gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

老いたらどう暮らすのか?精神を健全に保つには?

2012-10-20 00:15:00 | アンチエイジング

老年期の精神衛生

老いて衰え死んでいくのは抗えない事実。ただし、普段から老年期の精神衛生、つまり老衰についての規律を認識すれば、晩年を過ごすのによろしく、古今の医者が研究目標とした。

明代の?廷賢(日本語で読むとゴンテイケン)は「寿世保元」にてこう説いている。「老いたるものは穏やかに暮らすも、さらに筋力を大切にし、静かに座り、みだりに他人の遊山や酒色の誘いに付き合ってはならない。これが戒めその一である。

贅沢はせず、家の成功失敗に気を取られることなく、悠々自適に暮らす。戒めその二である。

華美な服装をやめ、薄い衣をまとい、その脱着には、風寒、暑湿の侵入に注意、摂生に努める。戒めその三である。

暖かいものを飲み、寒冷の飲食物は避け、腹八分目で、生や硬い食品は避ける。あわてて大食いしない。時に、健脾 理気 補養薬を服用する。その四である。

夜更かしをせず、とんでもない早起きもしない。その個人の生活のリズムに合わせるのが良い。戒めその五である。

子孫の孝不孝を問わず、死出の衣装や棺桶は自分で用意しておく。身体は強健であっても、四季の寒熱の変化、朝の常が夕には常ならずの如く、人も同じである。第六である。

家が貧しく、子孫が賞賛するほどの人物になっていなくても、家系を保ち、老いては門を閉ざして、正座し、欲を出さない、そうなくば、却って煩悶や恨みの感情にさいなまれる。是非とも、煩悩、憤怒を抑えて、天寿を全うする。気功、太極拳、按摩も健康維持にはいいであろう。心身を調節して「残陽=余命」を延長し、100歳を越えて死ぬのもよし。

      あくまで明代の?廷賢の言です

本日の漢方市民講座 続「中医診断学入門No

問診 二便を問うinquiry of urination and defecation 大便defecation

便秘constipationの7つの原因と鑑別

津液不足 consumption of body fluid

    実熱(熱結腸道といい、

発熱、便秘の陽明腑実症が典型)

②陰虚(紅舌、少苔、無苔、脈細数)

③血虚(やがては津液不足になる、蒼白舌など)

 蠕動減弱 decreased peristalsis

    気虚

(疲れると便秘になる、淡白舌、少気懶言、動即耗気)

②陽虚 寒症(畏寒肢冷)

③気滞症(狭義の肝うつ気滞:うつ、いらいら、脈弦)

⑤痰濁(肥っている、胖大舌、だるい重い、厚苔)

下痢diarrhea ①溏泄(あるいは便溏)泥状便(大便溏薄)

           ②泄潟 水様便

下痢の6つの原因と鑑別

    脾気虚(脾胃虚弱)

(泥状便 易疲労感 萎黄、先乾後溏が多い)

渇泄や脱肛、肛門の下垂感を伴えば脾気下陥という

②肝うつ脾虚(腹痛が排便の後も軽減しない痛瀉)

③湿阻(暑湿、湿阻の下痢には香正気丸)

④大腸湿熱(裏急後重を伴う、悪臭便、肛門灼熱感)

⑤脾腎両虚の下痢(「五更泄潟」(下痢清穀が多い)

=鶏鳴泄潟、黎明潟)

⑥食積(下痢の後に腹痛が軽減)

用語説明

下痢清穀=完穀不化(食べたものがそのままでる)陽虚が多い

付言 いわゆる血便の漢方用語

タール便 遠血

下血   近血

近頃はいつでも薔薇や百合を楽しめるようになりました。