三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

タイガー手回し計算機を修理

2021-02-11 15:12:53 | 日記
福岡市で定期的に開催されている蚤の市で2~3年前手回し計算機を2台買い求めまし
た。
最初に見つけたものは8,000円。ちょっと高すぎるので躊躇しましたが,やっと発見した
タイガー製,しかも頑丈なケースに収まっている。ただ,色が黒でないことに若干不満。
‥‥買ってしまいました。
その(重い)計算機を手に提げてさらに物色していると,再び同様な物が目につきまし
た。やはりケースに収まっていて,計算機本体は「黒」でした。<これはいい!>とい
うことで値段を尋ねると
「これはきょうの目玉商品。3,000円。」
とのこと。ええ,なぜこちらを先に発見できなかったのかと悔やみつつ,もう少し安く
ならないかと言うと
「う~ん,では2,500円。」
ということで1台目を買って数分後にまた買ってしまったものです。
その後詳しく調べないまま押し入れにしまい込んだままでした。

このたび取り出して調べたところ,前者は正常動作。ただし,油切れのためか,動作が
鈍い。
もう1台は‥‥

ケースの貼り革(革ではないが)が一部剥がれています。中身を取り出すと

かなり使い込まれていますが立派な「黒」です。
その動作は?
残念ながら置数のクリアができません。調べると,10桁の置数の下から5桁目と6桁目
が固着しています。これでは正常に計算できません。
さっそく修理。
まず外装をはずしました。

一番上のところの10桁の数字の中頃に赤錆びができ上っています。さっそくCRC 5-56を
噴射。しかし,簡単には動きません。
細いラジオペンチで歯車を掴んで力いっぱい回していると,下から6桁目は動くように。
しかし,5桁目はどうしても動きません。
1晩置いて再度挑戦。しかし,何としても動きません。
さらに1晩置いて今度は左手でペンチを使って軸を掴み,右手は細いラジオペンチで歯車
を挟んで力いっぱい回すこと数十回。

ついに動きました。
回転させると下から錆が大量に浮いてきます。

錆びを拭き取りながら何度も回転させてついに正常に。
一方,本体の底のゴム足が完全に変形して使い物になりません。使わなくなった無線機か
らゴム足を取って移植するとぴったり。

ケースの剥がれも補修して完成!

さあ,どこに持って行って計算しようか?
以上

春近し

2021-02-10 05:48:58 | 日記
きのうは小山の上での作業でした。
まずは腹ごしらえです。

ごく普通の弁当です。麓のディスカウントストア(と言うのでしょう
か?)で買い求めました。今回のおかずは肉じゃがです。何と,その
値段は175円(税抜き)。驚異的な安さです。

空腹が収まったら付近を散策。
椿の花が奇麗です。

暖かい日差しの下で,もう春はそこまで来ているように実感しました。
以上

尾張時計をニコイチ

2021-02-07 09:08:59 | 日記
知人から振り子時計を2台いただきました。2台は同一仕様です。文
字盤には OWARITOKEI と表示されています。尾張時計でしょう。
1台は奇麗な外観でもう1台は風防枠が壊れています。また,いずれ
も振り子とねじ巻きがありません。

綺麗な方を壁にかけ,他の柱時計から振り子を拝借して動かしてみま
した。(家が狭いので玄関口での作業です。)

コチコチという音がしません。また,ほどなく振り子も静止してしま
いました。
さっそく修理開始。
この時計の風防は上に開くのですね。(通常は右開きです。)

なるほど,この方法だと蝶番に変な力が加わらないので傷みにくいの
でしょう。ただし,ねじを巻いたり,時刻を合わせたりするとき片手
で風防を支えていなければならず,操作性にやや難点があります。
2本の指針と文字盤をはずしました。

右側のゼンマイが切れています。左側のゼンマイは逆転防止のツメ
(と言うのでしょうか?)が外れています。だから巻いてもすぐ戻っ
てしまい,巻けません。
ムーブメントをよく見ると歯車が1つ大きく変形しています。

上の写真でお分かりいただけると思います。
ここに来て,なぜ2台ともねじ巻きと振り子がないのか合点がいきま
した。前の持ち主あるいは修理人はあまりにも損傷が大きいので修理
を断念したのでしょう。そして,再利用できる振り子とねじまきを取
ったのだと思います。つまり,いただいた時計は「ごみ」でした。

もう1台も左のゼンマイの逆転防止のツメが外れていました。しかし,
右側のゼンマイは健全。このほかにはムーブメントには傷みは見られ
ません。ツメのほうはラジオペンチで整形してハメ戻しました。何と
か使えそうです。

そこで,ニコイチ。2個で1個を作り上げます。
ムーブメントを移植して,振り子は自作。

実はこの振り子,ご覧のとおりメダルです。先年リサイクルショップ
で見つけ,振り子に使えそうだと思って買っておいたものです。よう
やく日の目をみました。
数日かけて振り子の長さを調節しました。
もうよかろうということで文字盤を取り付け。

快い音を奏でて元気よく働いています。

尾張時計というのは明治時代に創業され,現在は尾張精機という社名
で存続しているようです。ただし,時計は1960年代の初め頃にやめた
とのこと。
愛知県あたりは昔時計産業が盛んだったようですね。上の写真の右側
に掛かっている柱時計は愛知時計製です。これは60日稼働という優れ
ものです。ゼンマイ式掛け時計の最終形ではないでしょうか?

また時計が増えてしまった。
以上

早朝登山

2021-02-06 07:42:33 | 日記
特別「早朝」でもありませんが,発音上「早朝登山」としました。
昨日午前7時30分に家を出発,15分後には駐車場から歩き始めまし
た。目的の山は馬ヶ岳です。

集落を抜けたあたりから見える馬ヶ岳です。2つの峰からなってお
り,左が東側の二の丸跡。右が西側の本丸跡です。馬ヶ岳城があっ
た名残ですね。

落ち葉の道を登ります。こんな道はすいすい歩けますね。
中腹を過ぎて稜線を歩いているとコシアブラの木が目につきます。

新芽はまだまだ硬い。春が待たれます。
二の丸跡を過ぎ,鞍部を経て本丸の頂上に着きました。駐車場か
らわずか45分でした。
南に英彦山(ひこさん)が聳えています。

目を北に転ずるとみやこ平野が一望です。

遠方に左から,松山・二崎山・簑島(三の島)・覗(のぞき)山
が見えます。残念ながら姫島は見えませんでした。
15分ほど眺望を楽しんで下山を開始しました。
以上

渡辺さん家(ち)は節分に豆まきをしない?

2021-02-03 06:06:28 | 日記
昨日車内でラジオを聞いていたら「渡辺姓の家では節分に豆まきをし
ない」という話が出ました。何でも,平安時代に渡辺綱という男が鬼
を退治し,鬼からも恐れられたという。そのため,渡辺姓の家では鬼
も寄り付かないので豆をまく必要性がないとのことでした。
調べてみると,節分の豆まきは平安時代に宮中で行われていた「追儺
(ついな)」がその起源らしい。
ここにきて,追儺(ついな)と渡辺綱(つな)の音の類似に気づきま
した。綱は追儺ではないでしょうか?
わたしのパソコン机の横の壁には手拭いが掲げられています。

先年わたしの子供時代の友人(知人)からいただいたものです。博多
山笠関連の品ですね。何気なく飾って眺めていたこの手拭い,思わぬ
話につながっていました。
ことしは是非山笠を見たいですね。
以上