動物霊園グリーンメモリアルのブログ

「いとしい子たちよ安らかに」

通信紙 第145号

2021年03月31日 | 通信紙版バックナンバー
令和3年(2021) 4月





春彼岸行事をとり行いました
事前の週間天気予報から当日の雨を避け彼岸入りの
17日より多くの方々が連日絶え間なくいらっしゃいました。
21日は雨にあたりましたが参列された皆様に竜神様と甘露のお話しをさせていただきました。
参列できた方、できなかった方の双方全ての戒名紙は一つの漏れもなく読経時間に読み上げ
ご依頼された塔婆も一本一本間違いの無い様に定位置のお立てしました。
また時期をずらし来園される方もおりますので随時塔婆の受付をいたしております。
 





甘露とは、インド神話に登場する飲む者に不死を与えると言われるアムリタの漢訳です。
もともと甘露は、中国の伝説で国を治める君主が仁成を行うと
天が降らせるという甘い液体を指しました。インドから仏教が
伝来した際に、この甘露とインド神話に登場する不死の
霊薬アムリタは同一視され、
そのまま甘露と呼ばれるようになりました。
アムリタとはサンスクリット語で「死なない」ことを意味する
言葉だそうですが、飲みものとしてのアムリタこと甘露は、
蜜のように甘く美味で、苦悩を取り除き、寿命を延ばし、
死者を復活させるともいわれています。そのような効果を
持つ甘露は神々の飲みものであり、人々が本物の甘露を
口にすることは出来かねます。そのため様々な苦悩を癒し
心の平穏をもたらす仏の教えが
甘露としてたとえられるようになったと考えられています。
他にも作物の成長に必要な天の恵みの雨を甘露の雨と呼び、
そこから更に人の成長のために必要な仏の教え、
慈悲から与えられる仏の教えを甘露の雨、甘露にたとえるようになったという話もあるそうです。また灌仏会(花まつり)に釈迦の立像に甘茶をかける習慣は、釈迦誕生の際に八大竜王が歓喜して甘露の雨を降らせたという伝説からきています。


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