八王子城跡、富士見台、駒木野10月10日(月)

2016-10-12 09:32:19 | 東京23区とその近辺
前から行ってみたいと思っていた、JR高尾駅北側にある八王子城跡に行った。八王子市のHPを見て、高尾山登山の程度だろうと
見当を付けて計画した。これがまちがいで、本丸までの道は高尾山の倍、本丸から駒木野の道は3倍の難路だった。キャラバン
ではなく、運動靴で行ったのもこたえた。強行軍だった。


余裕があると思ったので、駅から歩いて行った。

途中の神社にもおまいり。八王子城主だった北条氏照のおまつりがあるらしい。





梶原景時が植えたと言われる杉の大木の切り株。




城跡の近くにあった住宅。


栗の大木。





重臣で氏照が留守だった八王子城を守って討ち死にした中山勘解由の孫で水戸藩家老がたてたお墓らしい。

この階段のうえの丘にある。階段を上ってお参りした。



八王子市のHPにはこの地図が載っていた。現地の案内所に行けばもらえるだろうとoutputしなかったのだが、品切れで
補充されていなかった。サンプルは貼ってあったので、まわりの人達もみんなさがしていた。写真に撮ってあとあとこ
れを使った。


まず、氏照が執務した麓の居館、御主殿の跡に行く。麓の川沿いの平地に築かれている。立派だったことがわかる。



大手門跡。

復元された曳橋、実際はこんなに頑丈なものではなく、攻められたときいつでも取り払える仮設のものだったらしい。









ここが御主殿の敷地。広い。





この床のような木の施設は付属建物の床があった所らしい。小さいけれど池付きの庭もあったらしい。

さっきの橋の下あたりにある小さな滝。



橋の下を元の案内所に向かう。


いよいよ八王子神社、本丸跡を目指して登山開始。

各武将が守りを担当した曲輪跡の広場が無数にある。



ここも曲輪跡らしい。

住宅地の向うの緑は多摩森林科学園。

尾根道の両側はかなりの急斜面。

柵門跡と書いてあった。曲輪の一つだろうか。

ここも曲輪らしい。あちこちたくさんあって混乱する。敵をやっつける場所なのだから当たり前かも。



望遠にするとスカイツリーも見えた。

本丸のすぐ下の曲輪に到着。

八王子神社。



本丸跡。



この山の杉の木は江戸時代以降に植林されたもので、当時は生えてなかった。

周囲はすべて急斜面。本丸跡はせまくて、ゴルフの砲台グリーンのような感じだった。攻めにくく出来ている。
立派な建物を建てるには狭すぎるのでは?

現在はこれがメインの道だけれど昔は道なしだったかも。


本丸跡の下の周りには大きな曲輪跡が点在している。ここはその中でも一番大きな松木曲輪跡。高尾山方面の景色
がいい。さきほど名前がでてきた中山勘解由が守って、奮闘した場所だとのこと。

高尾山がよく見える。



ここから詰(の)城に向かう。





この後、ハイキング道がとつぜん悪路になり、標識もなく、出会った人も3人で心細くなる。振り返って見た景色。

のぼりは楽なのだが、くだりがきびしい。のぼったり、くだったりが続く。



やっと詰の城に到着。天守閣跡の標識もあった。立派な建物があったようには思えないがーーー。



そこからさらにのぼったりくだったりして富士見台をめざした。ここからは城跡ではなくなった。悪路が続く。



ところどころこういう雰囲気のいい道もあってほっとする。





やっと富士見台下の分岐路についてほっとした。かなり疲れている顔だ。

人もいた。この人はぼくと同じく城跡から来た人だったが、この辺は初めてということで地図を見せてあげた。
元気な人でさっと行ってしまった。



ここにも違う人がいた。城跡から来たのではなくて、この辺の山歩きをしょっちゅうしている人だったので、
旧甲州街道への行き方を教えてもらった。

富士山は見えない。





しばらくは楽な道だったが疲れてしまって、道にへたりこんで休憩。ここでさっきの人が追いついて来た。山登りで
痛めた膝のリハビリ中とのこと。ぼくはこの先から摺差バス停(旧甲州街道)に出てバスに乗るつもりだったが、
「少し遠いけれど駒木野のに出れば高尾駅に歩けますよ」と言われた。先に行ってもらった。



しばらく楽な道が続いた。さっきの人が待っていてくれて、「一緒に行きましょう」と言ってもらった。
よほど疲れたように見えたのだろう。

後ろからついて行った。これが良かったのか悪かったのか、この後も1時間、悪路をのぼったりくだったりすることになった。
先導してもらいながらだったので、安心だったけれど、写真を撮る余裕はなかった。駒木野に着いたら16時で危ない
なーのハイキングになった。高尾山と違い案内や地図の少ないコースだったので、準備ぶそくだった。
この方と旧甲州街道を歩いて帰った。
山中では足が痙攣してつりそうになるし、痛くなるしで、心細かった。一緒した方もリハビリ中なのでしょっちゅう
膝をさすったり、ストレッチをしたりしていた。65歳と言っていた、65と72歳の珍道中といったところだが、助かった。
帰りの電車でも右足のつけねから足の先まで痛くて、降りる時座席から立ち上がれるだろうかと心配したが降りる
時にはなおっていた。
たのしかったが、余裕を持って「15時までには必ず下山」の計画を実行する!!!
コメント
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