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銀色ドレス

2005-08-18 21:13:51 | Anime(アニメ・コミック)
■劇場版Ζフォウ役変更についての島津冴子氏の手記(情報元:シャア専用ブログさん)
※アクセスが集中し過ぎて、表示出来ない可能性があります。ご注意下さい。

関連:劇場版『機動戦士ZガンダムⅡ 恋人たち』公式ページ
'85~86年にかけて放映されたTVアニメ『機動戦士Zガンダム』を再編集、新作カットを追加し、富野監督自ら全3部作の劇場用長編アニメとしてリメイク---第1部として公開された『星を継ぐ者』は、高い評価を受け、来る10月29日には第2部『恋人たち』が公開予定……と、前置きはこのくらいにして。

少し前から騒がれていた事なのですが、この第2部『恋人たち』において、TVシリーズでも重要な役回りを担い、ダントツの人気キャラだった「フォウ・ムラサメ」のキャストが変更された、という一件がありまして。当然、ファンの間からは「何故キャストが変更されたのか」の様な、非難とも取れる声が上がった訳ですが…

この劇場版『Z』を製作するに当たり、ただのリメイクではなく、イチから作り直すという意味合いから、当時そのままのオリジナルキャストに拘らず、その方も含めたオーディションをあらためて行い、再確認した上で、もしも監督が望む演技が出来なければ(イメージに合わない、声が老けてしまっている など)交代も止むなし。既に声優を引退されているなど、止むを得ない理由がある場合もこれに同じ---という条件があっただけに、当初はその辺りが引っ掛かったのではないか、とも考えられていましたが、予想に反して、事態はおかしな方向へ進んで行く事に。

様々な憶測が飛び交う中(以下、コピペ含む)、
>島津冴子氏はオーディションの事を知らなかった。
>・「Ζガンダム」フォウ役交代について、トミノ監督関係者に語る。「あれは音響監督にだまされた」。
>・「Ζガンダム」フォウ役、オーディションで交代というのはウソ。島津冴子事務所には一切の連絡なし。
>・某音響関係者の言葉。「あの人(Ζガンダム音響監督)はあの子(新フォウ役)お気にだから」。
※下3点は『COMICガム2005年9月号』掲載記事より


という噂が湧き出し、遂には島津さん御本人がその手記により(結果的に)裏付けをした事で、噂が全て事実だったという事が明らかになった、と。

簡単な記事内容としては以下の通り(以下、コピペ)。
>・コミックガムの記事は島津氏が確認した事実と概ね一致。
>・富野「(言っていたことが事実とは違う為)音響監督にだまされた」「フォウを変更するつもりはなかった」
>・音響監督の話(配役変更に至った経緯の説明)は、あまりに不可解で、島津氏には納得できないものだった。


私も一通り手記に目を通しましたが正直、何故、音響監督はこうも安易に連絡を付ける事を諦めてしまったのか、それが不思議でなりませんでした。富野監督も「フォウを変更するつもりはなかった」と語っている通り、元々「変更しないキャスト」の枠に「フォウ」は加えられていたらしく、ならばどんなツテを使ってでも探し出すのが本当ではないだろうか、と。
ちょっと話がズレますが、過去のロボットアニメ作品が大量に登場する『スーパーロボット大戦シリーズ』では、放送当時のキャストを探し出す為に、あらゆるツテ(当時の共演者など)を使って、既に引退した方にも声をかけた、という話も聞きますし、2次製作物とも言えるゲーム作品に出来た事が、どうしてオリジナルキャストの、しかも活動は顕著ではないものの、決して引退した訳でもない方に連絡ひとつ付けられないのか? しかも、その『スパロボ』では「フォウ」もしっかり登場していますし。加えて、テレビアニメやゲームは観ない・やらない、インターネットもしない、とは言っても、本当に知りたければ幾らでも調べられますし、しかも個人レベルで、連絡手段を電話だけに拘ったのか---疑問は積もるばかりです。

…それにしても、監督の言葉を信じて、この劇場版のアフレコを楽しみにしていた、もう一度「フォウ」を演じられると思っていた島津さんが不憫でなりません。

最後にひとつ。
当然の事ですが、新フォウ役のゆかなさんには、今回の件に関して、分かる限りは何の責任もありません。
…少なからず、「ゆかなさんがフォウの役を奪った」みたいな曲解をしている方がおられる様なので、一応。