三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

国語再履修

2022-04-20 10:20:09 | 日記
わたしは学校で国語が苦手でした。嫌いでもありました。だから成績は
いつも5段階評価の3。自分でも納得の成績でした。

なぜ嫌いなのか?それは新しい知識を得るという授業に思えなかったか
らだと思います。教科書の文章を読んだ後,先生はしばしば
「さあ,ここには何が書いているでしょうか?」
と質問します。こんなときわたしはいつも
(何が書いてあるかと?そこに(日本語で)書いてあるじゃないか)
と思ったものです。

ただ,漢字は覚えないといけないので漢字だけは真剣に(?)取り組ん
でいました。高学年になってからは漢和辞典を「引く(参照する)」の
ではなく,「読んで」いたものです。

さて,そのわたしも成長するにつれて国語の重要性を認識するようにな
りました。学校の勉強では,数学・英語などよりもまず国語だと思うよ
うになったのです。
しかし,時すでに遅し。国語の授業はなくなり,国語の教科書は見当た
らなくなっていました。

数年前からもう一度国語をやり直したいと思うようになり,高等学校の
国語の教科書を求めていました。しかし,最近は国語が細分化され,
「国語総合」から「現代の国語」と「言語文化」へ。また,「現代文A」,
「現代文B」,「国語表現」,「古典A」,「古典B」から「論理国語」,
「文学国語」,「国語表現」,「古典研究」へ。何が何だかわかりませ
ん。わたしが高校(高専)に在学していたときは「現代国語」と「古典」
の2つだけだったと思います。
わたしは高専でしたので教科書としては「現代国語」だけでした。ただ
し,古文や漢文も習いました。また,国語を習う最終学年では岩波文庫
の「徒然草」が教科書でした。ですから古文も勉強したわけです。

話がそれてしまいました。
要するに高校の教科書の新刊本を手に入れるのに,何を手配したらいい
のかわかりません。
そこで古本を買うことにしました。

前置きが長くなってしまいましたが,手に入れた「現代国語」3冊です。

何だか目薬の図柄のような表紙です。昭和51年から53年までのものです。

1人の人が高校で3年間使ったものと思います。内部はわりと奇麗です。
書き込みはありますが,落書きは見当たりません。
現代国語一の目次です。


ちょっと見づらいでしょうが,堀辰雄,芥川龍之介,志賀直哉,朝永振
一郎,三好達治,草野心平,安岡章太郎,川端康成,‥‥著名な作家・
学者の文章が載っているのでしょう。楽しみです。

子供時代の国語軽視を反省しながらボチボチ読み進めたいと思っており
ます。
以上