動物霊園グリーンメモリアルのブログ

「いとしい子たちよ安らかに」

タヌキの生息地

2011年11月21日 | 動物・植物
日曜日のお昼過ぎ、毎月お墓の芝のお手入れに来園されるご夫妻が当霊園の猫の安否を気遣ってくれました。
我が猫は安穏無事に事務所のソファで丸くなっているのですが、ご夫妻が言うには、来園中そう遠くはない御成街道上に轢死したと思われる黒トラの猫を見たのだそうです。
他の用事もあり、教えてもらった現場を通る事にしました。
田園が広がる街道の脇に、仰向けに倒れてる動物の姿を発見しました。
路肩に自動車を停めて遺体の回収作業に取り掛かり、その姿を見ましたら、タヌキでした。
確かに遠目からは尻尾の縞しまがトラ猫に見えてしまいます。
遺体は当日の合同火葬にて荼毘に伏し共同墓地に埋葬いたしました。
思えば、生死を問わずこの周辺でタヌキの姿を見るのは何年ぶりだろう。
開園した昭和の後期ではタヌキの他、小型のイタチの仲間のテンや野ウサギ等の野生動物が闊歩し、日が暮れて回りが暗くなると畑の遥か向こうにいくつもの光る目の姿を見る事ができました。
生物学の教鞭を取っている友人が以前「野生動物は生息地の地域をドーナツ状に移動する」と、言った話をしてくれた事を思い出しました。
その説が正しいのなら、今はそれらの動物達が帰ってきた周期なのかもしれません。
Ta2011113