波の被害にあった地域はまだまだ大変な状況だが、青葉区の西部はたくましく日常生活が戻ってきた。
栗生のパン屋「ばーすでい」。
行列も短くなった。3日前は30mも並んでいた。
パンの種類は少なく、個数制限もあるが、客には余裕が感じられる。
久しぶりのパンは美味しい。しかも食パンは焼き立て。
仙台っ子ラーメンも再開。
この地区はLPGを使っているので、食べ物屋は復旧が早い。
都市ガスに頼る市中心部はまだ調理できない店が多い。
山形蕎麦の豆やも再開した。
ラーメンみずさわ屋にはもう行列が。
空き地で野菜を売る農家の人。たくましい。
ただし、ガソリン不足は続き、スタンドにはこの列。
八幡町のヤマト屋書店も、崩れた本の整理が済んだ。
そろそろ開店か。週刊誌を2週間読んでない。
HM(ホットモット)にも灯りが点いた。
どの店も、いつまでも休んではいられない。
しかしよく見ると、地区のあちこちに地震の爪痕が残る。
八幡5丁目の広瀬川に崖崩れ。
幸い川をせき止めるには至らなかった。
その向かい側の舗道に走る亀裂。
崩れた大岩。さらに落ちて来そうなのもある。
小学生は今日で終業。明日は卒業式だ。
男の子たちはサッカーを始めた。
来週都市ガスが出て、ガソリンが行き渡れば、この地区の機能はほぼ震災前に復する。
今度は沿岸部を手伝いたい。
気がつけば、梅の花が満開になっていた。
やがて咲く桜はどんな色に見えるのだろう。