三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

ジャンクカメラを修理しました

2014-10-17 05:45:45 | 日記
筥崎宮蚤の市/骨董市で手に入れたヤシカのカメラ。300円のジャンク品。前回の日記でご紹介しました。
保管状態も相当劣悪だったようで,埃をかぶっているだけでなく錆びもかなりひどい状態です。しかも,値札をはがしたらその部分は比較的綺麗。――と言うことは「中古商品」となってからの管理も良くなかったと想えます。

前回の日記でも書いたとおり,このカメラはシャッター羽根が外れています。ちょっと見づらいのですが,下の写真でこの状態がお分かりいただけるでしょうか?

このような古い(型式の)カメラになじみのない人にはシャッター羽根そのものが理解できないかも知れませんね。
シャッター羽根を修復するにはシャッターを取り外さなければなりません。思い切って分解しました。

写真の左側がカメラ本体,右側がシャッター部分です。実は,この分解には苦労しました。2日間考え,調べました。
シャッターですが,かなり簡素な作りです。それもそのはず,このカメラは25分の1秒未満の低速がなく,セルフタイマーもありません。まあ,実際のところ,25分の1秒未満を使うことはなく,セルフタイマーも不要です。

シャッターを外しました。(上の写真)シャッター羽根が5+1枚あります。+1枚と書いたのは,1枚だけ形状が違うからです。それは左上の羽根の下に重なっていました。左上の羽根だけ他の羽根と形が違うように見えますが,それは2枚重なっているからです。
さて,これら5+1枚の羽根をシャッターにはめ込みました。多分元はこうだったのだろうな~ということで。

これを組み立てるのがまた一苦労でした。傾けたり,ひっくり返したりすると,いまはめ込んだ羽根がはずれてしまいます。何度もやり直しました。
ここまで来れば先が見えます。シャッターをエプロン部分に取り付け(これも簡単ではなかった)カメラ本体に組み付けます。――これが,また大変でした。

上の写真で,△で囲んだ部分でシャッターをチャージ(セットとも言います。要はゼンマイを巻くのです。)する連結部分。□で囲んだ部分はピント調節のためのレンズとの連動部分。また,○で囲んだ部分はシャッターボタンと連動し,シャッターをレリーズする機構です。
以上との連結が確実になるように組み込まなければなりません。特に難しかったのは△部分です。何度もやり直しました。
以上の作業にほぼ3日間を要しました。最後の仕上げを終えたら試写してみたいと思って,今からワクワクしています。■

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