勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

言葉のダシ

2008-10-06 23:38:58 | Weblog
朝日新聞 「10月の詩」 から
 言葉は難しい、ましてや文字にすると尚更のこと。PCにもケータイにもメールという便利な機能がある。文字で会話をする機会が増えた。その結果誤解を招いたことは一度や二度ではない。 

      
 
◇ 言葉のダシのとりかた ◇

かつおぶしじゃない
まず言葉をえらぶ
太くてよく乾いた言葉をえらぶ
はじめに言葉の表面の
カビをたわしでさっぱりと落す
血合いの黒い部分から
言葉を正しく削ってゆく
言葉が透きとおってくるまで削る
次に意味をえらぶ
厚みのある意味をえらぶ





だが、まちがえてはいけない
他人の言葉はダシにはつかえない
いつでも自分の言葉をつかわなければならない

-長田 弘さん-

 会話にはアルツハイマー型認知症の予防効果もあり、気の合う人との会話はストレスを和らげてくれるそうだ。

 文字で自分のココロを伝えるメールもいいが、会ってダシの効いた言葉での会話はもっと楽しい。ココロはじっとしてないから・・・。