
それが通常確認されている「ペロゆか」でも「ベーゆか」でもなく、ベロっと舌を出したのだ。
これは中学生の頃に3年間美術で学年トップだった私の画力で解説しよう。


そろそろかしゆかファンに刺されてもおかしくはない。

早急にこのかしゆかの呼び名を各方面で検討して発表して欲しい。

「名古屋グルメ」

今回の遠征は、宿泊した翌日に始発で東京に戻って仕事があるので、名古屋のグルメに触れたり、観光を楽しむ時間は多くは取れなかった。


朝食は新幹線の中で深川飯。平日の朝から飲むビールは格別ッ!

新幹線の中で弁当を楽しみ、名古屋に到着して、まずは名古屋城へ。
何が素晴らしいかと言えば、平日という事が素晴らしい。
人が少ない名古屋城をゆっくりと見て回ることができた。


本丸御殿の修復作業が見学出来るようになっていて、それが一番面白かった。

2009年の直角ツアーの時に訪れた金山の「三福」さんに再訪した。


うむ。4年前と変わっていない。

ここの名物はウナギの「釜まぶし」というものだ。
「櫃まぶし」ではなく、釜に入って鰻が出てくる。
入店して待つこと20分ほど。香ばしいカオリと共にやってきた。


ドッギャァァァァァァァァァン!


ゴゴゴゴゴゴゴ…!

まずは混ぜないでお腕に盛り、外はカリカリ、中はふっくらとした焼き加減の鰻の食感と味を楽しむ。
言葉が出ない美味しさとはこのこと。
そして、次は薬味を添えていただく。
無言で目を閉じて集中して味を楽しむ。
最後にはお茶と少量の塩を振りかけてざらざらとご飯と鰻をいただく。
一度冷えた鰻が、お茶の温かさを吸収して柔らかさを取り戻す。
結局、四度に渡りお椀に鰻とご飯をよそって美味しく頂くことができた。
Perfumeとの出会いが教えてくれた美味に感謝。

まだまだ今回の名古屋遠征について書きたいことは山ほどあるが、最近仕事が多忙になってきたのでこの辺りで筆を下ろそうと思う。
この日の夜はTwitterのPerfumeクラスタの皆さんと美味しい中華料理を食べて飲んで騒いで楽しんだ。
こういった楽しい仲間との出会いを作ってくれたのは間違いなくPerfumeの3人だし、これから先の静岡、愛媛、北海道でもきっと楽しい出会いと新しい感動が待っているのだと思う。

心が豊かになる幸せを感じさせてくれるPerfumeに感謝。

結論。
かしゆか好きっス!
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