■アニメ「CLANNAD-クラナド-」---第18話「逆転の秘策」
前話において---智代と不良たちとの喧嘩を肩代わりした結果、教師から停学の処分を喰らってしまった朋也。
果たして、体調不良で休学している渚同様、朋也も学校から“不在”となってしまった訳ですが、そんな彼の元には恩を借りた智代を始め、心配こそすれあわよくば…的な展開を狙った杏&椋、コチラはあくまでも友達感覚な ことみに、またしても登場した風子(ヒトデバウムクーヘンを始めとする、珍妙なお菓子持参)まで押し掛け、各々の手料理を用意して朋也を持て成すという、完全に原作の域を超えた、ちょっとしたハーレム状態にw
それこそ「CLANNAD」がごくありふれたギャルゲだったならば、或いはそうでなくとも智代か杏&椋、もしくは ことみルートのいずれかを、そのまま進んでいたならば、この状況も“朋也を巡る激しい恋の駆け引き”的な修羅場とばかりに変貌するのでしょうが、岡崎家の食卓を囲んでいる朋也と智代の姿や、杏&椋の訪問に、玄関先に顔を出す智代を見るからに、やはりどうしても「智代アフター」での展開を想起してしまいますよね…本当、1クールのアナザーシナリオという形式でも良いので、アニメ化が実現しないものだろうかと(
そうして今回の物語は、喧嘩の責こそ朋也が肩代わりしたものの、あらぬ噂の立ってしまった智代に対する、生徒たちからの信頼回復→以前の「3 on 3」よろしく、スポーツを通しての“出来る”姿を見せる事を軸にして、やがて彼女が生徒会会長を目指している本当の理由が明らかにされる智代ルートへ。
その打ち明けられた智代の過去に纏わる、坂上家に起こった悲しい出来事と顛末は、明確なリアクションこそ無かったですが、ある意味では同じく家庭崩壊の境遇に今もある朋也にとって、あらためて家族とは何なのか---を考えさせられる重要な要素となっているとは言え、原作では此処から更にもうひと展開あるだけに、姉妹の絆が軸となった風子、両親・友達との絆が軸となった ことみ同様、「CLANNAD」という物語を渚ルートで纏める為の、必要最小限の役割しか与えられていない訳で。
またそれは、あくまでも“親しい友人”としての役回りしか見えていない杏&椋も同じであり、やがてそうした朋也に向けられた想い全てに決着が付いてしまう事に。
体調を崩して暫く、学校を休んでいた渚の復学。
あたかも、朋也の隣に居る事が、また渚が隣にいる事が至極普通の事とばかり、自然に接している2人の姿に、心中わずかに揺れる智代たちの前で、不意に飛んで来たテニスボールに当たってしまった渚を、血相を変えて庇う朋也の行動が、彼の想い人が誰なのか---その全てを物語り、其処には既に自分達の入り込む隙間が無かったのを量り知った時、智代・杏・椋の淡い気持ちは、涙として、そして沈黙として流れ去ってしまう…。
挿入歌として、イメージボーカルアルバム『ソララド』より「オーバー」を使用しつつ、渚を想う朋也の行動のみで、一度にヒロイン3人分の気持ちが自己完結してしまう構成は、言葉だけ聞けばやや強引過ぎると思えども、これがもっとも明確かつ的確で、直接的に告白→ゴメンよりは、後腐れないものではないかと。
何よりも、当初の情報通りの2クール構成ならば、既に残り話数は少ないですし、其処に尺を割く余裕も無いので、これがたったひとつの冴えたやり方…と言ってしまえば、言い得て妙ですね;
それにしても『CLANNAD』自体、現段階では2クール終了という線が濃厚ですけど、今後は演劇部復活から発表会を軸に話が展開して行くとなれば言うまでも無く、アフターストーリーまで描き切るには全体の尺が足りず、どうにか学園編+αまで纏めるのがやっとと思われ。
其処で第3クールの存在が浮上してくる訳ですが、これが果たして継続放送されるものなのか、或いは第2シリーズとして、四半期以上を跨いだ後に製作・放送されるのか…そろそろ確定情報が流れても不思議ではないのですけど。
■月刊ビジュアルスタイル Vol.02公開
今回の「Special Talk Session」には、“ビッグバン折戸”こと折戸伸治さんが登場。
もはやお約束的とも言える、Leaf所属時代や、その後のkeyに至るまでの経緯についても語られていますが、初めて明らかにされたLeaf退社理由が、よもやそんな切実な理由だったとは;
某店にて配布されていた冊子版も入手出来。
やはりこうした長文記事は、紙媒体で読むのが一番楽ですな。
前話において---智代と不良たちとの喧嘩を肩代わりした結果、教師から停学の処分を喰らってしまった朋也。
