三昧日記

小心者川筋男の後悔日誌

九年前の祈り

2018-06-15 09:02:45 | 日記
わたしの故郷,正確には父母・祖父母の故郷の人が芥川賞を受賞したというこ
とを知りました。ただし,受賞したのは数年(?)前のことです。
同郷の人という親しみもあって,受賞作を読みたくなりました。しかし,書店
で探しても見つかりませんでした。
最近の書店にはタッチパネル付きの検索システムがあって便利です。店員を煩
わせることがありません。何より,口頭では伝えにくい場合があります。その
ようなときは特に便利ですね。
さて,受賞作は「九年前の祈り」という題。検索システムでは「かな」入力な
ので「くねんまえのいのり」と入力しました。その結果,「該当なし」でした。
???ですが,仕方ありません。(正しくは「きゅうねんまえのいのり」でし
た。)
そこでインターネットによる検索です。「日本の古本屋」で調べたら,‥‥あ
りました。いろんな値段がついています。1番安い700円のものを注文しまし
た。送料込みで864円でした。
数日後届きました。まったく綺麗な状態です。

余談ですが,古本の場合,料金は後払いが主流のようです。この点,オークシ
ョンとは違って安心です。(古本店主は心配でしょうが。)
通勤の電車の中で読みました。
故郷の方言が出てきて懐かしいものがあります。「おどや」,「まこと」,
「しゃーねえー」,「あんし(衆)は‥‥」,「おとろしゃ」,「よだきい」
など等。メモしたわけではないのでもしかしたらわたしが付け加えた言葉もあ
るかも知れません。そのときはご容赦を。
さて,肝心の内容ですが,‥‥わたしには何のことかわかりませんでした。た
だ単に日常のある時間を切り取って文字にしただけのような気がしました。も
ちろん,その中には思い出の部分(これが九年前のカナダ旅行のこと)もあり
ますが。「主題」とか「作者は何を言いたいのか?」などといった難しいこと
を云々する気はありませんが,とにかくただ文章を読んだということだけが印
象に残りました。
わたしの読解力が低下したのか?それとも,最近の表現方法について行けなく
なったのか?
念のため,再度読んでいるところです。
以上