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異形の円舞曲

2006-12-22 22:07:49 | Anime(アニメ・コミック)
■アニメ「Kanon」---第12話「異形の円舞曲(ワルツ)~waltz~」

今回も基本的には舞シナリオを軸にしつつ、栞とあゆに関する、かなり重要なフラグを回収しながらの進行に。
これまでもそうだった様に、何気ない部分に重要な伏線が隠されているのは明白なので、特にあゆ絡みの「天使の人形」や「高所恐怖症」というファクターに関しては、決して見過ごしてはならないポイント。
その真実が明かされるのは、おそらくこの「Kanon」のクライマックス目前になると思われるので、まだまだ先の話ですけど、今からしっかりと押さえておく事をオススメします。

また栞に関しては、彼女に対して(視聴者も)抱いている疑問に、ようやく微かに触れようとして更なる疑問にぶつかる場面を迎えた訳ですが、現在はまだ、折り返しとなる1クール分終了前に、これまでのサブキャラクター的な扱いから一歩進めておきながら、舞編の後に描かれると予想し得る、栞シナリオへ導入し易くする下地作りの段階ですね。

そんな今話における栞絡みの大きな見所は、祐一が「栞の名字に対する疑問」を香里に対して投げ掛けた際のリアクションと構図。
此処最近の香里の素っ気無い印象や、窓の外を意識する様な仕草とも絡んで来る部分であり、彼女が「妹なんていない」と答えた際の、感情を殺した様な表情と、祐一や名雪の間に開いた空間が、決して踏み込んではならない部分である点を強調する、巧い機能を果たしているなと。
ちなみに余談ですが、今回登場した「栞の四次元ストール」は、今からすれば同じく「key」タイトルの続編『AIR』における「美凪の制服のポケット」の元祖とも。
このストール自体にも重要な要素が含まれているのですが、四次元である事は何ら関係ありませんのでw
加えて、バニラアイスを食べる際の微妙な描写の細かさに、スタッフの拘りを見た(何

特段に進展は発生していないものの、しっかりと存在感を確立している名雪には、遂に「けろぴーはここ」イベントが発生w
しかも祐一に揺さぶられた挙句に、テーブルに顔面を強打しても、決して目覚めない流石の爆睡っぷりを発揮しながら、部活の朝練に間に合う様に猛スピードでダッシュする様は、そのギャップに爆笑するばかりですわw
爆笑と言えば、北川の舞踏会用の衣装の馬鹿さ加減も負けず劣らず。
何時の時代の「アイドルスター」ですかとツッコミを入れたいくらいに派手な衣装で頑張るものの、舞踏会本番では女の子を誘うも玉砕を繰り替えす様は、原作以上にヘタレになっているのは間違いなくw
と言うか、本当に北川=春原になって来てますよね…あははー;

そんな様々な部分も楽しめたものの、やはり今回の見所は、何と言っても舞踏会と戦闘シーン。
此処の一連の場面は明らかに今話の中でも作画クオリティが抜きに出ている印象で、確か原作では、本当にモンキーダンスを踊っていた部分も、しっかりとした社交ダンスに変更され、ターンやステップなども実に魅せる演出に。
続く戦闘シーンでは、佐祐理さんが傷付た事で、舞がブチ切れて踏み出すまでの間が秀逸で、その後の動きも、まるでアクションがメインのアニメを観ているかの様な錯覚に襲われる程の出来。
ダンスに”らしさ”が失われてしまったのは、ちょっと惜しかった気もしますし、其処に重点的にウェイトを掛けた所為か、それ以外のシーンでの作画が若干、クオリティダウンしていたのは残念なものの、全てを補って余りある内容に、ただただ感嘆していた次第。
そして何よりも、ツッコミを入れる舞の可愛さは異常w
ただ、あんな風に吹っ飛ばされて壁に叩き付けられたら、佐祐理さんタダじゃ済みませんってば;
そして、明らかに人為的は無い現象や惨状を見て、全て舞の所為にするのもお門違いな気がしますが、其処に突っ込むと話が進まなくなるのでスルーの方向でw

さて次回、どうやら予告を観る限りでは、舞とあゆが接近遭遇する模様。
以前に、真琴とあゆが出会うという、原作には無かった顔合わせが見られただけに、今度はどんな関係が築かれるのか楽しみで仕方が無くw

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