三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

GPSロガー入手!

2019-06-29 10:52:14 | 日記
最近GPSロガーなるものが欲しくなり,安くて性能のいい物を探していまし
た。そしてたどり着いたのがCnamore社製のGP-102+という機種です。
Canmoreは台湾のメーカだそうです。

GPSロガーを欲しくなった理由は
①ミニ八十八ヶ所の全札所の正確な位置を知りたい
ということと,
②地図に載っていない登山ルートを地図上に正確に記入したい
という欲求が起こってきたことにあります。
GPSロガーではGarminが有名ですが,何しろ高価。年金生活者には簡単に
手が出せません。その点,Canmoreは手ごろな値段なのです。

実はわたしの自動車に載せているナビゲーションシステムを外して山に持っ
て行って緯度経度を測定したことがあります。しかし,分解能が不足しまし
た。わたしのカーナビでは緯度・軽度とも秒の単位までしか読み取れません。
ここはどうしても100分の1秒までほしいところです。CanmoreのGP-102+
はこの要求に答えられるのです。
まずはその外観をご覧ください。

非常に小さいです。小さいのはいいことですが,液晶の画面も小さく,それ
に表示される文字の大きさは老人には苦しいものがあります。
その問題とは別に,使い方がよく分からないのです。ユーザーマニュアルが
付属してましたが,何度読んでも理解できません。日本語に翻訳するときの
文法上の問題ではなく,説明手法とか論理とかそういったことがまるでなっ
ていないのです。

それでも何とか自位置の緯度経度を表示させることができるようになりまし
たので,試しに近場の馬ヶ岳に登って地図に載っていないルートの要所要所
の緯度経度を測定して来ました。
きょうは午前中の降水確率50%ほど,午後は90%ということでしたので朝
5時過ぎに家を出ました。
登山口近くの駐車場に着いたのは5時30分。直ちに測位開始。前方に馬ヶ岳
が聳えて(?)います。

最初のうちは場所が地図上ではっきりしているところを測位しました。これ
で誤差を確認しようと言う魂胆です。
測位結果を地図上にプロットしたのが下の図です。

時間的には逆になりますが,説明の都合上結果を先に提示しました。
図の中の赤丸が測位点です。0から15までの16点について記入しました。0
番は駐車場です。そこを出発して池の角が1番。その付近から山道になり,
上り詰めたところに神社があります。それが2番です。地図と測位した緯度
経度とがよく一致しています。
2番から本格的な山道になります。緩やかな登りで3番,4番を過ぎます。峠
のような場所が5番です。ここにはこしあぶらの大木が数本あるので「こし
あぶらの峠」と呼ぶことにしましょう。
そこから急登して枝稜に出ます。ここが6番の測位点です。それからは緩や
かな登りが続き,遺構に到着します。7番です。

ここまでは比較的道がはっきりしていますが,これから上は道がほとんど
認められなくなります。木の幹にところどころ赤いテープが貼られている
のでこれを目印に登って行きます。
最後のテープのあるところに小さな祠があります。8番です。

ここからはテープがありません。進路が急変しているのではないかと何度も
探しましたが見つかりませんでした。仕方がないので上を目指して道のない
ところを登って行きますと,間もなく主稜線に出ます。9番です。ここは隣
の御所ヶ岳への縦走路との合流点です。十字路になっていて,北側に進みま
す。50メートルほどのところに八畳岩があります。10番です。
地図で見ると,先ほどの祠のあった場所のすぐ上に位置します。登山道が消
えたのは,ひょっとしたら8番からすぐ10番に抜けるルートがあるのではな
いでしょうか?次回の宿題です。
さて,9番の分岐点に戻って一気に頂上に登ります。頂上は11番です。
後は降るだけですが,2,3箇所確認しておきたいポイントがあります。
12番から北に分岐して13番に祠があります。かなり傷んでいます。
14番からバイパス道があり,15番で本道に合流します。
後はひたすら降るのみでした。

今回は朝早かったため,夜が明けていたとはいえ,山の中ではまだ薄暗く,
緯度経度を読むのに苦労しました。
まず,眼鏡(老眼鏡)を掛けないと見えません。すると,汗と周囲の湿気の
ためかレンズが曇ります。それをハンカチで拭っていると蚊の大群に襲撃さ
れます。それを払いながら(まだよく読めないので)懐中電灯で照らすと
LCD画面に反射して読みづらい。そうこうしていると眼鏡のレンズに水滴が
落ち,それが凸レンズとなってまたまた見えにくくなります。
――そんなこんなですったもんだしました。
次回からはもっとうまくやります!(画面上の数字を読むことなく,メモリ
に記憶すればいいのです。)
以上