テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

『弦落ち』って意外に多いみたいだね・・

2018年02月25日 | 日記

今朝は早起きしてレスポールの調整をしていたのだ

「少しネックが順反りしているみたいだなぁ・・」

 

ギターは生き物なのだ

楽器店で調整済みのギターも自宅に持ち替えると僅かに変化するのだ

これは店頭に並べられている新品ギターにもいえるのだ

 

ギブソンやフェンダーなどの湿度が低い土地で作られたギターは

湿度が高い(比較して)日本に運ばれる段階で変化が起きる

分かり易い部分でネックなのだ

 

楽器店は店頭に並べる際に各部の調整を含め、ネックも適正な状態にセットする

「このギターいいですね~」

「じゃぁ、このギター買います」

という感じで自宅に持ち帰ると状態が変わっているのだ

 

厳密は話をするならば、年に4回の大きな変化が見られる

真夏と真冬で状態が異なるのは初心者でも感じると思う

 

その都度、楽器店やリペアショップに点検を依頼するのも大変なのだ

コストも時間もかかる

大きな修理が散髪と考えるならば、

ネック調整やオクターブ&弦高調整などは日々のひげ剃りという感じなのだ

 

ひげを剃る為に毎日、理髪店に通う人は少ない

まぁ、そんな感じなのだ

 

節約の為に何でもかんでも自分で行う人も多いが・・

如何なものか?

「フレット交換って高くね? 4万はね~よな」

「ギブソンレスポールだと5万はするんじゃね?」

「そもそもフレットってそんなに高くね~だろ?」

「ナットだってよ1000円しね~よな?じゃね?」

行きつけの楽器店でもたま~にそんな話で盛り上がるのだ

 

今回のオフセットなセッティングが想像以上に快適なのだ

ギターが好きな読者の皆さんにもお伝えしたいと感じているのだ

 

現在は便利なのだ

ネットで他人のギターの状態を知る事ができる

 

これはネットから拝借した(いつもだが・・)画像なのだ

ヴィンテージの貴重なレスポールなのだ

ナットをご覧いただきたい

かなり1弦側に隙間を作っているように感じられる

失敗ではないのだ

故意であり意図的な仕事なのだ

 

フレットに関しては打ち替えは行われていないように感じる

呼び名は知らないが・・

ギブソンの出荷時のフレットの打ち方は独特なのだ

 

コピーの精度が高いと言われるメーカーですらギブソンの方法を採用しない

理由はいくつかあると思う

一つは工作の手間なのだ

二つ目は経年変化による隙間なのだ

「だったら普通にオーバーバインディングで作れば?」

となるが・・

「やっぱり見た目がカッコいいですよね~」

 

「拘る理由ってそれだけじゃないですか?」

 

とは楽器店の店員さんの弁なのだ

 

フレットを打ち替える際には多くのレスポール弾きが
オーバーバインディング仕様を好むそうだ
実は行きつけの楽器店が作業を依頼しているリペアショップは一流プロ御用達なのだ
ここで名前は出さないが・・
聞けば、誰もが知っているようなギタリストも多いのだ
「え~ ギターの雑誌とかに出てるよね」

「あんな演奏聴いちゃうと落ち込むよね」

「俺ってまだまだってね・・相手はプロだけど」

と私の言葉に一同が賛同していた(*^_^*)

「プロもレスポールをリフィニッシュする際にはナットに注文を付けるみたいですよ」

「僕とかはあまり感じないけど・・ビブラートとかの幅が広いんですかね? たぶん・・」

先程のレスポールとは異なるギターのネックの画像なのだ
こちらもジックリとご覧いただきたい
 

やはり1弦側の隙間を広くとってある

『弦落ち』で検索するとストラトにヒットする
ストラトを弾いた事があるだろうか?

大別するとヴィンテージスペックとモダーンスペックになる
前者は指板が大きくカーブしているのだ
弦高を低くセットするとチョーキングなどで簡単に音詰まりを起こすのだ

大袈裟だが・・
チョーキングの際に隣の弦の下に弦が潜り込むほどの高い弦高を求めるのだ
速弾きなどには向かないがカッティングなどでは最高に良い感じなのだ

弦高で音と演奏性が激変するのだ
これはお金をかけないチューンナップなのだ
同時にもっともベーシックかつ重要なメンテでもある

自称ベテランのギターを触る事も多いが・・
かなり酷いギターを数多く見てきた

「俺はこれが弾き易いんだわ・・」
という人に何を言ってもムダなのだ

良く知るおじさんなどはレスポールの弦高を12フレットで3㎜にセッティングしているのだ
アコギのデフォルトは約3㎜なのだ
しかしながら、指板やフレットの精度が大きく向上した現在ではもっと低い値が主流なのだ

そんなご時世にも関わらず、エレキで3㎜とは・・
なかなかにマニアックな数字なのだ

おじさんは下手ではないが・・
特に感動するほどの腕前でもない

まぁ、普通なのだ(*^_^*)

こういうマニアな人の数値は何参考にもならない

脱線したが・・
最近のストラトは指板をフラットに設定しているのだ
ヴィンテージの独特の弾き心地を求める層には物足りない

繰り返しになるが・・
それは好みで選択すれば良いと思う
フェンダーでは棲み分けが明確なのだ

ちなみに私のアメデラは現代的なスペックなのだ
必要ならば、かなり弦高を下げる事が出来る余裕があるのだ

私は2㎜を目安にしているのだ
速弾きには不向きだが・・
最近の私はあまり興味がない
同時に速く弾けないのだ(^_^;)

