がん患者はどんな原因で死ぬのか 癌で死なないために（1７）
癌の再発は防止できないのか 肉食の制限 野菜食のすすめ ４
カリフラワーの薦め
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カリフラワー（花菜）
カリフラワーを中国では花菜、或いは菜花、学名を花椰菜といいます。
花菜には白色のものと緑色のものがありますが、北京ではどちらも花菜と呼んでいます。
カリフラワーの漢方医学的効能
強腎壮骨 補脳填髄 健脾養胃 清肺潤喉などが効用です。
平たく言えば、先天および後天不足（生まれつき虚弱や生後の発育障害）、久病虚損（慢性病に伴う衰弱）、腰痛、下肢のだるさ、脾胃虚弱、咳嗽失音（から咳が出て声がかすれる）などに用いられます。
緑のカリフラワーには喉が渇いて口臭がある場合にも効きますよ
中国では、緑の花菜には一定の清熱解毒作用があり脾虚胃熱、口臭煩渇の症状に良いとされます。
カリフラワーの栄養
蛋白質、微量元素、カロチンを多く含有し、100ｇのカリフラワーに蛋白質2.4ｇ、ビタミンC 88mgが含まれており、それぞれ北京の白菜の2.2、4.6倍です。
カリフラワーが防癌、抗癌の保健食品とされている理由
多種のビタミン、食物繊維、カロチン、微量元素のセレンなどが有効であるからです。緑の花菜にはビタミンCがさらに多く、加えてカロチン、蛋白質が多く、細胞性免疫を強めるといわれています。がんの免疫療法食品のひとつと考えられています。
花菜に含まれる多種のインドール誘導体はエストロゲンレベルを低下させ乳癌の発生を防止するといいます。脾胃虚弱の消化管の癌、乳癌に花菜が推奨されています。まさに、女性はカリフラワーを食べるべしですね。とくに乳がんの術後の再発予防の意味でも大切な免疫療法食品ですね。
調理上の注意！
薬効を温存するために、なるべく加熱時間を短くするべきです。
また、キュウリとともに料理してはならないとされています。キュウリの中のビタミンC分解酵素が花菜のビタミンCを早い時間で破壊するからです。
見た目の良さを求めるなら、別々に料理して、後で盛り合わせる方法をとるべきです。カリフラワーはさっと茹でて、サラダにして食べるのが最もいいでしょう。