三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

犬ヶ岳に登りました

2019-05-12 04:31:52 | 日記
きのうはいい天気でした。各地で夏日が観測され,真夏日の地域もあったよ
うです。
わたしは朝から一人で登山。目的地は犬ヶ岳です。標高1,131mで福岡県内
では4番目の高さを誇ります。場所は福岡県と大分県の県境,正確には豊前
市と中津市の境目です。
今回はコースをきちんと決めて臨みました。下の図をご覧ください。

左下に野峠とあるのが認められますか?犬ヶ岳は右上になります。行程は
案内板によると4.9kmあります。往復ですから9.8km。
家を7時過ぎに出て,野峠に着いたのは8時頃。まだ誰も駐車していません
でした。

上の写真で右端あたりが峠の交差点で,左折すれば中津市山国町方面,直
進(ゆるやかに右カーブ)すれば英彦山方面です。
登山靴を履いてきたので直ちに出発です。上の写真の左側が登山口です。
このコースは尾根筋を通ります。岩場が多く,初心者にはお勧めできませ
ん。
しばらく進んで振り返ると英彦山・鷹巣山が見えます。

境目が不明瞭ですが,中央手前の一番高く見えるのが三の鷹巣。ついで二
の鷹巣,一の鷹巣です。背後の高い山は英彦山北岳だと思われます。
岩場でないところは森林地帯で,木漏れ日があっていい雰囲気です。

いろんな鳥の声が聞こえてきます。
一番うるさいのはソウシチョウです。外来種(篭抜け鳥)ですが,その大
きな声と旺盛な生活力(?)により最近では我が物顔です。
シジュウカラの声も聞こえます。
耳を澄ますと,アカショウビンの鳴き声も聞こえてきました。南から渡っ
てくる夏鳥ですが,もう来ていたのですね。ヒュルルル・・・と終わりの
方は消え入るような鳴き方です。
アカショウビンの姿はめったに見られません。子供の頃一度見たきりです。
捕獲されたアカショウビンが知人宅にいたのです。知人はその鳥の名前を
知りませんでした。わたしは図鑑で知っていたのです。カワセミの仲間な
ので大きなくちばしが特徴です。
例年この時期,犬ヶ岳山系では石楠花(しゃくなげ)の花が綺麗です。し
かし今年は花が少なく,また咲いている花も何となく貧弱でした。下の写
真はその中でも一番見事な株でした。

野峠から2時間45分で犬ヶ岳頂上に着きました。途中15分ほど休憩したの
でそれを差し引くと2時間30分になります。片道約5kmですので時速2km
と計算されます。標準的な速さでした。

頂上には上の写真のとおり避難小屋があります。屋上は展望台になってい
ますが,樹木のため周囲はまったく見えません。
ここで昼食を,と思っておにぎりを食べ始めましたが,蠅のような小さな
虫が飛び交ってとても食べる気になりません。早々に下山開始。
すると,登山者の一人がゴミを拾っていました。見渡すといろんなゴミが
散乱しています。わたしは瓶などの大型ごみを拾うことにしてレジ袋に入
れると短時間で一杯に。

コカ・コーラの瓶などありますのでかなり昔に捨てられたものでしょう。
降りはザックが重くなりました。
降るときは登りのとき気づかなかったものがいろいろ見えてきます。
これはミツバツツジでしょうか?

このほか,名前の分からない花もいろいろ咲いていました。鳩ぐらいの大
きさの珍しい鳥もいました。
降りも2時間30分ほどでした。
余談ですが,今回の山行では何度もつまづきました。稜線の岩場では危険
です。今後このような山行はしないほうがいいようです。
いい一日でした。
以上