尾道3月20日(日)

2011-03-24 10:48:29 | 広島とその近辺
2月に続いて、尾道の市街地の西半分を歩いた。


映画「さびしんぼう」の主人公の家になっていた西願寺(さいがんじ)、写真の
丘の上の赤い屋根の建物。


そこに行くには階段が続く。


映画のシーンに何回も出て来た入口の階段。


これが本堂。


境内の様子。








映画そのままの景色。




駅からの途中でであった、漁師町によく見かける海に面した崖の途中に建っている
祠、大切に守られている。






同じく、立派な立派な天満宮。



このあたりで、掃除をしていたおばさんに「西願寺」への行き方を聞いたが、「さびしんぼう」
はずいぶん昔の映画だし、観光ルートからも離れているので、名前は知っていても行ったことは
ない様子だった。その人が声をかけてくれた子供たちに教えてもらった。すぐそこに見えていて
も、せまいまがりくねった坂道や階段を通るので、迷いそうになる。

昼食には尾道ラーメンをと思って、ガイドブックに載っているお店に行ったら、長蛇の列だった
のでやめた。前回、たまたま前を通りがかって入った「とこぶし」に今回も行った。
味よし・雰囲気よしのお店だ。




西山本館という旅館の一筋東のこの写真の横丁にある。


この通りを抜けて商店街に出たら、「家族に乾杯」に最近出ていた昇福亭という和菓子屋さん
があった。まだ昼過ぎなのにいちご大福が二個残っているだけだった。お店の人達は総出で
大福類を大車輪で作っていた。もちろん二個とも買った、おいしかった。


その先にある山門がいいとガイドブックにあった福善寺に行った。


本堂と境内。








JR山陽本線と国道の側にも入口があった。


ここには、人用ばかりか車用のエレベターまであって、驚いた。


浄土真宗のお寺で、中世山城の丹花城跡に16世紀に開かれたとのこと、大変裕福そうなお寺
だった。

ここからの景色。



この前に登った千光寺の山の様子がよくわかる。
このお寺には期待せずに来たのだが、すばらしい雰囲気だった。

艮神社(うしとらじんじゃ)に行こうとして迷って入った日蓮宗のお寺、14世紀に開かれた
とのこと。ここもいい雰囲気だった。


艮神社、「時をかける少女」に出て来た神社だ。


亀の口から水が出ている。


老大木と岩にしめ縄が張ってあり、日本人の心を感じる。


境内にあったお稲荷さんの横の石の塀に寄進者の名前が彫ってある。尾道ではこうするのが
普通らしく、あちこちで見かけた。


天寧寺(てんねいじ)、14世紀に開かれた曹洞宗のお寺で、足利氏ゆかりのお寺だった。


すこし登ったところにこのお寺の三重塔があった。


昔は天寧寺の境内だったと思われるお寺と三重塔の間に幼稚園があった。古い木造の園舎で
こういうところに通うのも楽しいだろうなーと思う。見たところ、付近には車の道はないの
で100mぐらいは坂と階段を歩くのだろう。




さっき行った昇福亭の山側のお店、ここでも大福のたぐいはすべて売り切れだった。


坂とか石仏とかがこの町の風情をかもしだしている。




たまたま、「家族に乾杯」に出て来たお店の前に出た。親子の猫がかわいいので、
撮っていたら、店の看板にかいてある頑固親爺にぎろっとにらまれた。


宝土寺、14世紀に開かれた浄土宗のお寺。

今までの写真にも写っているが、尾道のお寺には蘇鉄(ソテツ)が植えられていることが
多い。温暖なのだろう。

持光寺、9世紀に開かれた浄土宗のお寺。


こちらが入口、階段の上に石の風変わりな門がある。鳥居に似ていて、小さい頃にぼくも
していたが、上部に小石が多数なげられて乗っかっていた。




「さびしんぼう」に出て来たフェリー乗り場、ずいぶん昔の映画なのに映画のシーン通り。


岩壁にいたアオサギ?、大きくて、堂々とした態度だった。この後、歩いていたら、ついてくる
かのようにふわりと近くに飛んで来た。


フェリー乗り場は数か所あって、足繁く向こう岸と往復していた。


雨模様だったが、楽しい町歩きだった。またいつか来てみたくなる所だ。
コメント (2)
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