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疑惑の転校生

2007-10-23 19:24:08 | Anime(アニメ・コミック)
■アニメ「灼眼のシャナⅡ」---第3話「疑惑の転校生」

唐突に御崎高校、その悠二たちの在籍するクラスへと転校して来た、“頂の座”ヘカテーに容姿が瓜二つな、謎の転校生:近衛史菜(このえ・ふみな)。
第1期にて、既にヘカテーと面識のあるシャナと悠二は、極端に悠二に対して興味を示す辺りも含めて、当然に彼女に対して疑惑を抱く訳ですが、「封絶の中で普通の人間は動けない=徒やミステスなら動ける」という「シャナ」における基本設定を、あたかもあらためて解説するかのごとく、早々に教室内にて封絶を張ってみたり、マー姐さんに事情を話し、彼女に対して探査の自在法をかけてみるも、結果的には“ただの人間”という選択肢以外に至らず。
最終的には、(一応)偶然に御崎市に侵入して来た徒を利用してまで、史菜が人間なのか否かを確認しようとし、動けない封絶内で、倒れた際に受けた傷から出血していた所から、シャナと悠二は彼女への疑念を和らげた様子ですけど…このまま“ただの別人”という展開は流石に考えられない為、例えば教授の造り出した人造人間みたいなモノとか、それともヘカテーが“近衛史菜”という人間の存在を引き継いだ---など、取り留めなく想像は拡がるばかり。
仮に、史菜の接近が「仮装舞踏会(バル・マスケ)」の息のかかったものだとするならば、単なる同行調査には止まらず、感情面から揺さぶりをかけて悠二を篭絡する為なのか、或いは逆に、シャナたちを悠二から遠ざける為なのか…何にせよ、今後の動きには要注意ですかね。

なお、近衛史菜の基本設定として。
「シャナ」に登場するメインキャラクターで、日本人の姓名を有するキャラに関しては、その姓(または姓名両方)に歴代総理大臣をはじめとする、著名な政治家の名前が捩って使用されているのは有名な話ですが、史菜もそれに倣ってか、内閣総理大臣「近衛文麿」からネーミングされた模様。
元々は原作小説「ⅤⅢ」のあとがきにて、いとうのいぢさんが描かれた「御崎高校の制服を着たヘカテー」が、今回の史菜の誕生に影響しているのかも。
先述した通り、現時点では“悠二に対して急接近して来た、何処か浮世離れした、ヘカテー似のお嬢様”という位置付けながら---、
>市内にある大きな屋敷を借りて住んでいて、家族はおらず、執事が世話をしている。
---なんて公式設定も踏まえて、教科書をブチ撒けたり、着替えを手伝って貰わねばならないなんていうのは、「シャナ」の世界観云々よりも、一体何処の世界のお嬢様だとw
ともあれ、序盤から能登ボイスの充填は完了(ぉ

話は変わり---「フレイムヘイズを討って、名を上げるべく」御崎市に侵入してきたものの、シャナに利用された挙句、あっさりと討滅された「カシャ」という徒は、実は原作短編「ゾートロープ」(「電撃hp Vol.45」&「電撃大王」2007年3月号掲載)の冒頭に登場した徒、“駆掠の礫”(くりゃくのれき)カシャと同じ名前であり、やはり指輪型の宝具「コルデー」を用いていたキャラクター。
しかしカシャに関しては、シャナが御崎市にやって来る以前、『震威の結い手』ゾフィー・ザバリッシュに師事していた頃に、かなた東欧の地にて討滅されているはずであり、本来ならば最早存在していないはず。
そうなると、前話まで登場していた“戯睡郷”メアの用いていた自在法ゲマインデの効果の様に、シャナの過去の記憶から造り出された“夢の中の”存在とも思えないでもないですけど、既にメアは討滅されていますし、何よりも史菜のいる状況で、前話までの様なシチュエーションが繰り返されているとは考えられないので、これについては、既にアニメ版が原作とは異なる要素を多く抱えているだけに、間に合わせ的な配役とでも言いますか。
何かしらの罠が仕掛けられていない限りは、単なるヤラレ役と観てしまった方が良いかもw

ただ気になる点は、カシャが討滅された後に、「仮装舞踏会」に属する“嵐蹄”フェコルー、そして三柱臣のひとり“逆理の裁者”ベルペオルが何かしらを企んでいるシーンが挿入された事。
此処に絡んで来るのは、果たしてカシャについてなのか、それとも史菜についてなのか。

次回は、更に史菜が存在感を増す事で、悠二とシャナ、そして吉田さんの関係にも変化が…?
しかし、こうしてシャナ・吉田さん・ヘカテー=史菜(便宜上)が、まったく同じフレーム内に収まっている状況というのも、何やら色々な意味で凄い光景だな、とw
もしもこれが、「頂のヘカテーたん」だったならば、吉田さんが黒化しt(爆

次回、「憂いの少女たち」。




「月刊コミック電撃大王」2007年12月号

笹倉版「シャナ」の表紙と、付録の「灼眼のシャナⅡ 最速VISUAL BOOK」目当てで購入。
「VISUAL BOOK」には、アニメ版の版権イラスト集を大量収録し、キャラクターの設定資料なども掲載されていますが、中でも一番注目したいのが、シャナ役:釘宮理恵さん、吉田一美役:川澄綾子さん、坂井悠二役:日野聡さん、そして近衛史菜役:能登麻美子さんの座談会。
どうやら第4話を録り終えた後らしく、未だ正体不明な史菜について、アレコレと話が展開している訳ですけど、唐突に悠二の父・貫太郎の名前が登場したり、能登さんがスタッフから「今回の役はヘカテーじゃありませんから」と念を押されていたりと、かなり気になる発言部分もありましたね。

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