先日の大雨で、庭の切り株から茸が大量発生。
これはアセタケ。毒がある。
茸は死んだ木の養分を吸って生育する。
だから木の子というらしい。
生きてる木は免疫があって、寄生しにくいのだろう。
この木は桜。
あまりに伸びすぎ、隣の敷地にかかったので、2年前に切った。
しばらく芽吹いていたが、1年前からそれもなくなっていた。
左のは種類が違うようだが、古くなったアセタケ。
桜の木の根っこからも。
伐採して放置してあった枝からも。
隣の家の敷地にまで広がりそうなので、すべて採り払った。
アセタケ
食べられる種は無く、多くがムスカリンという食べると涙と唾液、そして大量の汗が吹き出す毒を含む。
だからアセタケ(汗茸)と名付けられたらしい。おまけに臭いのも多いとくれば、キノコハンターには当然見向きもされない。
でもその実態は、都会の公園でも良く見かけるとても身近なキノコの仲間。
国内で確認されているものだけでも100種類を軽く超え、毎年新種や新産種が報告され続けている。
見た目だけではなかなか区別がつかないけれど、じっくり観察すると個性が少しづつ見えてくる。
アセタケにはトマヤタケ(苫屋茸)という別の呼び名がある。
傘の表面が細かい繊維状で中央が突出する形となるのを、苫屋(苫葺きの小屋)に見立てた、なんとも風情のある名だ。