三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

頑張れ!ニイニイゼミ

2020-07-24 10:33:51 | 日記
当地ではものすごい雨が断続的に降っています。ときどき雷鳴も轟
きます。
NHKの朗読「華日記」を聞き終えてふと縁側を見ると蝉が目にとま
りました。さっそくカメラを取り出して1枚パチリ。

実は1枚ではなく 5, 6 枚撮った次第です。状況が悪く,撮影が難し
かったのです。案の定2枚はピンボケでした。ほかのものも決して
満足のいく写りではありませんが,蝉を刺激したくなかったので致
し方ないと自分で納得しています。
きょうわが家に来たのはご存知ニイニイゼミです。大雨を嫌って非
難して来たのでしょう。(わたしの勝手な解釈です。)
子供の頃よく蝉を取に出かけました。竹竿の先に蝿取り紙のヤニを
つけてそれで蝉を捕まえるのです。しかし,この方法は蝉にヤニが
ついて扱いにくく蝉にも気の毒でした。
一番いいのは捕虫網を使う方法です。しかし,これはやや難しい。
しかも捕虫網を買わなければなりません。(作ればよかったのです
が当時はそんなことは思いつきませんでした。)
ときには素手で捕まえたりしました。失敗するとションベンをかけ
られました。「おととい来い!」と言わんばかりです。
最近はニイニイゼミを見なくなりました。もちろん,鳴き声もあま
り聞きません。アブラゼミも少なくなりました。
増えたのはクマゼミです。子供の頃はワシワシとも呼んでいました。
その鳴き声がワシワシと聞こえるのです。
蝉取りでこのワシワシを捕ったら誇らしい気持ちになったものです。
反対に,ニイニイゼミはあまり捕る気になれない蝉でした。小さく
地味で鳴き声もパッとしない。
ほかにツクツクボウシというのがいて,これは神経質(?)なので
捕るのが難しかった。大体お盆辺りから鳴き出すので,この声を聞
くと夏の終わりを意識します。つまり,夏休みの宿題が気にかかり
始めるのです。
少年時代を思い出させてくれたニイニイゼミでした。
頑張れ!ニイニイ蝉。
以上