果たして、体調不良で休学している渚同様、朋也も学校から“不在”となってしまった訳ですが、そんな彼の元には恩を借りた智代を始め、心配こそすれあわよくば…的な展開を狙った杏&椋、コチラはあくまでも友達感覚な ことみに、またしても登場した風子(ヒトデバウムクーヘンを始めとする、珍妙なお菓子持参)まで押し掛け、各々の手料理を用意して朋也を持て成すという、完全に原作の域を超えた、ちょっとしたハーレム状態にw
それこそ「CLANNAD」がごくありふれたギャルゲだったならば、或いはそうでなくとも智代か杏&椋、もしくは ことみルートのいずれかを、そのまま進んでいたならば、この状況も“朋也を巡る激しい恋の駆け引き”的な修羅場とばかりに変貌するのでしょうが、岡崎家の食卓を囲んでいる朋也と智代の姿や、杏&椋の訪問に、玄関先に顔を出す智代を見るからに、やはりどうしても「智代アフター」での展開を想起してしまいますよね…本当、1クールのアナザーシナリオという形式でも良いので、アニメ化が実現しないものだろうかと(
そうして今回の物語は、喧嘩の責こそ朋也が肩代わりしたものの、あらぬ噂の立ってしまった智代に対する、生徒たちからの信頼回復→以前の「3 on 3」よろしく、スポーツを通しての“出来る”姿を見せる事を軸にして、やがて彼女が生徒会会長を目指している本当の理由が明らかにされる智代ルートへ。
その打ち明けられた智代の過去に纏わる、坂上家に起こった悲しい出来事と顛末は、明確なリアクションこそ無かったですが、ある意味では同じく家庭崩壊の境遇に今もある朋也にとって、あらためて家族とは何なのか---を考えさせられる重要な要素となっているとは言え、原作では此処から更にもうひと展開あるだけに、姉妹の絆が軸となった風子、両親・友達との絆が軸となった ことみ同様、「CLANNAD」という物語を渚ルートで纏める為の、必要最小限の役割しか与えられていない訳で。
またそれは、あくまでも“親しい友人”としての役回りしか見えていない杏&椋も同じであり、やがてそうした朋也に向けられた想い全てに決着が付いてしまう事に。
体調を崩して暫く、学校を休んでいた渚の復学。
あたかも、朋也の隣に居る事が、また渚が隣にいる事が至極普通の事とばかり、自然に接している2人の姿に、心中わずかに揺れる智代たちの前で、不意に飛んで来たテニスボールに当たってしまった渚を、血相を変えて庇う朋也の行動が、彼の想い人が誰なのか---その全てを物語り、其処には既に自分達の入り込む隙間が無かったのを量り知った時、智代・杏・椋の淡い気持ちは、涙として、そして沈黙として流れ去ってしまう…。
挿入歌として、イメージボーカルアルバム『ソララド』より「オーバー」を使用しつつ、渚を想う朋也の行動のみで、一度にヒロイン3人分の気持ちが自己完結してしまう構成は、言葉だけ聞けばやや強引過ぎると思えども、これがもっとも明確かつ的確で、直接的に告白→ゴメンよりは、後腐れないものではないかと。
何よりも、当初の情報通りの2クール構成ならば、既に残り話数は少ないですし、其処に尺を割く余裕も無いので、これがたったひとつの冴えたやり方…と言ってしまえば、言い得て妙ですね;
それにしても『CLANNAD』自体、現段階では2クール終了という線が濃厚ですけど、今後は演劇部復活から発表会を軸に話が展開して行くとなれば言うまでも無く、アフターストーリーまで描き切るには全体の尺が足りず、どうにか学園編+αまで纏めるのがやっとと思われ。
其処で第3クールの存在が浮上してくる訳ですが、これが果たして継続放送されるものなのか、或いは第2シリーズとして、四半期以上を跨いだ後に製作・放送されるのか…そろそろ確定情報が流れても不思議ではないのですけど。
■月刊ビジュアルスタイル Vol.02公開
今回の「Special Talk Session」には、“ビッグバン折戸”こと折戸伸治さんが登場。
もはやお約束的とも言える、Leaf所属時代や、その後のkeyに至るまでの経緯についても語られていますが、初めて明らかにされたLeaf退社理由が、よもやそんな切実な理由だったとは;
某店にて配布されていた冊子版も入手出来。
やはりこうした長文記事は、紙媒体で読むのが一番楽ですな。
クラナドアニメは18話が自分の中で最終回。
そんな貴方に「CLANNAD」原作と「智代アフター」を(マテ
「オーバー」がやはり一番いいと感じながらもどこかで聞いたようなと思ったら18話のあの曲でしたか。
ラッキーでした。