三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

ナガサキアゲハ

2020-07-11 10:16:57 | 日記
けさは雨が降っていません。わが家の猫の額ほどの庭に赤い花が一
輪。何の花かと思いながらカメラを片手に庭に下りました。

キツネノカミソリにちょっと似ていますが,違います。どこかで見
たことがあります。なぜわが家にあるのだろう?

そんなことを思いながら視線を移すと,アゲハチョウが目に留まり
ました。クロアゲハですね。

大きな羽をはばたかせながら懸命に花の蜜を吸っているようです。
2匹います。(何だか「2羽」と言いたいところです。)2匹仲良
くわが家に来て蜜を吸っているのでしょう。
と思いきや,後ろの蝶は蜜を吸うことのないことに気づきました。

ひたすら背後にいて,接近しすぎず離れずの位置関係を維持してい
ます。

2匹がお分かりでしょうか?
さらに観察を続けていると,2匹の羽の模様が違うことに気づきま
した。直感的には蜜を吸っている方が雌で,後ろに付きまとってい
るのが雄でしょう。求愛行動だと気づきました。

このとき突然「エッチ」という言葉を思い出しました。エッチとい
うのは「猥褻な」というような意味を含んだ俗語ですが,語源を知
っている人は少ないのではないでしょうか?とは言ってもわたしの
知っている語源が絶対に正しいという保証はありません。
アルファベッドで A, B, C,...と続けると,... G, H, ...となります。H
はGの後ろに来ます。Gは Girl の頭文字。つまり,女の子(H)の
後ろにつきまとう人が H ということです。同様に,男の子(Boy)
につきまとう女の人は C ということになります。しかし,こちらは
市民権(?)を得ることがありませんでした。

脱線してしまいました。
このときになって,蝶の種類が気になりました。あとで調べるため
に2匹の特徴をよく捉えるようさらにシャッターを切りました。

写真を撮っているときはそのことに熱中していたため,重要な特徴
を見落としていました。この2匹の蝶の羽には(尻尾のような)突
起がありませんでした。これはナガサキアゲハの特徴です。初めて
身近に見ることができました。
中学校1年生の夏休みの研究で昆虫採集をした級友がいました。そ
の標本を見て先生が「これはナガサキアゲハだ。尻尾のないのが特
徴」だと説明していたのを覚えています。また「めずらしい」とも。
それ以来クロアゲハを見たら尻尾を確認するのが癖になっていまし
たが一度も発見できませんでした。それがきょう・・・。

最初にお見せした花は「グロリオサ(Gloriosa)」だということがわか
りました。和名はキツネユリ(狐百合)だそうです。キツネノカミ
ソリに似ていると思ったのは私だけではなかったのですね。
以上