おじさんが背中を丸めて一生懸命に速弾きに取り組む姿は痛い
痛々しい(T_T)
「うりやぁ~ってな 限界に挑戦じゃ~」
「やっぱ、エレキは速弾きじゃね? だろ?」
というおじさんを私は知っている

個人の自由だが・・
音楽的には時代錯誤でもあるのだ

一生懸命に頑張る・・
というのが嫌われる時代なのだ

サクサクっとカッコいい演奏をアップするのだ
一年も読者を待たせる超大作?よりも日々の軽~い音源が好まれるのだ

そんなこんなでストラト弾きは弦落ちに悩んでいるようだ
総じて、ストラトは弦ピッチを広く設定しているのだ

加えてフレットエッジ(フレットの端)を丸める傾向がみられる
これはすべてのメーカーやギターにいえる

デフォルトの状態で指にチクチクを感じるギターは『不良品』なのだ
しかしながら、リフレットではこういう状態を要望する人も多いという
「フレットを思いっきり端まで伸ばしてください」

「チクチクとは多少は我慢しますよ そこそこで」

メリットはフレットを広く使う事が出来るのだ
先に述べたように激しいビブラートなどが癖な人には良いセッティングなのだ
間違いなく弦落ちする事がなくなると思う

フレットのエッジにも角度があるのだ
角度を浅く設定すれば、指の当たりは優しいが・・
簡単に弦が滑って落ちてしまう

「も~イライラするわ~」
「イイ感じで録音してたのに」

少し上手くなってくると突き当たる悩みなのだ

「俺は弦落ちとか感じたことね~けど」

「っていうか気にしたことね~わな~」

希にギターのセッティングが良いというケースもあるが・・
多くは演奏性に関わる
そもそも、リードプレイをしない

ローポジでソロを弾く事がない

コードを主体に演奏する

など、弦落ちと無縁のプレイスタイルも多い

中級以上になるとすべてのポジションを使いたくなってくるのだ
同じフレーズを他のポジションで弾いたらどうなる?

この辺りに言及できるようになれば脱中級者なのだ
速く弾けるとか弾けないという次元ではない

喩えが適切かは分からないが・・
ストラトの名手であるジョン・メイヤーの音源や動画(特にライブ)をチェックしてみていだきたい
私が言いたい事がご理解いただけると思う

ジョンのストラトも弦落ち対策が施されていると聞いた事がある

激しいビブラートやチョーキングはギターの専売特許なのだ
真骨頂なのだ(*^_^*)

私がフレット交換する日はまだ先だが・・
今からイメージが湧いているのだ
「ナットはこのままの状態でフレットを伸ばしてもらうかも?」
そんな感じなのだ

余談だが・・
現状でストラトの弦落ちの頻度は低い
代理店が厳しくチェックしていた時代に買ったギターだけに完璧なのだ

恐ろしいくらいに完璧なギターなのだ

以前にアイバニーズの良いギターを持っていた事がある
使用期間は短かったが・・
フレットに特徴があった事を覚えている

フレットは腰高のジャンボなのだ
さらにフレットの端が立っているのだ
「チクチクするな~ 指が痛いよ」
と楽器店に苦情を言った経験がある
その頃に店員さんが弦落ちの説明をしてくれたか?
という記憶は曖昧なのだ
「それじゃ、フレットの端を少し丸めますか?」
「明日までに仕上げておきますね・・」
という対応だったような気がするのだ

店員さんも弦落ちとフレットの関係を気にしていなかったのだと思う
繰り返しになるが・・

弦落ちは初心者か?上級者か?
に尽きる

意外に中級者は弦が落ちない

初心者はそもそもコントロール不能なのだ
「ビブラートってうりやぁ~ってやるでしょ?」
「思いっきり揺らしちゃうの ウリウリってな感じ」
要するに手加減が出来ないのだ

「ちょっと~ 痛いわよ 馬鹿じゃない?」
という感じなのだ(^_^;)

一方の上級者はさらに感情を移入する
攻めるのだ

良い意味で指板を攻めるのだ
その結果として弦が指板からはみ出してしまうのだ

いくら練習しても上手く感じられない人の最大の理由は『ビブラート不足』なのだ
揺れ幅とスピードが不足しているのだ

先日、ご紹介したMOREを再びお聴きいただきたい
かなりエグい感じでビブラートをかけているのだ

子象ギターでもそれっぽく聴こえてくるものなのだ

そんなこんなで意外にオフセットにナットを作る人がいる事に気づいたのだ
ヴィンテージのレスポールでも同じような調整をしている事を知ったのは収穫だった

ナットの下の大量のボンドを除去するだけでも良いと思う
最近はメーカーや機種ごとに溝切り済みのナットも販売されている

手間が省けるので良いと思う
現状の弦ピッチに不満がないならば素材変更も良いと思う

メリットともデメリットとも言えるが・・
溝切り済みだけに自由度が皆無なのだ(当たり前だが・・)

今回の私のギターのようなオフセットができない

溝切り専用のヤスリと定規が必要らしい
加えて、経験と作業スキルなのだ

素直にプロに任せてしまった方が利口だといえる
安くはない作業だが・・

効果は絶大なのだ
コストダウンは分かるが・・
 

デフォルトのナットはちょっとダメ~な感じなのだ
ナット一個でレスポールの本来の音が取り戻せるのだ
 

この感動が私の拙い文章で伝わっているだろうか?(^_^;)
 
 

 

 

 

 

 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日のムダな一枚・・ | トップ | 今日のムダな一枚・・・ »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事