6月11日、久しぶりに東京に行って来た。
用件は3つ。
ちょうど今日からJR東日本パスが売り出されたので、それを利用した。
JR東日本エリアなら、1万円で1日乗り放題。
東京日帰りにはもってこいの切符だ。
ただし利用期間が限定で、前日まで購入することが条件。
パスはこれ↓
利用期間
第1回:平成23年6月11日~平成23年6月20日
第2回:平成23年7月9日~平成23年7月18日
震災で東北への旅行者が減っているため、JR東日本が編み出した起死回生の切符です。
ぜひみなさんも利用して下さい。
久しぶりに乗るMaxやまびこ。
福島駅に着いた。
天気がよくないのもあるが、誰も外を歩いていないのが不気味だ。しかもこの駅から乗って来る人は、みなマスクをしている!
iPhoneを見ていたら、原発の地下水や周辺の海から、さらに福島市でも放射性ストロンチウム90が検出されたとのニュース。原発近くの海では、基準の濃度限度の240倍だそうだ。
最近240倍くらいでは驚かなくなったが、ストロンチウム90は半減期が29年と長く、体内に入ると骨に蓄積して、白血病をひき起こす。
隣の乗客も不安そうに外をながめている(いくら見ても放射能は見えないけど)。
福島、郡山、二本松の大気は常に1μSv/hを越えている。(最近は1.3~1.5くらい。)
1としても、年間では1×24×365=8.76mSvになる。 1.5だと13.14mSvとなる。(国際的な年間許容量は1mSv以下。国は突然20mSv以下は大丈夫、なんて言い出したけど。)
本来ならこの三つの市の住民も会津に避難した方がいいのだが、そうすると補償金が莫大過ぎるから、政治家は口をつぐんでいる。東北新幹線も、東北自動車道も会津に迂回する必要が出て来る。村が避難するのとは規模が違うのだ。
二本松市に住む友人と電話での話・・・
二本松の住人はなるべく外に出ず、深呼吸もしないようにしている。
呼吸が早くなるので、走らないようにしている。もちろん運動もしない。
せめて内部被曝を減らそうと、(皮肉なことだが)福島で取れた農作物を食べないようにしている。
福島は地下水も汚染された。風呂と洗い物は水道水を使うが、飲料水はペットボトルを買っている。
東電から献金をもらっていない政治家は小泉純一郎と菅直人だけで、菅は浜岡をいきなり止めたし、残りの原発も止めそうだから、政官上げて菅降ろしが激しくなっている。巨万の原発利権を手放したくない輩は多いのだ。
二本松に住んでいていいのか、と開業医に聞いたら、「ほんとは全員引っ越した方がいいけど、そうすっとうちが潰れっちまうからいでくれ」、と真顔で言われた
・・・
(続く)