三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

英彦山で紅葉見物

2020-11-16 05:07:10 | 日記
きのう(11月15日)はいい天気でしたね。わたしはすかさず英彦山(ひこさん)に紅葉
見物登山でした。目的地は玉屋神社周辺。かつてその場所の紅葉の美しさに感動したこ
とがあります。
自動車で登山口の駐車場まで行きます。その途中添田駅前の弁当屋で昼食を調達。この
弁当屋の店主とは中学生時代鼓笛隊で一緒に活動した間柄です。もう50年以上も昔のこ
とです。もっとも,店主はわたしのことに気づいていないみたい。
さて,一番人気のある別所駐車場に着くと,もう満車状態。運良く一つ空いているとい
うことで誘導してもらった場所は障碍者用スペース。駐車場整理員の気持ちもわからな
いではありませんが,さすがにこの場所には停める気がしません。遠慮する旨伝えてそ
の駐車場を出て,旧国民宿舎近くの駐車場に行きました。こちらはがらがら。逆に,ど
こに停めようかと悩むほど。
登山靴を履き,弁当をキスリングに詰め込んで出発。まずは奉幣殿で一休み。
近くの町から通って来ている権禰宜さんと久しぶりの会話。この人はわたしと同学年。
共通の話題もあります。
余談はさておき,きのうは正面登山道を中岳頂上まで行き,それから南岳に登り,そこ
から降って鬼杉・玉屋神社を経て奉幣殿に戻るコースとしました。
1時間40分後には中岳頂上に。小休止の後南岳へ。途中中岳の上宮と北岳とが一望でき
ました。

南岳は英彦山の最高峰。標高1,199.5m。子供の頃はたしか1,199.7mだったと思います。
20cmだけ低くなったのでしょうか?
ここには展望台があったのですが,取り壊されていました。ここで昼食。

下山開始。
岩場を含む急な斜面を下って30分ほどで材木石・鬼杉です。

子供の頃樹齢1,200年と言われていました。すると,現在は1,250年ほどになりましょう
か?
そこからアップダウンの連続1時間程で玉屋神社です。紅葉が奇麗です。

しかし,なぜか往年の輝くような美しさが見られません。

見る日や時刻,天気・太陽の具合など様々な条件に左右されるのでしょう。
こんな紅葉(黄葉?)もいいですね。

それから先は足元に気をつかいながらひたすら奉幣殿に向かって歩きました。
奉幣殿は参拝者(本当は紅葉見物者)で溢れんばかり。

訂正: 以前「軍司」官兵衛と書きましたが,「軍師」官兵衛でした。お詫びして訂正
いたします。
以上

LL0 のついた計算尺

2020-11-14 19:43:45 | 日記
きょう自宅から自動車で1時間ほどのところで開催された競売に参加しました。所用
のためわずか1時間足らずの時間でしたが,それでも段ボール箱に入ったガラクタを
落札しました。
その中に懐かしいものがありました。計算尺です。

計算尺という語は今ではほとんど死語になっていますが,わたしと同世代あるいはそ
れより古い人にとっては身近な存在でした。もっとも,計算器具なので理工系とその
他若干の人たち以外には縁遠い存在だったでしょう。
で,その計算尺は有名なヘンミ製。型番は259です。

驚いたことにこの計算尺には LL0 がついていました。

詳しい説明は致しませんが,LL は自然対数を求める尺です。(常用対数は単に L 。)
これまで探し求めていた LL0 にようやく出会いました。
LL0 には思い出があります。
高専4年生のとき応用物理という科目があって,九州大学の先生が非常勤で講義に来
られていました。その講義・演習の中で自然対数を計算しなければならない場面があ
りました。そのとき,わたしたちが持っていた計算尺では求められない対数が出てき
たのです。先生の持っていた計算尺では求められるらしい。先生はわたしたちの計算
尺を見て
「何だ,LL0 が付いてないのか?」
と。
今では関数電卓で簡単に求められます。でも,当時は計算と言えば算盤と計算尺,そ
れに筆算しかなかったのです。暗算を得意とする学生もいました。
今から思えば大変な時代でした。
(注)LL0 は1.001から1.01までの自然対数を求める尺です。
以上

読書の秋

2020-11-13 05:48:39 | 日記
最近知ったのですが,文化の日の前後1週間が読書週間だそうです。
そのためにではありませんが,先日新刊本を買いました。「自転しながら公転する」と
いう小説です。何だかその題名が面白くて思わず買ってしまいました。表紙(カバー)
も面白いですね。
作者は山本文緒。彼女の作品といえば,かつて「ぜったい泣かない」という短編集を読
んだことがあるきりです。

読書といえば,過日「ジャン・ヴァルジャン」を読んでいることをお話ししました。も
ちろん,それも読み進めています。現在3冊目です。(全4冊)上の写真にあるとおり,
コゼットが美しく成長してきたところです。
2冊併行しての読書です。「二兎を追う者は一兎をも得ず」という諺がありますが,読
書には当てはまらないでしょう。
二兎を追って二兎を得ます。
以上

無線機を修理

2020-11-12 15:23:03 | 日記
中古の無線機で送信できない。受信は取り敢えず問題ない。
さっそく内部を拝見。

ざっと見たところでは異常は見当たらない。高周波出力が出ない場合,
一番先に疑われるのが電力増幅部。上の写真の緑色楕円の部分である。
これはモジュールになっており,手に入れるのが難しい。
とにかく周辺を含めたその部分をオシロスコープなどを使って調べた
が異常が見つからない。もっとも,わたしのオシロスコープは40MHz
仕様なので,430MHzの無線機の出力を観測することは不可能。
しかし,どうも励振信号が出ていない模様。ここで回路図を取り出し
て検討。

送信時は上の回路の赤い四角で囲ったところに8Vの電圧が出なけれ
ならない。それが出ていない。
その8Vの元は赤い三角で囲った部分に印加され,ここには正しく電
圧が観測された。すると,その間にスイッチとして挿入されているト
ランジスタ(赤矢印で示す)が疑わしい。壊れていると思える。
このトランジスタの載っているのは子基板であって,最初の写真の赤
い楕円で囲んだ部分である。面倒だがはんだ付けを外して分離しなけ
ればならない。

5mm方眼シートの上に置いているのでその大きさがわかるであろう。
部品はすべて表面実装。問題のトランジスタは赤丸で囲っている。
これを通常のトランジスタに取り替えて組み戻した。

表面実装部品に比べて取り替えたトランジスタのデカさがさかるとい
うもの。
さあ,どうか?――あれ?駄目?なぜ?
問題の電圧を測定したら相変わらず0V。トランジスタでないとすれば
残るはコンデンサしかない。上の回路図では赤丸で囲まれている。
再び子基板を外した。

上の写真で,赤丸で囲んだ部品が問題のコンデンサ。コンデンサの両端
の抵抗を測定したらほぼ0Ω。取り外して単体で測定してもやはり0Ω。

コンデンサを外した残りの回路は充分大きな抵抗値を示した。コンデン
サの短絡だったとは・・・。思いつかなかった。
悔やんでもしようがない。コンデンサを交換して組み戻した。
さあ,今度はどうか?――出た!良くなった!
無線機テスタを使って周波数をきちんと合わせた。

ご覧のとおり,周波数偏差0Hz,出力11W。完璧だ。
随分古い機種であり,前面の液晶表示が薄くなっている。まあ,人間で

も歳を取ると髪が白くなるので同じようなものか?
無線機君にはまだまだ頑張ってもらうことになった。
以上

いつもの福智山

2020-11-09 06:22:03 | 日記
秋晴れのきのういつもの福智山に登りました。
7時に家を出るつもりが,実際には7時15分になってしまいました。いつものことです。
登山口もいつもの上野(あがの)。
日曜日は駐車場が満杯になります。そこで,あまり知られていない駐車場を利用しまし
た。白糸の滝直近の駐車場です。

ご覧のとおり,わたしが一番乗りでした。
ここから,白糸の滝方面ヘは行かず,赤い「かじか橋」を渡って上野越への道に出ます。
いつものコースです。
駐車場がいつもより少し高い位置にあったので,林道にはいつもより5分だけ早く着き
ました。
丸太の椅子?ベンチ?が新しく設けられています。

この林道を横断してさらに急な登りが続きます。
およそ10分で上野越に到着。休憩もせず稜線を進みます。
上から顔なじみの登山者が下りてきました。
「きょうは早いですね。」
と声をかけると,
「日曜日は駐車場が満杯になるので早く来た。」
との返事。やはり皆さん駐車場を気にしています。
頂上近くで道が赤く染まりました。

紅葉の落ち葉が敷き詰められたようになっていたのでした。その上を歩くのが気の毒な
ような気がしました。
間もなく頂上。いつもの頂上の「山」の岩が出迎えてくれました。

真っ青な空を背景に「山」も力がみなぎっているようです。
あいにく遠くが霞んでいて,頂上からの眺望は芳しくありません。故郷の霊峰英彦山も
肉眼でかすかにわかる程度。姫島などまったく見えません。
わが町の方角です。

への字山が裏返して見えます。すすきはもうほとんど枯れてしまっています。
中食は家から持って来た干し柿です。糟糠が皮をむいて干したもの。

小休止の後下山開始。
稜線沿いの道を今度は下ります。すると登りの時には気づかなかった風景が目につきます。
楓が奇麗に紅葉しています。(紅葉し始めています。)

季節はこれから晩秋に向かいます。
以上